シリーズ|オモロサイズ|サヨナラ|ヒヒ〜ン|東京都庭園美術館
ソル・ルウィット 1988から91年という僅かな期間、青山に存在した美術館。現代美術専門でした。91年6月の「不思議な抽象展」を最後に、なしくずし的に閉館。 この美術館の母体は、不動産会社。……バブルはじけちゃいましたからね。 |
シカゴ美術館 印象派展 セゾン美術館の前身である、西武美術館(1975−)にて開催。当時は、池袋店の12階にありました。 ウィーン世紀末 クリムト、シーレとその時代 1989年、西武池袋・SMA館に移転。名称をセゾン美術館に改め、再スタートをきりました。 この展覧会は、こけら落しとして開催されたもの。シーレの「死と乙女」が強烈に印象に残ってます。 |
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ポップ・アート−20世紀の大衆芸術革命 1999年2月、「アルヴァー・アールト展」を最後に閉館。 セゾンは「箱を提供する」だけに留まらない所が好きでした。現代美術、デザイン中心というポリシーを持っていた。ただ、そのせいで息切れが早かったのかも。残念です。 |
生誕100年記念 キスリング展 1991年開館。この半券は、手元にある三越関連の中で最も古いもの。ここで、半券の傍らに書いてあった熱病のような感想文を載せておきます。 「目がアブナイ。どこを見ているのかわからない。薬をやっているようである。肌はプラスチックの質感。光沢と軽さと。人形のような人間たち。なのに、自画像は目はしっかりしてるし、ちゃんと人間なのだ。原色の風景は結構好きだった。絵具箱の中の緑色」ようわかりません。 |
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ダリ展 この展覧会を最後に閉館。 個人的にはあまり思い入れのない美術館でしたが、「田中一村の世界」「ミケランジェロ展」など開催してくれたことに感謝。 |
ロートレックとシェレ展 手元にある中で、最も古い半券。表面に「東武百貨店 5階会場」と書いてある通り、当時は美術館の美の字もありませんでした。 東武美術館が開館したのは、92年6月のこと。オールジャンルを扱った美術館で、「チベット密教美術展」「アフリカ アフリカ」「役行者と修験道の世界」といった渋い展覧会も、時たま開催していました。 |
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没後100年 トゥールーズ=ロートレック展 この展覧会を最後に閉館。最初と最後がロートレックになったのは、単なる偶然です。 |
メイプルソープ&アラーキー 百花乱々展 小田急グランドギャラリー(1967−)を美術館に改め、1992年開館。2001年10月、「北京・故宮博物院蔵 元・明・清名陶百選展」を最後に閉館。個人的には、半券の展覧会が最後となりました。 小田急美術館を含め、駅から近く気軽に寄れるなどの利便性を持った、デパート系美術館がなくなるのは勿体無い気がします。でも、それぞれ事情もあるでしょうし……。 |
フランス近代風景画展 こちらは、現存する中で最も古い半券。印象派の展覧会でした。 1979年9月開館。2002年3月、「いわさきちひろと日本の絵本画家たち展」を最後に閉館するまで、269もの展覧会を開催しました。 伊勢丹には、かなり行きました。天井が低く、狭苦しい会場に、隙間なく作品が展示されていたっけ。それもまたいい思い出。 |
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2002/04/15記 |