■赤衛ソ連科学アカデミー中隊■

 現代戦とはつまり科学戦である。ソ連科学アカデミーはその総力を挙げて大祖国戦争に協力することを決定し、厳選された科学者を陸軍に送り込んだ。その英知を結集してファシストに対抗するのは勿論、戦況もいよいよ大詰めの昨今は新たな任務が課せられるようになった。

 ファシストのあらゆる兵器、科学技術、設備、ソフトウェアを奪取し、分析することがいまや重要な課題である。ファシストを倒しても戦争が終わるわけではない。ヤンキーども相手の次の戦争が迫っているのだ。手抜かりは許されない。
 かくして、いまや略奪部隊と化した科学アカデミー中隊は一路ベルリンを目指す。通ったあとはペンペン草一本残らない。なんだか手段と目的が入れ替わってきているような気もするが、これも世界平和と革命と人民のためである。科学的なんである。

 ファシストには迷信に取り憑かれたオカルト部隊もいるという話だが、こちとら科学的共産主義の権化なのである。周期表を作ったのもロシア人である。宇宙飛行の理論を打ち立てたのもロシア人である。飛行機だってモジャイスキーが飛ばしたのだ。聖レーニンよ、我らが父スターリンと人民に勝利を。ウラー。



▼フリーシナリオ編成 1
JS2m   コールサイン「5カ年計画1」
T-34/85  コールサイン「赤い狐1」
T-34/85  コールサイン「赤い狐2」
T-34/85  コールサイン「赤い狐3」

装備ポイント100/100

▼フリーシナリオ編成 2
JS2m   コールサイン「5カ年計画1」
JS2m   コールサイン「5カ年計画2」
T-34/85  コールサイン「赤い狐1」

装備ポイント100/100



ナターシャ少尉
重戦車小隊長。「5カ年計画1」車長。物理学博士。モスクワ出身。理知的でもの静か。お茶を入れるのがうまい。大の略奪好きで、ドイツ兵から奪った腕時計のコレクションは中隊の伝説である。

                                サーシャ軍曹
「5カ年計画2」車長。工学博士。カザフ共和国のステップ出身。背が低い。自他ともに認めるナチ専門家というか、ナチマニア。ドイツ兵から奪った鉄十字章をきちんと分類して保存している。いつかケーニヒスティーゲルに乗るのが夢。

リューバ少尉
中戦車小隊長。「赤い狐1」車長。生物学博士。シベリアのどこかにある猫耳自治共和国出身。特にルイセンコ遺伝学では若手のホープ。「〜にゃ」という訛りがあり、ドイツ兵に与える屈辱は大きい。

                             マーシャ軍曹
「赤い狐2」車長。化学博士。ハバロフスク出身。酒好き。アルコールがないとほぼ役に立たない。ドイツ軍の陣地を占領すると、真っ先に酒を探す。ベルリンで総統用ウォトカを見つけるのが夢。

ターニャ軍曹
「赤い狐3」車長。医学博士。レニングラード出身。背が高くてスレンダー。ショタ好き。ドイツ本土に戦場が近づくにつれ、少年兵やユーゲントの捕虜を襲う機会が増えるのではないかと手ぐすねひいている。

                             ラーイカ中尉
中隊付政治委員。ウラジオストク出身。熱烈な共産党員で、書類仕事が得意。お気に入りの場所は、進撃する中隊を後ろから一望できる対戦車砲の横。この任務をうまくこなして、自家用車とエレベーター付きのマンションに引っ越すのが野望。

中隊長は、頻繁に異動する。負けると大抵責任をとって処刑されるからである。


▼戦績
6勝5敗(2002年11月25日現在)

戦闘詳報1……02年10/27「といぼっくす」
戦闘詳報2……02年11/3「IFCON2」
戦闘詳報3……02年11/21
▼戦闘詳報4……02年11/23
▼戦闘詳報5……02年11/24


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