管理人ページ

独立コンテンツ
これってパクリ?
林家百貨店


最近の記録

2019年4月22日:即効性の高いストーリーが求められている

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/zakki/log31.htm#story

まんがでも小説でも「読者が最後まで読んでくれるかどうか?読者の興味を引き続けることが出来るか?」は重要。どうやって読者にページをめくらせ続けるか常に考えていると言ってたのは平井和正。今だと話の勢いみたいな話になるかなー。

笹本祐一さんのツイート:まんがでも小説でも……」より

 笹本祐一様のツイートを見て以前考えたことを思い出したため、文章にしてみます。

 近年のヒット作や様々な作品への感想を見ていると、アニメや漫画や小説の視聴者・読者の好みが変わりつつあるように思えます。 特にこの傾向が強いのがアニメですが、漫画や小説にも同様の変化はあります。 その変化とは、一言で言えば「ストーリーものの作品でも最序盤から大きな盛り上がりを求められる」ということです。

 この変化は序盤から見せ場を作りやすいバトルものやSF、ファンタジーもの等の作品にはあまり問題ではありませんが、 序盤に見せ場を作りづらい純粋な恋愛やスポーツをテーマとした作品には不利な傾向です。 事実、純粋な恋愛ものやスポーツものでは近年大ヒットと言える作品がほとんど出ていません。

 過去のそういったジャンルの大ヒット作としては例えば『タッチ』『めぞん一刻』『あしたのジョー』『スラムダンク』あたりが思い浮かびますが、 近年ではそういったヒット作はほとんど思い当たりませんし、仮にこれらの作品が今始まったとしても、やはり「序盤の盛り上がりに欠ける」とされあまり評価は得られない気がします。
 個人的には恋愛ものは好きで、恋愛ものの漫画がアニメ化された際にはウェブで感想を調べたりするのですが、 しばしば「2話まで観たが面白くならないので視聴終了した」あるいは「序盤がつまらなくて視聴終了しようかと思ったが、最後まで観たら面白かった」というような感想を目にし、序盤からの盛り上がりの大切さを感じます。

 アニメの視聴者に特に序盤の盛り上がりを重視する傾向が顕著なのは、アニメが基本的に無料の娯楽であることと、近年のアニメ放映本数の増加が原因であるように思えます。 漫画や小説は、基本的に有料の娯楽です。お金を払って作品を入手する以上読むのは期待値の大きい作品であり、序盤が盛り上がらなかったからといってすぐに読むのを止めたりはしません。 それに対しアニメは基本的に無料のため、期待値が大きくなくても取り敢えず視聴し、面白くなかったらすぐに視聴を終了する、となりやすいと思われます。 近年はアニメの放映本数が多く、面白くならない作品はどんどん視聴を止めて別の作品に行く、となりやすいのがこの傾向に拍車をかけているのではないでしょうか。

 そして近年はウェブで連載され、無料で読める漫画や小説も増えています。 無料の漫画や小説の増加が、アニメの視聴と同様に漫画や小説も期待値が大きくなくても取り敢えず読んでみて面白くなかったら止める、という読者層を増やしているのではないかと思っています。

 近年、ウェブで小説を発表する場として「小説家になろう」等が人気ですが、 そこで恋愛ものが不人気ジャンルとなっているのはそういった理由が大きいのではないでしょうか。

 では、純粋な恋愛ものやスポーツものではもうヒットは難しいのかと考えた時、 近年でもそれらのジャンルに別の要素を加えヒットした作品がいくつか思い当たります。 例えば恋愛ものにSFやファンタジー要素を加えた『君の名は。』や『化物語』シリーズ、『青春ブタ野郎』シリーズ等、 同じくハーレム要素を加えた『僕は友達が少ない』や『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』『冴えない彼女の育てかた』等。 これらはいずれも、恋愛ものに別の要素を加えることで序盤から盛り上がりを作った作品と言えるでしょう。 また、ヒットしたとまでは言えないかも知れませんが『メガロボクス』はスポーツものにSF要素を加えた現代的なリメイクと言えるでしょう。

 純粋な恋愛ものやスポーツものが時代に合わなくなり廃れていくのは、仕方のないことなのかも知れません。 ただ、時折見かける次のような「現実的なストーリーは、超常的なストーリーよりも劣っている」といった考え方には、異を唱えたいと思います。

量産品に飽きた。パターンが決まってるから。異世界系はなんでもありだから自由度が高い。現実に近づけばパターンは固定化する

アニメやゲームの「学園恋愛モノ」が廃れたのはなぜか スマホの普及やプレイ時間の…https://news.nicovideo.jp/watch/nw2930884

木村天祐さんのツイート:量産品に飽きた。パターンが決まってるから。……」より

 なお念のために書いておくと、木村様自身が現実的なストーリーに否定的なのかどうかは分かりません。上のツイートは単に超常ものを好む人々の考え方を代弁されただけかも知れません。

 現実的なストーリーを描くことには、それはそれで高度が技術が求められます。その最大の理由は、問題の解決を奇跡等に頼ることができないからでしょう。決して「現実的なストーリー=量産品」ではありません。

普通の日常生活をアニメで描く、というのは実はとても大変な作業です。ロボットや宇宙船が動いたり、魔法や必殺技がさく裂する瞬間を描くよりも、人間の何気ない仕草や表情を描く方が難しいんです。

アニメ質問状:「月がきれい」 普通の日常を描く難しさ “地味”で商売が大変だが…」より

 なお、本稿は少年向け・男性向け作品を念頭に書いており、少女向け・女性向け作品には違った傾向があるように思います。ご了承下さい。

2019年4月28日最終更新

2019年4月22日:今回もコミケについて

 今回も、漫画についての「私設コミックマーケット対策委員会」を更新しました。

 お読み頂ければ幸いです。

2018年11月18日:広報活動の難しさ

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/zakki/log30.htm#publicity

 ひょうろくだま様の「58:なんか深い感じのものども」という記事を読みました。 要約すると、「あるゲームが発売されたが、内容が売り文句が違うとされ炎上している。ゲームの出来自体は良かったようなので、もう少し冷静な広報活動をしていればちゃんと評価されていたのではないか」といった内容です。

 この現象を一言で言えば、ロス効果でしょう。ロス効果とは、良いイメージのあった人物や物事の欠点を知るとその欠点が過大に評価されてしまうという心理です。反対に、悪いイメージの人物や物事の良い点を知ると それを過大に評価してしまう、という心理はゲイン効果と呼ばれます。

 近年ウェブで様々な作品の評価を見ていると、これらの効果が本当に強いことを感じます。

 特にそれを感じるのが、アニメの評価です。
 アニメの感想を見ていると、「○○はクソつまらない」といった個人の感想や、「今季ワーストアニメの投票」といった逆人気投票をしばしば見かけますが、こういう評価で採り上げられるのは豪華スタッフを売り文句にするなど、 大々的に宣伝していたアニメであることが多いように思います。
 私としては、「今季には20〜30点のアニメがいくつもあり、そのアニメは50点位はあるんじゃない? 別にワーストアニメとして酷評するほどのものではないような……」等と思ってしまうこともあるのですが、 期待の大きかった作品がそれほど面白くなかった場合大変な駄作に思えてしまう、というロス効果が働いているのではないでしょうか。

 逆にゲイン効果により、一見期待できそうにないアニメが実は面白いと殊更に持ち上げられる、という現象もたまに感じることがあります。 例えば『けものフレンズ』一期のヒットには、そういった心理もあったのではないでしょうか。

 無論、作品に宣伝は必要ですし、期待感を煽らなければ宣伝になりません。しかし期待感を煽ることにはロス効果というリスクもあります。
 広報側が自分たちの作品の魅力を理解し、適切な広報活動を行うことが理想なのかも知れません。

2018年11月18日:今回もコミケについて

 今回も、漫画についての「私設コミックマーケット対策委員会」を更新しました。

 お読み頂ければ幸いです。

2018年11月15日:お勧め漫画『やがて君になる』

 お勧め漫画のページに『やがて君になる』を追加しました。

 9年半ぶりとなるお勧め漫画の更新です。お読みいただければ幸いです。

2018年11月11日:知られざる蚊の性質

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/zakki/log30.htm#mosquito

 最近、蚊を観察していて三つの発見をしました。

1.蚊は水面に立てる

 昆虫は、水面に落ちるとそのまま死んでしまうものが多いと思います。しかし、蚊は水面に立ち、自由に離水することができます。6本の足でしっかりと水面に立つ姿はアメンボを髣髴とさせます。アメンボのように水面を滑ったりはしませんが。

2.蚊は基本的に水面に近づかない

 1と矛盾するように思われますが、蚊は基本的には水面には近づかないようです。思うに、蚊が水面に立つのは産卵の時のみなのかも知れません。

3.蚊は一度水に浸ってしまうと脱出できない

 1で述べたように蚊は水面に落ちても大丈夫ですが、大丈夫なのはあくまでも水面に立っている時だけです。何らかの原因で体が水に浸ってしまうと、たとえ一滴の水であろうと表面張力により脱出できず死んでしまいます。

 なお、上の性質は正確にはヒトスジシマカを観察しての発見です。もしかしたら、他の種類の蚊は異なる性質を持っているかも知れません。

2018年11月11日:年季の浅い感想と年季の入った感想

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/zakki/log30.htm#impressions

 ウェブで様々な作品の感想を見ていると、多くの創作作品に触れてきた人と、そうでない人では感想の傾向に違いがある気がします。 後者は過去作品との類似を指摘したがり、前者は過去作品との違いを指摘したがる傾向があるかな、と。

 端的に言ってしまえばこのような感じです。

あまり多くの創作作品に触れてない人

「作品Aは○○に似ている、ありがちでつまらない」

多くの創作作品に触れてきた人

「作品Aは××という点が過去の作品に無く、斬新だ」

 思うに、多くの創作作品に触れてない人にとっては今読んで(視聴して)いる作品が既存の作品に似ていることは珍しいことで、否定的な印象になりやすい気がします。

 逆に、多くの創作作品に触れてきた人にとっては今読んで(視聴して)いる作品が既存の作品に似ていることは普通のことで、それだけでは否定的な印象になりにくく、それどころか多数の作品との比較により差異を分析できるのではないでしょうか。

2018年9月26日:何でも溶かす溶解液

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/zakki/log29.htm#melting

学者「とうとう発明しました、これが何でも溶かす溶解液です」
王 「それが入っているガラス瓶が溶けてないじゃん」
学者「このガラス瓶は溶かされる端から粘膜を生成し、自分を守るようにできているのです。胃酸で胃袋が溶けないのと同じようなものです」
王 「むしろそのガラス瓶の方が凄くね?」

Twitter「何でも溶かす溶解液」

2018年7月12日:鳴子ハナハル様の知られざる作品?「ともだち。」

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/comic/naruko.htm

 鳴子ハナハル様(ブログ:「自家用紙飛行機」)をご存じでしょうか。ご存知の方も多いかと思いますが一応説明しますと、2003〜2015年頃に活躍された漫画家さんで、特に成人向け漫画業界では頂点に立ったと言っても過言ではない方です。
 氏の唯一の成人向け漫画単行本「少女マテリアル」は発売日に書店に長蛇の列を作り、成人向け漫画としては破格の100万部を売り上げたことはテレビでも報じられました(参考:「日刊スポーツ:アダルトコミックで印税1億3000万円」)。

 また氏は一時期、個人サークル「自家用紙飛行機」にて同人活動もされていました。氏の頒布された同人誌はいずれも古書店では高額で取引されています。

 ちなみに、「自家用紙飛行機」が参加したある同人誌即売会の話なのですが。私が開場前に会場に着くと、既に会場前には長蛇の列ができていて、スタッフさんが列形成をされていました。 その時のスタッフさんのアナウンスが「自家用紙飛行機に並ぶ方は左の列、それ以外のサークルに並ぶ方は右の列に並んで下さい!」で、しかも見る限り左の列の方が倍以上長いのです。
 鳴子様の圧倒的な人気に、唖然としました。

 ……さて、ここからが本題です。私が以前から気になっているのが、「空庭A」というサークルが発行した同人誌「ともだち。」です。 このサークルは2007年の同人誌即売会に一度だけ参加し同誌を頒布したこと以外活動が確認できないのですが、その同人誌が鳴子ハナハル様の画風・作風によく似ているのです。

「ともだち。」3ページより

 具体的に挙げるなら、本作は鳴子様の作品と以下のような共通点を持っています。

 この同人誌には作者名が書かれておらず、鳴子様が描かれたのかどうかは分かりません。同人誌即売会でこの本を手に入れてから数年間、私は時々ウェブでこのサークル名で検索を検索してみましたし、 同人誌即売会に参加する際には「空庭A」が参加していないかチェックしたりもしたのですが、何の情報も得られませんでした。

 上で書いたように「自家用紙飛行機」は大変な人気サークルでした。もしかすると、鳴子様はあまりの人気に息苦しさを感じ、別のサークル名でイベントに参加されたのではないか、等と考えてしまうのですが……。
 「空庭A」の作家さんは果たして本当に鳴子様なのか、或いはアシスタント等の関係者なのか、あるいは無関係なのか? ご存じの方はご連絡頂ければ幸いです。

2018年11月11日追記

 上の記事を公開してすぐに、鳴子ハナハル大好きおじさん様からご指摘を頂きました。

リプライありがとうございます。 また、ご連絡が遅れてしまい申し訳ございません。 言葉ですと伝わりづらいので、画像にまとめさせて頂きました。 馴れていない作業でしたので、わかりづらい点もあるかと思いますが、ご確認していただければ幸いです。

naruko01.jpg(278349 byte)

naruko02.jpg(184714 byte)

リプライありがとうございます。」より

 やはり、見る人が見れば「空庭A」の作品が鳴子様のものとは異なることはすぐに分かるものなのですね。勉強になりました。

 なお、前回記事を書いた際に書き忘れていたのですが……同人誌「ともだち。」には作者名の記載はないのですが、サークル「空庭A」の代表者が「園海いつき」様であることは分かっています。 これは、同サークルが参加した同人誌即売会のカタログに記載されていたものです。大概の場合サークル代表者イコール作者なのですが、同サークルでもそうだという確証はありません。 いずれにせよこの名前は検索で全く引っかからず、何もわからないことは変わりません。

2018年7月12日:「あンた、背中が煤けてるぜ」の意味

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/comic/senaka.htm

 麻雀漫画「哭きの竜」の主人公の有名な決め台詞「あンた、背中が煤けてるぜ」について、「意味が分からない」という声をこれまでに何度か見かけました。 この台詞の意味の考察もいくつか見ましたが、私の考えと一致するものはありませんでした(参考:「【背中煤ける】の意味は何ですか? お願いします!」「「あンた、背中が煤けてるぜ」どういう意味です…」)。

 私はこれは、尻に火が付くと煙で背中が煤ける、つまり「尻に火が付く」という言葉を言い換えたものなのではないかと思っているのですが……どうなのでしょうか。

2018年4月9日:操作された?ランキングサイト

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/zakki/log29.htm#ranking

 「あにこれ」というサイトがあります。
 アニメの人気ランキングサイトを謳っていて、投稿された多数のレビューを基にアニメのランキングを行っているように見える、日本のアニメレビュー界では最も有名なサイトです。 海外のアニメファンの間でも同サイトは知名度があるようで、海外のアニメファンが同サイトのランキングを基に、「日本のアニメファンはセンスがないな」等と語り合っているのを目にすることがあります。

 確かに同サイトは日本のアニメレビュー系サイトの中では断トツのレビュー投稿数を誇り、一見同サイトのランキングにはある程度客観性があるように見えます。 しかし私は、同サイトのランキングは運営者によって恣意的に操作された客観性のないランキングなのではないか、と思っています。

 同サイトのランキングの基となる各作品のポイントは、一見すると各作品の多数のレビューによって積み重ねられたもののように思えます。が、しばらく同サイトのランキングを見ていると、明らかにそれでは説明のつかないポイントの激減があることに気付きます。

あにこれのポイント記録

 上図は、2017年4〜6月に放送されたテレビアニメの内4作品の2017年6月27日〜2018年4月8日までの同サイトでのポイントの変動をグラフ化したものです(破線部はデータ消失により記憶で再現した箇所です)。

 当初、同サイトでは同期のアニメのポイントは「月がきれい」「エロマンガ先生」「冴えない彼女の育てかた♭」「進撃の巨人 Season2」が四強で、5位以下を大きく引き離していました。 私はポイントの差から、同サイトのランキングではこの四強は崩れないだろうと思っていたのですが、この予想は外れました。 「エロマンガ先生」「冴えない彼女の育てかた♭」は突如ポイントを激減させたためです。特に「エロマンガ先生」の10月6日の3.4ポイント減は劇的でした。(「進撃の巨人 Season2」にも一度不自然なポイント減少がありますが、同作品には一度同程度の不自然なポイント増加もあり、結果的にグラフが予想に近い曲線になっています)

 同サイトでの各作品のポイントは、基本的に放送終了後レビューが増えると共に微増していくのですが、そんな中で「エロマンガ先生」「冴えない彼女の育てかた♭」のポイントの急減は異常です。ある日突然、これらの作品に低評価のレビューが多数付いたというのなら理解できるのですが、 全くそのようなことはありませんでした。
 初めはユーザーのアカウントの複数所持あるいは改竄等によるポイントの不正操作の可能性も考えたのですが、時間が経っても激減したポイントが戻ることはなかったため、この可能性は低いでしょう。ただ、急激に上がったポイントが58日後元に戻った「進撃の巨人 Season2」はそうだったのかも知れませんが。
 となると、やはり同サイトの運営者が恣意的にポイントを操作したと考えるのが自然なのではないでしょうか。

 運営者がこのようなポイント操作をすることが不正なのかと考えると、不正とは言えないように思います。何故なら同サイトの「ランキングについて」には、 以下のような説明があるからです。

アニメ作品の総合得点は、その作品やキャラクターに投稿されたレビュー・感想の単純平均点ではありません。

  • アニメ作品ページに存在するお気に入り登録数
  • アニメ成分タグの投票数
  • 感想の票数
  • レビュー・感想(満足度)の得点
  • Twitterでつぶやかれた回数

そしてこれらのコンテンツに対して行動をおこしたユーザーの信頼度(レベル)
つまり作品ページに存在するすべてのコンテンツに対して、あにこれに関わるどんな人が何をしたのかを総合した得点を算出し、独自のロジックで採点してます。

※独自のロジックとは?

  • 全アニメ作品での偏差値計算
  • レビュー・感想(満足度)を投稿した人の信頼度
  • Googleのページランクの概念や検索エンジンが上位表示を決めるロジック
  • 足し算、引き算、割り算、掛け算、パーセンテージ計算、ルート、微分積分。

これらの要素を得点計算式に導入して、総合得点が算出されています。

ランキングについて」より

 確かに、サイト運営者が独自に足し算引き算までしていいのなら各作品のポイント操作は思いのままであり、それは不正ではないでしょう。 しかし不正ではないにせよ、多数のレビューを集めてやっていることが客観性のないランキングだとしたら、ミスリーディングだと言わざるを得ません。私は、同サイトのランキングを参照する人々に、これが操作されたランキングの可能性が高いことを知って欲しいと思っています。

※2018年4月11日改稿

2018年3月31日:たくみ様の質問箱が熱い

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/zakki/log29.htm#faq

 たくみ様は、私が好きな同人作家さんの一人で、頂いたスケブ(私設コミックマーケット対策委員会:めくるめくスケブの世界にて公開)は宝物です。 たくみ様の質問箱が面白いので、今回いくつか取り上げさせて頂きます。

 まずは、どのくらいの時間を創作活動に割り振られているかを聞かれて。

6:00起床、7:00出勤、8:00〜20:00勤務、21:00帰宅、22:00夕食・入浴なので、毎日8時間のフリータイムを、睡眠とお絵かきにどう割り振るか、体調と相談して決めます!最近は大体半々です!

6:00起床、7:00出勤……」より

 平均で4時間睡眠で執筆活動をされているようで、驚きです。売れっ子プロ作家並みのハードスケジュールなのではないでしょうか。

 次に、絵の練習方法を聞かれて。

れん…しゅう…?ってレベルで絵に関して練習らしい練習をしたことごないので…まともな背景もデッサンも描けません…20年くらい落書き描き続けてるとこうなります

れん…しゅう…?ってレベルで……」より

 たくみ様はとても絵が上手と思うのですが、練習をしたことがないとはこれまた驚きです。『「必死」は「夢中」に絶対勝てない』や、『好きこそものの上手なれ』といった言葉を思い出します。

 次に、男性キャラクターと女性キャラクターどちらを描くのが楽しいかと聞かれて。たくみ様はここ数年、男性キャラばかりの女性向け作品を描かれていたので当然男性キャラかと思いきや……

女の子は体つきもおっぱいも瞳も髪の毛も最高なので描いててめちゃくちゃ楽しいです!!大好き女の子!!!反面、男はなにひとつ楽しくないんですけど、女の子にはできない表情を描けるところが楽しいからギリギリ耐えてます

女の子は体つきもおっぱいも瞳も髪の毛も最高なので……」より

 男性キャラばかりを描かれているのに、描くのが楽しいのは女の子とは面白いです。

 また、たくみ様は真剣な人生相談といった質問もいくつも受け付けておられます。

大切な悩みですね。無責任に答えられないので、そういう考え方もあるんだな、程度に話半分で聞いてください。まず、他人の言う「みんな」は信じなくていいと思う。「クラスのみんな持ってる」くらいの意味だから。→
(略)

大切な悩みですね。無責任に答えられないので……」より

大切な悩みを相談してくださってありがとうございます。それから、ご卒業おめでとうございます!お仕事お疲れ様です!答え方に悩んでたら遅くなっちゃったんだけど、やっぱりあんまりいい答えが見つからなかった…→
(略)

大切な悩みを相談してくださってありがとうございます。……」より

 また、個人的に嬉しかったのが以下のツイートです。

あとね人にもよると思いますが、同人活動で「完売!」は嬉しいけど別に偉くはない。むしろ在庫抱えるぐらいたくさん作って、後から欲しいと思ってくれた人にも行き渡らせることができるのが偉いのです!!だから在庫に躊躇する必要はないんだ!たくさん描こう!たくさん刷ろう!余ったら焼き芋だ!

あとね人にもよると思いますが……」より

 同人作家さんには、いつもすぐ売り切れてしまう程度の部数しか刷らない方も多いです。それは仕方のないことではありますが、やはり寂しいものです。
 そんな中で、たくみ様の姿勢には感激です。たくみ様のような作家さんがもっと増えてくれたらいいのに、と思います。

 なお、たくみ様のツイートでおそらく最も話題になったのが、14000リツイートを集めた「限界化粧品のRT見るたびに 本当の限界ってこんなもんだぜと思う」です。笑いました。

※2018年11月11日改稿

2018年3月31日:多分漫画家さんの多くは美男美女を描いている

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/zakki/log28.htm#beauty

 昔は漫画を読んでいて、こんなことを考える場合がありました。
「この漫画家さんは、美形という設定のキャラクターをちゃんと美形に描けばいいのに……」と。

 しかしその後、多くの漫画を読むにつれてこう考えるようになりました。
「私には美形と思えないキャラクターでも、多くの場合漫画家さん・イラストレーターさんは自分が美形と感じるように描いているのだ」と。

 その特に顕著な例として、イラストレーターのしばふ様と、漫画家のkashmir様の例を紹介します。なお、お二人を簡単に紹介させて頂くならこのような感じです。

 私が「艦これ」でしばふ様のキャラクターを見ての印象は、次の二点でした。

 無論、お二人の描かれるキャラクターが似ているからと言って何の関係もない……そう思っていたのですが。 ある時、kashmir様が出された同人誌を見て私は驚きました。それは伊401をヒロインとした、成人向け同人誌だったのです。 今までは全年齢向けオリジナル専門で描かれてきたkashmir様が成人向け二次創作本を出されたことに私は驚きましたが、しかし納得もいったのでした。
「伊401はkashmir様の描かれる女性キャラクターとイメージが近い。伊401は私には美人という印象はなかったが、kashmir様にとっては美人だったのだろう」と。

 現実世界でも、どんな顔を美形と感じるかは人それぞれです。当然二次元世界でも、それは同じなのです。

 余談ですが逆に、漫画家本人としては不本意ながら、自分の理想ではないキャラクターを多数派の読者の好みに合わせ、美形として描いている場合もあるかも知れません。
 ある漫画家さんの描かれるキャラクターは、全体的に顔の各パーツが尖っている感じで、個性的だなぁと私は思っていました。 ところがその漫画家さんがある時始められた新連載ではその特徴がほぼ消え、個性は薄れたものの恐らく多くの読者が美形と感じるであろう描き方になっていました。 私は「絵柄を変えられたんだ、この方が受けるかも」という印象を受け、事実その作品はある程度ヒットしたようでテレビアニメ化もされました。 ……が、連載が進むにつれてその作品のキャラクターの顔の各パーツはだんだん尖っていき、結局その漫画家さんの以前の作品の絵柄に戻りました。
 これは、顔の各パーツが尖っていた方がその漫画家さんの美意識に合っていたからではないかと私は思っています。

2018年3月31日:今回もコミケについて

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/zakki/log28.htm#soldout

 今回も、漫画についての「私設コミックマーケット対策委員会」を更新しました。

 お読み頂ければ幸いです。

 ちなみに、今回のコミケであった出来事です。

 最序盤に、新刊3冊(カラー本2冊とモノクロコピー本1冊)を告知していたあるサークルに行きました。このサークルは有名なサークルではなく、 行列ができたりはしないものの開場後一時間半程度で完売する、序盤に行く必要性が高いサークルです。
 しかしスペースに着いてみると、机の上には本が2種類しかありません。流石にこのサークルがこんな序盤に完売するとは思えず、売り子さん(明らかに作家さん本人ではない)に聞いてみました。

私「済みません、もう一冊は完売でしょうか?」
売り子さん「ダンボールの中にあるかも知れないです」
私「恐れ入りますが、あるかも知れないなら探してみて頂いても宜しいでしょうか?」
売り子さんはいくつかある段ボールの一つを開け、中を確認し「ないですね」

 私は信じられない気持ちで一杯だったのですが、ここで押し問答をするわけにも行かず残っていた二冊のみを買いました。

 その後のその作家さんのツイートが、こういったものでした。

「新刊が午前で一度無くなったのですが、補充済みですので午後に来て頂ければまだ買えます」
(在庫が補充できた理由を聞かれて)「売り子さんに在庫の場所をうまく伝えられていませんでした」

 薄々そんなところではないかと思っていたのですが、やはりショックです……。イベント終了後にこのツイートに気付いた私は、軽く泣いてしまいました……。

 ちなみにこの同人誌、後日書店委託もされたのですが作家さんが告知する前に完売し入手できませんでした。

※2018年4月1日改稿

2017年9月29日:プレミア価格がつく同人誌の変化

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/zakki/log28.htm#premium

 個人的印象による話です。

 同人誌には昔からしばしばプレミアがつき、同人誌を扱う古書店で高額で販売されてきました。
 思うに以前は、高額な同人誌はほぼ二種類に分けられました(この記事では1万円以上を高額とします)。一つは商業で有名になった作家さんの無名時代の同人誌、もう一つは既に有名な作家さんがイベント限定で頒布された同人誌です。

 しかしここ数年ほど、古書店で急激に上の二種の条件いずれにもあてはまらない高額同人誌が増えてきたように思えます。 つまり、商業で特に有名になったわけでもない作家さんの同人誌、書店で委託されていた同人誌が古書店で高額で販売されるケースが頻繁に見られるようになってきました。
 なぜこのような変化が起きたのかと考えてみると、いくつかの要因があるように思われます。

 一つ目の理由として、以前のように上手い同人作家イコール商業デビューという時代ではなくなっているからではないでしょうか。

 以前は「実力があるなら金銭的にも知名度向上の面でも同人作家から商業作家になるのが当然」という風潮がありましたが、最近はそうでもないという指摘があります。漫画編集者の荻野謙太郎様は、こうツイートされました。

同人や自前の活動で食えている作家さんの多くが、コスパの悪い商業仕事を忌避するようになってきている現実。理解できない出版社と編集者は生き残れないと思いますよ。

同人や自前の活動で食えている作家さんの多くが……」より

 また、同人誌作家の水無月あくあ様は、こうツイートされました。

「同人で売れてる人が商業デビューして忙しくなると、どうなるか知ってるか? …大抵は貯金残高が減るんだ」と教えてくれた友人の話を思い出した

同人で売れてる人が商業デビューして忙しくなると……」より

 つまり、以前は実力ある同人作家は商業デビューすることがほぼ当然だったので「上手い同人作家登場→商業デビューし人気作家に→無名時代の同人誌にプレミア」という流れになりやすかったわけです。 しかし今は上手い同人作家が商業デビューしないケースが増えたため「上手い同人作家登場→同人のまま人気作家に→無名時代の同人誌にプレミア」というケースが増えているのではないでしょうか。

 二つ目の理由として、人々の情報発信能力・情報収集能力が向上し希少同人誌の情報を得る機会が増え、面白い本に人気が集中しやすくなった、ということが考えられます。

 以前は、過去の同人誌の情報を得るのは難しいことでした。しかし最近はTwitter等で同人誌の宣伝をする作家さんが増えるなどし、またスマホの普及でウェブがより身近なものになり、 そういう情報もネットでたやすく検索できるようになりました。 これにより過去の同人誌への需要が高まり、値段が高騰したというのが理由の一つなのかも知れません。

 三つ目の理由として、同人人口の増加が考えられます。

 1996年のコミケ50で35万人、2006年のコミケ70で43万人、2016年のコミケ90で53万人とコミケ参加者は総じて増加傾向にあります(但し2007年以降はほぼ横ばいです)。 コミケ参加者が増えることと同人人口が増えることはイコールではありませんが、同人人口が増加したことにより需要が増し、以前より中古市場の価格が高騰している……という可能性はあるでしょう。

 こういった要因から近年は以前では考えにくい同人誌の高騰が頻発しているのではないか、と私は考えています。

 ただ念のため書いておきますと、古書店で高額となる同人誌自体はやはりごく少数です。後に有名になり、作品がアニメ化された作家さんの無名時代の同人誌でも古書店では多くの場合数百円程度です。 同人誌がそう簡単に高騰するようになったわけではないので、誤解のないようお願いします。

余談

 余談ですがこのことを友人に話したところ、「本を古書店で買ってインターネットオークションで転売する行為(いわゆる「せどり」)が多いから古書店で価格が高騰したのではないか、実際にブックオフはそれで値上げしたそうだ」と言われました。 しかし、この見解には私は懐疑的です。

 せどりは通常、価値の分かっていない古書店で相場より安い本を買って転売する行為で、古書店で既にプレミア価格が付いている本をせどりのために買うのはリスクが大きいはずです。 無論、同人誌を扱う古書店がネット通販をしていないなら、それをインターネットオークションでより高額で転売できる可能性はなくはないでしょう。 しかし私の知る限りもっとも著名な同人誌を扱う古書店はまんだらけと駿河屋で、それらはいずれもネット通販をしているのです。 これではせどりで利益を上げられる可能性は低く、同人誌についてはこの友人の指摘は成り立たないのではないでしょうか。
 実際に私は古書店で高額となっている同人誌のヤフオクでの落札価格を何冊か調べてみたのですが、いずれも古書店での価格より低額で落札されていました。

2017年9月29日:今回もコミケについて

 今回も、漫画についての「私設コミックマーケット対策委員会」を更新しました。

 お読み頂ければ幸いです。

2017年6月4日:一次創作同人誌のリスク

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/zakki/log27.htm#origin

 二次創作同人誌の権利上のリスクについて述べる方は多いですが、一次創作同人誌の問題について述べる方はほとんど見かけません。 しかし、原作付き・あるいはマルチメディア展開されている作品の公式の漫画家・イラストレーターの方にとって、一次創作同人誌は二次創作よりも権利上リスキーなことが多いと私は考えています(アニメーターやゲームのCGを描く方にとってはそうでもないようですが)。 なので、ここで簡単に述べてみたいと思います。

実際のトラブル

 一次創作同人誌で比較的最近話題になったのが、種村有菜様の「おそ松さん」同人誌のトラブルです。
 公式で「おそ松さん」のイラストを描かれていた種村様が同作の成人向け同人誌を出そうとしたところ、 公式から注意されて中止するという出来事がありました(参考:「【炎上】種村有菜先生のおそ松さんBL同人誌「空飛ぶ魚*海の猫」が頒布・発行を取り止め!【目黒帝国】」)。

 また、一次創作同人誌のトラブルで有名なのがみずのまこと様のケースでしょう。みずの様は「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズの公式コミカライズを担当されていましたが突然打ち切られて他の方が同作のコミカライズ担当となり、 みずの様のコミカライズは公式になかったことにされました。 連載の突然の打ち切りは、みずの様が同作の全年齢向け同人誌を出したことが問題になったのではないかと言われています(参考:「Wikipedia:涼宮ハルヒシリーズ-『涼宮ハルヒの憂鬱』(みずのまこと版)」。
 みずの様の連載の打ち切りの真相は定かではありませんが、 同様にアニメ「ストライクウィッチーズ」のコミカライズを角川系列で担当された京極しん様は、コミカライズの開始に際して同作の二次創作イラストを多数掲載していたご自身のウェブサイトを削除し、 それまでに多数出されていた同作の同人誌も出されなくなりました。京極様は連載終了後は同作のキャラクターは一切描くことができなくなるとブログに書かれていて、角川でのコミカライズの際の契約には同人誌の制作に強い制約があるのは事実のようです。

 また、私は同人誌即売会で作家さんにスケブをお願いすることがあるのですが、 原作付き・あるいはマルチメディア展開されている作品の公式の漫画家・イラストレーターの方にそれらの作品のスケブをお願いすると「その作品はちょっと……」と断られることが珍しくありません。 またそういうスケブは描いて頂けた場合でも、サインは入れて頂けなかったり、これを描いたことは秘密にしてください、と言われたりすることがしばしばです。
 なお、スケブとは何かについては拙稿「私設コミックマーケット対策委員会 第五章-スケブをお願いしてみよう」をご覧下さい。

 これらの出来事から、原作付き・あるいはマルチメディア展開されている作品の公式の漫画家・イラストレーターの方の一次創作同人誌は二次創作以上に権利的に問題になりやすい、と私は考えています。

 さらに、原作付き等でなくても一次創作同人誌が問題になるケースはあります。納都花丸様は、ご自身のオリジナル漫画「蒼海訣戰」を商業誌で連載しながら同時に同人誌でも展開されていましたが、 掲載誌が変更になると新しい出版社との契約により、同人誌での展開が不可能になりました。そして新しい掲載誌が廃刊になってもその出版社との契約は終了せず、納都様は数年間商業でも同人でも同作を描くことができなくなりました。

 小説家の鷹見一幸様はこうツイートされました。

最近は出版契約書に「主人公や地名を変えても、タイトルを変更しても同一の世界観の物語を書いてはならない」みたいな縛りが盛り込まれていて、私のように、どこかで繋がっている世界観の物語を書きたい人間には、実に厳しい。契約書の文面変更を申し出たこともあるが、法務がいい顔をしないらしい。

最近は出版契約書に「主人公や地名を変えても...」より

 こんな契約があっては、一次創作同人誌は不可能になってしまうでしょう。上で挙げた納都様も、このような契約のために「蒼海訣戰」を長期間描くことができなかったそうです。

一次創作同人誌の許可を取られた公式の漫画家・イラストレーターの方々

 ただ、公式の漫画家・イラストレーターの方は決してその作品の同人誌を描けないというわけではありません。
 アニメ「ガールズ&パンツァー」の公式コミカライズを担当されている才谷屋龍一様は同作の全年齢向け同人誌を多数出されていますし、 アニメ化もされたゲーム「リトルバスターズ!」「Rewrite」の公式コミカライズを担当されているZEN様もそれらの作品の全年齢向け同人誌・同人グッズを多数出されています。

 また、上で角川でのコミカライズの際の契約には同人誌の制作に強い制約があると書きましたが、角川だからと言って公式作家に絶対に同人誌が出せないわけでもないようです。
 例えば、角川系列で出版されアニメ化もされた小説「冴えない彼女の育てかた」の公式イラストレーターである深崎暮人様は、同作の全年齢向け同人誌を2冊出されています。 また、同じく角川系列で出版されアニメ化もされた漫画「悪魔のリドル」の作者である南方純様は、同作の全年齢向け同人誌・同人グッズを多数出されています。
 また、同じく角川系列で出版されアニメ化もされている同名ゲームのノベライズ「艦隊これくしょん ‐艦これ‐ 一航戦、出ます! 」の挿絵を担当されているGUNP様も、 同作の全年齢向け同人誌を多数出されています。

 これらの事例を見ると、角川系列のアニメ化された作品でも、一次創作同人誌は不可能ではないように思われます。要はその作家さんの契約次第なのではないでしょうか。

 なお厳密には、公式に許可されていても一次創作同人誌がトラブルになる場合はあります。
 ゲーム「シャイニング」シリーズのキャラクターデザインを担当されているTony様が同作の成人向け同人誌を出すと発表されたところ、Tony様のサイトの掲示板に過激な荒らしが現れ、 最終的にTony様はその同人誌を出すのを断念された、という出来事がありました。Tony様は公式にその同人誌の許可は取られていたようなのですが、それでも同人誌という形式が嫌いな人はいるということなのかもしれません。

更に難しい、公式による成人向け一次創作同人誌

 さて、これまでの事例では公式の作家さんが出すことに成功した一次創作同人誌はいずれも全年齢向けで、成人向けの同人誌を出そうとした作家さんは失敗されていました。 公式の作家さんが成人向けの一次創作同人誌を出すことは、全年齢向けのそれより色々と難しいのだと思われます。
 しかし、公式の作家さんが成人向けの一次創作同人誌を出されるケースもあります。

 よくあるのが、アニメのエンドカードを描かれた作家さんが成人向け同人誌を出されるケースです。
 例えばアニメ「ローゼンメイデン」のエンドカードを描かれた冬扇様は、その前にもその後にも多数の同作の成人向け同人誌を出されていますし、 「冴えない彼女の育てかた」のエンドカードを描かれたなかむらたけし様、みぶなつき様もその前にもその後にも同作の成人向け同人誌を出されています。
 ある意味では、これらも公式の漫画家・イラストレーターによる一次創作同人誌とも言えるでしょう。

 また、ペンネームを変えて公式の作家さんが成人向け同人誌を描かれるケースもあります。 例えばアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の成人向け同人誌を出されたY.S・イレブン様は、同作のキャラクターデザイン・コミカライズを担当された貞本義行様と同一人物とされています。 もっとも、別ペンネームで描かれた同人誌はさすがに一次創作とは言い難いでしょうが。

ありそうな疑問とまとめ

 ところで、この記事では「公式の漫画家・イラストレーターの方にとって、一次創作同人誌は難しいが、アニメーター、ゲームのCG描きの方にとってはそうでもない」と書いてきましたが、 「では小説家はどうなのか?」という疑問を持つ方もおられるかと思います。これについてはサンプルが少なく、よくわからないというのが正直なところです。
 私の知る限りでは、上でも触れた小説「冴えない彼女の育てかた」の作者である丸戸史明様や、 同様に角川系列で刊行されアニメ化もされている小説「境界線上のホライゾン」の作者である川上稔様はそれぞれ同作の同人誌を出されていますので不可能ではないのでしょうが、 上で紹介した鷹見様のツイートを見るとそう容易ではないのかも知れません。

 なお、公式の作家さんによる同人誌を一次創作と呼ばないのではないか?という意見を見たことがありますが、私の知る限り同人誌業界的にはそれは一次創作であるようです。 最も明確な例としては、一次創作専門の同人誌即売会コミティアでもこういった同人誌は一次創作と認められ、しばしば頒布されています。
 上で挙げた才谷屋様はコミティアに毎回のように参加されて「ガールズ&パンツァー」の同人誌を頒布されていますし、 「けものフレンズ」のたつき監督が先日コミティアで出された同作の同人誌は、ネットで話題にもなりました。
 上でも述べたように、公式の漫画家・イラストレーターの方による同人誌とは違い、アニメの監督・スタッフによるそのアニメの同人誌自体は珍しいものではないのですが、 それが一次創作専門の同人誌即売会で頒布可能ということは、そういった同人誌は一次創作であると考えて差し支えないのでしょう。

 作者本人による同人誌というのは、多くの場合ファンにとっては理想の同人誌なのではないでしょうか。出版社がそれを認めたがらないのも理解できなくはないのですが、 できればもっと本人による同人誌が増えてくれればと思います。

2017年3月12日:「慣れ」は悪いことなのか?

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/zakki/log27.htm#accustomed

 最近、「慣れ」という言葉を悪い意味で使うケースをよく目にするようになりました。 私がこういった認識を初めて知ったのは2016年の前半で、新しい業務を担当してしばらく経った知人が上司に「新しい業務はどう?」と聞かれ、 「やっと慣れてきました」と答えたところ、「仕事に慣れるとは何事か」と窘められた、という話を聞いた時でした。

 この認識が広まっていることを強く感じさせられたのが、週刊新潮2017年2月9日号の坂上忍さんのコラムでした。

自分を疑い、準備を怠らないことが仕事の大敵「慣れ」を防ぐ

(略)わたしが我社の全スタッフに口を酸っぱくして言い続けていることは、「慣れるな!」ですから。 ノウハウを覚えることは大切です。というか当たり前です。でも車の運転と同じで、慣れた頃が一番危ないんだと強く自分に言い聞かせないといけません。では、慣れないように努めるにはなにをどうすればいいのか? 準備をすればいいんです。(略) 偉そうなことをほざいておりますが、わたしももれなく慣れたがる人間のひとりでございます。ですが、みっともなく映りたくはないので、なんとか慣れないよう、日々足掻いているのでございます。

週刊新潮2017年2月9日号P.81「自分を疑い、準備を怠らないことが仕事の大敵「慣れ」を防ぐ」より

 要約すると、慣れは仕事の大敵だ、慣れないようにするためには準備を怠らないことだ……ということのようです。

 しかし、このような悪い意味が「慣れ」という言葉にあるのでしょうか。いくつかの辞書を調べてみましたが、 そのようなニュアンスは見当たりませんでした。
 以下は、goo辞書からの引用です。

な・れる【慣れる/×馴れる】 の意味
  1. その状態に長く置かれたり、たびたびそれを経験したりして、違和感がなくなる。通常のこととして受け入れられるようになる。「その土地の気候に―・れる」「移動する車中での睡眠に―・れる」「彼女の気まぐれにはもう―・れた」「住み―・れる」
  2. 経験を重ねて、そのことがうまくできるようになる。習熟する。「患者の扱いに―・れる」「―・れた手つき」「旅―・れる」
  3. 道具などが、からだになじむ。「―・れた靴で出かける」「―・れた万年筆で書く」
  4. (馴れる)
    1. その人に対して、違和感がなくなる。その人に親しみの気持ちをもつようになる。「子供が家庭教師に―・れる」「新しい上司に―・れる」
    2. 動物が、人間に対して、警戒心などを抱かなくなる。「人に―・れない馬」

goo辞書 - 慣れる」より

 端的に言ってしまえば、人がミスをするのはその行為に慣れたからではなく、慣れていないからでしょう。 慣れたように見える人がミスをするのは、慢心・惰性などの問題であり、単に慣れが不十分だったからに過ぎません。
 慣れが仕事のミスを生むというなら、熟練の職人は誰よりも仕事に慣れているはずなのでミスばかりでしょう。

 つまり、「慣れ」が問題だというのは誤用であると考えます。

 確かに言葉の意味は変わるものですが、この言葉の場合冒頭で紹介した知人とその上司の例のように、 即座にトラブルになりかねないので心配です。 できれば「慣れ」という言葉を悪いニュアンスとするのは止めた方がいいと思うのですが……。

2017年3月12日:ほとんどの人々が知らない「おこ」という言葉

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/zakki/log27.htm#oko

 「おこ」という言葉をご存知ですか?……と聞くと、多くの人が「怒ることを略しておこというのだ」、と答えるようですが、 ここで私が言いたいのはそちらの「おこ」ではありません。辞書にも載っている、本来の日本語の「おこ」の方です。

おこ〔をこ〕【痴/××滸/尾籠】

[名・形動]愚かなこと。ばかげていること。また、そのさま。「痴の者」

goo辞書 - おこ」より

 最近は、こちらの意味で「おこ」という言葉を使う人はほとんど見かけなくなりました。 せいぜい、「おこがましい」という言葉で使う位でしょうか。
 これでは、本来の意味が知られなくなってしまってもおかしくありません。

 なおこの問題についてあるサイトの管理人は、知人女性に「おこなの?」と言われたときに「馬鹿なの?」 と言われているのかもと考えるとドキドキする、などと意味不明な供述をしており、 警察はこの知人が本当に実在するのか慎重に調査すると発表しています。

2017年3月12日:ゲシュタルト崩壊必至、志布志市の脅威

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/zakki/log26.htm#shibushishi

 郵便番号899-7103は、 鹿児島県志布志市志布志町志布志を指します。 この地名を見ただけで多くの人は一瞬「えっ?」となるかと思いますが、この土地について述べたWikipediaは更に目を疑う、 ゲシュタルト崩壊必至なものになっています。

地理

志布志市の南東、旧志布志町域の南西、志布志湾に面する。中核国際港湾・志布志港、志布志市役所志布志支所(旧志布志町役場)を始めとする志布志市の官公施設、JR日南線の終着駅である志布志駅等が所在する旧志布志町時代から続く志布志市の中心地域である。旧志布志町の大字志布志と地理的に同義であり、志布志町の周辺自治体との合併に伴う新志布志市発足により、志布志は志布志町志布志へ改称された。志布志市街地とは一般的に志布志の山城が見下ろす志布志町志布志、志布志町帖周辺を指す。

志布志町志布志には東から順に志布志町志布志一丁目から志布志町志布志三丁目まである。志布志町志布志の中央を東西に国道220号が走り、中心部は志布志駅、志布志市役所志布志支所等が立地する志布志町志布志二丁目になる。紀行作家の宮脇俊三は1978年にこの地を訪れた際の取材ノートに「閑散としている」「だだっぴろい」と記している[3]。沿岸部の志布志港周辺には丁目が付かず、志布志町志布志の後に番地が入る。

Wikipedia - 志布志町志布志」より

 私はこの文を読むのに、何回も見直さなければなりませんでした。果たしてこの文を普通に読める人はいるのでしょうか。

2017年3月12日:アメリカンドリームのよくある誤解

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/zakki/log26.htm#dream

 アメリカンドリームという言葉を誤解している人は多いようです。その誤解とは、こういったものです。

「アメリカンドリームとは、大成功し億万長者になることだ」

 一代で財を成した大富豪が「アメリカンドリームの体現者」と紹介されていたりするのが、 こういった解釈を生む原因なのでしょう。しかし、それは誤解です。

 アメリカンドリームという言葉を理解するには、まず多くの社会を支配する社会階層のシステムを認識しなければならないでしょう。 これは乱暴に言ってしまえば、裕福な家は代々裕福で貧しい家は代々貧しい、といったように生まれによって人の社会的な階層がある程度 決まってしまうということで、ほとんどの社会には多かれ少なかれこのような傾向があります。

 しかし、アメリカは貧しい階層に生まれても勤勉に働けば抜け出すことができる、 努力が報われる社会だ……これがアメリカンドリームという考え方で、分かりやすく言えば 『貧困世帯に生まれたとしても懸命に働けば中流以上の層に上り詰めることができる』(「アメリカンドリームの実現、日本よりも難しい? 国際調査」より)ということなのです。
 なお、このように自力で生まれつきの階層を抜け出しやすいことを、流動性が高いと言います。

 ただし、以前は確かにアメリカは流動性が高い社会だったのですが、現在は全く逆の流動性が低い社会になっていることを統計は示しています。 (参考:「「アメリカン・ドリーム」から見るアメリカ/「夢」の行方」、「アメリカンドリームは消えたのか?―貧乏世帯からの立身出世は困難」)

 ちなみに、アメリカでは成功とは即ち事業による金銭的成功ですが、日本では「末は博士か大臣か」という言葉があるように、 そこまで事業による成功というのは重視されてきませんでした。こういった違いは、国民性によるものなのかも知れません。

2017年3月12日:今回もコミケについて

 今回も、漫画についての「私設コミックマーケット対策委員会」を更新しました。

 お読み頂ければ幸いです。

2016年9月22日:激しい雨の日は二傘流で

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/zakki/log26.htm#umbrella

 激しい雨の日には、傘を差していてもあちこち濡れてしまうものです。
 そんな時には二傘流は如何でしょうか。

二傘流

 人混みではやめた方が良いでしょうが、そうでないなら便利です。

2016年9月22日:それでもコミケ参加は劇的だ

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/zakki/log25.htm#drama

 8月12〜14日開催のコミケ90のために1400程のサークルをチェックしましたが、そこには数多くのドラマがありました。

 イベント参加の21日前(7月25日)に、3か月かけて描いてきて完成目前だった80ページの原稿を完全に破棄することを宣言された貂様。 なお、貂様は結局ページ数は減らしたものの、素晴らしい本を仕上げてこられました。

もう80ページ分の下書きは全部終わってふきだしも枠線も全部描いた。

今日のノルマ7ページのクリンアップだけど1ページもしてないっす
読み返すと産業廃棄物みたいに見えてきたからです
なんだか見れば見るほど今までに書いた自分の漫画の悪い部分の凝固体にしか見えなくなった。

話はダメ、構成もダメ、肝心のエロもダメ、絵はさらにダメ

ニンジンスキーに捧ぐ - 消えたい」より

 また、イベント参加の10日前(8月4日)に完成目前だった原稿データ逸失を告知された智弘カイ様。

C90のデレマス本について、諸般の事情により原稿データが逸失してしまい、発刊が難しい状況となってしまいました。コミケに参加するかどうかはまだ分かりませんが、取り急ぎ新刊出せませんというご連絡だけ…

智弘カイ/2nd単行本発売中 - C90のデレマス本について」より

コミケ直前にHDDが死ぬなんて都市伝説だと思ってたよ

智弘カイ/2nd単行本発売中 - コミケ直前にHDDが死ぬなんて」より

 また、イベント参加の前日(8月13日)の18時頃に倒れて事故に遭ったとツイートされ、予告されていた新刊のうち1冊と既刊数冊の持ち込みを断念された赤美潤一郎様。

駅で倒れて事故に遭ったので明日の新刊は設定資料集1と既刊のみとなります。資料集0はねこべと缶バッジと一緒に通販で販売します。資料集1はイベント売りとなります。えふいふ本は通販になります。

赤美潤一郎・妖幻の血は商業で再開 - 駅で倒れて事故に遭ったので」より

脛椎?首の辺りを打ったので目眩がひどくてイベントどころか自宅にも今日は帰れないです。

赤美潤一郎・妖幻の血は商業で再開 - 脛椎?首の辺りを打ったので」より

 また、イベント参加の2日前(8月12日)に新刊告知のツイートと上京のツイートをされ、もう安心と思っていたらイベント前日の22時頃に新刊が落ちたことをツイートされた信じろ様。

すみません、新刊間に合いませんでした

信じろ - すみません、新刊間に合いませんでした」より

 私は作家さんが劇的な展開なしにコミケに参加されることを心から願っています。

2016年9月22日:今回もコミケについて

 今回も、漫画についての「私設コミックマーケット対策委員会」を更新しました。 今回は、新しい項目「作家さんのタイプによるスケブ対応の違い」を追加しました。

 お読み頂ければ幸いです。

2016年3月20日:公式の絵が上手いと二次創作は減る?

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/zakki/log25.htm#dojin

 二次創作活動について、これまでに何度も次のような見解を目にしました。
「公式の絵が上手いと、二次創作作家は萎縮してしまい二次創作作品は少なくなる。『月姫』『東方project』『ひぐらしのなく頃に』の二次創作人気は、公式の絵が下手だったのが大きな要因だ」……と。

 以下に引用するのはそういった見解の一例で、TYPE-MOONの人気の理由について述べたものです。

三毛招きさんからの意見

宮島さんの意見に近いのですが、二次創作のやりやすさにあると思います。
ただ、私の場合それは世界観とか文章上の理由ではないと思いますよ。

一番の理由は「絵」だと思います。

Fateあたりからはともかく、月姫のころだと絵が下手な部類に入ると思います。
絵が下手だと二次創作しやすいんですよ。

原作より下手に描いて叩かれることはあっても、原作より上手く書いて叩かれることはないですからね。
商業になっても人気だったのは同人の客がそのままついてきたからじゃないかなーと思います。
たぶん、最初から商業だったらライアーソフトとかと同じく、
「名作だけど知る人ぞ知る」的な部類に入ってたと思いますよ。

同様の理由で二次創作されやすい(人気がある)ものに、
同人ならひぐらし、東方、商業ならKeyがありますね。

なぜTYPE-MOONはヒットした?」より

 しかし私は、公式の絵が上手いと二次創作が減るという見解には疑問を持っています。 (例示された作品の絵が下手かどうかにも異論がありますが、それはここでは擱きます)

 私はしばらく『艦これ』をプレイしました。この作品は多数のイラストレーターさんがキャラクターを分担して描かれていて、 率直なところ絵の上手いイラストレーターさんもそうでないイラストレーターさんも描かれています。
 そしてこの作品の二次創作を見てみると、描かれているのは圧倒的に絵の上手いイラストレーターさんのキャラクターなのです。 それはPixivで描かれた回数で見てもそうですし(参考:「2015年の『艦これ』Pixiv人気艦娘ランキング」)、 同人誌の数を見てもそうです(参考:「コミケで売られてた『艦これ』同人誌の数を艦娘別で集計!」)。

 特にここ数か月、『艦これ』の二次創作で恐らく最も多く描かれているキャラクターが「鹿島」なのですが、 このキャラクターは原作で人気のイラストレーターさんに描かれていて、原作の中でも上手いイラストです。
 本当に公式の絵が上手いと二次創作が減るのであれば、「鹿島」が一番人気になるとは考えにくいのではないでしょうか。

 確かに、公式の絵が上手いと二次創作が描きにくい、という作家さんはいます。 しかし逆に、公式の絵が上手くてキャラクターが魅力的に見えることで二次創作を描きたくなる作家さんもいるのではないでしょうか。
 また、公式の絵が上手いと二次創作が描きにくいが、そういう作品/キャラクターの方が人気があり、つまり需要があるから二次創作を描く、という作家さんもいるかも知れません。

 いずれにせよ、『艦これ』の二次創作を見る限り、「公式の絵が上手いと、二次創作作家は萎縮してしまい二次創作作品は少なくなる」という見解は疑わしいように私には思えます。
 ……まあ、私の審美眼が世間とずれている可能性もありますが。

2016年3月20日:今回もコミケについて

 今回も、漫画についての「私設コミックマーケット対策委員会」を更新しました。

 今回は、一時削除していた第三章を「私のサークルチェックの仕方」に改題し、全て描き直し公開し直しました。お読み頂ければ幸いです。

2015年10月12日:ドキッ! 異世界だらけのラノベ業界

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/zakki/log25.htm#otherworld

 創作作品には、「異世界もの」と呼ばれるジャンルがあります。 主人公がそれまで暮らしてきた世界とは異なる世界に行くという作品で、特に近年のライトノベル業界では人気のあるジャンルのようです (参考:「異世界とは (イセカイとは) [単語記事] - ニコニコ大百科」)。

 ある時私は、アニメイトで配布されている小冊子の2015年7〜8月発売のライトノベル新刊タイトルを見て少し驚きました。

きゃらびぃVol.349より

 下線を引いた部分を見て頂けると分かるように、この期間に発売されるとある出版社の作品10タイトル中、 3タイトルに「異世界」という言葉が入っています。

 「こんなに何回も同じ言葉をタイトルに使ったら、読者にすぐに飽きられてしまうんじゃないか?」……そんな心配も浮かびました。

 しかし、それは序の口でした。その2か月後、同出版社の9〜10月発売の新刊タイトルはこうでした。

きゃらびぃVol.353より

 なんとこの期間に新刊が出る13作品の内、下線を引いた7作品に「異世界」という言葉が入っています。 更に、「異界」という言葉がタイトルに含まれる作品も1つあります。もはや異世界がゲシュタルト崩壊を起こしそうな勢いです。

 「異世界」というのは、そんなにも魅力的な言葉なのでしょうか。 タイトルに「異世界」と入っていれば多数の読者が食いつく、そんな時代がいつの間にか来ていたのでしょうか。驚きでした。

2015年10月12日:今回もコミケについて

 今回も、漫画についての「私設コミックマーケット対策委員会」を更新しました。

 お読み頂ければ幸いです。

2015年7月5日:「アンビリーバブル」、訳して……

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/zakki/log24.htm#translation

 「アンビリーバブル!」と書いて「眉唾」とルビを振ったら格好いいのではないでしょうか。

 「奇跡体験!アンビリバボー」というテレビ番組があり私も三年に一度程度観ていますが、 「奇跡体験!眉唾」とタイトルを変えれば更に視聴率が上がるかも知れません。

2015年7月5日:同人誌作成の際に止めて頂きたいこと一つ

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/zakki/log24.htm#staple

 以前から、同人誌作成の際にしないで頂きたいと思っていることが一つあります。 それは、コピー本のホッチキス留めに針の彎曲するホッチキスを使うことです。

写真1:
針の彎曲するステープル写真

 写真1のようなホッチキス留めのコピー本を同人誌即売会で購入し鞄に入れてしばらく歩くと、 ホッチキスの針で他の本に多数のへこみがついてしまう場合があります。
 しかも、鞄に本を入れた順番によっては、1冊のコピー本によって複数の本がへこみだらけになってしまう場合もあります。

 あまり本の状態を気にする方ではないと思うのですが、ホッチキスの針でつくへこみはかなり目立つもので結構ショッキングです。

写真2:
針の彎曲しないステープル写真

 そのため、コピー本を作る際には写真2のような針の彎曲しないホッチキスを使って頂ければと切に思います。

 無論、写真1のようなコピー本を買った際には他の本とは隔離して持ち歩けば大丈夫なのですが、 たまにそういうホッチキス留めなのを見落として他の本をへこみだらけにしてしまったりするのです。
 また、そのようなコピー本はそのまま本棚に入れるのも危険なので、 私は自分で写真2のようなホッチキスで留め直しています。

 写真1のようなコピー本を制作されていた方々にご検討頂ければ幸いです。

 余談ですが、上でホッチキスと書いた道具は本来はステープラーという名称であり、 ホッチキスというのは元はステープラーを製造していたアメリカの会社の名前です。
 日本でホッチキスという名前になったのは、明治時代にこの道具を輸入販売した会社が これを「ホッチキス自動紙綴器」という名前で売り始めたからで、 つまり厳密にはステープラー全般をホッチキスと呼ぶのは正しくないのです。 ただ、ステープラーと言っても通じる人はあまりいないので、 私も普段はホッチキスと呼んでいますが。(参考:「「ホッチキス」という名称を巡る意外な事実【鴻上尚史】 | 日刊SPA!」)

最終更新:2015年7月8日

2015年1月26日:力の入った帯コメントと脱力した帯コメント

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/zakki/log24.htm#comment

 本の帯には、関係者の推薦文が記載されたものがあります。
 その多くは社交辞令的な無難なコメントだという印象ですが、時には印象的なコメントもあります。 ここで、私が見てきた中で最も力の入った帯コメントと、最も脱力した帯コメントを紹介します。

王雀孫様「始まらない終末戦争と終わってる私らの青春活劇」への推薦文

王雀孫様「始まらない終末戦争と終わってる私らの青春活劇」への推薦文
「書けば天才、上がれば名作 だからお前は早く書け」丸戸史明

松葉博様「ちぇんじ2!!」への推薦文

松葉博様「ちぇんじ2!!」への推薦文
松葉博氏の実父絶賛!!「娘の作品で一番面白い作品だ!」

 上にも書いた通り、私には本の帯にある推薦文は社交辞令的なものが多いという印象があり、 そういった推薦文が売り上げにどの程度貢献するのか、少々疑問に思えます。
 推薦文を書かれる方々は、是非これらのような印象的なコメントをして本の売り上げを伸ばして頂ければ幸いです。

2015年1月26日:今回もコミケ対策委員会の更新

 今回も、漫画についての「私設コミックマーケット対策委員会」を更新しました。

 今回の更新も豪華です。スケブ的な意味で。お読み頂ければ幸いです。

2014年11月6日:同人サークル5つの法則

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/zakki/log23.htm#rule

 これまでにいろいろな同人サークルをチェックしてきて、同人活動についていくつかの経験則を見出しました。

1.設定資料集から頒布された作品は、本編が出ない

 多くの場合、設定資料集というのは本編が出た後か、あるいは本編と同時に頒布されます。 しかし時折、本編より先に設定資料集が出る場合があります。 そういう場合、私の知る限り決まって本編は出ません。
 例えば私の知るとあるサークルは活動開始して最初に出した本が設定資料集で、 その後数点のグッズともう一冊の設定資料集を出して1年程で活動を停止し、独自ドメインだったウェブサイトもすぐに消えてしまいました。 そこまで極端なケースは珍しいと思いますが、まず設定資料集を出すというのは私の見てきた限り鬼門です。

2.同人ゲームは頓挫する

 それまでに同人ゲームを作っていないサークルが 「同人ゲームを作ります」と言い出した場合、その計画は結構な確率で頓挫します。
 ゲームを作るには複数の人がかなりの時間を割かなければ難しいわけで、 同人レベルでそれをするのはなかなか難しいのかも知れません。 興味深いことに、以前プロとして商業ゲームを作っていた方のサークルでもそういう頓挫を見たことがあります。
 例外も多々ありますが、それまでに同人ゲームを作った経験のないサークルの「同人ゲームを作ります」にはあまり期待しない方がいいと思います。
 ちなみに「【コラム・ネタ・お知らせ】 同人ゲームの完成率ってどのくらい? 第一回ななか流ゲーム制作講座(?) - アキバBlog」には、 『統計は取ってませんが体験版を作れるのが全体の4割。完全版を作れるのが全体の1割くらいだと思います。』とあります。

3.同人活動とブログ/ウェブサイトの活動の活性度には、強い相関関係がある

 ブログ/ウェブサイトを活発に更新しているサークルは同人誌も高い頻度で出してきますし、逆もまた真なりです。
 イベントカタログをチェックしていて気になったサークルのブログ/ウェブサイトを開いてみると最終更新が3〜4年前だった、ということはよくあります。 イベントでそういうサークルに行ってみると新刊が出ているということはあまりなく、それどころか既刊もないケースが大半です。
 また、それまで活発に活動してきたサークルでも、明日イベントなのにブログ/ウェブサイトの更新が無い、 といった場合にはそのイベントでの新刊はないかあるいは欠席のことが多いです。  私の行動指針としては、「イベント前日になってもウェブ上で告知がないサークルは大抵新刊なしか欠席」、 「2年以上ブログ/ウェブサイトを更新していないサークルはほぼ新刊なし、あってもコピー誌まで」と考えることにしています。
 但しプロの漫画家さんのサークルの場合には、告知がなくても新刊があることが比較的多いような気がします。

※なお、この経験則上はpixivでの活動もブログ/ウェブサイトの更新の一種と考えます。 twitterでのツイートは、サークル活動の告知ツイートはブログ/ウェブサイトの更新と同等と考えます。

4.復帰する復帰するとばかり言っているなら新刊は出ない

 数年程度活動を休止していたサークルが久々にイベントにスペースを取り、活動再開を宣言することがしばしばあります。 しかし、「活動再開します、今度本を出します」を連呼しているサークルは、結局は本を出さないことが珍しくありません。
 無論、休止から実際に活動再開するサークルもあります。しかしそういうサークルは「今度本を出します」といった宣言ではなく、 いきなり「本ができました」となるケースが多いように思います。
 プロシュート兄貴風に言うなら、『「復活する」と心の中で思ったならッ! その時スデに行動は終わっているんだッ!』といったところでしょうか。 「活動再開します」を繰り返すサークルにはあまり期待しない方がいいかも知れません。

5.新刊は無理っぽいと繰り返している場合結構新刊は出る

 上記4とは逆に、「今回は新刊は厳しい」「もう新刊は無理っぽい」などと繰り返すサークルがあります。 イベントの前夜でもそういうツイートが繰り返されていたりすると好きなサークルでも「今回は回るのを止めよう」と思いたくなりますが、 行ってみると結構立派なコピー誌が出ていることがしばしばです。
 考えてみればギリギリになっても「厳しい」とツイートしているということは、その作家さんはギリギリになっても諦めていないわけで、 そういうサークルの新刊を諦めてしまうのは危険ということかも知れません。

 当然ながらこれらの経験則が常にあてはまるわけではありません。 これらにこだわれば逆に欲しい本を買い逃すこともあるかも知れません。ご了承下さい。

最終更新:2014年11月7日

2014年9月15日:「丸戸史明先生&深崎暮人先生サイン会」簡易レポート

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/zakki/log23.htm#sign

 少々時間が経ってしまいましたが、8月23日の丸戸史明様・深崎暮人様サイン会に行ってまいりました。 簡単にレポを残しておきます。

 丸戸様への質問タイムがありました。これは私が参加したサイン会では初めての経験です。 私が覚えているのは以下のような質問と答えです。鵜呑みにしていいのか分からない答えもありますが……。

 数少ない女性参加者が、あえて男性読者の意を汲んだ質問をされたのが面白いと思いました。
 ちなみにその質問で触れられたスリーサイズ等のプロフィールですが、ドラゴンマガジン2014年1月号に載っています。 しかしこのプロフィール、キャラクターが自己申告したと思しき部分とインタビュアーが勝手に描いたと思しき部分が混在していて、 どの程度信じていいのか分からないのですけど。

関連:「丸戸史明先生&深崎暮人先生サイン会の様子 - Togetterまとめ

2014年9月15日:日本の漫画・アニメの凄さを支えるもの

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/zakki/log23.htm#cool

 日本の漫画やアニメを愛好する外国人にその理由をインタビューし、こういう答えが返ってくるのを何度か目にしました。
「日本の漫画やアニメでは、主人公が死んだりする。他の国の作品では考えられない。凄い!」

 しかし、他の国の漫画家やアニメ作家だって、そういう展開を思いつかないわけではないでしょう。 なのに、なぜそういう展開は他の国の漫画やアニメにはないのでしょうか?
 もしかすると、その原因は日本の読者・視聴者の成熟度にあるのかも知れないと思いました。

 つまり、他の国ではそういう展開はあまり受けないので、少なくとも制作者側にはそう考えられていて、 そういう話を作ろうとはしない。
 一方日本の受け手にはそういう展開を受け入れる土壌があり、制作者はそういう話を作ることが許容される。 そういう違いなのではないでしょうか。

 つまり、日本の漫画やアニメが海外で受けているのは、読者や視聴者の成熟度が高く多様な作品を作ることが許容されているから、 というのも理由なのかも知れません。

2014年9月15日:今回もコミケについて

 今回も、漫画についての「私設コミックマーケット対策委員会」を更新しました。

 お読み頂ければ幸いです。

2014年4月26日:期限付きソフトをインストールしたら日付を記録しておこう

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/zakki/log22.htm#limit

 私が2014年4月5日にパソコンを起動すると、アンチウイルスソフトが警告してきました。 『コンピュータ保護の期限が切れました』と。
 しかし、このソフト(業界で1・2位を争う大手のものです)は比較的最近インストールした記憶があり、使用期限の1年間はまだ経っていないはずでした。 メモを調べてみるとこのソフトをインストールしたのは2014年3月11日で、まだ1ヶ月も経っていません。

 私が翌日ソフトのメーカーに連絡を取り、指示された手順でプロダクトキーを再登録すると保護の期限は復活し、事なきを得ました。 その時に残りの保護期間は341日と表示されましたので、やはり何らかのエラーにより残り11ヶ月強あった保護期限が突然0になってしまったものと思われます。
 このトラブルの原因は『おそらくサーバー上の一時的の問題のため』とのことでした。

 このトラブルで私がリスクを感じたのは、次の2点でした。

 1のようなリスクに備えるには、今回私がしていたようにソフトのインストール時に日付をメモしておくことが必要なのではないでしょうか。
 もし私と同様のトラブルに見舞われても、多くの方は私と同様、ソフトをインストールした日付に確証がないとメーカーに連絡を取ったりはできないと思います。 またメーカー側も、インストールした日付がはっきりしていないとクレームを受け付けてくれないかも知れません。

 2のようなリスクに備えるには、ソフトの使用期間終了の際にはインストールした日付を調べ、期限通りに終わっているかを確認することが必要なのではないでしょうか。 それをしないと、本来よりも短い期間でサービスが終了してもそれに気づかずに損をしてしまう恐れがあります。

 今回のトラブルは、私にとっていい教訓になりました。 皆さんの参考にもなるかも知れないと思い、ここにこのことを公表しておきます。

2014年4月1日:ジャイアン化する2ちゃんねるユーザー

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/zakki/log22.htm#giant

 先日、2ちゃんねるユーザーの投票が行われ、2ちゃんねるの書き込みが転載禁止になったことが話題になっていました(参考:「なぜ2ちゃんねるは「転載禁止」を選んだのか――「まとめサイトVS住民」繰り返す歴史 (ねとらぼ) - Yahoo!ニュース」)。
 しかし、この姿勢には疑問を感じざるを得ません。

 そもそも、2ちゃんねると言えばウェブの無法・不道徳の巣窟です。 そこでの無断転載やデマ、誹謗中傷は多くの人が見聞きしたことがあるでしょう。 例えば「ニュース速報+@2ch掲示板」を見てみるとどのスレッドも明らかに無断転載をしていますし(呆れたことにこの板も『転載禁止』を謳っています)、 スマイリーキクチさんへの2ちゃんねるでのデマ・誹謗中傷は様々なメディアで採りあげられました(参考:「スマイリーキクチ中傷被害事件 - Wikipedia」)。

 思うに、2ちゃんねるの問題は単に無断転載やデマや誹謗中傷が存在していることではなく、 それらを2ちゃんねるユーザーが問題視する兆候がないことなのではないでしょうか。 「過ちて改めざる是を過ちという」という格言は、まさに2ちゃんねるユーザーのためにあるような言葉です。

 その2ちゃんねるが転載禁止を謳うというのは、何かの冗談なのでしょうか。 法や道徳を主張するなら、まず自分たちがそれを守るのが筋ではないでしょうか。
 2ちゃんねるが転載禁止を謳うなどというのは、まるでジャイアンの『おまえの物はおれの物、おれの物もおれの物』と同様の矛盾した姿勢にしか思えません。 ただ、2ちゃんねるにはちゃんと法や道徳を守って書き込まれている板もあるのかも知れず、そういう板が転載禁止を謳うのなら矛盾はありませんが。

 無論、相手が無法者だろうが法は守るべきです。2ちゃんねるが無法地帯だからと言って、そこから転載してよいことにはなりません(著作権法上認められる引用は自由ですが)。 その点自体には私も異論はありません。
 しかし、やはり2ちゃんねるユーザーの「自分達は法や道徳を守らないが他人は守るべき」という姿勢は理解に苦しみます。 他人に法や道徳を守って欲しいなら、まず自分達が率先して2ちゃんねるの無法状態を改善するのが筋なのではないでしょうか。

 余談ですが、上で引用したジャイアンの有名な台詞『おまえの物はおれの物、おれの物もおれの物』について。 2011年の「ドラえもん」アニメでは、これを他人の物も自分の物のように大切にするジャイアンの心意気として扱ったエピソードが放映されました。 それを見て、有名なこの台詞の本当の意味はこれだったんだ、と思った人もいたようです。
 しかし、原作ではこの台詞はジャイアンがのび太から借りた漫画を失くしたのを誤魔化す時などに使われた台詞であり、 どう考えてもアニメ版のような美しい台詞ではありません。

2014年1月18日:今回もコミケについて

 今回も、漫画についての「私設コミックマーケット対策委員会」を更新しました。

 お読み頂ければ幸いです。

2014年1月18日:数学では出題通りに答えるだけではダメという問題

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/zakki/log22.htm#math

 私は、日本の数学教育には問題があると考えています。

 例えば、こういう問題があります。「4の平方根を求めよ」……多くの方が回答できると思いますが、答えは「±2」です。
 ここで私が注目したいのが、この問題で「2」とだけ回答したり「-2」とだけ回答したりすると数学では不正解になることです。これはおかしいのではないでしょうか。

 たとえ「2」とだけ回答したとしても、回答者が4の平方根を求めたことは間違いありません。 つまり、回答者は問題の通りにしているのですから、「2」のみの回答も正解とされるべきなのではないでしょうか。
 もしも片方だけの回答では不十分だと出題者が考えるなら、この問題は「4の平方根を全て求めよ」と出題されるべきなのです。

 私が知る限り、数学ではこのように複数の解答を求める問題でも、何の断りもなくいつも「全て」が省略されます。これは、日本語としては間違っていると言わざるを得ません。

 数学に求められる厳密さは他の学問に類を見ないもので、数学者の厳密さは時としてジョークのネタになったりもします。

天文学者と物理学者と数学者(とされている)がスコットランドで休暇を過ごしていたときのこと、列車の窓からふと原っぱを眺めると、一頭の黒い羊が目にとまった。 天文学者がこう言った。「これはおもしろい。スコットランドの羊は黒いのだ」物理学者がこう応じた。 「何を言うか。スコットランドの羊のなかには黒いものがいるということじゃないか」数学者は天と仰ぐと、歌うようにこう言った。 「スコットランドには少なくとも一つの原っぱが存在し、その原っぱには少なくとも一頭の羊が含まれ、その羊の少なくとも一方の面は黒いということさ」

サイモン・シン「フェルマーの最終定理」(新潮社)P.174より

 しかし私には、何の説明もなく問題文から「全て」を省略する姿勢は厳密さを欠くように思えるのですが。

 なお、数学に「問題に断りがなくとも、回答は全て求めなければならない」というルールがあるなら、無論問題はないでしょう。 しかし私はそのようなルールは義務教育を終えても結局教わりませんでしたし、小学生の時に教師にこの問題について質問した時も、 そのような説明はされませんでした。

2013年9月15日:贋作率100%? ヤフオクでの武内崇様直筆イラスト

 漫画についてに新記事「贋作率100%? ヤフオクでの武内崇様直筆イラスト」を追加しました。

 ヤフオクで頻繁に出品されていた武内崇様の直筆イラストについてまとめましたご覧いただければ幸いです。

2013年9月15日:高確率で勝敗のつく「新じゃんけん」

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/zakki/log21.htm#janken

 じゃんけんは、日本一有名なゲームかもしれません。 しかしこのゲームには、参加人数が増えれば増えるほど引き分けになりやすいという、大きな問題があります。

 この問題を解決するため、「少数派が勝ち」あるいは「多数派が勝ち」などの特殊ルールが採用されることもありますが、 これもいちいち人数を数える手間がかかったりして、いまいちです。そこで私は、参加人数が多ければ多いほど高い確率で勝敗がつき、 人数を数える手間もかからない新じゃんけんを開発しました。

 従来のじゃんけんは、次の5つのルールでできています。

 新じゃんけんでは、5番目のルールを次のように変えます。

 これが、新じゃんけんの全てです。たったこれだけで、じゃんけんは格段に勝敗のつきやすいゲームになります。

 これを見て、「グー最強じゃん、だったらみんなグーを使うよ」という方もおられるかも知れません。 しかし、もし本当に皆がそう考えるなら、そこにパーを出せば一人勝ちできます。 そうなるとグーを出さない選択肢も出てくるわけで、安易にグーを出せばいいというものでもないわけです。

 多人数でもじゃんけんで勝負を決めようとする人は多いです。そういう時にはこの新じゃんけんは如何でしょうか?
 きっと、簡単に決着がつくはずです。

2013年9月4日:へい、お待ち!

 今回も、漫画についての「私設コミックマーケット対策委員会」を更新しました。

 更新内容は東西待機列の選択方法についての情報追加と、スケブの追加です。 コミケ85に向けての結構重要な情報もありますので、宜しければお読み下さい。

2013年5月24日:媒体を考えてコンテンツを作る

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/zakki/log21.htm#media

 先日、漫画家の希有馬様の「これからマンガブログはじめようと思ってる人に伝えたいこと」という一連のツイートが話題になっていて、その中にこういった言葉がありました。

4:白黒かカラーか、本気で考えること! webでは自在に色がつけられますが、印刷物でカラーはコストが跳ね上がります。つまり、本の値段が上がり出版社のリスクが上がります。多くの場合、カラーのブログは白黒に描き直されることになります。作業的に二度手間です。

Twitter / KEUMAYA: 4:白黒かカラーか、本気で考えること! webでは自在に色 ...」より

「カラーをモノクロにすればいいじゃん」と思うかもしれませんが、カラーマンガを機械的に白黒化するととんでもなく読みにくくなります。ゆえに、カラーを機械的にモノクロ化して売れた本はほぼありません。カラーかモノクロかは真剣に悩んだほうがいいです。

Twitter / KEUMAYA: 「カラーをモノクロにすればいいじゃん」と思うかもしれませんが ...」より

 参考になります。このサイトもいずれ書籍化は避けられないでしょうから、その時は白黒にすることを念頭に、色づけに頼ったデザインは避けていきたいと思います。

 ちなみに、この言葉で思い出したのが、以前山手線で人身事故があった時に配られていた振替輸送の案内図でした。

山手線振替輸送案内図

 本来カラーの路線図を白黒コピーしているようで、路線の区別がほんとどつきません。 つくのは、太線で書かれているJR、破線・点線で書かれている舎人ライナーと徒歩だけです。
 白黒コピーなら、それにふさわしい図を使って頂きたいのですが。

2013年5月24日:知られざるマジック:ザ・ギャザリングのルール変更

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/zakki/log21.htm#mtg

 ※今回は「マジック:ザ・ギャザリング(M:tG)」をご存じの方向けの記事となっております。

 「マジック2014」導入に伴う、2013年7月13日発効のM:tGのルール変更が昨日発表されました。 ジャッジの方のものを含めかなりの数のM:tG系日記サイトがこのルール変更を記事にしていましたが、一つ奇妙に思えたことがありました。 今回変更されるルールの一つが単なる以前のルールへの回帰であることを、誰も指摘していないのです。

 該当の公式のルール変更記事を引用します。

 現時点では(この記事を読んでいるのがこれらのルール変更の発効日の7月13日より前だと仮定しています)、土地をプレイする時、複数のルールや効果によって土地をプレイできる場合にはどのルールや効果を使っているのか宣言しなければならない、ということを知っていましたか? 知らない人がほとんどでしょう。実際、例えば《ムル・ダヤの巫女》のようなものをコントロールしていて土地をプレイする場合、正しいプレイは「これは追加の土地だ」と宣言することでした。さらに、《ムル・ダヤの巫女》を手札に戻してもう一度唱えることができ、そうしたらさらに土地をプレイできたのです。そして最後にターンに1枚の土地をプレイする、と。奇妙な話です。

 「マジック2014」では、「土地プレイの数」に注目した土地のプレイのシステムを導入します。何であれ土地をプレイしたい場合、既にそのターンの土地プレイを使い切っていた場合には、その土地をプレイすることはできません。(略)

「マジック2014」に伴うルール変更|マジック:ザ・ギャザリング」より

 具体的にはこのルール、現在のルール文書のCR:305.2です(この項目は近々変更になるのでしょう)。

305.2 通常、プレイヤーは、自分のターンの間に土地を1つだけプレイすることができる。継続的効果によって、この数が増加することがありうる。その種の効果が存在する場合、プレイヤーはどの効果によって、あるいは効果によらずにこのルールによって、土地をプレイするかを宣言する。

総合ルールビューア - Wisdom Guild」より

 上記記事で『奇妙な話』と評された現在のルールですが、以前は違っていました。 以前は、追加の土地のプレイを許す効果は、単に土地のプレイの上限を変更するだけであり、「どの効果/ルールによる土地プレイか」などという概念はなかったのです。 今度導入される新ルールと同様に。

 1999年の「デュエリスト・ジャパンvol.6」のルール解説から引用します。

Q.《踏査/Exploration(UZ)》を《冬眠/Hibernation(UZ)》で戻し、もう一度《踏査》をプレイしたら土地をまた置くことができますか?(愛知県の白崎さん)
A.いいえ。《踏査》が場に出ていることで、本来に加えて1枚余分に土地を置くことができるというだけです。
Q.また、《踏査》が手札に戻った状態で土地を置く(《踏査》の効果)ことは可能ですか?(愛知県の白崎さん)
A.いいえ。《踏査》の効果は、《踏査》が場に出ていなければ発生しません。

HOBBY JAPAN「デュエリスト・ジャパンvol.6」P.104より

 以前のこのルールは、M:tG公式サイトでも個人のM:tG系日記サイトでも完全になかったことにされています。 いえ、それどころか、昔のルールについても普段は詳しく述べているはずの「MTG Wiki」ですら、 このルールが存在したことは現時点では全く触れられていません(参考:「踏査/Exploration - MTG Wiki」)。

 昔のルールですから、ご存じない方も無論多いのでしょう。しかし今回の別のルール変更で、 過去のルール(5版ルールという、同じく1999年頃のルール)で可能だったいわゆる「流し撃ち」に似た行為がまたできるようになることは、 多くのM:tG系日記サイトで触れられていたのですから、当時のことをご存じの方も相当数おられるはずです。
 なぜ、誰もが以前の土地のプレイについてのルールをなかったことにしているのでしょうか。私には不思議に思えます。

2013年5月7日:同姓同名がいるリスクいないリスク

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/zakki/log20.htm#samename

 先日、近年の日本人の名前の付け方に関するニュースを見ました。 最近は、犯罪に巻き込まれるのを防ぐために同姓同名が複数いることを確認して名前をつける風潮があるのだそうです。

 名付けにあたって、今、つけようとしている名前をインターネットで検索。犯罪に巻き込まれないよう、あらかじめ、同姓同名が複数いることを確認してから決める人が増えているといいます。

 子ども向け商品の広告作りで、妊婦などにヒヤリングをしてきた電通の梅田悟司さんは、「名前が珍しいと、どこに住んでいるのか特定されてしまったり、犯罪に巻き込まれたりする恐れもあるので、同姓同名がいないことをリスクとして捉える傾向にあるようです」と分析してくれました。

NHK生活情報ブログ:子どもの名付け、最近はこんな配慮も・・・」より

 私はここで、「同姓同名がいないと何故住所が特定されたり、犯罪に巻き込まれたりする恐れがあるのか?」という疑問を持ちました。 単純に考えても犯罪の相手を名前で選ぶことはまずないのではないでしょうか。

 ……そう考えていた時、ある事件が思い浮かびました。例えば、次のような出来事があったらどうでしょうか?

想定ケース1:

ジョン・コナーを狙う殺し屋が未来からやって来た。
殺し屋は未来の世界のジョン・コナーが邪魔になり、過去の世界で彼を殺して歴史を改変しようとしているのだ。
殺し屋はジョン・コナーという名前の人間を片端から殺すことで、目的を果たそうとしている。危うし、ジョン・コナー!

 このケースでは同姓同名が一人もいなければ目標のジョン・コナーは殺されてしまう可能性が高いでしょうが、 同姓同名が100人いれば、目標となったジョン・コナーが殺される前に犯人が捕まるかも知れません。
 つまりこういうケースを想定するなら、同姓同名がいないよりもいた方が安全だということになります。

 ……と錯覚するかも知れませんが、実はこのケースでも同姓同名がいた方が安全とは言えません。 なぜなら、ジョン・コナーの同姓同名が100人いた場合、いない場合に比べてジョン・コナーを狙った殺し屋が来る確率は 100倍になり、人違いで殺される可能性が高くなるからです。

 では、次のような状況ではどうでしょうか?

想定ケース2:

手塚市に住む妻良内役の名前が、とある犯罪の容疑者として報道された。
この報道を見た人が、「この容疑者って近所に住んでるあの人? こんな犯罪をするなんて、許せない!」……と、ネットにその個人情報を書き込んだ。
それを見た一部のネットユーザーが、彼の自宅等に様々な嫌がらせを始めた。危うし、妻良内役!

 このケースでも一見、この人は同姓同名が100人いれば、近所の人に個人情報を晒されなかったように思えるかも知れません。 しかし、恐らく実際にはそうではないのではないでしょうか。 私にはこの近所の人は、同姓同名がいるかどうかなど調べずに妻良内役の個人情報を勝手に晒す可能性もあるように思えます。 実際に私が知る事件でも、事件関係者と同姓同名の人の個人情報が人違いでネットで晒されるケースがありました。

 また、イジメを黙認したとされる担任教師の顔写真が晒されたが、これも同姓同名の別人であった。 2ちゃんねるには、間違えられた人物の知人を名乗るユーザーが登場し、「まとめサイト等で、まだその方の写真が貼られています。 これは由々しき問題です。今後どのような対処をすれば、無関係のその方の写真がネットから削除されますか?」と書き込んでおり、 いわれなき中傷で実害が出ている可能性もありそうだ。

デヴィ夫人も参加した「大津市いじめ自殺」の“犯人吊し上げ” ニセ情報の拡散が止まらない!!? | ニコニコニュース」より

 つまり、同姓同名がいることには自分に何かあった時に自分だと特定されにくいというメリットがありますが、 同時に同姓同名の他者に何かあった時に人違いで自分も被害を受けやすいデメリットにもなりうるわけです。

 このように考えていくと、結局私には同姓同名がいないと本当に危険なのか、分かりませんでした。
 もしかすると同姓同名がいないと危ないというのは、一種の都市伝説なのではないでしょうか。

※2013年5月24日一部追記

2013年1月6日:はい、いつもの更新です。

 漫画についての「私設コミックマーケット対策委員会」を更新しました。

 更新内容は既存コンテンツの追記・修正です。大きな変更はありませんが、東西待機列の選択方法についてなど、 細かな情報の更新・修正がありますので、機会があればお読み下さい。
 スケブの追加もあります。(現時点では追加は1枚、あと現在公開のご了承をお願いして返信待ちのものが1枚あります)

2012年10月13日:サイト運営者を取り巻く環境の変化

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/zakki/log20.htm#environment

 ここ数年、私はサイトを運営していて周囲の反応が得にくくなったように感じています。 近年の私のサイトの更新が低調だといういう可能性もありますが、 たとえその仮定が正しいとしても反応が得にくくなっている原因はそれだけではないように思います。
 端的に言ってしまえば、ウェブの環境が変わり、全般的にサイト運営者が反応を得にくくなってきているように私には思えるのです。 なぜそう感じるのか、理由を考えてみます。

  1. 個人ニュースサイトや個人日記サイトからtwitterやFacebookやtumblrへの移行
  2. Google等の検索精度の低下
  3. 2ちゃんねる検索の不在
  4. 短縮URLの隆盛

個人ニュースサイトや個人日記サイトからtwitterやFacebookやtumblrへの移行

 数年前は、サイトを更新すると多数のニュースサイトに取り上げられ、数十、時には百以上の日記サイトで記事にして頂くことが珍しくありませんでした。 近年はそういった反応を見ることはまずありません。 その理由の一つは、そういった日記を書いていた人々の何割かかtwitterやFacebookやtumblrに移行したことなのではないかと考えています。 個人ニュースや日記とは違い、それらに取り上げられても、こちらとしては「反応があった」とは感じにくい……これが私が「反応がない」と感じる一因かも知れません。

 まずtwitterについて。たとえば一万のアクセスがあるニュースサイトにこのサイトの記事が取り上げられ、 その閲覧者の内10人が日記で私の記事を取り上げた場合、こちらとしては結構「反応があった」という印象を受けます。 しかし、たとえば一万人のフォロワーがいるtwitterで私の記事が取り上げられ、その内の10人がそれをリツイートしても、 全然「反応があった」という気がしないのです。 リツイートの場合は結局単なる紹介の転載で、その人のコメントがないからなのでしょうか。  たとえば先日、1万人を超えるフォロワーを持つ支倉凍砂様にtwitterで私の記事を取り上げて頂きました(「Twitter / i_hasekura: 入場規制解除後には……」)。 それ自体は有難い反応と感じたのですが、それが17名の方々にリツイートされても、私としては特に反応があったと感じることはできませんでした。
 なお正確に言うと、こういったリツイートの直後のツイートには私の記事への感想等がある場合があり、そういう時には「反応があった」と感じます。 ただ、そういった感想を探してその人の呟きを一々調べるのは手間がかかりますので、私は行っていません。 ですので結局、私としては「リツイートだと反応は得られない」という認識になってしまいます。

 次にFacebookですが、こちらの場合は全然状況が違います。 Facebookの場合、記事を取り上げられてもアクセスログは全てFacebookのトップページ(https://www.facebook.com/)からになり、 実際にどの記事で取り上げられたかはわかりません。 しかもFacebookには記事の検索機能も無いため、どのような記事で取り上げられたのか調べることもできません。 したがって、「Facebook内で記事が取り上げられた」ことは分かっても、 それ以上のことは分からないのです。これではやはり「反応があった」と感じることはできません。

 最後にtumblrですが、これは現在ほとんどが文章や写真の無断転載に使われていて、無断転載された記事の作者はフィードバックが得られないシステムになっています。 たとえば私の記事性善説と性悪説のよくある誤解はtumblrで1700人以上に転載されていますが(一例:「otsune tumblr まとめサイト 画像保管庫Q」)、 それらの転載記事から私のサイトへのアクセス等はほぼ皆無で、反応があったと感じることはできません。
 なお、無論これらの転載は犯罪ですので、私も運営者に抗議をしたりもしたのですが、今のところ状況は改善されていません。

Google等の検索精度の低下

 数年前は、Google等で私のサイトのURLを検索すると、その度に私のサイトの記事に言及している記事等を多数見つけることができ、 反応が得られている実感を持つことができました。 近年ではGoogleの検索結果には2ちゃんねるのスレッドを保存した同内容のサイトがずらりと並んだりし、 そのような検索結果を得ることは難しくなっています。

2ちゃんねる検索の不在

 2006年頃を境に「★2ちゃんねる検索★」といった2ちゃんねるの検索システムが実質的に全て休止か消滅し、 2ちゃんねるで私のサイトの記事が取り上げられたかどうかを調べられなくなっています(有料の検索システムは分かりませんが)。 このこともまた、「反応がない」という感覚につがなっているように思います。
 実際には、2ちゃんねるに取り上げられてもアクセス解析や他の検索システムで分かる場合もあるのですが(上で触れたGoogleの検索結果に2ちゃんねるのログを保存したサイトが多数ヒットするのもそれです)、 詳しく調べてみると相当数は分かっていないようです。

短縮URLの隆盛

 短縮URLとは、たとえば「http://t.co/fZNG2aU2」などの、通常のURLを短い文字列に置き換えたURLです。 ここ数年、リンクにこれが使われるケースが増えてきていますが、この場合アクセス解析をしてもURLを検索してもリンク元は調べられないので、 やはり反応がないという印象につながります。
 ただ、今のところ最も短縮URLを使っているのはtwitterであり、twitter上で使われた短縮URLは検索可能ですが。

 これらの理由から、サイトを運営していて反応が得にくくなったと感じているように思えます。
 つまり、サイトを運営していてあまり反応が得られないのは私のせいではなくウェブの変化のせいと言えるのではないでしょうか。

 そして、ここからは推測になりますが。
 こういった環境の変化から、サイト運営者はこれまでの「閲覧者の反応をモチベーションにする」という考え方から、 他のことをモチベーションにするようになってきているのかも知れないと考えています。それが、アフィリエイトです。
 数年前に比べて、アフィリエイトを前面に押し出したサイトの割合はかなり増えているように私には思えます。 この理由もいくつか考えられますが、一つには閲覧者の他の反応を得にくくなったサイト運営者が、 アフィリエイトに参加することでモチベーションを得ようとしている……そんな可能性もあるのではないでしょうか。

2012年8月26日:今年も季節がやってきました。

 漫画についての「私設コミックマーケット対策委員会」を更新しました。

 今回からは新規項目の追加はなく、更新内容は既存コンテンツの追記・修正です。見どころとしては、追加した3枚のスケブでしょうか。 お読みいただければ幸いです。

2012年3月4日:ポスターを傷めずに天井に貼る方法2つ

この記事のリンク用URL/http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/zakki/log20.htm#poster

 天井にポスターを貼りたい。そう思う方は結構おられるようです。 恐らくそのもっとも簡単な方法は、「ポスターを天井に貼りたいのですが・・・ | OKWave」で述べられているような、 ベニヤ板などにポスターを貼るやり方でしょう。

 しかし、そのようなポスターを傷めるやり方はしたくない、という方もおられるかと思います。 そこでここでは、私が行っている「ポスターを傷めずに天井に貼る方法」を2つご紹介します。

磁石を使う方法

 天井にスチールペーパー(紙状の金属)を貼り、そこに磁石でポスターを固定します。

写真1:A1サイズ(841mm×594mm)
献血者に配布されたポスター

写真2:変形A0サイズ(1195mm×770mm)
鬼頭えん様@床子屋から頂いたポスター1

 注意が必要なのは、この方法でポスターの四辺だけを磁石で固定しようとすると、 どうしても中央部分が自重でたわんでしまうことです。 写真1のA1ポスターではたわみはほぼありませんが、写真2のほぼA0のポスターではややたわみがでています。 この程度なら気にならないレベルかと思うのですが、 これ以上大きなポスターをこの方法で貼ろうとすればたわみは見栄えを悪くするレベルまで酷くなるかも知れません。
 また、たわみの問題だけでなく、磁石の吸着力の限界からいっても、 これ以上大きなポスターを四辺だけの磁石で固定するのは難しそうに思えています。

 そして、もっと大きいポスターでも天井に貼れるのが次の方法です。

額を宙に置く方法

 フックを使って天井にひもを張り巡らし、網状にして、そこに額を置きます。 この方法なら磁石を使う方法とは違い、ポスターのサイズに関係ありません。

写真3:A0サイズ(1189mm×841mm)
鬼頭えん様@床子屋から頂いたポスター2

写真4:B0サイズ(1456mm×1030mm)
鬼頭えん様@床子屋から頂いたポスター3

 ここで、「わざわざ額を網の上に置かなくても、額を水平に天井から吊るせば良いだけでは?」という方もおられるかと思います。 なぜ私がそうしていないかと言うと、その方法だと額のパネル面が自重でたわんで落ちてくる恐れがあるからです。
 実際に額を水平に天井から吊るした時、サイズが特に大きなB0サイズの方はいつパネル面が落ちてきてもおかしくない状態でした。 A0の方は多分大丈夫かとは思うのですが、地震が起きた時のことを考えるとやはり不安があります。

 額のパネル面はそれなりに重みがありますので落ちてくると危険ですし、折角のポスターが破れる恐れもあります。
 従って、大きな額を水平に吊るすのはやめておいた方が良い、というのが私の考えです。

おまけ……ポスター以外のものを天井に貼る方法

 ポスターは柔らかい紙なので天井に貼るには工夫が必要でしたが、ある程度の硬さがあるものならどうとでもできます。

 写真5は、スチレンボードをビニールロープで天井に固定しているところです。

写真5:A0サイズ(1189mm×841mm)
治島カロ様@奇人別働隊から頂いた顔出しパネル

 天井は、ポスター等の掲示スペースとして十分使用可能です。 天井をデッドスペースとしていた方は、是非挑戦してみて下さい。ただし自己責任で。