駅務機器

かつて手売りで行っていたきっぷなどの乗車券の発売やそれに伴う料金収受、また、改札における購入したきっぷの内容の照合を自動化した業務用機器やシステムを駅務機器と総称します。
このホームページでは、通常利用者の目に留まりやすい自動券売機・自動改札機に加え、近年整備の進むホームドアの3つにスポットを当て、それぞれメーカ別で紹介しています。

※画像のクリック/タップで各ページに推移します。

自動券売機

平成14年11月、小田急・京王・西武・東急・JR東日本の鉄道会社5社は新型券売機を共同で開発しました。
表向きにはどの駅でも同じ操作で乗車券類を購入できるというものですが、量産効果によりコストダウンを図るのが目的でした。
昨今は多機能化が進み、鉄道事業者での券売機メーカ1本化の流れもあり業界の勢力図は大きく変わりましたが、タッチパネルを装備した比較的最近のものを中心に取り上げます。

自動改札機(準備中)

現在の乗車券類をベルトで搬送する仕組みは、昭和48年にオムロンが開発したものが礎となっています。
とりわけ首都圏では交通系ICカードが広く普及し、きっぷを利用する機会は減少していますが、新幹線では今日でもきっぷの利用が多数派です。QRコードを使用した自動改札機や、現在開発中の顔認証や近接無線通信の導入により、自動改札機の在り方すらを大きく変えそうな時期を迎えていますが、バーレスとなった比較的最近のものを中心に取り上げます。

ホームドア

新幹線や新交通システムでは比較的古くから見られる設備ですが、在来線に波及したのはごく最近の話です。
東京圏では専ら車両のドア位置をそろえて通常のハーフハイト式を導入していますが、大阪圏では今ある車両はそのままに昇降ロープ式も導入を進めており、それぞれで考え方の違いが表れた恰好となっています。
ホームドアは同業者間で変化を付けづらい特性もあり市場調査が進んでいませんが、近年整備された在来線を中心に取り上げます。