■WTB戦闘詳報 02■
2002年11月3〜4日「IFCON2」にて


というわけで、IFCON2にてWTBをやってきました。そのレポートです。ええと。
ラーイカ中尉「歯切れが悪いな。さっさと報告しろ」
実はですね、当日はなんだか対戦に次ぐ対戦という感じで、一体何回プレイしたかよく憶えてないのですよ。
そんなもんで、対戦成績にカウントしないということで、ひとつ。
ナターシャ少尉「……わたくちたち、あれほど一生懸命がんばりましたのに。硝煙まみれになって、オイル臭くなって、なんでわたくしの様な頭脳労働者が、ぶつぶつ」
そんな感じなんで、印象に残ってる対戦をいくつかご紹介ということで。
リューバ少尉「革命精神が足りないにゃん。同志スターリンが命令したら、ハリネズミの上にも座れるにゃよ」


1945年某月某日 東部戦線某所(フリー対戦)
ドイツ軍小隊(パンターG×1 ヤークトパンター×1 4号J型×1 ヘッツァー×1)
……某さん(すみません)
赤衛ソ連科学アカデミー中隊(JS2×1 T-34/85×3)……速水

実にもって末期臭ただようドイツ軍に突撃するソ連軍。気分はゼーロウかなにか。
なんと、あっという間にT-34/85は全車遠距離砲戦で抜かれてしまう。ドイツ軍無傷。
ナターシャ少尉「突撃あるのみですわっ」
ドイツ軍の後方に突破、装甲を信じて撃ちまくっていたら、いつの間にかパンターと4号が燃えていた。
戦線を突破された駆逐戦車ごとき恐るるに足らず。ヘッツァーを血祭りに上げ、
戻ってきたヤクトパンターと間合いを取っていると、なんといきなりヤーボを引くドイツ軍。
頼もしいシュツルモヴィクの空襲により、あっけなくヤクトパンターは炎上したといいます。ウラー!
大勝利。
ナターシャ少尉
「戦利品は、ゲルマンスキーのブーツですのよ」
リューバ少尉「勝てるとは思わなかったにゃ。ルイセンコ遺伝学のおかげにゃん」


1944年某月某日 東部戦線某所(フリー対戦)
ソ連軍中隊(T-34/85×5)……某さん
ハヤミッヒ小隊(ティーガー1×2 4号J型×1 ヘッツァー×1)……速水

相手の方がT-34をチョイスしたので、どうせならとドイツ軍で組んでみる速水。初めてですよ。
T-34の機動力がイヤだったので、障害物を壁のように配置。出口を一ヶ所に絞り込んでみました。
するとこれが実に当たり、突破してくるT-34を面白いように撃破。
が、赤軍は士気旺盛。屍の山を築きつつも、ついに1両がドイツ軍の後方へ突破成功。
肉薄攻撃でついにティーガーをしとめてしまいます。
が、ここまででした。気がつくと、また上空に爆音が……。ソ連軍はヤーボを引いたのです。
ソ連軍「ぎゃあ、ルーデルだ!」
T-34、あっけなく爆発炎上。制空権があるって強いなぁ。
大勝利。
ラーイカ中尉
「ミルデゾルデ小隊のときに、なぜその運がないのだ。わたしの人生設計がかかっているのだぞ」


1945年某月某日 日本本土某所(フリー対戦)
日本軍中隊(97式中戦車改×8 3式中戦車×1)……某さん
スパイラル小隊(M4A1×5)……速水

さすがIFCONということで、半ばネタのような対戦です。
日本軍は中隊とか言ってるけど、多分戦車連隊の最後の総攻撃ではありますまいか。
たかがジャップのブリキ戦車と舐めきって突出するシャーマン。
しかし、さすがに甘すぎました。日本軍は遮蔽物から果敢に突撃し、シャーマンの後方から零距離射撃。
9両もいると動きは鈍くなりますが、どこを向いても複数の戦車から撃たれるというのは恐ろしいものです。
日本軍の戦線手前で次々と炎上するシャーマン。天地にこだまする万歳の声。
まぁなんだ、さすがに「戦線」を分断されてからの日本軍はどうしようもなくなりましたが。
大勝利。
ナターシャ少尉
「といいますか、これで負けると恥ですわ」


破壊された戦車は、日本軍9両に米軍3両。
リューバ少尉「3対1にゃ。日本軍は善戦してるにゃよ」
5両中3両ですからねぇ。米軍式に考えると、部隊を交代させないと攻勢を続けるのは無理でしょう。
攻勢をかけて、その結果として戦線の防衛には成功して一息つく、というのは実に日本軍らしいのでは(笑)。


IFCONということで、当然ミリタリーファンばかりですからちょっとしたこだわりやネタが多かったのが印象的でした。
88mm砲を実際に使った人は、今回はじめて観たですよ。
強いのか弱いのかわかりませんが(笑)。

その後、浜松町で暗転丸くんと対戦したので、そのレポートも上げておきますね。
ラーイカ中尉「これは対戦成績に数えてもいいと思うが」


1945年某月某日 欧州某所(フリー対戦)
暗転丸小隊(M4A1×5)……暗転丸くん
赤衛ソ連科学アカデミー中隊(JS2×1 T-34/85×3)……速水

二次大戦ど末期、なにかの間違いで米ソ両軍が砲火を交えることになったのである。
ラーイカ中尉「連中は資本主義者だ。ファシストと同じだ。やってしまえー」
結果、JS2がのっしのっしと歩き回り、戦場を支配。次々と炎上するシャーマン。ええと。
大勝利。
ナターシャ少尉
「戦利品は、コンビーフにバーボンに、わぁドーナツまで」
リューバ少尉「アメリカ、いい国だにゃ」
ラーイカ中尉「簒奪者から簒奪するのだ」
リューバ少尉「でも、アメリカにはシラミ駆除ステーションがないんだにゃあ。遅れてるにゅ」


IFCONからこっち、実をいうと負けてません。
ナターシャ少尉「ゲーム持ってきた人が全部買ってしまうのは、いささか問題じゃありませんこと?」
……そうなんですよね。いばれないですよね。
とはいえ、かなりギリギリの対戦があったことも確かなんですよ。
カードの引きひとつで速水が負けていたかもしれないわけで。
ともあれ、これでWTBプレイヤーが増えれば速水はとても幸せですよ。


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