参考サイト米ロックスター・ゲームズ(Rockstargames)からの最高にcoolなゲーム、グランドセフトオート3(Grand Theft Auto 3、以下GTA3)はアメリカのカルチャーの坩堝である。 あらゆる場面に過去や現在の映画や音楽の影響を受け、それを小道具として使用している。一番わかりやすい例で言えば、多分多くの人のお気に入りのラジオ局の一つであろうFlashback FMがある。これはFlashbackと名がつく通り、懐メロらしき80年代のシンセを使った曲が流れている。ここで使われる曲は主演アル・パチーノ、監督デ・パルマ、脚本オリバー・ストーンの傑作ギャングムービー"スカーフェイス(Scarface)"から取られたものだ。またイタリアン・マフィアの依頼人の一人であるトニー(個人的お気に入りキャラ)はどう見てもスコセッシ監督のグッドフェローズ(Good Fellas)のジョー・ペシ演じるトミーにキャラがそっくりだ(顔、お母さん、ブチ切れやすい性格等)。 また地下鉄などにある映画のポスターの一つにBad Fellasというポスターがあるのを見た事がある人がいるかもしれない(絵はゴッドファーザーのようだが...)。 このようにGTA3には至るところ(全てと言っていいかも)に他のアメリカのカルチャー(テレビ、映画、コマーシャル、社会問題)からの引用が乱立しており、 一つの世界を構築する"ネタ"で溢れており、ゲームの世界に"広がり"と"仮想現実性"を持たせてる(また裏からは制作者の懐と趣味の広さを感じる)。 その中でもチャットを主にしたChatterbox FMはアホなぐらい面白く、アメリカの社会のバカバカしさや愉快なキャラクターで溢れている。 マイケル・ムーアの"アホでまぬけなアメリカ人"やサウスパークやシンプソンズのノリだと思ってくれればいい(適当)。
カプコンは頑張ったが、残念ながらラジオ局の吹き替えまでやってくれてない。 そこでgoshin clubはこのゲームにリスペクトならぬ"バカフェクト"を込めてこのChatterbox FMの邦訳することにした。 始めてみたところ、なぜカプコンが日本語訳をしなかったかわかる。 膨大な量だ。正確に訳すには相当な労力と時間がかかるだろう。 声優の吹き替えも大変そうだ。 それに一番の大変さはアメリカのカルチャーを知らない人に訳する難しさだ。 よってこのgoshin clubの訳に多くの間違いや勘違いや理解不足があるだろうということはある程度容認してほしい。 しゃべり口調もこちらの判断で行った。翻訳ソフトよりマシなことは保証するが...
Chatterbox FMの一般知識fortner.net :: extreme felony (http://chris.fortner.net/gta/):ほとんど完璧に聞き取られていると思うので、基本的にはここのChatterbox FMのscript、脚本(Word形式)を邦訳し た(なんと50000 words以上だった!)。 ちなみにここには車(vehicles)や歩行者(pedestrians)のExcelデーターなどマニアックな情報も載っています。英文の転載許可は もらってあります。
ホストはラズロウ(Lalow)。ロックステーションを追い出された超テキトーなラジオDJ。 でもどこか共感できる奴。 Chatterbox FMはドナルド・ラブ(Donald Love)が所有する 超コングロマリット・メディア・カンパニー(タイム・ワーナーみたいなもの) ラブ・メディア(Love Media)の傘下のラジオ局。 Chatterboxにはリバティーシティーの一般市民から様々な意見、相談や奇声が寄せられる。 また、たまに怪しいゲストが来る。会話のシーケンスごとにGTA3らしく題名をつけてみた。 ちなみに()の中はfortner.net :: extreme felonyからの題名です。 CMは題名の前に(CM)と表記しています。
注意:なお無断転載は一応禁止です。引用はもちろん結構です。何か使用したいテキストがあったら御連絡を!僕らは寛容ですから。
最後にChatterbox FMの英文の脚本の転載を許可してくれたfortner.net :: extreme felonyのクリス・フォートナー氏にサンクス!
(Special thanks to James Chris Fortner who let us copy the Chatterbox FM scripts from his homepage, fortner.net :: extreme felony!)
Credits
Translated by man on the moon
Editorial works by 藤-15
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