2013年
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08/05 ルノワール絵画発見、英で落札 13年前に日本で盗難
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2000年に東京都世田谷区の住宅から盗まれたルノワールの油絵が今年2月、英国の競売大手サザビーズによる競売に出品され、約105万ポンド(約1億5千万円)で落札されていたことが5日、捜査関係者への取材で分かった。 警視庁成城署が窃盗事件として捜査したが、容疑者は特定されていない。海外には盗難美術品のデータベースがあるが、この油絵は登録されておらず、競売会社の盗品チェックもすり抜けたとみられる。 油絵はルノワールが知人の画家の妻を描いた「マダム・ヴァルタ」で、1903年制作。 共同通信より。
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奈良国立博物館(奈良市)は6日、国宝の薬師如来坐像(木造、平安時代)などがぬれる被害があったと発表した。5日午後に降った局地的な大雨の影響で、国重要文化財に指定されている旧本館(なら仏像館)が雨漏りした。 奈良国立博物館によると、薬師如来坐像と五大明王像(木造、平安時代)5体がぬれたほか、旧本館の建物模型にも水がかかった。 同博物館は仏像に染みが残らないよう、雨水をアルコールで拭き取る応急処置をしており、今後、文化庁と協議し適切な処置を取る。 共同通信より。
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10日、松山市の宝厳寺が全焼。保管されていた国指定重要文化財の「木造一遍上人立像」の行方が分からず、焼失した可能性があるとのこと。 市教育委員会によると、木像は室町時代の作品。時宗の開祖一遍が合掌しながら立つ姿を表現している。1901年に重文に指定された。 共同通信より。続報:「重文の一遍上人像は焼失 松山市教委が判断、宝厳寺」(2013年8月11日付共同通信)
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イタリアの研究チームは9日、中部フィレンツェで、レオナルド・ダビンチの名画「モナリザ」のモデルとされるリザ・デル・ジョコンドの息子とみられる遺骨の発掘調査を開始したとのこと。ANSA通信などが伝えた。 これまでにリザの可能性がある遺骨が数体見つかっており、今回息子の遺骨が見つかれば、DNA鑑定でリザ自身の遺骨を特定し、復顔作業も行って本物のモデルかどうかを判断する予定。 チームは、リザの遺骨がフィレンツェの修道院跡の地下に埋葬されていると結論づけ、2011年に発掘を開始、これまでに遺骨数体を発見した。 共同通信より。関連記事:スクラップ2008年1月15日、2012年7月25日
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AP通信などによると、オランダの美術館「クンストハル・ロッテルダム」で昨年10月、ピカソなどの名画7点が盗まれた事件で、主犯格とされるルーマニア人男性被告の弁護人は13日、被告が絵画5点の返却を申し出たことを明らかにした。 ルーマニア司法当局は、窃盗の罪で同国人6人を起訴。捜査の過程で、主犯格とされる被告の母親が、証拠隠滅のために自宅のストーブで絵画を焼却したと供述し、当局がストーブに残った灰の分析を急いでいた。絵画の所在は不明。 被告は絵画の返却と引き換えに、オランダでの裁判を望んだが、同国当局が拒んだと述べた。残りの絵画2点の行方には言及しなかったとのこと。 読売新聞より。「盗難に遭ったピカソらの名作7点、容疑者の母親が「焼却」」(スクラップ2013年7月17日)の続報
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愛媛県内の個人が所蔵していた国重要文化財の刀剣3点が所在不明になっていることが、県教委への取材で分かった。所有者が売却するなどしたが、届け出がなかったため、所在が確認できなくなったという。 県教委によると、伊予市内で所蔵されていた「刀(無銘・伝助真(すけざね))」(鎌倉時代)、新居浜市内で同一人物が所蔵していた「太刀(銘行秀(ゆきひで))」(平安時代)と「剣(銘国永(くになが))」(平安時代)。 読売新聞より。
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AFPBB Newsより。
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神戸市で約50年前に出土した国宝「桜ケ丘銅鐸」(弥生時代中期)から、全国的に珍しい渦巻き状と同心円状の文様の組み合わせが見つかったとのこと。所蔵する神戸市立博物館と九州国立博物館が、17日発表した。 神戸市灘区で1964年、14点の銅鐸(紀元前2〜後1世紀)などが出土した。うち「12号銅鐸」(高さ31センチ、重さ2・6キロ)を3次元カメラで立体計測したところ、縦6センチ、横5センチにわたり、0・1ミリ程度の凹凸を確認。渦巻き状の「四頭渦文(しとうかもん)」と同心円状の「重圏文(じゅうけんもん)」を組み合わせていた。 朝日新聞より。
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古代エジプトの文化財を収蔵する同国ミンヤ県のマラウィ国立博物館が先週、騒乱の中で襲撃され、「聖獣」とされるヒヒなどのミイラや彩色木棺などほとんどの収蔵品が盗まれたことが分かった。 地元メディアによると、事件があったのは、首都カイロでモルシ前大統領支持派が強制排除された14日の夜から15日にかけての間とみられる。考古省の暫定的な調査によると、収蔵品1089点のうち1040点が盗まれ、重くて持ち去られなかった像などは傷つけられていた。これまでに返還、回収されたのはごく一部にとどまっているとのこと。犯人は不明。 産経新聞より。
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栗東市蜂屋の下鈎(しもまがり)東・蜂屋遺跡で、馬を模した土の焼き物「土馬」(奈良時代、8世紀)が出土し、市教委が23日、発表した。脚などが欠損しているが、馬の表情や手綱などが精巧に表現されていたとのこと。土馬は雨乞いなどの祭祀で使われたとされ、県内では奈良〜平安時代の約90点が見つかっているが、市教委は「同時代の土馬の造形はデフォルメされる例が多く、今回のように写実性に富み、リアルなものは珍しい」としている。 造成工事に伴い、昨年6月〜今年7月に約9300平方メートルを発掘調査したところ、河川(幅約4メートル、深さ約30センチ)跡の底で見つかった。全長約17センチ、高さは約9センチ。 読売新聞より。土馬は特集展示「馬のまち栗東」で公開されるとのこと。栗東歴史民俗博物館で2013年9月14日(土)〜10月27日(日)
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AFPBB Newsより。
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近畿日本鉄道は27日、建設中の高さが日本一の超高層ビル「あべのハルカス」に、美術館を2014年3月22日に開業すると発表した。美術館はハルカスの16階に入り、国宝や重要文化財を展示できるとのこと。展示室は約880平方メートルで、東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムとほぼ同規模という。近鉄は「奈良、京都など沿線の文化財から、東洋美術、西洋美術、現代アートまで幅広い展覧会を開く」としている。
産経新聞より。「開館記念特別展 東大寺」2014年3月22日(土)〜5月18日(日)、「ポルディ・ペッツォーリ美術館所蔵
ミラノ 華麗なる貴族コレクション展」2014年5月31日(土)〜7月21日(月・祝)、「デュフィ展」2014年8月5日(火)〜2014年9月28日(日) あべのハルカス美術館
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二条城(京都市中京区)で、唐門(重要文化財)にある、天皇家を表す菊の金具下から徳川家の葵の紋が見つかった。唐門は約1年半かかった修理を終え、元離宮二条城事務所は28日、一般公開した。 徳川家の城だった二条城は1867年の大政奉還により、朝廷の管理下に入り、84年に天皇家の別荘「二条離宮」となった際に金具が付けられたとみられる。二条城では、葵紋が削り取られる一方、残されている所もあるとのこと。 共同通信より。
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京都産業大日本文化研究所は28日、京都市左京区の勝林院の本尊・阿弥陀如来像(18世紀)の胎内から、平安時代末期の阿弥陀如来像を見つけたと発表した。 阿弥陀如来像は1736年に焼失、翌年に現在の像(約280センチ)が安置されたと伝わる。修復を依頼された同研究所が調査、胎内から小さな仏像3体が見つかった。1体は12世紀後半の阿弥陀如来像(18・7センチ)。残り2体(約6〜7センチ)は鎌倉と江戸時代の如来像で、本尊の光背の一部だった可能性がある。 勝林院の宝蔵からは寺の歴史を記す「証拠之阿弥陀如来腹内記」の写本が見つかり、本尊の修復や再建が繰り返されてきたことが分かった。現在の本尊の頭部と胴体は作風が異なっているが、1490年の火災で焼けて新たに作られた頭部が、1736年の火災の難を逃れ、現在の本尊に引き継がれた可能性がある。 京都新聞より。胎内仏や写本は9月3日〜10月20日、京都産業大学むすびわざ館で展示されるとのこと。無料。日曜祝日休館。
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郵便や情報通信の資料を展示する逓信総合博物館が31日、閉館した。切手など郵便関係の資料展示は来年3月、東京スカイツリータウンにオープンする「郵政博物館」に引き継がれるとのこと。
時事通信より。
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