年ごとに表示してありますので、古い新聞はこちらで↓



121 2002年12月号(H.14)

○ ここ数日、穏やかな年末日和です。もちろん、庭に積雪もありません。暖冬の気配です。
皆さま、一年間お世話になりました。変わらぬご支援を感謝致します。何人か様はご都合で
去られましたが、幸運なことに、ご紹介やネットを通じて新しい方が我が家を発見してくれました。
永いお付き合いの方々は、また一年数字が加算されます。本当にうれしいことです。

○ この日和で、冬支度もどうにか出来ました。一番の心配は、干し柿のできばえでした。
降雨のため乾かなかったのですが、ほんのちょっぴり黴びただけで、どうやら年内発送できそうです。
手をかけただけに、一番の喜びです。

○ 今月号では、恒例により皆さんから寄せられたメッセージで編集しました。我が家にとって
とってもうれしい声ごえです。一言ひとことのご支援にも鼻の奥が詰まり、目尻がぬれるときもありました。

皆さんが作る特集号
△ 今年は異常な暑さです。冷房しないと死にそうです。先月うちの子二人とも39度、三日間の風邪で寝たきりの時、梅干しと矢田さんのお米(おかゆ)茶碗一杯食べたら元気なりました。 杉並 蔵田さん

△ 毎日、猛暑と戦っての野良作業です。エネルギッシュな矢田さんのお便りに感心しております。
こちらも暑さに負けずに頑張ります。                             群馬 吉田さん

△お便りに自分の名前が乗りますと、何となく同士の一員になったような気がしてます。私の役目は教育改革の方向を実践で示すことです。                            横浜 川村さん

△ 『竹やり闘争』と田中知事にわたしもエールを送ります。               横浜 真野さん

△ 主人は、公務員です。毎日暑くて大変です。夜も暑いのには、参ります。クーラーに頼っている生活です。                                               北区 土屋さん

△ 矢田様のお米を試食させて頂きました。これまで会津の高知の無農薬米を食べておりましたが、息子が申しますには、汚れのないすっきりとした清いお米で僕はこっちが良いよと、矢田様の方に軍配を揚げました。                                           小平 尾関さん

△コクゾウ虫、我が家はまだでていません。数年前、佐渡に家族旅行しました。山の方にドライブしました。のどかな良いところですね                                 清瀬 山口さん

△ もちろん、引き続きお願いします。矢田農園のお米がなかったら、生きていけません。それに冬の餅、主人が今から希望です。                               東久留米 長谷川さん

△ ツアーに参加された皆様方のうれしさが伝わってきます。心が和みました。チャンスがあったら、矢田農園さんを訪問してみたいですね。                            群馬 吉田さん

△ ポポーをありがとうございました。初めて食べました。香りが良いですね。テーブルの上のかごに入れて飾りましたが、近くを通るだけで良い匂い。珍しいので話題性が抜群です。先ほどпA台風の被害はなかったとのことで安心しました。                              港区 鈴木さん

△ 発芽玄米にして食べているんですが、40年近く便秘症で、ずっと薬を飲んでいる母が治った!と喜んでいます。矢田さんのお米は『病気を治す米』だそうですが、ほんとに効果があります。それに飼っている犬も食欲もりもり、元気になったんです。                      東久留米 石山さん

△ 素人目にも順調に育っていた柿は突然病気と伺ってがっかりしておりました。古米は美味しかったです。矢田さんのお米、たっぷり時間をかけて浸水させ、やや少なめの水加減で炊くと実に美味しいです。それに炊きあがりの量が増えるんです。最初気のせいかと思っていましたが、確かに良く増えています。                                                藤枝市 市岡さん

△ 今年も待っていた柿の便りが来ました。毎年主人と楽しみにしています。美味しい柿を作ってください。東京は、大変暑く夏を思わせるようです。                    西東京 養老さん

△ 今まで、柿ってあまり好んで食べなかったのですが・・・・とってもあまくて柔らかくて美味しかったです。稲穂は重たいものなのですね。時々食べるコシヒカリとは少し食感が違うように思いました。 
                                                港区 はしさん

△先日、アルコール脱渋とガスによる差を食べ比べてみましたが、やはりアルコールの方がねっとりした感じに仕上がっている柿のように思いました。私の好みはねっとり型で、矢田さんのは細胞密度とかがつがうようだ。                                      世田谷 手島さん

△ それにしても、お宅のお米は美味しいですね。発芽玄米でも甘みがあってほかの玄米より美味しいなあと思っていたのですが、白米にするとモチモチして甘みも強くて最高!魚沼産コシヒカリを取り寄せていたのですが、今年はやめました。だって、お宅様のがずっと美味しいから。 東久留米 石山さん

△ 昨日、柿が到着。はや、かなり無くなりました。あまり柿は好みでない主人も喜んでおります。黒米の稲穂は飾り物に加えました。お待ちも待たれます。                 山下さん

△ 今月は足りなくなってスパーでも買いましたが、やはり矢田さんのお米が生石医師安全だと主人共々食しました。                                      横浜 大津さん

△ 古米とはお米無いほど香りよく美味しかったです。柿も子供達は一日に一人3個も食べてしまうのであっという間です。『矢田さんの柿はもったいないから』と話して食べさせています。大人の口に何個も入らないからです。                                     青森 今さん

△ 箱を開けてまず紅葉と柿にビックリ、次に稲穂にビックリしました。遺跡米の穂なのですか?稲をじっくり見る機会は無くって、その美しさに鼻の奥がツンとしました。紅葉のお心遣いと言い、何とおしゃれなんだろうと感心しています。たくさんの障害にも打ち勝ってお米や柿が私たちの口にはいることを実感できました。                                        横浜 市橋さん

△ 柿の葉茶は届きました。早かった〜。直筆のお手がッまで入っていて心が和みました。お手紙と『朱鷺の島から』を読んだだけで血圧が20ぐらい下がったのではないかしら?お米作りにもずいぶんお力を入れていらっしゃるご様子、熱意は伝わります。                 富山 藤田さん

△ お電話頂いてから実家に行き、まだ開封していないお米の箱を開けたら柿は入れてあって感激しました。入っていた新聞も読みました。無農薬で作るのは大変なんだなと実感。そんなお米を食べられるのはありがたいことです。                                  新潟 長谷川さん

△ 玄米は食べにくいという先入観があったんですが全然そんなこと無いですね。柔らかくて匂いも気にならず、かえって甘みがあって味わい深い。稲穂のプレゼントとてもおしゃれで素敵。黒部 藤田さん

△ お宅のお米は、あまくて美味しいです。冷や飯にしたときに特に良くわかります。無農薬なので、あまり洗浄しない方が良いのでしょうか?                              古川さん

△ 先日、友人が集まったときには、矢田農園のカボチャサラダと煮物、それに玄米おにぎりが好評でした。お餅は絶対みんなが感動すると思います。                    港区 鈴木さん

△ 毎年、実家から届く矢田農園の柿。佐渡の柿はこちらのスーパーでも見かけるようになりましたが、味の違いは歴然です。果物を好まない夫も、矢田さんの柿だけは特別で、帰宅後の一番の楽しみにです。                                             東京 大江さん

 

お世話になりました2002 

皆さんからの声を拾い書き上げてきて、今再び感動しその顔を思い描きました。それらのお便りに十分なお返事をしなかったことを反省しています。発送の前後は、かなり忙しいので、つい。まとめてお礼とお詫びを申します。

掲載分がすべてではありませんで、個人的なことは省き皆さま同士でヒントになりそうなお便りを選ばさせて貰いました。最も、我が家にとってうれしい声が大部分ですが。

極上のコシヒカリ作り、酒造りは出来ませんでした。ポン菓子も考慮中です。納豆作りも実現していません。確率の低い年でした。

まだ残っているものー越冬用のかぼちゃ、黒米。餅は正月明けにも少し作ろうと思います。

 

 

120 2002年11月号(H.14)

○・・・24日、柿の仕事は終わりました。

干し柿作りも半分ほど。

園を減らした分少ない量だったのに、めっぽう忙しい年だった。

稲刈りが順調なのに対し、柿の収穫は来る日も来る日も降雨、氷雨、アラレ、雪とものすごい天候の中でやるざるを得なかった。

こんな年は知らない。1ヶ月くらい、季節が早まっているのではないか、と思える。

  ○・・・例年より3、4日早く、11日に柿もぎを終え、脱渋を待っての発送処理。

好天になったおとといから古代米の刈取り、脱穀、大豆の取入れ、ボカシ肥料や柿の礼肥散布、風呂炊き用のマキ作りとあわただしく。

とどのつまりは、農園だより書きの遅れ、となりきりだ。わが家に限らず、自家用野菜の育ちがすこぶる悪い。

  生協の行事で何度かお目にかからせて頂いている者です。

いつも素晴らしいお話をありがとうございました。今日は実は、柿があんまり美味しかったので、初めて、思わず、ペンを執ったところです。ビッシリというか、どっしりというか、実が重くて甘くて、みずみずしくて減量作戦中なのに、つい2個もたて続けに食べてしまいました。

佐渡への思いもはせているとところです。安心して美味しいものを頂けるということは幸せなことです。』

 

無農薬の柿、今年も作れました!

   10日ほど前、新潟の里村さんからお便りを貰った。

相模原市の山本さんからは下記の絵手紙が届いた。お便りにしろ、絵手紙にしろ、なかなか出来ないことなのに、わが家を励まして下さったことに感謝しきりです。

うれしい時です。来年にむけて元気が出る時です。

 わが家の最終目標は、継続して無農薬で柿と米を作ることです。

コメ作りについては、イネミズゾウ虫さえいなければ10俵(反当り・最高級レベルの収穫量)も可能というところまで達したことを前号で書きました。

 若木であれば、柿も無農薬で作ることもできました。

しかし、数年のうちには、樹体が弱ってしまうので、計画的に農園を交換し、この20年間、無農薬の柿を生産して来ることができました。

今年も、10月初旬までは順調に推移してきたのに、前号の通り急転直下、落葉病にみまわれ、最悪の状態となりました。

絶望的状態でした。

 しかし、天の助けがありました。軟化することなく、落果することなく、甘味も少しずつ加えて、収穫できたのです

信じられない、ことでした。

3年前よりは甘味は落ちたかと思いますが、おかげを持ちまして、ご注文の全部に応える、ことができたのです。

本当によかった!!

天の救い−としか、言えない出来事でした。

こうして、20年目の無農薬の柿づくりも無事達成できたのでした。ご支援頂いている皆さまに、ご報告申し上げます。

 あの柿がなぜ、蘇生したのか−その分析が私には残っていますが、長年の植物波農法と、微生物のおかげ、によるものではないかと思っている。瀕死の柿の木に1年休んで貰うかどうかは春までに考えることにして、うち克つだけの、肥培管理に秘策を施す。

 この隣りにある減農薬の柿も今年は、とにかくすばらしい出来だった。

 低農薬栽培でも穫りづらいような大玉で、ピカピカの美しい柿の果、そして収穫もいっぱい。どうして、こんなことになったのか、栽培暦40年の私にも心当りがない。

  微生物と人間(その4)菌たちに守られて・・・

  微生物といっても、ウィルスや病原菌からカビ類まで、大小の広い世界があります。

いま、私がいう微生物とは、その中間に位置する発酵菌(人間にとって都合の良い)や腐敗菌のことを主に、いいます。

「微生物」または「菌」というと、とかく誤解して病原菌やカビを連想してしまいがちです。そして、「恐しい」という先入観から、神経質になりがちな若いお母さんたちがいます。

 ずっと昔、看護婦さんのグループとピクニックへ出掛けたことがありました。彼女達は食事の前に、なんと消毒液を持参して使いました。

これは特別としても、ボディーシャンプーをいっぱいつけて綿密に身体を洗い、殆んど毎朝、朝シャンをしたり、やたらと抗菌グッズを使う人がいるようです。

 一般の発酵菌は恐しいものではないのですネ。

危険な病原菌は、特殊な環境下にいるのであって、日常生活で過敏になることはないのだそうです。菌は、あらゆるところに棲んでいます。体の中にも、体の表にも。手足の指や顔、口の中などには、どれだけいるか知れません。

書いたものでは、人の皮膚1cuに1千〜10万個くらいのブドウ菌がいるとか。

皮膚に常在している菌たちが皮脂を酸性に保って病原菌を寄せつけないようにしている、とも言われています。

 8才くらいまでの幼児の体表には、活性の強い常在菌が一面に、まみれるほど付着している、そうです。

従って、そうした有用な菌を石ケンでゴシゴシ洗い流してしまうことは、私たちの健康保持に良くない、と井上(微生物災害研・所長)は言います。

からだの表面が汚れて腐敗菌が発生し悪臭を放つのはいただけませんが、体の表にも中にも、沢山の種類のたくさんの量の菌類が棲んでくれていることが健康のバロメーターといえそうです。

人も作物も同じ

  O157は、病原性の大腸菌がひき起したものだった。

それから大腸菌は恐ろしい菌だとみられることが強まったが、必ずしもそれは正しくない。大腸菌の種類は500以上と言われており、その多くは普通の発酵菌で、整腸作用があり、ビタミンを合成したりもする。

人の腸の中では欠かせない菌なのだ、という。

 O157として発病したのは、たまたま強い病原性菌がいて、人の体力が衰えていたからだ、そうだ。

森下医博によれば、腸内の菌がしっかりして沢山棲んでいれば食物アレルギーを防ぎ、病気にもかかりにくい、という。

菌の数は免疫力も左右する、らしい。

 かねて、私は、作物を育てるときの土地の状態と人間の身体とは似ていると書いたことがあるが、どうやら今年の柿の木は、落葉病菌に負けないだけの体力(土中に微生物が)があって、蘇生できたのではないか、と思える。微生物との共生−これは、人間にも植物にも当てはまるのではあるまいか?!

微生物を排除するような栽培方法はすまい。そして、微生物をもっと沢山食べよう!!

  わが家のコマーシャル、ページ

  ▲ 干し柿や餅などの、こだわり冬季ギフトのチラシ発送が遅れております。皆様の催促を受けています.このあと、すぐに着手しますので、よろしくお願いします。

     餅には、新しくキビモチを加え、クルミモチは止めようと思います。

     お茶の部では、柿茶や黒米入りのコシヒカリ玄米茶を作ってみよう。また、春までにコシヒカリのポン菓子も。

     『朱鷺の島から』年末号は恒例により、皆さんからのお便り、メール特集です。掲載に承諾おねがい致します。

 

 

123 2002年4月号(H.14)

○・・・どう見ても温暖化のせいに見える。一番、案じていることだ。島でも一週間はやくから桜が咲き、散った。山桜がポチポチ咲き始めている。今年は、特別だと思っているが、来年も早まることがあれば、この島でコシヒカリや柿が作れなくなることも。

○・・・雨が少なく好天続きで、作業は順調です。4/22トラクターでの耕耘は7割方終え、種まきも終了しました。古代米も予定通り蒔きました。小ウサギも大きくなり、我が家の孫達も一年進級して小二と保育園の年長組に。一番下の孫娘は八ヶ月、目に見えて愛嬌を振りまいて人気者です。

 

 風邪ウイルスは、人間を滅ぼすかもしれないーと、言った人がいます。インフルエンザは、ともかく普通の風邪対策は、なぜか出来ていません。ウイルス自身が強くなったわけではなさそうで、反対に人間の側が弱くなったため、と言う。人間の何が弱くなったのかというと、風邪ウイルスに対抗する力ー免疫力だと言います。あなたの自己治癒力は?

自分の身体は自ら守る
 
メイヨある私自身の体験からも、今春の風邪はなかなかしつこかった。軽度の鼻風邪なのに、一ヶ月以上も巣ぐっていて気分がすぐれなかった。家内に至っては、二度の風邪で咳が止まらずとうとう耳に水が溜まって難聴に。これも一ヶ月間も。

0−127の時もそうだった。弱いウイルスなのに、免疫力の低い人にとりついて発病させてしまう。こう言う例は今後も充分あり得る、らしい。
 前号でもふれたが、病気になったら「病院へ行く」事になっている。自分でも、風邪に引きの家内に向かって「病院へ行け」と言う始末。彼女は、たいがい寝込んで風邪を治してきた。それが奇妙に治ってきた。今度の難聴は、私がむしろあわてた。

 最も、急に激痛が来たら、慌ててしまって「病院へ」と言うことになる。病院でどこから痛みが来ているのかを調べて貰うことになるが、原因がわかってからは自らの治癒力で。または、日頃から治癒力を高めておいて、未病で押しとどめるようにしたいものです。

 

生活の点検
川村則行医博(東京大学)は、その著者において、病気の原因は大別して「遺伝」と「環境」があり、後者の中の「感染」と「生活習慣」がかなりの割合を占める、と言っています。もっともな話であるが、人はこのことを忘れてしまう。自分がどんな危険なところに住んでいるか?どんなリスクのある仕事をしているか?毎日の暮らし方に問題がないのか?特に食生活は正しいのかどうか?自問し反省することをついつい忘れてしまう。

 加えて、年齢を加えると新生物発生の元ともなる遺伝子の傷の蓄積や個人差など、その人なりの分析判断は必要になるらしい。睡眠不足により体内に発ガン性物質が蓄積されるとも見られ、60年70年と日々の不規則な生活の積み重ねの結果の「病気」だから、納得のゆく話である。「わかっているけど、やめられない」んだけど。

 この20年(だいたい)、健康のことに関心を持ってきて。私なりの健康阻害の要因をまとめてみるとストレス・過労・環境・食生活ではないかと。どんなときにも迎合せよというのではもちろん無いが、さして意味もない争いごとや心配事は体に悪し、発病中は尚悪い。治癒力はすぐに影響する。前向きに明るく振る舞う努力が大事。過労は、乳酸値を高め、免疫力を下げる。仕事は、自ら進んで楽しみながらやるように心がける。
 自分をおく環境は、水空気とも良いところで、人情に厚い土地がよい。不幸にして、好ましからざる土地であれば、個人的に改善、代替の工夫を何よりも先に考えること。

そして、「食生活」では、食べ物以外の「化学物質」を食べないこと。大量生産、大量販売の経済上、化学物質の添加が行われ、知らず知らず食べさせられてきました。今も、それらの産物は氾濫しています。それらの食べ物は、波動的にも低く。栄養的にも悪く、プラスイオン(悪いイオン)にまみれています。

 

治癒力のいろいろ
 治癒力は、医療の領域、見方によって諸説がある。西洋医学では、人体に不足のものを補う、事が基本とされ久しく栄養素の摂取がさけばれた。最近では、「活性酸素」が健康阻害の要因であることが判明して、酸素欠乏者でのビタミンC.、ミネラル、βカロチンなどの補給が治癒力に大事と言われるようになった。

  これに対して、東洋医学では、まだ現状として発症していない「未病」のうちに改善、治療してしまおうととする。病気の原因は、ひ弱な部位に身体にとって不都合なものが停留するためで、この毒を「排出」することで、治癒力を高めるという。そうして、東西、正反対の医学思想が生まれたのでしょうかーこれも大事なことだともいます。心の部分でも、一つのことにとらわれすぎない、いつまでも悲しんでいないこと、またいつも自分を抑圧していないーなど、東洋の教えの方が素晴らしく見えてきますね。

 日本で生まれた、その他の民間療法の中にも、治癒の思想はないわけではないと思います。古今東西の経験から学んだ治癒医学があるに違いない。たとえば、今私が治療中である『むつう整体』は、百年前アメリカで発見されたカイロプラクティック両方の流れをくむ。人の頭の「脳幹」と言うところを刺激して活性化させると、身体全体の治癒力が始まる、と言うわけ。

 刺激法させ正しければ、たぶん間違いない治癒法の一つではないかと素人ながら、思う。これまた、丁度百年前、フランスの医学者ーカレル(ノーベル賞)は、心の治癒力に「祈り」は有効なことを実証した(専門は細胞培養)と言いますが、治癒力には心の安定が大事。マイナス思考というものは、非常に強う感情で、いったんもち始めるとたちまちに胸一杯になってしまい、次の感情を持つことが困難なる。

 だから、先を越されないうちに、「感情の逆転」に入り同時に行動に入ってしまうのがよいーと川村先生は言ってます。

 さまざまな治療法の根本に、その人の強い心、新年。決意というものが左右する、ということでしょうか?

「人間の身体は不必要なことはしない。痛みや不快感すら大事なシグナルだ。」(木村むつう整体所長)という。きをつけたつもりだったが、また足首の痛みが再発して苦戦している。痛みを注意信号として休養を心がけているが、果たして・・・

 仏間に置いておいたコシヒカリのストレス波動に、一桁高いプラス48000という数値が出た。たかいしたちちおやはわがやのうくすえにとてもあんじていたのだが、すでにこの世にもいない人間の波動というものがこのように届くものであろうか?

 先月、我が家の手作り味噌のご案内したところ、ご注文をたくさん頂きました。「言葉が浮かんでこないほどの深みがありますね」とのお褒めもありました。5年ものは終わりましたが、よろしかったらどうぞ。

112 2002年3月号(H.14)

○・・・けいちつから2〜3日経った日の朝、近くの無農薬の田んぼから「クワック
ワッ」という白鳥(?)の鳴き声がする。降りてみたが姿が無く、声も消えた。ハテ
ナ?ほどなくして、同様の声に誘われた息子たちが、水を張った田んぼの中に、非常
に沢山のカエルたちをみつけたという。その状況は半日ほどで消え、あとにおびただ
しい数のカエルの卵が現れた。
○・・・カエルが白鳥の声を?なんということだろう!初めて聞く声−いっせいな産
卵の行為。土からといえば、にわとり小屋の土の中からは、かわいいミニウサギの子
供たちが出るわ出るわ、15匹。まだまだ出てきそうな様子−孫達が歓声をあげる。

農産物流の不信騒ぎに考える!

狂牛病騒ぎに端を発し、このところ肉類の偽造問題が続出して、農産物の流通に不信
感をまんえんさせている。これは、今にはじまったことではなく、長く広く潜在して
いたのだ。儲けるためには、どういうこともする−傾向は、30年代以降エスカレー
トしていたと思う。

昭和40年代、日本有機農業研究会が発足して、「有機農産物」を販売するにあたっ
て、『顔の見える関係』を打ち出し、生産者と消費者の信頼の上にたって、はじめて
流通が可能であるとしたのです。昨今、有機農産物を一般市場で流通させようとした
政策に反対した理由です。
 工業製品と違い、商品に生産者名を刻印できず、途中加工の必要性がある産物だけ
に、取り扱いに慎重さが要求される。今回のように、逆に、毒物が混入される可能性
も出てくる。そういう意味では、偽造騒ぎは、食品企業の倫理観を問う、大変好まし
いものであったと思う。
  考えてみれば、この国の食品行政は、先進国としては、大変おおまかで、手抜かり
が多いと思う。これも、経済成長政策の弊害で、"生命の大事さ"にまだ気付いていな
い。欧米から10年はしっかり遅れている。
 日本人同志の信頼感、生産者消費者間の信頼感も回復されていない。食品に関する
限りは、両者がバラバラの対立ではなく、協同の関係で作りあげていかなくてはなら
ない、と思うし、理想的には、より多くの国民が農にたずさわるべき−と思う。一農
場、一会社工場での大量生産、大量販売には"危険"がつきまとう。
 大量生産には、愛の波動が入り込む可能性はきわめて少ない。それは、食物として
の生命力が欠落することを前号、前々号で述べた。
 いま「有機農産物」は、ガイドラインにもとづいて、認証されれば、良し−とされ
ている。だが、これで大丈夫とは言えないことは、前文のとおりである。市場流通の
段階で、悪意があれば、いかようにも、操作が可能なのである。生産現場においても
「認証」にあぐらをかいた栽培操作と偽造もありうる。そういうものなのである。
 要は、人である。人の信頼性ひとつだと思う。
 生産者は、食物を作るにふさわしい栽培哲学を持っていなければならない、と私は
自戒している。高い倫理観も持ち合わせていなければならず、支援の皆様に対して感
謝の気持ちと出逢えた幸福感、そして、報いるための、ゆるぎない研究努力がなけれ
ばならないと思っています。
 それにして、今日の当園は、まだまだ努力不足です。「顔のみえる関係」ももっと
深めたい、と願っていますが、思うにまかせません。かすかな頼りが、心を伝える、
このニュース『朱鷺の島から』と息子徹夫がひらくホームページです。この紙面を
「みんなで作っては・・・」と、東京の工藤さんが言ってくれたことがございまし
た。どうぞ、よろしく。

春の作業はじまる!

 桜の花をたよりに農作業を−。今年の開花予想は4月10日で、例年より1週間早
いでした。なるほど、柿の芽が、突然動きはじめました。かなり早い!しかし、その
後、低温になっています。
 面積を減らした分、今年は10日も早く、柿の剪定作業を終えました。腕の痛みを
覚えることもなく、順調でした。この仕事は、乱れた樹間を切り取って、生花をする
ように、ととのえてゆくのです。殆ど一瞬の判断で、ハサミを持つ手が動いてゆく−
面白いものです。
 しかし、出芽が早い分、霜害の可能性は高くなるので、心配です。昨年の毛虫多発
のために、今年着果が期待できない木も、10本はありそう。
 イネは、例年と同じ予定で進めています。4月5〜7日に、最初のたねまき。5月
7〜15日の間に田植え。まわりの皆さんは、5月の連休中にすませますが、我が家
は、そのあとから。これは、イネミズゾウ虫の対策上、できるだけ日数をかけて、で
きるだけ大きな苗を植えようと考えているためです。祈るような気持ちです。この虫
は我が家の大敵です。
 タネモミの選別をすませ、今夜は温湯による消毒です。(昨年は大失敗したので、
慎重に)それから10日間以上の浸水のあと種蒔き。新しい播種器を買いました。
(25万円) 田んぼでは、ボカシ肥料の散布を終えたので、カエルの卵を殺さない
よう水をかけ続けて、耕起を待ちます。

今年作ってみたい古代米など
・黒米(これまでの品種の他に、中国の稀珍黒種を倍の面積で)波動が高く、アレル
ギーの方に人気
・赤米(これまでの品種の他にベニロマン種・観賞用としても人気)
・景観資源米(紫米のほか、白楽天、紫縞稲)
・遺跡米(群馬県新保遺跡から出土した米)
・ドライフラワー米(SLG80=世界最大の大粒種)
・超多収米(ふくひびき=飼料用・堆肥材用)
・低アミロース米(ミルキークイーン=コシヒカリより美味しい)

再び玄米食を!(発芽玄米)
"白米は死んだコメ、玄米は眠っているコメ"と言われます。前号の波動測定でも、玄
米のもつ波動は、とても大きなものがあり、白米よりも格段にパワーがあると思われ
ます。健康保持のためには、毎日でなくとも玄米食をおすすめします。
 玄米ごはんの炊き方がやっかい−ということになっていますが、充分浸水すれば、
普通の電気釜で炊けます。ぬるま湯に24時間くらい浸水すれば、玄米が発芽をはじ
め−@とてもやわらかく食べ易くなり、A玄米の持つ栄養素が活性化され、人に吸収
され易くなり、B玄米食でのフイチン酸障害がなくなり、乳幼児食としてもすぐれた
ものになります。圧力釜の必要はありません。浸水時間によって水加減を調整する必
要があり、浸水を忘れない注意が必要です。好みですが、少し固めが美味しい、で
す。
 発芽玄米を研究されたい方は『発芽玄米のすべて』総合労働研究所【渋谷区渋谷2
−17−3南塚ビル9F03(5468)1711】を参考にして下さい。

▼わが家のコシヒカリは、ガンになった方も食べてくれていますが、昨夏は杉並の高
橋さん、先月には新潟の和田さんが不幸にも亡くなられました。お二人とも病院医療
を嫌い、戦っておられ、私も心から声援をしておりました。ご冥福を祈ると共に、力
不足を克服しようと誓いました。共通して、苦しむことなく急転直下に息を引き取ら
れたのは、薬物をとっていなかったせいではないか、とのこと。
▽今月はわが家の安心の手作り味噌のご案内をさせて下さい、原料の豆やコメ、塩は
良いものばかりです。皆様の愛用の味噌は1年ものでしょうが、この味噌は3〜5年
もの。古いものほどビタミンEやKなど新しいものにはない栄養素が多く、抗酸化力
も強く、よって抗ガン力も強い由。
新しい味噌に混ぜて使って下さい。値段はキロ600円(運賃の方が高い)5年もの
から先にお分けしますのでご承知下さい。
【訂正】前号の表題中の■は鷺の誤りでした。





111 2002年2月号(H.14)

○・・・みぞれ模様の冬の日も去り、このところ強い風はあっても、かなりの陽光になりました。今日24日は、家族バトミントン大会を庭で開催きあきら天気です。昨日、柿園に剪定に行ったらまだ日陰に残雪があるものの、ふきのとうが芽を出し、早咲きの梅が見られました。

○・・・皆さん、風邪はいかがですか?近年珍しく私も鼻。のど・風邪をひき、軽いながらもう40日も宿を貸しています。子供たちは丈夫なのに大人は一通り洗礼を受けました。マスクををしながら柿の選定作業も7割方をすませ、田圃のぼかし肥料の散布も完了し、種籾の点検も終えました。例年になく順調です。その後、腰痛もおきてはいません。ご心配をおかけしました。

新年もはや二ヶ月を過ぎました。
みなさまの新年のスタートぶりはいかがでしょうか?一年のご計画などは出来ているでしょうか?「望みは達せられる」と申します。望みがなければ、目の前にチャンスが来ていても、逃してしまいます。

今年の我が農園の目標は、よりよい値打ちのある米作り、柿作り、野菜作りに励みたいことです。食欲を増だけの生産ではなく、人の健康増進のためのかつ急ぎ治療の力を持った生産を心がけたい、と。そのために、少しずつ規模を減量し、密度の高い実践を心がけます。不本意な栽培を減らし、古代米尾外、糖尿病などの治療用特殊米や、芋、目を楽しませてくれる米も作ってみたい。中でも、最近関心を深めている高波動米づくりに努力したいと思っています。
 それから、混迷を深めている農業のあり方について、私なりに考えをまとめ、提出したいな〜などとよくばった目標を上げてみました。どれだけやれるかねえ!

高波動・治療米作り
あらゆるもの、石にも木にも水にも、微妙な波動があります。原子核+の周りを電子−が回っている、と言う原子構造上、それぞれ独自な振動を続けているからで、電気を持った原子が振動することで弱い電磁場も発生させます。この固有の周波数を持つ、振動エネルギーを「波動」
だと言います。
 病人と一緒にいると気が滅入るが元気な人と一緒だと、自分もつい元気が出てきたような状態になる。(気を貰う)ことからも、その間には、目に見えないエネルギーが流れているらしいことがわかる。この病人を悪い食べ物、元気な人を良い食べ物に置き換えると、似たような状態が起こりそうだ。どうも栄養素(タンパク・脂肪など)の外にも、別のエネルギーがありそうだーと言うのが波動説。

 食べ物の作り方が違うと、確かにそのものの波動が違ってくる。一番強力な波動は、愛情とか祈りの波動だと言われている。愛し合っている人同士の波動は高い。作物も料理も食べる人のことを考えて、せっせと作った場合は、その材料以上のエネルギーを発揮することになりそうで、作った人が誰であるかもしれないようなものを食べるのは、不安がある。食べる人の顔が見えないような状態では、責任性は問われないから、いい加減になる。農家が農薬や化学肥料を使うことに抵抗を覚えない理由になる。自分の経営のため、生産コストだけが関心事になってしまう。
 借りに、食べる人の顔が見えなくても、粗末なものは作らないぞーで作れば、良い波動のものができるだろう?たまたま元気でよい人に出会ったときのように、元気な気=エネルギーがもらえるに違いない。

 この世の中には、相当に悪い人がいるようだが、そんな中で、良い人に出会えたときはうれしい。近年、私の交際範囲は限られてきているが、この道(生態系農業)の生産者や波動に携わっている方々は、心根が美しいと思う。まとわりつくような人情とねばりづよい強さが感じられて、引きつけられる。
 本論に返るが、このエネルギーを測定する機械が開発されたことは前号に書いた。QRSによる、我が家の産物の測定値をとりあえず右に紹介します。

  免疫力治癒力 ストレス抑制力
無農薬 玄米 +4800 +6600
    〃 +8400 +9000
無農薬 白米 +2700 +2100
低農薬 玄米 +6300 +1100
     白米 +3100 +4700
黒米  +8300 +4500
赤米 +6600 +2500
香り米 +7700 +5000
青米 +6300 +4700
もち 玄米 +7600 +7100
   黒米 +6800 +13000
   よもぎ +5300 +9300
干し柿 +1400 +250
柿の葉茶 +3700 +7100
ジャガイモ +3600 +1800
園主の波動 +29(30満点) +17(30満点)

我が家の産物の測定はしたものの、一般市販の測定データがまだ入手できていないため、説得力はないものの、かなりの高波動だと言います。(アクアタック研究室ー東京)現在までの測定機器は、オペレータの体をアンテナにしているため、その時の体調などにより、測定値にばらつきが避けられないらしい。測定料も安くはなく、波動測定はもっぱら、いわゆる健康食品群や商品開発に利用されていて、米などの産物の測定にまで手が届いていないらしい。

我が家としては、今後とも測定を続けてゆくにのだが、すでに川田研究所やブライトライフ研究所さらにむつう整体の木村先生や「とやの健康ヴィレッジ」の細金氏、前号紹介の吉原・東京薬科大教授らの評価もありますように『高波動・健康増進米作り』農家として『治療米』の生産を目指したいと思います。

 そのためには、右表に見るとおり、コシヒカリだけではなく、より原種に近い新種や玄米食の勧めも大事だと思います。すでに、内外の古い品種の種子を手配しまししたが、それらの測定は今から楽しみです。

 前の号で、「日本の米はだめになっている」といわれたSさんの指摘を憶えておられますか?食味や経済性から品種改良や無責任主義の栽培法などが、この国の米を悪くしているのですね。

みなさまの体が元気でよい食べ物に出会って、より元気になって貰うようにお祈りいたします。

110 2002年1月号(H.14)

○新しい年が明けました。みなさま今年もおつきあいお願い致します。島は、年明けからみぞれ模様となり、薄暗さから「えっ、これで6時半?」といった具合。干し柿の残りが乾かなくて、気をもみました。

○元旦の朝は、体も軽々として「今年は何かやれるぞ!」という気分の中で、出しかねた幾枚かの賀状を書きました。今年の賀状は、親戚筋への「平穏」以外は「こくみん皆農」、「自然に還る」、「吾唯足知」の三種。昨年学んだことがらを自分の目標にみなさまへの呼びかけに、問い乗りを込めました。

明けた年は果たして、どういう年になるだろう。
案じられた戦争の火種は、アメリカの武力でひとまず鎮静化に向かった。だが、火種の根絶が出来たわけではないだろう。桁こそ違えるが、「貧乏神」は世界中に蔓延し、火種も発火の時を待っている。威勢のいいはずの日本も「まあまあ〜〜」でやり過ごしてきた借金精算がタイムリミットとあって、噴火時間待ち。所得格差の増大から満足できない国民が「極小テロ」を起こしかねない。不穏な空気はみんな感じ始めている。

 とにかく、昭和30年代半ばからの高度成長経済がよくなかった。欲深く切りもなくプラス成長を競い合った。悪い価値観を作り上げ、そこから逃れず「景気を!」と叫ぶ人が多い。欲深かったものほど倒れる。この魔性にほとんど誰も、気づかなかった。かねて私も「知足」を自らにいましてめてきたが・・・・・・

 

新年に考える

農業の世界でも当然、高度成長制作は行われてきた。悪政だった。私自身の就農と同じくして始まり、およそ15年ほど疑いもせずに「近代化農業」という、勇ましい名の農政に私は荷担した。
 単作・専業化・機械化・大規模化・手コスト化…企業化他の産業並みの所得を上げなければならない、とされた。あれは間違いであった。
間違いに気づき、悪を償い転身を決意したのは、私40歳に近い日だった。農業は企業にあらず、職業でさえあらずーそして、いまは「 栽培にもあらず」と考えるに至った。哲学者・安藤昌益は「国民皆農」と説いたが、ますます、私の中で輝きを増す。いかなる時代においても、民はすべて等しく耕し続けなければならず、子や孫をいとおしみ、育てることを楽しみ、満たさなければならぬのではないか。
 人間としての源≠忘れて、驕利他閣、より大勢の民が町の暮らしをするときに悪の循環≠ェ始まるのでは?
 静かに考えて、今この国にあるのは「負の循環」のみ。殺伐なるアフガンの映像もふた昔前には緑したたる沃地であったと知らされた。この正月、この国の山河も緩やかに同じような映像世界に下っているのではないかーと心が曇った。

悪循環を断つ
 出し抜けだが、今病院へ行ってみれば、いずこも超満員の盛況である。病人が多い理由は何か?環境悪化・競争社会のストレス・色環境の誤りーいずれもが健康なサイクルから生まれたものの結果ではない。食もおろそかにしてがむしゃらに働くのかーどこかで、このサイクルは切断したい。
 高度成長政策の中で、いささか行き過ぎた「科学万能・医学万能」の主義が蔓延したのではないか。医療世界でも「高度成長政策」が波及して、メスと薬を持って手早く患者を裁いてゆく。昨年私は、現代医学の堕落ぶりを予感する体験をした。確かに、診断技術はすばらしいが、治療技術はみすぼらしいのだ。
 賀状に「自然に還る」と書いて自戒したのは、暮らし方を自然に近づけたいと願ったからで、そこから初めて人は健康を回復できそうだと言うことを「波動整体」から学んだのだ。

朗報! 絶品の米(玄米)

かねてから「一億半病人」と言われたことがあったが、みんな病んでいる感じは強い。急を要する、と言う思いもする。何が出来る何が早いかと言えば、食が一番だろう。仲でも主食が悪いーと考えたのは、ナトリウム・カリウム比から我が家の米が「病気を治す米」と評価(ミネラルバランスが良好ー東洋薬科大・吉原教授)されたときに始まる。
 主食の米のバロメーターはなんだろう。タンパク?イオン?食味?行き着いた先が波動だった。半病人を復活させるには、爆発的なエネルギーが必要だろ。そういうエネルギーを測定する器械があったのだ。波動は、21世紀の科学とも言われているが、つぃかに未知の世界を切り開く有能な機械だと思われる。この機械が混迷する米文化を整えてくれたらありがたいと思う。
 この正月に兆しよく朗報が入った。暮れに依頼していたアクアタック研究室(片岡章氏)から、我が家のコシヒカリなどの産物の波動測定結果が届いた。
 まだ十分なデータが入手できていないので、詳細は次号・または号外に譲るが、かなり高い波動が測定された模様で、同氏から「絶品の米」と言うコメントを頂いた。同研究室は、QRSと言う機種を使用していて測定値に特異な特徴があるようでグラフ化が必要だが、傾向はしれよう。
 食物として米のエネルギーは免疫力・ストレス抑制力・アレルギー抑制力などで表現される。我が家の無農薬白米の免疫力は、市販の米プラス400に対して、プラス1800を表し、不思議だと片岡氏は言われる。
 玄米の場合は、特徴ではあるものの、免疫力でプラス4800、ストレスでプラス6600。前述のミネラルバランスでは、プラス5100、「と低農薬や減農薬米を大きく引き離した。

 その他、この測定で私自身発見したことがいくつかあるがスペースがないので@低農薬の免疫力が相当高いA柿のは茶やヨモギ餅のストレス力がものすごい。B黒米のアレルギー抑制力が抜群、などを紹介して終わる。