チ ー コ の 探 険 シ リ ー ズ 3


〜 NSP Concert Tour 2003 パンフ の 巻 〜

   ハァ〜イ、皆さぁ〜ん! またまた、コンサートパンフレット の探険です!
   
   今回は、2003年の春〜秋ツアーのパンフレットのロケ地です。
   この企画、早いものでもう3回目です。
   と云うことは、NSPが復活してから、既に3種類のコンサートパンフレットが製作されたことになりますね。
   これは、とっても嬉しい!
   
   さて、今回のパンフレットは、2003年4月17日に開催された「フォークデイズ」の収録コンサート会場である「北とぴあ」で
   買い求めました。
   最近は、パンフを買う時に、「どんな写真が載っているのかな?」という気持ちより、「撮影場所はどこかな?
   果たして探せるかな?」と思うことが多くなりました(笑)。
   知らず知らずの内に、プレッシャーになっていたのですね〜(爆)。
   
   はやる心を押さえつつ、バンフを見てみると、殆どの場所が「ココはどこ、どこ、どこ?」と言うくらいに全く検討がつきません。
   唯一判ったのは、NSPファンクラブ通信 2003年3月号にレポートが載っていた荒川の河川敷。
   また、ヒントとして鉄チャン(鉄道マニアのことです)のKAZUKIが、「これは都電荒川線だ!」と言ったこと。
   ふむふむ、そう言えば、今日来た「北とぴあ」の最寄駅「王子」には、その荒川線が通っているわね。
   とすると、荒川と今回のコンサート会場の付近で撮影させたのかな〜と勘が働きました。
   まして、2003年のツアーのスタートである「北とぴあ」のコンサート(メンバーはMCで「前夜祭」と言っていました)を飾るに
   相応しいパンフを、その付近で撮影するのは妙に納得〜。
   お家に帰って付近の地図を見てみると、公園やら、水門やら、それらしき場所がチラホラと...
   
   コンサート後、NSP仲間からひとつの情報が入りました。
   「あのパンフの中の洋館は、『旧古川庭園』だよ!」
   ムムッ、ズバリの情報! その友人は何と以前にその庭園の近くに住んでいたとか。。。
   ますます、王子周辺が怪しいぞぉ〜。
   
   そして、北とぴあのコンサートから2週間後のGWの真っ只中、チーコ探険隊は出発したのでした。
   目指すは「東京都北区」です!
   まず、目指したのが、ズハリ情報の「旧古川庭園」。
   都内でも結構有名な庭園ですが、チーコもKAZUKIも行ったことはありませんでした。
   場所は、王子駅よりもそのひとつ東京寄りとなる上中里駅の方が近いみたいです。
   
   入口から庭園に向うと、おおっ、ありました、ありました。
   とても立派な洋館です。
   周りにはツツジが咲きほこり、かなり広い庭園でした。
   
   バンフレット中、見開きで縦位置の頁の写真が、正にその場所でした。
   まずは中村クンと同じ位置に立って、「ハイ、探険!」と言いながらパチリ!

   地図
チーコの探険シリーズ3 旧古川庭園1 チーコの探険シリーズ3 旧古川庭園1

   パンフレットには、その洋館の中で撮影したと思われる、オシャレな写真もありますね。
   しかし、ココの洋館は、内部には予約制・別料金で入れるものの、全面的に撮影禁止でした。
   ムムッ、またしても一般市民には撮影不可能な場所でのロケとは...(笑)
   なので、この洋館の全景の写真をお見せしますね。

チーコの探険シリーズ3 旧古川庭園2 この旧古川庭園は、もともと明治の元勲・陸奥宗光の邸宅でした。
その後、宗光の次男が古川財閥の養子になった時、邸宅も古川家の所有となりました。
戦後、国へ所有権が移り、地元の要望などを取り入れて東京都が国から無償で借り受け、現在の一般公開に至っています。

この洋館の設計者は、明治から大正にかけて日本に移り住んだ英国人ジョサイア・コンドル博士。
博士はこの古川邸以外にも、鹿鳴館など数十件の設計を手がけ、我が国の建築界の発展に多大な貢献をしたそうです。

また、この旧古川庭園は、数少ない大正時代の庭園の原型を留める貴重な文化財で、昭和57年8月に東京都文化財に指定されました。
   パンフレットの後半には、NSPインタビューの頁がありますが、その冒頭頁には東屋っぽい所で3人がお話している写真が
   ありますね。
   情報を聞いて以来、チーコはここも旧古川庭園だと思っていました。
   ホラ、平賀クンの後ろに見える植栽が何とも「庭園」っぽいでしょ!
   で、それを確認すべく、庭園内をウロウロしてみると...
   
   ありました、ありました。 案内図では「展望台」となっている東屋でした。
   この日は、GWと晴天が重なって、ここもかなりの人出。
   パンフレットのように閑散とした感じの写真は撮れませんでしたが、まぁ、ヨシとしましょう。
   名ばかり?の展望台でしたが、昔は武蔵野台地の斜面にある小高い丘だったそうですので、さぞかし眺めも
   よかったのでしょうね。

   地図
チーコの探険シリーズ3 旧古川庭園3 チーコの探険シリーズ3 旧古川庭園3
   さて、続いては、今回のパンフの中で最もロケの確率が高いと思われる、王子駅近くの飛鳥山公園に向いました。
   ココは、都内有数のお花見の場所として有名です。
   
   ここでも事前にヒントが判りました。
   下の写真で、天野クンと平賀クンの間に、クリーム色に赤帯の何か車両みたいなモノが写っていますね。
   コレ、実は、昔、荒川線で走っていた都電の車両なんです。
   ここの公園に保存展示されているのを、鉄チャンのKAZUKIが知っていたのでした。
   なので、飛鳥山公園に間違いない!、と。
   
   
   行ってみると、やはりそのとおりでした。
   舗道を歩いてみると、もうこの季節では木々の葉が茂り、さすがに後ろにある都電の車両は見えなくなっていますね。

   地図
チーコの探険シリーズ3 飛鳥山公園1 チーコの探険シリーズ3 飛鳥山公園1
   飛鳥山公園には遊戯施設があり、そこでは2カット撮影されています。
   まずは、リスの上に座る中村クン・平賀クンの写真です。
   探すまでもなく、直ぐに判りました。
   
   天野クンが座っているオブジェは何をデフォルメしたものと思いますか?
   最初、チーコもKAZUKIも「てんとう虫」だと思っていましたが、実は、「キリンさん」でした〜。
   チーコの写真には、そこに女の子が座っていますが、何と髪型が天野クンと同じでした〜。

   地図
チーコの探険シリーズ3 飛鳥山公園2 チーコの探険シリーズ3 飛鳥山公園2
   もうひとつはブランコです。
   ブランコは人気があるのか、なかなか乗れませんでした。
   
   撮影アングルはもっと上からだったね(KAZUKI談)。

   地図
チーコの探険シリーズ3 飛鳥山公園3 チーコの探険シリーズ3 飛鳥山公園3
   さてさて、お次は都電の踏切です!
   これは、KAZUKIの得意分野で、予想は飛鳥山公園の直ぐ近くではないか?、と云うことでした。
   確かに、公園の下には都電が走っていますね。
   で、行ってみると...ジャ〜ン、正にバンフどおりの光景があったのでした。
   
   場所は都電荒川線の「滝野川一丁目」と「飛鳥山」という停留所の間にある踏切です。
   写真の奥手に見えるホーム(チーコの写真では、上下線に電車が止まっている場所)が、「滝野川一丁目」停留所です。
   直ぐ手前側には「飛鳥山」停留所があります。
   
   写真では、もう少し焦点距離の長い望遠レンズを使うべきでした(KAZUKI談)。
   
   地図
チーコの探険シリーズ3 都電荒川線 チーコの探険シリーズ3 都電荒川線
   ここでチーコ探険隊は昼食です。
   しかし、当然ながら、午後の作戦会議もやらなければなりません。。。
   ここまで探険して、未だ皆目検討もつかない場所が表紙のレンガ造りの建物の場所。
   実は、午前中の探険を行っている内に、何かヒントや情報が得られるだろう...と、淡い期待を持っていたのですが、
   全く何もなしです。
   仕方ないので、お昼の弁当を買いに行く途中の飛鳥山交差点に交番があったので、何と、お巡りさんに尋ねてみました。
   
   チーコ    : (パンフレットを差し出して)「スミマセン、ココの場所は何処だか判りますか?」
   お巡りさん : (50代半ばのメガネをかけた方でした)「あっ、ここはねぇ〜。」
   チーコ    : 「うっっ!!!」(ニマッ☆)
   お巡りさん : 「すぐ近くだよ。ここから歩いて5分位かな〜。工場の跡地で、公園になっているよ。」
   
   何と、飛鳥山の近くとは!
   だいたいの場所もお聞き出来たので、公園での食事後、早速その場所へ向いました。。。


   行ってみると、やはりそこは公園なのか、工場の跡地なのか。。。
   昔、通用門だったと思われる入口から入り、テクテクと歩いていくと...あった!
   パンフ表紙の赤レンガの建物とS字カープの舗道が現れました。
   う〜ん、パンフで見るより、ずっと開放感があり、広い敷地です。
   樹木には葉が茂り、季節の経過を感じました。

   地図
チーコの探険シリーズ3 酒類総合研究所1 チーコの探険シリーズ3 酒類総合研究所1
   ではここで、この施設のことを簡単にご説明しますね〜。

   正式名称は、「独立行政法人 酒類総合研究所 東京事務所」。
   お酒を研究する、日本唯一の国立の研究機関です。
   歴史はとても古く、明治37年に設置された「醸造試験所」時代より、いろいろな研究を行ってきたそうです。
   現在の主な業務は、酒類に関する研究(酒類の分析・鑑定・品質評価等)、講習、技術の普及、鑑評会などで、
   特別研究のテーマもあるみたいですね。
   管理組織の変遷もあり、発足当時は「大蔵省醸造試験所」でしたが、戦後は国税庁の管理下となりました。
   平成7年には主業務の醸造試験所が広島に移転し、それに伴い「醸造研究所」に名称を変更、
   2年前の平成13年4月には「独立行政法人 酒類総合研究所」として新たにスタートしています。
   
   NSPがロケした場所は、「醸造試験所 跡地公園」です。
   なるほど、通用門や舗道など、それっぽい感じがしました〜。
   後ろに見える赤レンガの建物は、今は酒造工場だそうです。

チーコの探険シリーズ3 酒類総合研究所2 チーコの探険シリーズ3 酒類総合研究所2
   さて、ココ酒類総合研究所の近くには、「音無親水公園」という、石神井川の渓谷を利用した素晴らしい公園があります。
   渓谷を渡っている本郷通りの橋は見事な3連のアーチ橋で、その橋から見る公園も素敵でした。
   渓谷にも下りて、チョット涼んできましたが、「こんなにいい場所なので、ココでもロケが行われたのかな?」と思いました。
   折りしも、ちょうど次の日、山野楽器の「NSPパネル展」に行ったのですが、何と、この音無親水公園で撮影されたパネルが!
   やはり、NSPの3人はココにも来ていたのですね(写真がなくてゴメンなさい)。

   
   
   
   
   次はいよいよ最後のロケ地、荒川の河川敷です。
   時間的にはもう午後3時を過ぎ、早めに目的地へ到達したいものです。
   
   今度の場所は、広大な土手とかなり大きい水門...
   事前に地図を見ながら、この水門を目印にだいたいの場所を絞っておいたのでした。
   
   その付近までクルマを走らせましたが、なかなか目的地へ近寄れません。
   一方通行が多く、人間カーナビのエラーが多発!
   何度もグルグル周ったり、クルマを降りて徒歩で確認したりして、やっとの思いでその場所に辿り着きました。
   近くには、あの水色の水門が!
   「やったぁ〜」とチーコは叫びました。
   
   クルマを駐車場に置いて、水門に向って走り出しました。
   チーコ、走る、走る! KAZUKI、追いつかない、もうダメ〜〜〜。

   NSPの3人が座っている堤防は、パンフの写真とはガラリと変わり、草が覆い茂っていました。
   まぁ、当たり前のことなのですが...
   最初は、パンフの階段状の堤防を探していたため、なかなか判らなかったのです。
   しかし、よく見るとちゃんと段になっている...

   地図
チーコの探険シリーズ3 荒川河川敷1 チーコの探険シリーズ3 荒川河川敷1

   場所は、駅名で言うとJR赤羽駅の近く。
   道的には、王子駅から122号線を真直ぐ北上し、荒川を渡る「新荒川大橋」の下流側なのでした。
   水色の水門は「新岩淵水門」。
   

   またここは、荒川と隅田川との分岐点でもあります。
   ここから下流の荒川は、人工の川なんですよ。
   現在の隅田川が昔の荒川で、過去に何度も大洪水を引き起こしていたので、東京の下町を洪水から救うため、
   明治の末期に荒川のバイパス(放水路)工事が着手されました。
   その放水路の水量を調整する目的として作られたのが「岩淵水門」で、写真の水門は2代目なのです。


   そして、そして、探険隊最後のショットは、柵?のシーン。
   開放感あふれる光景はこの付近にに違いないと、水門から駐車場の方へ戻りました。
   この柵、よく見ると、手摺りの取り付け方がなかなか変わっていますよね。
   それを頼りに見廻すと...
   あった、あった〜。
   
   この手摺りは、荒川水上バス(都合により、現在は運行停止中です)の「岩淵リバーステーション」に向う通路の
   手摺りで、堤防の上から船着場まで続いています。
   撮影場所はその途中にある、クランク箇所で、天野クンの後方の舗道が堤防の上に向う道です。
   先程と同じように、地面には草が茂っていますね。
   チーコはもちろん中村クンと同じ場所に腰掛けました。
   温もりは...余りに時が過ぎていましたね〜。

   チーコの写真は、夕刻になってしまった関係で、貫けるような青空にはなりませんでした。。。

   地図
チーコの探険シリーズ3 荒川河川敷2 チーコの探険シリーズ3 荒川河川敷2

   今回は、写真よりも施設の紹介が多くなってしまったが、いかがでしたでしょうか?
   前回2回が同じ世田谷区内だったので、今回はいよいよ海外か!(笑)と思いましたが、都内でよかった〜(ホッ!)。
   しかし、次回は判らないですね〜。
   少なくとも、都内からは脱出でしょうか?

   今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
   これからも、続き...ますよん!

   またね〜。


写 真 撮 影
旧古川庭園

飛鳥山公園

都電荒川線
 (滝野川一丁目〜飛鳥山間)

醸造試験所 跡地公園

荒川 河川敷
2003年 5月 3日

2003年 5月 3日
   
2003年 5月 3日


2003年 5月 3日

2003年 5月 3日




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