フランス語の3つの過去形
それぞれの過去へGO!→複合過去/半過去/大過去(クリック)
このページでは、フランス語の3つの過去時制の違いについて考えます
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複合過去と半過去の使い分け
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大過去について
この2点についてまず理解しましょう!
◆◆◆複合過去と半過去の使い分け方◆◆◆
次の例文を見てみましょう。色分けした部分はフランス語も日本語も動詞の部分です。最初は日本語の部分だけ見てみましょう。
(現在の文)→(過去の文)という形になってます。
l
完結する動作
¨ Je vais au cinéma.
私は映画に行く。
→ Je suis
allé au cinéma.
私は映画に行った。
¨ Je donne un bouquet de fleurs à Sophie.
私は花束をソフィーにあげる。
→ J’ai
donné un bouquet de fleurs à Sophie.
私は花束をソフィーにあげた。
l
完結しない動作
¨ Il est jeune.
彼は若い。
→ Il était jeune.
彼は若かった。
¨ J’attendais l’autobus.
私はバスを待っている。(この文を英語では現在進行形ですね)
→
J’attendais l’autobus.
私はバスを待っていた。(この文は英語では過去進行形ですね)
l 完結する動作は、大体「〜した」という感じになり、その1回の動作で完結します。こういう場合、複合過去形を使います。
l 完結しない動作は、大体「〜だった」とか「〜していた」という感じになり、状態が「〜だった」とか、動作が継続して「〜していた」(英語の過去進行形)となります。こういう場合、半過去を使います。
◆◆◆大過去について◆◆◆
英語の「過去完了」にあたります。ある過去からみて、もうひとつ前の過去ですね。
Quand Paul est arrivé, le cours avait déjà commencé.
When Paul
arrived, the class had already begun.
「ポールが着いたとき、授業はすでに始まっていた。」
「授業が始まっていた」という過去は、「ポールが着いた」というある過去より、ひとつ前の過去ですね。
詳しくは、大過去のページで。