AGPバスに置き換わっている「PCI Express x16」について
AGPからPCI Express x16に置き換わると、マザーボード上からAGPスロットがなくなり、PCI Express x16スロットが搭載されます。
AGPスロットとPCI Express x16スロットは互換がありませんので、グラフィックスカードを購入される場合は注意が必要です。
(写真の
口で囲まれた接続端子を参照)
「PCI Express x16」では、8GB/s もの高速転送が可能となります。(片方向4GB/s)
AGPが8倍モードで2.1GB/s であることを考えると「PCI Express x16」がいかに高速なインターフェイスかがわかると思います。
さらに今後登場するPCI Express 2.0 ではデータ転送速度が2倍になるようです。(既にPCI Express 2.0 に対応している製品も販売)
5/4/3/9シリーズのマザーボードには、PCI Express x16スロットが搭載されています。
(910GL/915GL/915GVマザーボードは内蔵グラフィックス機能(オンボード)のみでPCI Express x16スロットは搭載されていません)
Q43/Q35/Q33/G35/G33/G31/Q965/Q963/G965/946GZ/945G/915Gマザーボードなどにはグラフィックス機能が内蔵されていますが
PCI Express x16スロットも搭載されていますので内蔵グラッフィクス機能に満足できなくなれば、グラフィックスカードを追加搭載することも
出来ます。
PCI Express x16スロットが2本用意されているマザーボードもあります。
対応するグラフィックスカードを2枚使用することで、3Dグラフィックスの
性能を飛躍的に向上させ、最高の3Dゲーム環境を実現することが可能です。
PCI Express x16
AGPに代わって採用されているPCI Express x16のエッジは、AGP
あるいはPCIよりもやや長め
ブルーレイディスク(以下BD)とHD DVDの市販コンテンツを再生する場合等は
BDドライブやHD DVDドライブは必要ですが、グラフィックスカードとディスプレイがHDCP(著作権保護用システム)に対応している事
さらにグラフィックスカードでは新世代の動画再生支援機能(NVIDIA PureVideo HD / ATI Avivo HD)に対応している事が重要です。
もちろん再生するためのソフト(PowerDVD 7/ WinDVD 9 Plus)も必要です。
某雑誌から抜粋
動画再生支援機能は、ハイエンドGPUになればなるほど効果が大きくなるかというと、そんなことはありません。
安価なGPUであっても、新世代の動画再生支援機能を搭載したカード及びWindows Vista PCであれば安定した再生環境が構築
できるでしょう。
動画再生支援機能とはBlu-ray Disc・HD DVDの登場より高品質に表示する技術と、そのためのビデオ専用プロセッサーの総称です。
専用プロセッサーと言っても独立したICチップではなく、GPUに内蔵された機能として提供されています。
再生には多大なCPUパワーを必要とするので、こうした動画の処理をGPUで支援しようというもの