平成20年に京葉線での営業を開始し、翌年にTOMIXより500代のカラーバリエーションとして発売されました。基本セット6両に単品売りのサハを4両組み込むスタイルで、平成30年に再生産が行われパンタグラフの成型色がグレーに改められています。ただし平成28年に行われた機器更新は再現されておらず、それ以前の姿がモデルとなっています。ヘッドライトは行先表示器の色味を優先したのか白色とされさおてり、こだわる方はプリズムを黄色に着色してあげるとよさそうです。
Nゲージとのかかわり
昨今は待てば完成品が出る時代に。KATOは寝て待てとまで言われるようになりました。私としてもステッカーやインレタを駆使した営業車両への再現に重きを置くようになりましたが、それに対して塗装作業を伴う作業は殆どやらなくなってしまいました。鉄道模型は基本一度きりの生産ということで見逃さないように買ってはいるのですが、最近は整備が追い付かず積みラーと化している部分があります。時間とお金のかかる趣味だとつくづく思います。
あらゆる運転会にお呼ばれされても対応できるように、関東私鉄と関西私鉄に関しては最低1本車両を有しています。ただそれで収まらないのが性なのか、仕事で幾度となく乗った車両、あの時この時乗った車両など、気づけばブックケースが増えていきます。実車についてはこちら(東急・それ以外)からご覧いただき、このページではあくまで模型に全振りしています。
所有車両一覧
JR東日本E233系6000代
JR東日本E235系0代
京急600形
1500形の部分流用の呪縛が取れ、晴れて新規金型の塗装済キットが登場したのが平成23年。特徴的な側引戸の窓枠はガラスパーツに表現されています。素材自体は良いのですが、塗装が枠全体に回り込んでいないため、価格の割にはげんなりさせられる製品です。
京成3700形
東急9000系と並びかねてから評価の高いグリーンマックス製品で、格安品を中古にて購入。車番が未印刷ながらライトが点灯するので比較的最近の製品とみられます。京成らしい下枠交差パンタの編成としたかったのですが、それと側窓が無色の編成は既に存在しないことから、現行仕様にこだわる私はやむなくシングルアームパンタに換装しました。
京王8000系
競合となったマイクロエースから若干遅れ、平成29年に新規金型の完成品が登場しました。静鉄A3000形に次ぐ前面行先点灯を謳います。ステンレス地の仕上げの違いの再現はマイクロエースに軍配ですが、窓枠の厚みが気になるのとドア交換後の現行仕様がラインナップされていないこともありGM製品を選択。なぜか戸袋窓の枠に限り別色の印刷が施されます。モデルとなった8732編成は当時は未更新(令和4年に更新)でしたが、阪急1000系の床下機器を流用し、将来を見越して機器更新後の8連に仕立てました。その後、令和4年に晴れて更新車仕様が発売され、新たに起こされた床下機器に振り替えました。
小田急4000形
数々のロマンスカーを製品化したTOMIX初の小田急通勤車ですが、平成27年の発売というタイミングを考えるとE233系2000代の序でという感が否めません。ステンレスの塗装はあっさりとした銀色で、全面ダルフィニッシュな実車とうまくマッチしています。一度再生産がかかりましたが、程なくして基本セットは市場から消えてそれの入手には苦労しました。その後、M-13モータ仕様で実質再生産されています。
東京メトロ02系
KATOによる東京メトロシリーズとして、01系に次ぐ第2弾として平成25年に発売されました。本数の多い7次車がプロトタイプとされたのは良いのですが、どうしたことか4本しかいない東芝製の足回りの編成がモデルとなっています。フタを開けてみると、後にラウンドハウスからラッピング編成が発売されており、その当該編成が第50編成だったらしく合点がいくものです。追ってB修車が平成27年に発売されていますが、元が7次車ということもあり細部は実車と異なっています。
双方を保有していますが、B修車に関しては第02編成がLED照明の試験搭載をしている編成で、車両によって色温度が異なるので模型映えを狙い、複数の室内灯を用いることでその差異を表現しています。
東京メトロ8000系
東急8500系
東武50050型
先発のマイクロエースから遅れること3年、平成23年に完成品として登場しました。当時は同社製品を強く意識しており、価格も安く抑えたほかメトロ10000系に次ぐシースルー式のライトユニットが採用されました。後発ということもあり前面の印象把握は秀逸で、50070型先頭車の金型こそ用意されませんでしたが、非常扉枠を印刷としてお茶を濁したKATOと比較しても引けを取らない出来です。
相鉄20000系
平成31年3月に製品化発表され、当初10月発売の予定が翌年6月に繰り下げられながらも無事発売されました。初のポポンデッタ製品でしたが、YOKOHAMA NAVYBLUEの塗色はトミックスやマイクロエースと比較しても全く引けを取らないトップレベルの出来栄えと言えます。その反面傷が付きやすいというウィークポイントもあり、ステンレス車に慣れている身としては重い課題です。床下を見ると台車の成型色感が強いのが否めませんが、薄い着色の側窓類はIROMIZUで濃くして実車に合わせました。
西武6000系
平成24年のステンレス車に続き、平成31年にアルミ車も登場しました。戸袋窓の無い最終編成がプロトタイプで、屋根と一体成型だったベンチレータ―はようやく別体化。それゆえにアルミ車を選択した経緯があります。西武車は早くから客用窓に飛散防止フィルムを張っており、模型としても目立つポイントであることからIROMIZUにて表現しています。