鈴鹿ドライビングレッスン(SDL)中級
参加リポート(3)
♪あぁあ〜〜ながさきスズカはーきょうもぉーぇ、だったぁ〜(泣!)



帰り、黒い雷雲の間に現れた富士
(富士インターにて)
尚この後インターを出たらずっと豪雨(雷雨)の中でした^^


『最後のフリーなので、気をつけながら少しチャレンジもして走ってみて下さい。』
今まで何事も無く走行出来ているので一寸安心されたのか、インストラクターさんも参加者の走りを少し信頼してこう言われました。

ショートミーティングが終わるともう既に前のクラスのチェッカーが振られていて、フリー走行の2回目です。雨は幾分小止み状態になっていて、後で走る上級者クラスの時には上がっているかもしれない、、と思われました。足元の数個の砂利(シケインのグラベルでフロアマットの下に入った思い出の砂利です^^)が走行中ソールに当たって気になるのでシートの下にグローヴの手で掃き入れたり(走っているとナーバスになって細かい事がやたら気になるんです、、)気休めタオル<走る時いつも助手席にスポーツタオルを置いている)にシートベルトをして手が届くか、を確認したりして、走行前には割と落ち着きが無いiranekoですσ^^;、柄になく緊張してるんですね。

旗が振られて順次コースイン、雨が小降りだといってもコースには水が溜まっていて、前の車に近づいたり、追い抜かれて前に付かれたりする度に水しぶきでフロントが一瞬滝になってしまいますがコーナリング中にそうならなかったのは幸いで、アドバイス戴いた1コーナー侵入は前の回と同じく直線からのB時に水しぶきが凄く上がるので慎重に(前気味の)Bをして、なるべく水の無いラインを選んで走行するようにしていました。で、早速左中央の縁石をチラと確認しつつ、なるべく早目に出口の方を見るようにしました。アウト側にGが掛かって丁度フロント右フレームで視線がさえぎられのですが、S字入り口ラインの確認が早く出来る事が判りました。なるほどぉ!です。

この回、私と同じタイミングにアルファ155が前を走っていました。追走していて、スプーンの侵入速度がちょっと速過ぎるなぁ、と思いながら見ていたら案の定出口のコース左手にスピン、私はそれを横目に抜けていきました。しかし流石のアルファ、ストレートでもう後方、シケインからの下り坂に車体が見えて来たので、変な処で接近されると面倒だと思いストレート半ばでアクセルを緩めて右に寄せたので155は1コーナー手前でiranekoを抜いて行きました。

S字入り口から、前方S字コーナーをかなり勢いよく駆け上がって行くアルファの後姿を見ながら、はっやいなぁ、、と追って走っていたら、あらら・・S字出口逆バンク入り口右のウォール脇で停まってました!あちゃ!やっぱS字のライン、速過ぎたのねぇ。。雨の中降りて来たドライバーさんを見たら急にランアタの時の自分を思い出してお気の毒でした。フロントは見えませんでしたが壁の直ぐ脇で殆どスペースも無い処なので、ひょっとしてどこか損傷されていたら外車は大変だなぁ、、と、コースを走るリスクを再認識。ともかくこのフリー走行は無事に終えなくては。。
その後3周ほどその場所を通り過ぎましたが、まだレッカーは到着しておらず、ドライバーさんもそのままでした。

周回するに従ってコースがやっと少し見えるようになってデグナーの速度が周回毎に上がって5速まで入れられましたが、此処はランアタで何台も(たきがわさんも)コースアウトしていた箇所なので2個目先のBPは無理せずCPを微妙にずらしながら縁石だけは外さないように周りました。その後のヘアピンも看板で4速に入るので、そのまま少し奥目からインに付けながらで3→2と落とすのですが、のぼり気味のカントで後輪の踏ん張りが強く、急にエンジンBが掛かったようになってしまいます。でもそれを抜けると割と楽にいい加速でスプーン前の高速コーナーに入っていけるのでその辺が上りコーナリング立ち上がりがやっとのP10とは違うところですネ^^v。

スプーンは4速いっぱいで来てBするより5速まで入れて4→3と落としたほうが、侵入の減速がスムースに行くようです。このコーナーは入り口はフラットな感覚ですが次第に緩く下っていて、下りきった出口付近イン側に微妙なカントが付いていて、雨で路面真中以外はあちこと水が溜まって、(富士五湖というらしい^^)アンダー出しながら行って出口アウト側の水溜りを踏んだら絶対振られそうなのでデジタル計で120以下まで落として、(前の回で振られたし^^;)中央部分だけ通って出られるラインを取りながら抜けました。

此処も前のP10と比べたらずっと立ち上がりが楽で、その先裏ストレートから130Rまで順調に加速して行けて気持ち良いのですが、折角此処まで飛ばせて来たのに130Rの侵入アンダーが怖くてBの程度とラインがまだ一寸掴めてません。
130Rはそこそこ踏めて看板くぐって早目の安心B^^;前は余るし、シケインはヨタって入るしで、スプーンからのルンルンが此処でいきなりダサダサに変わる処。此処は晴れた日来られたらゆっくり攻略を練るとしよう・・という事で今回は攻略放棄!^^;
でもシケインの出口からは緩く下ってのブラインドコーナーですが、もうここからはアクセル全開!でストレートに突入!って感じです。でもiranekoはジェットコースターとか、ガラス張りのエレベーターとか下る乗り物は怖いくせに、何故コースで下るのは怖くないんでしょう??

こんな感じで周回しているとチェッカーが見えたのでホームストレートでアクセルを緩めながらクールダウン走行に入りました。逆バンクのアルファ155はまだ回収されていませんでした。私の前にいたインテRと一緒のタイミングでゆっくり各塔の黄旗を確認しながら周回してシケイン前のピットレーン入り口に差し掛かると、iranekoがランアタではまった時お世話になった^^;左のマーシャル塔から赤旗が提示されています。チェッカーが出ると黄旗提示は聞いていましたが、此処で何故今頃になって赤旗が出ているんだろう?走行終了の合図なのかな??と不審に思いつつピットに入って、ガレージのお隣さん(インテRの方)に赤旗の話をしたらホームストレートでクラッシュした車があって、今処理中ですよ、と言われ、ストレートの事故って!と背伸びしてピットウォール越しに覗いてみると、なにやら人だかりがしていてレッカーやスタッフ等が何人か行っている様子でした。

今日はガレージのモニターが生きてなかったので何も映ってませんが、聞くと、あのガンメタのスカイラインがストレートのウォールに激突したとか!こっちが大変なので155は放って置かれていたのでしょう、、。暫くするとピットの後ろの侵入路から救急車が見えて、サイレンは鳴らさないで後ろに、お仲間と思しきRX-7が追走してパドックを出て行きました。インテRさんは、(コースではなく)此処に救急車がいるので、大した事無いでしょう、と仰ってましたが、ドライバーさん、大丈夫だったのでしょうか・・・?

そのうちニコニコされながらシビックRに乗っておられたYさん(ヨッシーさん)がこちらに来られたので、ご挨拶してちょっとお話ししました。こういうコースに走りに来て女性の方とお話するのは初めてで、(殆ど見かけない^^)短い時間でしたけど楽しかったですね!

  
ヨッシーさんのシビックR
きわめてノーマルですが、シビック仮面被ったインテRですかネ^0^!

ヨッシーさんは京都から来られ、女性のエントリーが多いビッツレースを観てレースに出たいと思い、鈴鹿での1日Aライ講習を受けられたのだそうです。終了のブリーフィング(今日は何回あるんだ^^)の為またプレスルームに入りました。

事故のことは余り触れられませんでしたが、福山さんは勉強したと思って貰うほか無いですね、、と仰っていたので、ドライバーさんは大丈夫なんでしょう。。そういえばインストラクターの佐々木さんの姿が見えなかったので、きっと病院に付き添って行かれたのでしょうか。ちょっと重いミーティングになってしまいましたが、でも色々出た質問に最後まで時間も気にせずとても丁寧にお答えされていて、特にNASCARの事を質問された福山さんは、裏話を披露しされました。

アメリカでレースといえば何をおいてもNASCAR。子供用コーンフレークにまでカードが入っていて、(カードの見本は此処に)iranekoはNASCARが一度もてぎで開催された時に観に行っています。(福山さんと出遭ったのはその時の車を見せて下さった事がきっかけでした)全米の人気ナンバー1のスポーツ、(アメリカン)フットボールの次に人気のあるスポーツだそうで、トップレーサー達の収入はミハイル・シューマッハの比ではないらしいとか、、。
福山さんも5レースほどエントリーして、新聞で紹介されただけで、まだ出てもいないのにサインを求められたり、ホテルに何気にチェックインしようとしたら支配人が出て来て、この部屋に泊まってくれ、と、特別スイートルームを提供されたりで、ドライバーの優遇ぶりには大変驚かれたそうです。
またエントリーフィーも日本のレースとは全然違って、順位的には下位だったのに、それでも一戦で日本のGTの優勝金額の10倍くらい貰えた、とか!1戦でも優勝したらいくら貰えるかわからない(勿論億単位)そうで、全部エントリーしただけだって1年で億は稼げちゃいます!と仰ってました。更に、300km以上でオーバルを周っていて、レースウエアの縫い目の糸が身体に食い込んで、縫い目通りにアザが出来ていたとか、フットレストからちょっとずれた左足が遠心力でアクセルに乗せた右足まで寄って来て、自力で戻せなかった、などという話など紹介され、また是非チャレンジしたい!と仰ってました。

福山さんは遠い所を来てくれた、ということで東京から来た同じガレージのインテR君と石川県の方と神奈川の私をねぎらって下さって、更に退場される時にはわざわざ私の席に寄られて『遠いのに来てくれてどうも有り難う!』と仰られて握手して下さいました。今日は時間的にプログラムのスケジュールが詰まっていて、個人的にお話するチャンスは無いだろうなぁ、、と思っていたのでビックリ!もてぎのファンも応援してますよぉ!と言おうと思っていたのに、余り突然だったので何も言えず仕舞いでした/^^#

という事で、今回の絶対完走するぞ!鈴鹿SDL(スポーツドライヴィングレッスン)を無事終えられ、目に見えないたくさんのお土産を抱えて帰る事が出来ました。

確かに参加費は安くはないし、宿泊や通行料等此処まで来る経費も掛かりますが、得られたものはそれ以上だと思いました。帰りにちらっとピットレーン横のPに停まっている前の潰れたスカイラインが見えて、同じグループで私の前を走っていた姿を思い出して少し寂しいような気持ちになりましたが、このドライバーさんがきっとまた元気に復活して来られる事期待する事にしましょう!


参加のみなさんお疲れ様!そして素敵な1日を有難う!!

これからどちらまで?
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