2015年
06/03  前衛画家のオチオサムさん死去 「九州派」創設者の一人

朝日新聞より。

06/03  京都で世界博物館大会、19年に日本初開催 投票で米国に圧勝

京都新聞より。

06/08  京都国立博物館の本館休館 改修に向けた調査開始

共同通信より。

06/12  木彫仏の「鉈彫」…成立に新説

平安時代の木彫仏には、表面を滑らかに仕上げず、ノミ跡をくっきり残した像がある。「鉈彫」と呼ばれ、仏像研究の一テーマとなってきたが、文化庁主任文化財調査官の奥健夫さんが相次いでその成立に関する新説を専門誌で発表した。それぞれ鉈彫像の種類と製作過程から捉え直しを図っている。
仏教伝来以来、多様な素材で造立された仏像だが、平安時代、木彫像が主流となった。木彫像では、彩色や金箔で飾らず、木の素地を生かすことも行われた。鉈彫もその一つと言えるが、あえてノミ跡を残す理由は謎。仏教では“不完全な仏”を造ることは禁じられており、かつては未完成品と片づける見方もあった。近年は、木から仏が現れ出る様子を表す手法という説が有力視されてきた。
奥さんが注目したのが、鉈彫の技法が用いられた対象だ。鉈彫はまず9世紀、四天王像に踏まれる疫病神「邪鬼」の表現として登場する。四天王像自体は鉈彫ではない。厄災をもたらす邪鬼の本性を表現したのが鉈彫と考えられるという。
その後、荒ぶる神の側面を持つ天神像や、天神と密接な関係のある十一面観音像にも広がっていく。奥さんは「当時、絵画で鬼神を描く際、荒々しい線で輪郭や体毛を表現しており、それを彫刻で試したのが始まりかもしれない。ノミ跡自体が鬼神の表現となり、神像や観音像に転用されたのではないか」と語る。
奥さんはまた別の説も提示している。1日で仏像を仕上げる「一日造立」の造像作法。その一部始終を人々が見る行事もあったとみられ、一刀刻むごとに響く音にも功徳があると考えられていた。鉈彫像のノミ跡には、それを視覚的に追体験させる機能があったのではないかというのだ。
他方で、金沢文庫の瀬谷貴之学芸員は「近年の研究では、鉈彫像は、国分寺級の格の高い寺に多い」と指摘し、代表例である日向薬師(神奈川県伊勢原市)の薬師三尊像の場合もそれにあてはまるという。

読売新聞より。

06/21  届かなかったピカソの絵はがき2千万円 独で落札

産経新聞より。

06/24  初鋳造のロダン作品、1億4200万円で落札 調査中に型を発見

AFPBB Newsより。

06/25  ナチス略奪の油絵、3億6000万円で落札 英

AFPBB Newsより。関連記事:スクラップ2014年11月25日「ナチス略奪画 ベルン美術館が遺贈受け入れを決定」(swissinfo.ch)、2014年9月8日「モネ未発表作品、ナチス略奪画保有男性のスーツケースに」(時事通信)、2014年5月8日「大量のナチス略奪画 所有者死去でベルン美術館に遺贈」(swissinfo.ch)、2013年11月18日「ナチス略奪絵画「手離す気ない」と部屋の主、政府が返還交渉か」(AFPBB News)、2013年11月7日「ピカソなど絵画1500点発見 ナチスが戦時中、略奪か」(朝日新聞)

06/26  淡路島の銅鐸内部から舌、全国初 使用時のまま埋める?

共同通信より。

06/29  奈良で全国初の縦置きの陶棺 円筒埴輪まねる?

共同通信より。