Grand Theft Auto: Vice City - Vice City Public Radioの日本語訳



 グランドセフトオート・バイスシティー(Grand Theft Auto: Vice City;以下GTA-vice)は現在(2003年12月時点)日本版が発売しておらず、このゲームをプレイするには海外のPS2かPC版(Windowsのみ)を買うしかない。 しかしながら、カプコンのグランドセフトオート3(以下GTA3)の日本語版発売を受けて、ついに日本のグランドセフトオートの暗黒時代は終わりを告げ、その続編であるバイスシティーの発売も目の前に来ていると考えていいだろう。
 GTA-ViceはGTA3の続編という位置づけ(時代背景はまったく異なるが)で発売され、3同様世界中で大ヒットした作品である。3が近代的な都市、時代背景であるのに対し、GTA-Viceは人々のファッション、ラジオから流れる音楽、車、街並み、それらが80年代を思わせる雰囲気をかもし出している。また、3では乗れなかったバイク(スクーター、オフロードタイプ、アメリカンタイプの三種類)、ヘリコプター(銃器、ミサイル搭載のものもある)に乗れるようになっている。
 GTAシリーズの楽しみと一つと言えば、車に乗った時流れるラジオ局だ。GTA-viceにもGTA3以上にラジオ局が充実しており、80年代を舞台にしていることから、昔のノスタルジックな曲を聴くことができる。それ以上に面白いのが、トーク番組だ。前作GTA3でもChatterbox FMというトーク専門の番組があって、そのChatterbox FMの邦訳はすでにこのサイトで公開している。GTA-viceでもChatterbox FMと同じようなトーク専用のラジオ局が存在する。おそらくGTA-viceの日本語版が発売しても、ここは邦訳されないだろう。今回みなさんにお届けするのはこの世のものとは思えないイカれた議論を展開するバイスシティーの公共ラジオ、VCPRの日本語訳だ!


 VCPRはバイスシティー公共ラジオ (Vice City Public Radio) の略で、この局には一つの番組、プレッシング・イシューズ(Pressing Issues)しかない。プレッシング・イシューズはディベート番組で、司会はモーリス・チャヴェス(Maurice Chavez)。出演者にはゴスや牧師、過保護なママやイカれた野郎がいる。基本的には3つのセクションにわかれていて、こちらの判断で、公共安全(Public Safety)、道徳観(Morality)と知覚とポジティブ・シンキング(Perception and Positive Thinking)に分けた。またこの番組には明確な始まりと終わりがなく、この3つのセクションがゲーム中ループされている。 またセクション中とセクション間で男女1組(ジョナサンとミシェール)がしきりにVCPRはCM抜きの公共ラジオだと放送するが、"企業のサポート"を受けている番組だと強調し、視聴者にお金(寄付)を要求したりする。


 GTA DomainVice City Radio Station ScriptsのVCPRの部分を参考にした。脱字などはこちら側で補正しました。ただし多くの勘違いや誤訳をしている可能性や意味不明な箇所があるので、そこらへんは勘弁して下さい。


 1.公共安全(Public Safety)
translated by man on the moon
出演者:モーリス・チャヴェス、アレックス・シュラーブ、カラム・クレイシャウ、ジョン・F・ヒッコリー。

 2.道徳観(Morality)
translated by man on the moon
出演者:モーリス・チャヴェス、パストール・リチャーズ、ヤン・ブラウン、バリー・スターク。

 3.知覚とポジティブ・シンキング(Perception and Positive Thinking)
translated by Serjent
出演者:モーリス・チャヴェス、ジェニー・ルイーズ・クラブ、コンスタンティノス・スミス、ジェレミー・ロバート。


 Serjentさん(for translation and art works)、藤-15(for editorial work)、GTA Domain (for transcription of VCPR)、Rockstargames and Rockstar North (for MAKING GTA Vice City!)


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