はじめに(自作パソコン入門)

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1 パソコンを自作してみませんか?
 
 すでにパソコンを使い込んでいて、新しいパソコンを購入しようと検討しているのなら
 自作パソコンも選択肢に入れてみては、いかがでしょうか。
 高性能化が進むパソコンを自分の手で組み立てる事は大きな楽しみです。

 自分の必要とするパソコンの性能を考え、各パ−ツの選択・組み立て作業・そして完成・BIOSの起動画面が
 ディスプレイに表示された時は「やった」と思うに違いありません。

 しかし本当の難しさはOSをインスト−ルし、購入した各パ−ツのデバイスドライバをインスト−ルし快適に
 パソコンを動作させることです。


 その為にも、各パ−ツの選択には充分な時間をかけ情報を得て選択して下さい。
 その事がトラブルもなく、快適にパソコンを動作させることになると思います。

2 パソコンを自作することのメリット

 A 自分のニーズにあったパソコンにすることができる。
 B 将来のアップグレードも容易にできる。
 C 予算によっては、最新のパーツを使用できる。(パーツを選んでいくのも楽しみ)
 D パソコンのシステムが理解でき、組み立てる喜びが味わえる。
 E メーカー製のパソコンより安価にできる。
            (以前は安価に自作できましたが最近では多少安い程度です)

3 パソコンを自作することのデメリット

 A 省スペースタイプは自作しにくい。(ベアボ−ンキットを除く)
 B サポートが受けられない。(ただし各パーツについては各メーカーでサポートを受けられる)
 C 必要とするソフトを用意しなければならない。
 D 全て自己責任

4 自作パソコン組み立ての流れ

組み立てる前に
 
 1 パソコンのパーツ及びその種類を覚える (マザ−ボ−ド・CPU・メモリなど)

 2 各パ−ツの役割・接続方法・設定などを覚える

 3 予算及び必要とするパソコンのスペックを決めパ−ツの選択

 4 専門店又はネット販売等でパ−ツの購入 (パーツ専門店から販売されているショップ・ブランド・パソコンの使用パーツ
                              組み合わせ等を参考にしたり、販売員に相性問題などを相談する)

組み立て開始

 1 マザ−ボ−ド添付の説明書を一読する
                                      
 2 PCケ−スを開ける

 3 マザ−ボ−ドにCPU/メモリを装着する

 4 マザ−ボ−ドをケ−スに取り付ける

 5 ケ−ス前面から出ている、スイッチなどのコネクタをマザ−ボ−ドに接続

 6 電源ユニットからの電源コネクタをマザ−ボ−ドに接続

 7 グラフィックスカ−ドを装着する

 8 起動テストを行う

 9 各ドライブの取り付け(HDD/CD-ROM/FDDなど)

 10 ケ−ブルを各ドライブに接続

 11 PCIスロットにカ−ドを装着(サウンドカ−ドなど)

 12 最終起動テスト

BIOSの設定

 BIOSを起動しBIOSの設定を行う

OSのインスト−ル

 OSのインスト−ル (Windows 98/ME ・Windows 2000/XP など)

デバイスドライバのセットアップ

 デバイスドライバのセットアップを行う

OSの設定

 各アプリケ−ションソフトをインスト−ルし、OSの設定を行う

5 パソコンを自作するためのパーツ類
 Intelのチップセットで、Pentium・Celeronを使用して自作する事とします
 (他のチップセットについては省略します)

パーツ類 種類 備考
ケース フルタワー・ミドルタワー
ミニタワー等ATXケース
拡張性が高く、種類が豊富なミドルタワーが主流
近年省スペースタイプのケースも人気
電源 350W〜600W 近年消費電力が上昇している為350W以上を推奨
Pentium4を使用するのならATX12Vの4ピンコネクター
を持った電源が必要(Pentium4対応電源ユニット)
又静音タイプの電源ユニットも人気
マザーボード BX・810E・815系・820E・845系
850E・E7205・865系・875P
848P・915系・925X/XE
945系・955X・975X・946系
965系・Intel 3/4/5シリーズ
CPU、メモリ、各種拡張カードを取り付ける基盤です

Pentium4やCeleron(1.7GHz〜)を使用しての自作の場合
845系・850E・865系・875P・848Pの中から選択

915系・925X/XE・945系・955X・975XでサポートされるPentium4/Dは
プロセッサ・ナンバ 520〜(LGA775)となります
Celeron D (LGA775タイプ)をサポートしているチップセットもあります

946系・965系・975X・Intel 3/4シリーズはCore 2 Duoをサポートしています
Intel 5シリーズはCore i7をサポートしています
CPU Celeron/D
PentiumV・Pentium4/D
Core 2 Duo・Core i7 等

コンピュータの頭脳に当たる部品です
基本的にこのCPUの処理能力が高いほどコンピュータの性能が高いといえます

写真は
Intel Pentium4 Proccessor (mPGA・478Pin Socketタイプ)

Pentium4やCeleron(1.7GHz〜)はCPUソケット478Pin Socket478タイプを使用
Pentium4/D(プロセッサ・ナンバ 520〜)はCPUソケットLGA775タイプを使用
Celeron D(プロセッサ・ナンバ 315〜)はSocket478とLGA775の両タイプがあります

Core 2 DuoはCPUソケットLGA775タイプを、Core i7はCPUソケットLGA1366タイプを使用
メモリ− DIMM(SDRAM)

DIMM(DDR-SDRAM)

RIMM(RDRAM)
コンピュータの作業域に当たる部品です
SDRAMはBX・810E・815系・845マザーボード等に使用

DDR-SDRAMは845系・E7205・865系・875P・848P・915系
マザーボード等に使用
DDR2-SDRAMは915系・925X/XE・945系・955X・946系・965系・975Xマザーボード等に使用
Intel 3/4シリーズはDDR2/DDR3に対応しています

5シリーズでは、DDR3に対応し、トリプルチャネルにパワーアップしています。
RDRAMは820E・850・850Eマザーボードに使用
グラフィックスカード
グラフィックスチップは
nVIDIA・Matrox・ATI 等

ディスプレイモニタに画像を表示させるための拡張カードです
VGA Engineがマザ−ボ−ドに搭載されている場合は不要です


写真はGeForce4 MX440 with AGP 8X

最近のグラフィックスカードはどの製品も十分に高速ですが
ゲ−マ−の方はGeForceシリーズやRADEONシリ−ズの中から予算にあわせて選択

ビデオカードの接続は、いままではAGPスロットを使うのが主流
でしたが、現在はPCI Express x16に置き換わっています
ハードディスク IDE(ATA)ハードディスク
SCSIハードディスク
Serial ATAハードディスク
記憶装置です、OSやデータなどを記録しておきます

IDE(ATA)ハードディスク
 1 現在では確実に高速化
 2 ドライブも安定
 3 安価に大容量が手に入る

SCSIハードディスク
 1 最高性能を求めるならSCSI
 2 かなり高価

Serial ATAハードディスク
IDE に替わる新しいストレージ・インターフェース規格で、現在は主流になっています
SCSIカード SCSI-1
SCSI-2
FastSCSI WideSCSI
SCSI-3
UltraSCSI WideUltraSCSI
Ultra2SCSI Ultra160SCSI
Ultra320SCSI
AdaptecのSCSIカ−ドは、トラブルは少なく安心して使用できますが、多少高価

低価格のTekramやアイ・オ−・デ−タ機器のものも、ほとんど問題はないようです
CD-ROM
DVD-ROMドライブ
CD-ROMはCDを読み込ませるための装置
DVD-ROMはCDの読み込みのほかに、DVDの読み込み(再生)が出来ます
CD-R/RW





記録型DVD
     ドライブ
ATAPI(IDE)タイプ
Serial ATAタイプ
SCSIタイプ
CD-RはCDの読み込みのほか、専用メディアへのデータの
書き込みが出来ます
CD-RWドライブはCD-Rドライブの機能に加え
専用メディアを使用することでデータの書き換えも可能です

Burn-ProofやJustLink等のバッファアンダ−ランエラ−回避技術により
書き込みエラ−が回避

スーパーマルチドライブ
DVD規格に対応し、その他のメディアにも対応しています。読み込み、書き込みが出来
又DVD±R(片面2層)書込みに対応しています(Blu-ray Disc対応ドライブもあります)

ブルーレイ
HD DVD ドライブ


ATAPI(IDE)タイプ
Serial ATAタイプ
ブルーレイとHD DVD から、従来のDVDとCDまで扱えます
FDD
3.5インチ フロッピ−
       ディスクドライブ
フロッピーディスクを読み書きするための装置です

2モ−ド  1.44M  720K

3モ−ド  1.44M  1.25M  720K
(3モ−ドではNEC PC-98シリ−ズで使用していた
1.25Mをサポ−ト又ワ−プロ機で使用していたFDからRTCソフト
を使用してデ−タ−読み出しパソコンで使用できる)
サウンドカ−ド 写真
Sound Blaster
Audigy Platinum eX
OS上で効果音や音楽などを出力させるための拡張カードです

サウンドチップがマザ−ボ−ドに搭載されている場合は不要ですが
音を求める方はサウンドカードを追加します

サウンドカ−ドとスピ−カ−は音の好みと用途により選択
ネットワ−クカ−ド 1000BASE-T
100BASE-TX
10BASE-T
ADSL・CATV・光ケーブルなどのインターネット接続手段・LAN構築の場合に使用します

LANチップがマザ−ボ−ドに搭載されている場合は不要です

より高速でデ−タ−転送を行う場合は
1000BASE-T ギガビットイーサネットカ−ドを選択します
モデム 外付けモデム・内蔵モデム ISDN・ADSL・CATV・光ケーブル等でネットに接続する場合は不要ですが
ダイヤルアップ接続やパソコンでFAX通信を使用する場合は必要
直線上に配置
2008/11/24
Media Playerで再生可能です。
CPUの取り付けやジャンパ−設定などは少し古いですが
メモリやドライブ等の取り付けなどは最新のものと同様ですので
自作PC組み立ての全体的な流れをつかんで下さい。

組み立て手順では,CPUの取り付けやジャンパ−設定などは
少し古いですが,メモリやドライブ等の取り付けなどは
最新のものと同様ですので全体的な流れをつかんで下さい。

組み立て手順の動画を見る事ができます。見れない場合は
Media Playerを起動してからアイコンをクリックして下さい。


上記動画ではCPUの装着方法が少々古いので、下記の
動画を見てください。

Pentium 4 (LGA775) の装着方法は
Pentium 4 (Socket478) の装着方法は
                         (インテルの資料から)





AMD Athlon の装着方法等のビデオは
 こちら
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