

新鮮野菜直売「ふれあいショップ国分」
故事により名付けられた「田心川」が、いつのまにか「思(おもい)川」になったと伝えられます。この川沿いは、かんぴょう生産日本一の、下野(しもつけ)市です。
さんまのスーパーからくりテレビ「からくり熱中少年物語」の、日本一のかんぴょう農家になるのが夢だという、6歳の少年が目にうかびます。

第20番札所 慈眼寺(じげんじ)
慈眼寺・山門

慈眼寺・山号額

慈眼寺・本堂

お大師様と立派な鐘楼

千手観世音を奉安する観音堂

レストラン倉井電話:0285-44-0813
・野菜炒め定食480円+焼きそば350円です。

おかみさん

旅の楽しみは、三つあるという。
すなわち、旅の「前と途中と後」である。この楽しさは年齢と共に変化する。若いときは「前」、年を重ねるごとに「後」になるという。だから、旅の楽しさは「想い出」に凝縮されるようになるのだ。
栃木県の巡礼先での食事は、仲間が紹介してくれたお店に立ち寄る。が、推薦のメニューは聞かないようにしている。そうです!。そのお店での「当たり外れ」が、旅の醍醐味なのである。思い出は、外れた時の方が大きくなる。順調とか、期待通りなどというのは、案外面白くないものだ。
まだ、10時半だというのに、レストラン倉井さんから白いビニール袋を下げた人たちが次々と出て来る。おじさんの一人に聞いた。
「お店もうやってるの?」
「おお、やってるよ・・・」
この時の、私の注意力散漫さが命取りになった。
メニュー表を見た私、なんで私の仲間は、こんなありふれたお店を紹介したのかと疑問に思いつつ、上記のような面白くもない料理を注文してしまった。
次々に入店してくる若者達のほとんどは、メニューも見ずに、ホルモン定食:480円と注文する。 なんで此奴等こぞって「モツ煮定食」なんか喰うのだと、私は疑問の目であたりを眺めまわしながら焼きそばを食っていた。
すると、となりの若いアベックの席に「ホルモン定食」なるものが運ばれてきた。のぞきみると、舟形の器にコンガリと焼かれホルモンが、こんもりと盛られていてとても美味そうだった。
しまった!
メニューを見たとき「ホルモン定食」を「モツ煮定食」と勝手に思い込んでしまったことを悔いた。おかげで、名物料理を食しそこなった私であった。残念!
お勘定の時、お姉さんに聞いた。
「こちらの名物は、ホルモン?」と、
「はい」と、ニッコリと答えたお姉さんである。