2005年
06/01 ピカソ競売2000万円で落札
神奈川県は、ピカソ晩年の絵画「顔」のオークションを県庁で開き、北京で会社を経営する中国人夫妻が落札したとのこと。オークションには33人が参加し、最低価格200万円からスタート。約3分後に2000万円で決着した。
共同通信。スクラップ2005年5月12日の続報。
06/01 エジプトの壁画はぎ取りへ 関西大、キトラ方式で挑戦
カイロ郊外サッカラにある古代エジプト王女の墓を調査している関西大学のグループは、剥落が進む壁画を奈良県明日香村のキトラ古墳と同じ方法ではぎ取り修復すると発表したとのこと。既にエジプト当局の許可を得ており、12月にはぎ取りを開始する予定。
はぎ取るのは、紀元前2360年ごろの王女イドゥートの地下埋葬室に描かれた壁画。肉や鳥、ビールなどの彩色画とともに、供物のリストがヒエログリフで刻まれている。
共同通信。
06/04 ルノワール作品を高額落札 一対の油彩に3億1千万
2点1組の絵画「花かごを持つ女」と「婦人習作」(ともに1895年)が、東京都内のオークションで、3億1000万円で落札されたとのこと。国内では2000年に3億6000万円で競り落とされた岸田劉生作「毛糸肩掛せる麗子肖像」に次ぐ史上2番目の落札額。落札者は「麗子肖像」と同じ広島県廿日市市のウッドワン美術館。作品はかつて米メトロポリタン美術館が所蔵していた。
共同通信。景気のいい所にウッドワンあり。海外では1年前、ピカソの「パイプを持つ少年」に付いた約1億400万ドル(当時約113億円)が絵画の史上最高額。
06/05 ムンク絵画、新たに発見 独美術館、別の作品に隠れ
エドバルト・ムンクのこれまで知られていなかった作品とみられる絵画がドイツ北部のブレーメン美術館で見つかり、同美術館が4日までに公開したとのこと。1898年制作で、同美術館が保有している唯一のムンクの作品「死せる母」の修復中、表のキャンバスの下に別の絵が描かれているのが見つかった。いすに座る裸の少女の前に仮面のような男性3人の頭部が浮かんでおり、「少女と3つの男の頭」と名付けられた。
4日付共同通信。
06/05 エジプトのファラオ像、3700年ぶりに姿現す
エジプト文化省は4日、同国とフランスの考古学者チームが、エジプト南部ルクソールの巨大遺跡カルナック神殿で、古代エジプト第13王朝のファラオ、ネフェルホテップ1世(在位=紀元前1740年ごろ)が自らの分身と手を取り合う形の珍しい石像2体を発見した、と発表したとのこと。神殿の修復作業中に見つかったもので、このうち石灰岩製の1体(体長1.8メートル)が出土したそう。
読売新聞。
06/07 メキシコで制作の岡本太郎の大壁画、日本で修復へ
岡本太郎氏(1911〜96年)が60年代末、メキシコの実業家の依頼を受け、現地で制作した大壁画「明日の神話」が、日本で修復のうえ、一般公開されることになったそう。
壁画は、設置を予定したホテルの建設が中断、作品も行方不明となったが、2年前に現地で発見。岡本太郎記念現代芸術振興財団が取得し、先月、神戸港に到着。愛媛県内で約1年半かけて修復し、公開するとのこと。
読売新聞。関連記事:スクラップ2003年9月7日
06/07 邪鬼3体は“兄弟”−1本の木分断
唐招提寺金堂の軒を支える邪鬼4体のうち、奈良時代に作られた3体が、同じヒノキから生まれたことが分かったそう。奈良文化財研究所の光谷拓実・古環境研究室長が、年輪の変動パターンから明らかにしたとのこと。
奈良新聞。関連記事:スクラップ2003年2月12日
06/08 仏像盗に「仏罰」、平等院が購入・修復で転売経路判明
埼玉県熊谷市の光照寺で今年1月、仏像3体が盗まれているのが見つかった事件があり、このうち1体が、京都府宇治市の平等院に売り渡されていたことが7日、わかったそう。熊谷署は同日、同寺の本堂から地蔵菩薩像(高さ約125センチ、江戸期)を盗んだ疑いで、容疑者を逮捕したとのこと。
同署によると、菩薩像は古美術商に売却され、複数の古美術商を経て宇治平等院に渡った。平等院が業者に損傷の修復を依頼したところ、仏像の胎内から「今井村(現熊谷市)光照寺」の文字が書かれた書き付けが見つかり、盗まれた仏像の1体であることが判明。販売元の捜査から容疑者が浮かんだそう。
読売新聞。新たに購入したりするのですか。平等院。ところで、菩薩像は50万円で売られ、最終的に180万円で取引されたそうです。
06/08 被爆資料巡回展、自治体や博物館の財政難などで開けず
原爆投下直後の広島、長崎から一人の地質学者が持ち帰った被爆資料の巡回展を東京大総合研究博物館が計画したが、行き詰まっているとのこと。爆心地に近い長崎・浦上天主堂の「獅子頭」や溶けた瓦など、当時の惨状を物語る資料ばかりで、戦後60年の節目に広島、長崎への「里帰り」も計画していたが、それも困難な情勢。
毎日新聞。約150万円の往復輸送費を受け入れ側に負担してもらい、後は手弁当で巡回する予定だが、現時点で巡回展開催が決まったのは和歌山(市立博物館)のみ。とのことです。
06/08 いよいよ朱雀はぎ取りへ 奈良・キトラ古墳
文化庁などは8日、石室南壁の四神図・朱雀をはぎ取る作業を始めたとのこと。表面の漆喰を樹脂で強化した上で、周囲の絵のない部分をはがし、7月6〜7日ごろ、朱雀本体を切り取る予定。
朱雀のはぎ取り作業が完了した後、文化庁は調査研究委員会を開いて壁画の保存方法を決定。11月にも北壁の玄武図に取り掛かる見込み。
共同通信。朱雀図は、縦15センチ、横39センチ。保存状態が良く、頭部の飾り羽根や両翼が鮮やかな朱色で精密に描かれている。そうです。
06/08 ベネチアの国際美術展開幕 過去最大、70カ国参加
1895年に創設され国際美術展の先駆けとして知られるベネチア・ビエンナーレが8日、イタリア・ベネチア市で始まったとのこと。ほぼ隔年の開催で今年が第51回。スペインの女性キュレーター2人が総合ディレクターを務める今回は「アートの体験/常にもう一歩先へ」がテーマ。
日本館は、東京都現代美術館学芸員の笠原美智子さんがコミッショナー。「マザーズ2000-2005」と題し、写真家の石内都さんが、母の遺品の下着などを撮った写真や映像を展示する。企画展にニューヨーク在住の若手美術家森万里子さんが出品している。
共同通信。開会式、大賞(金獅子賞)などの発表が10日にあり、一般公開は12日から11月6日まで。
06/09 違う母校で、ようこそ先輩 NHKが訂正を放送
著名人が母校で特別授業をする番組「課外授業 ようこそ先輩」で間違った学校を訪ねていたとのこと。番組は建築家、荒川修作さんが登場した4月27日放送分。名古屋市立瑞穂小学校を訪問したが、荒川さんが1949年に卒業したのは同市立御劔小だった。NHKによると、荒川さんの記憶違いで、瑞穂小に資料が残っていなかったことから事前に確認できなかったという。
共同通信。荒川修作は、そういった方面には拘りがないのです。て、本当の所は知らんですが。
06/09 東郷青児の贋作担保に詐欺 2700万円、男を逮捕
四谷署の調べでは、容疑者は1998年8-9月、会社役員に東郷青児の絵画の贋作計6点を示し「鑑定書付きで合計5000万円する本物。担保に入れるので金を貸してほしい」と嘘を言い、2700万円をだまし取った疑い。容疑者は「贋作とは知らなかった」と供述しているという。同じ男性から99年4月までに、ほかに横山大観や川合玉堂の作とする絵画を担保に約8900万円を借りており、これらも贋作だった疑いがあるとみて追及する。
共同通信。東郷青児、横山大観、川合玉堂とありましたので。
06/09 土浦市が「瀬戸茶入」購入 200年ぶり、土屋家ゆかりの地に
江戸時代に土浦藩を治めた土屋家が所蔵していた茶道具「瀬戸茶入 銘塩屋」を東京都内の画廊から購入したとのこと。購入額は約1050万円。土屋家ゆかりの茶道具を手に入れたのは初めて。
瀬戸茶入は、江戸初期の作品で高さ5.2センチ、口径4.0センチ、底径3.5センチ。茶入と、それを包む三つの「仕覆」がセットになっている。表面上部と内側に鉄釉が施されて、明るい褐色に発色している。徳川幕府の茶道師範、小堀遠州が指導して作らせたものとされ、市立博物館では江戸初期に小堀家から土屋家に渡り、18世紀末に売りに出されたとみているそう。
毎日新聞。土浦市立博物館では9月30日〜10月23日の間、土屋家の刀剣とともに瀬戸茶入を展示するとのこと。
06/10 安藤忠雄さんにゴールドメダル 国際建築家連合が表彰
約100カ国の建築家団体でつくる「国際建築家連合(UIA)」(本部・パリ)が3年に1度選ぶ「UIAゴールドメダル」が、安藤忠雄さんに贈られることが決まったそう。
「UIAゴールドメダル」は1984年創設。日本人の受賞は93年の槙文彦さんに続き2人目。
共同通信。すごくしょうもないことですが、安藤忠雄のヘアスタイルが気になっています。あの独特のラインには、何かポリシーが仕込まれているのでしょうか。セルフカットに見えるけど、んなこたぁないですよね。
06/10 円空仏像21体盗まれる 岐阜
10日午前6時50分ごろ、関市にある鳥屋市不動堂から仏像など21体がなくなっていることに近所の住人が気付き、通報した。いずれも江戸前期に各地で多数の仏像を彫った僧・円空の作品で、うち19体は市の重要文化財。円空が唯一彫ったとされる尼僧像も含まれているとのこと。
共同通信。
06/10 香炉発見 野々村仁清の重文級作品 11日から公開へ
「白鷺香炉」が、東京都世田谷区の静嘉堂文庫美術館で見つかったとのこと。
毎日新聞。公式サイトに掲載されている香炉のようですが、発見だったんですか。
06/11 フランス館に金獅子賞 ベネチア・ビエンナーレ
第51回ベネチア・ビエンナーレの開会式と各賞の発表が10日、イタリア・ベネチアであり、最高賞に当たる金獅子賞のうち、国別のパビリオン部門はフランス館の受賞が決まったとのこと。ほかに、国際企画展の個人部門はドイツのトーマス・シュッテ氏に、35歳未満の個人部門はグアテマラのレヒナ・ホセ・ガリンド氏が選ばれた。生涯業績部門は、米国の女性美術家バーバラ・クルーガーさんが獲得した。
10日付共同通信。
06/13 名画や名人の将棋盤盗む
和歌山県警田辺署は13日、日本画家堂本印象の「野中の一軒家」などを盗んだとして、窃盗の疑いで容疑者を再逮捕したとのこと。調べによると、容疑者は2002年4月中旬から9月中旬ごろまでの間、自分が勤務するホテル「古賀の井」の資料館に展示してあった絵画4点と将棋盤、碁盤各1点(時価総額約1億6000万円相当)を盗んだ疑い。
他の画家の作品3点は見つかったが、時価約9000万円とされる「野中の一軒家」と、将棋の大山康晴十五世名人が王将戦で使用した将棋盤、高川秀格名誉本因坊が本因坊戦で使った碁盤はなかったそう。
共同通信。堂本印象とありましたので。
06/14 陶芸文化の振興拠点に 兵庫陶芸美術館が完成
丹波焼や出石焼など県内はもとより世界の陶芸作品の展示や調査研究などに取り組む兵庫陶芸美術館が篠山市に完成し、13日、竣工記念式典が開かれたとのこと。同館は、県内を代表する丹波焼の里で、兵庫県が約五十億円を投じて整備を進めてきた。敷地面積は約4万9000平方メートル、延べ床面積約6400平方メートル。
神戸新聞。10月1日に開館とのこと。
06/14 新たに十二支の「午」 奈良・キトラ壁画
壁画のはぎ取り作業が行われているキトラ古墳で、獣頭人身の十二支図「午」とみられる壁画の一部が新たに見つかったとのこと。十二支図としては6体目。石室南壁に描かれた四神図「朱雀」下方の絵の見えなかった部分(縦33センチ、横29センチ)をはがして裏側から見ると、絵の下地になっている漆喰部分が崩落した2カ所(各2-3センチ四方)で、赤い顔料や墨線が確認できたそう。人身部分の腰あたりで衣服のひだとみられ、漆喰表面を覆った泥に顔料が吸着された状態で残っていたとのこと。
共同通信。
06/16 ラファエロの秘密結婚、真珠のブローチで謎解き
ラファエロが描いた肖像画「ラ・フォルナリーナ」をめぐり、歴史学者グループが先月、描かれている女性とラファエルが秘密裏に結婚していたことを裏付ける新たな証拠を発見した、と発表したとのこと。
新たに公表された調査結果では、肖像画の女性が頭に巻いたターバンに着けている真珠のブローチは、パン屋の娘だとされるこの女性とラファエロが内密に婚姻関係を結んでいたことを示す暗喩のひとつだという。真珠はラテン語で「マルゲリータ」であり、真珠のブローチを肖像画の女性が着けていることでこの女性の名前もマルゲリータであって、婚約者のマリア・ビビエーナではないことが示されている、と歴史学者グループは説明している。さらに、ラ・フォルナリーナの女性の腕輪にはラファエロの名前が描かれているが、署名の方法としては一般的ではない上に、女性がはめていた結婚指輪は、後に弟子たちによって手を加えられて消されている、という。
15日付ロイター通信。ラファエロは、公式には独身のままだったことになっており、バチカンの有力な枢機卿の姪、マリア・ビビエーナと婚約していた。
06/17 国家珍宝帳は顔真卿の書体
聖武天皇(在位724-749年)の没後、東大寺に奉納された遺愛品の目録「国家珍宝帳」が、唐を代表する書家、顔真卿(709-785年)の書体に近いとする新説を、九州大学大学院の川上貴子助手が発表したとのこと。顔真卿の書体が伝わったのは平安時代と考えられてきたが、奈良時代には受容されていたことになる。
奈良新聞。
06/18 盗まれたロダンの彫像、無事発見される
チリにある美術館から、16日夜に盗み出されていたオーギュスト・ロダン作のブロンズ彫像「アデルのトルソ」が、美術館に近い公園で無事発見されたとのこと。「アデルのトルソ」は40万ユーロ相当の価値があり、チリ・サンティアゴにある美術館から盗まれていた。
当局者が語ったところによると、少年が公園の花壇で彫像を見つけ(盗難に遭ったという)ニュースを聞いて当局に通報したとのこと。
17日付ロイター通信。続報:「重さ20キロのロダンを盗む 大学生の犯行と判明」(18日付時事通信) 彫刻を見つけたと届け出た学生を問いただしたところ、自分が盗んだと告白したそうです。自作自演? *ロダン展は、5月から8月までの予定で開催。パリ・ロダン博物館所蔵の彫刻62点などを展示しており、最初の1カ月で入場者が約10万人に達する盛況だった。展示品は8月7日のロダン展終了後、パリに戻るとのこと。
06/22 モディリアーニの悲劇の絵が6.5億円で落札
クリスティーズ・ロンドン店で21日、アメデオ・モディリアーニが、ジャンヌ・エビュテルヌを描いた肖像画が325万6000ポンド(約6億5000万円)で落札されたとのこと。落札価格は予想の150万−200万ポンドを大きく上回った。この絵は制作されてから85年間、滅多に展示されたことがなく、公開市場で売りに出されたこともなかった珍しい作品という。買い主は明らかにされていない。
「ジャンヌ・エビュテルヌの肖像」は、モディリアニが36歳で死去する1年前の1919年に描かれ、彼の死後、出産間近だったエビュテルヌは窓から身を投げて死亡した。
21日付時事通信。「モンパルナスの灯」を思い出しました。新作映画の方は、どうなんでしょう。アンディ・ガルシアでしたっけ。
06/24 江戸中期の越前焼、豊岡で発見 生産縮小の定説揺らぐ?
見つかった越前焼は、完形品33点を含め約60点で器高30〜80センチ。旧市域を中心に、但東を除く旧4町の民家の倉庫、屋根裏、庭先などから見つかったものが殆どとのこと。江戸中期の越前焼が、富山、石川、福井の3県以外で見つかったのは初めて。
毎日新聞。発見により、生産や流通の定説を覆す可能性があるとのこと。豊岡市立出土文化財管理センターでは8月から、越前焼の企画展を予定。
06/24 キトラ古墳の「午」、はぎとり保存へ
石室南壁で見つかった獣頭人身十二支像「午」とみられる壁画の一部について、文化庁は、絵が転写された土から漆喰などをはがす作業を早ければ28日から始めると発表。一方、7月に予定していた南壁の四神「朱雀」のはぎ取りは、年明けに延期することを明らかにした。
午とみられる壁画の一部は流入土に転写され、朱色の顔料と黒い描線が確認されたものの、全体像は不明。泥が乾くと、ひび割れが起きる恐れもあることから、全容解明と保存対策のため、漆喰をはがして保存することにしたそう。作業は今夏にも終える予定。
読売新聞。
06/27 高松塚石室の解体決定 壁画劣化で文化庁検討会
石室を解体して取り出し、墳丘外で修復する方針を決定したとのこと。検討会の提案を受けて、文化庁も近く石室解体を正式決定し、今後の修復日程などを詰める。
壁画はこれまで保存を最優先とするため原則非公開だったが、修復・保存処理後、現地での一般公開も検討するとのこと。石室を復元する可能性もあるという。
共同通信。解体作業は、早ければ2006年末にも始まる見込み。
06/28 ピカソのデッサンを競売 かつての愛人が出品
ピカソが1951年に愛人を描いた鉛筆デッサン18点とラブレターなどが27日、パリで競売に掛けられ、ピカソ美術館がデッサン「オダリスク」を41万ユーロ(約5450万円)で落札するなど、計27点が合計約150万ユーロ(約2億円)で落札されたとのこと。
フランス公共ラジオによると、出品したのはピカソのかつての愛人、ジュヌビエーブ・ラポルトさんで、17歳だった1944年、当時63歳のピカソと出会い、7年後の51年から54年まで愛人となった。
共同通信。
06/28 世界の名画をパソコンで鑑賞 ルーブル美術館が新サイト
28日、公開したとのこと。3万5000点以上の作品をパソコン上で鑑賞できるのが特徴となっているそう。
新サイトは、従来版に比べ閲覧作品数が数十倍に増え、約1500の主要作品には解説が付くなど利用者に配慮した作りが特徴。検索エンジンで見たい作品を探したり、最新技術を使って絵画の細部の拡大や彫刻などを全方位から見ることもできる。
時事通信。
06/29 バーミヤン遺跡に新壁画 日本チームが発見
アフガニスタンのバーミヤン遺跡で保存・調査活動に当たっている日本のチームが、壁画の一部を新たに発見したとのこと。バーミヤンで仏教文化が最盛期を迎えた6-7世紀の壁画とみられるそう。
共同通信。
06/30 ルノワールの絵画も被害 文化財盗、被害4億円
京都市の大徳寺から豊臣秀吉と徳川家康が使ったという碁盤が盗まれるなどした事件で、犯行グループが、他にルノワールの絵画や日本最古の日の丸の旗などを盗んでいたことが、奈良県警の調べで分かったそう。
グループは計8人。供述によると、5年前から神社・仏閣や美術館を狙って京都、奈良など7府県で盗みや盗品売買を繰り返し、被害は120件、総額約4億円に上るという。これまでにルノワールなど37件の被害品を回収、残りについても所在を追及している。
共同通信。スクラップ2005年3月3日の続報。
読売新聞によりますと、2003年に富本憲吉記念館から盗まれていた人間国宝・故富本憲吉氏の文化勲章(250万円相当)も押収されたそう。






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