スマホの異常な通信量についてキャリアに超過料金無効を主張した話

2022年1月1日

 先日、8年ほど使ったスマホを機種変更した時の話です。

 私のスマホでの一か月の通信量は大体500MB程度ですので、以前の機体では月1GBを超えたら超過料金が発生する料金プランを選択しており、 新たな機体でも同様のプランにしました。

 機体を替えて3週間半ほどが経過したある朝、出勤途中でスマホを起動すると通信量が2GBを超えたという警告が出ていました。 調べてみると「Google Play ストア」の通信が大半で、これだけで2.4GB以上の通信量となっていました……が、私が新しい機体にしてから同アプリを使ったのは「Outlook」を ダウンロードした時のみで、その「Outlook」も数日で削除したのでこの通信量は異常としか思えません。
 私のスマホの通信量は機種変更直後からほぼ一定のペースで伸び続けており、その大半が「Google Play ストア」のものであるわけで、 一度のアプリダウンロードで膨大な通信量が発生したものとは考えにくい状態でした。

 しかも、ブラウザを起動すると「インターネットにアクセスできません」と表示され、ネットに完全につながらなくなっていました。 ただ、仕事を終え帰宅するとネットにつながるようになり、私は「通信量が上限に達したため通信を遮断され、自宅ではWi-Fiを設定しているため接続できる状態」なのかと解釈しました。 キャリアにチャットで問い合わせたところ私の解釈は間違っているようで、主に以下の三点の説明を受け ました。

 1.については、私は「Google Play ストア」以外についても勝手に通信量が急増しないか不安に思えたため、 全てのアプリのバックグラウンドでの動作を禁止し、「モバイルデータの無制限利用」をオフにしました。
 「Google Play ストア」についてはそれだけでは不安だっため、さらに「強制停止」し「無効」にしました。 この「Google Play ストア」の通信量増加については、調べてみると(機種は異なるものの)「価格.com-『Google playストアの通信量』のクチコミ掲示板 」で私と同様のケースがありました。

 2.については、提示された「再起動」「SIMカード入れ直し」「OSアップデート」「機内モードの設定確認」は全て行ったものの 解決せず、自宅以外ではネットに繋がらないままでした。

 3.については納得が行かず、2.の解決も必要だったため私は週末にスマホの契約をした店舗に行くことにしました。

 店舗に行って、SIMカードを新しいものに交換すると通信が復活しました。ネットに繋がらなくなっていたのはSIMカードの故障によるものでした。 しかし、料金についてはやはり「勝手に発生したデータ通信についても、料金は払う必要がある」という説明で、ここでは解決しませんでした。
 ただ、「もし異常なデータ通信が発生していても、店舗ではデータ通信の内容を確認できないため異常かどうか判断できない。 お客様サポートに問い合わせてもらえれば、異常があったかどうかを確認できるかもしれない」というような説明があり、私はそちらに問い合わせることにしました。

 数日後にお客様サポートに電話すると、スマホの引き渡し時には「Google Play ストア」はWi-Fiがある時にのみバックグラウンドでの通信を 行う設定になっているが、なんらかの拍子にそれが変更された可能性がある、とのことでした。
 しかし、「Google Play ストア」の無効を解除し設定を確認しても、その設定は変わっていませんでした。 私は勝手に発生した通信で超過料金を支払うのはおかしいのではないかと改めて主張し、先方からはその場では決められないため後で電話します、とのことでした。

 そして後で電話があり、「既に次の引き落とし額は超過料金を含めた額で確定していて変更できないが、その次の引き落としで 超過料金分を引いた額にする」とのことでした。私の主張が認められました。 この時にも私の「Google Play ストア」の通信量の増加の原因は分からないままでしたが、ここ数日は通信量に異常は見られない、とのことでした。

 後になって考えてみると、私の「Google Play ストア」の通信量の増加は、SIMカードの故障によるものだったのかもしれないと思えます。
 SIMカードの機能を理解できておらず的外れな推測かもしれませんが、「Wi-Fiのある自宅以外ではネットに繋がらない状態」が SIMカードの交換で治ったことから考えると、恐らくSIMカードには「Wi-Fiの有無によって通信の可否を判断する」ような機能があるのではないでしょうか。 そして私のスマホのSIMカードには初期不良があり、Wi-Fiがある時にのみバックグラウンドでの通信を行う「Google Play ストア」の設定を無視し、 常時通信を行う状態になっていた。 そして、その初期不良によりSIMカードに負荷がかかり状態が悪化して購入後3週間半ほどで「Wi-Fiのある自宅以外ではネットに繋がらない状態」になり、 SIMカードの交換により「Google Play ストア」の通信量も正常になった……というのが真相かも知れません。

 覚えておくと、同様の症状に見舞われた時に役に立つかも知れません。

宇宙空間で爆発音が聞こえてもおかしくはない

2022年1月1日

 SF作品ではしばしば宇宙空間での戦闘が描かれますが、ここで宇宙船の轟沈等により爆発音が響き渡ると「宇宙空間で音がするわけがないだろう!」と突っこみを入れる視聴者は少なくないと思います。 この突っこみに対してジョージ・ルーカス監督が「俺の宇宙では音がする」と語ったエピソードは有名です(参考:「ジョージ・ルーカスは「俺の宇宙では出るんだよ」と言ったのか、科学的な非科学の世界」)。

 しかし私は、「宇宙空間での戦いで宇宙船等の爆発音が聞こえても別におかしくはない」と考えています。 宇宙空間で爆発音が聞こえることに突っこみが起こるのは、基本的に次のいずれかではないでしょうか。

 まず、(1)は考えてみれば全くおかしくないことに気づくでしょう。
 多くの作品で視聴者は神の視点を持っているのですから、本来は見えないものが見えたり、聞こえないものが聞けたりしても何ら不思議ではありません。 「視聴者が登場人物の私生活を観察できるのはおかしい」「視聴者に人間が入ることができない場所の状況が見えるのはおかしい」「視聴者に登場人物の思考が音声として聞こえるのはおかしい」 などと突っこまないのなら、宇宙空間で視聴者に爆発音が聞こえても突っこむ理由はないでしょう。
 「視聴者は爆発する宇宙船を外から見ているのだから、爆発音が聞こえるはずがない」というような批判を目にしたこともありますが、視聴者の目と耳が異なる場所にあるのも別に不思議なことではないでしょう。 例えば激しい鼓動が視聴者に聞こえることで登場人物の緊張が描写されることがありますが、「他人の鼓動が聞こえるはずがない」と突っこんでも仕方がありません。 視聴者の目と耳は異なる場所にあると解釈すればそれで済みます。

 では、(2)はどうでしょうか。
 ここで問題です。戦闘を行っている宇宙船の乗員にとって敵軍や仲間の宇宙船の轟沈は絶対に知るべき情報と思われますが、この情報を乗員全員に確実に共有する方法は何でしょうか。 映像で轟沈するところを映すのも有効でしょうが、乗員が滞在しうる場所全てにディスプレイやプロジェクター等を設置するのは費用がかかるでしょうし、設置したところで全ての乗員が常にそれを観ているとは限りません。 恐らく、音声で情報共有するのが最も確実なのではないでしょうか。
 そして、単に「敵船〇〇が轟沈しました」などとアナウンスするのと、爆発音が響いてから轟沈をアナウンスするのとでは、後者の方が士気高揚になるのではないでしょうか。 戦争では、士気は極めて重要と聞きます。爆発音を流すだけで士気が上がるなら、宇宙船の設計者は喜んで船内に爆発音が響く設計にするだろうと考えられます。 つまり宇宙船の設計者には、たとえ聞こえていなくても敵宇宙船の爆発音を船内に流せるよう設計するメリットがあるのです。

 ここまで読んで「つまり、宇宙船は聞こえてもいない敵宇宙船の爆発音を船内に適当に流しているということか?」と思われるかも知れません。 そうである可能性もありますが、実際に聞こえている可能性もあります。
 真空の向こうにある物体の爆発音を聞くことは技術上可能であり、SF作品に登場する宇宙船がその技術を採用している可能性があるからです。 「宇宙戦争アニメで爆発音。あれ?真空で音は聞こえるの?」で紹介されているように、 撮影した物体の発する音声を映像から再現する技術はすでに存在しています。
 ことによれば、敵の宇宙船の乗員の断末魔すら聞こえるかも知れません。 逆に、仲間の宇宙船の轟沈音が士気を下げると考えるなら、そちらは控え目な音量で船内に流すかも知れません。

 宇宙服を着て宇宙遊泳している登場人物に宇宙船の爆発音が聞こえたとしても、同様に宇宙服内蔵の人工知能が爆発音を流していると考えれば、矛盾はありません。 宇宙遊泳している登場人物がある方向を向けばそちらで爆発している宇宙船の爆発音がよく聞こえ、別の方向を向けばそちらの宇宙船の爆発音が良く聞こえる、といった演出も人工知能なら容易でしょう。

 つまり、視聴者に宇宙空間での爆発音が聞こえてもそれは視聴者に登場人物の鼓動が聞こえるのと同様おかしなことではないし、 作中の登場人物に宇宙空間での爆発音が聞こえるのは情報共有や士気高揚のためそうしている可能性がある、と言えるのではないでしょうか。