2008年 |
02/01 国立美術館、高校生は観覧無料に |
国立美術館は4月1日から、運営する5つの美術館の所蔵作品展などについて、高校生と18歳未満の観覧料を無料にするとのこと。対象施設は、東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、国立西洋美術館、国立国際美術館、国立新美術館。
日経新聞。
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朝日新聞より。
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朝日新聞より。
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浄土真宗の宗祖・親鸞(1173―1262年)の教えを記した「教行信証」のうち、自筆とされる国宝「坂東本」で見つかった角筆の書き込み約400カ所が、重要な部分に注意を促す印「合点」であることが9日、分かった。坂東本を所蔵する真宗大谷派が明らかにした。 既に確認されている墨書きの合点と異なり、小刀や竹べらで紙にくぼみを付けて記されており、見えにくい。坂東本では、今回判明した合点を含め、角筆の書き込み約700カ所が見つかっていた。同派によると、合点があるのは坂東本全六巻のうち、念仏の功徳をたたえた「行巻」など。角筆の書き込みは合点のほかに、「計也」という漢字の右側に書かれた振り仮名「ハカラフ」や、注記などがあったとのこと。〔共同〕 日経新聞。関連:スクラップ2007年12月23日
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運慶の作と見られ、2004年に初めて紹介された木造大日如来座像(個人蔵)が3月18日、米ニューヨークで開かれるクリスティーズ社の競売に出品されることが分かった。 売却の際に国への申し出が必要な重要文化財などに指定されていなかった。落札予定価格は約1億6000万〜2億1000万円とのこと。 像高は66.1センチ。ヒノキ材で、表面は金色に仕上げられている。北関東に伝来した仏像として美術商から入手したという所有者が2003年、東京国立博物館に連絡。エックス線撮影の結果、底板で封じられた像内に運慶一派独特の形をした木札や水晶塔などが納められていた。作風からも1190年代の運慶作品の可能性が高いと分かり、2004年、寄託作品として同博物館が一般公開した。 読売新聞。関連:スクラップ2004年3月13日 こちらの仏像、東博で見ました。これからどこへ行くのでしょうか。奥底へしまわれたままになってしまったら残念です。
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【ジュネーブ11日共同】チューリヒの市警当局は11日、市内のビュールレ美術館で10日午後、武装グループによる強盗事件が発生し、ゴッホ、セザンヌ、ドガ、モネの油絵計4点が盗まれたと発表したとのこと。被害総額は計約1億8000万スイスフラン(約175億円)に達するとしている。
日経新聞。
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米司法当局は14日までに、行方不明になっていたジャン・ミシェル・バスキアの絵画「ハンニバル」(1982年)をニューヨーク市内の倉庫で発見したとのこと。ハンニバルは800万ドル(約8億6400万円)の価値があると見積もられているが、100ドル相当として米税関を通過していた。 ハンニバルのもともとの所有者は、ブラジルの銀行経営者。銀行破綻を受けて同国の裁判所が美術品の差し押さえを命じたものの、ハンニバルは行方が分からなくなっていたとのこと。米メディアによると、ハンニバルは昨年8月にロンドンからニューヨークに空輸され、税関申告書には100ドルの「絵画」と記されていた。 14日付時事通信。
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ロサンゼルスに16日、「ブロード現代美術館(BCAM)」がオープンするとのこと。 ロサンゼルス郡美術館(LACMA)の一部。アンディ・ウォーホル、ジャスパー・ジョーンズ、ジェフ・クーンズらの作品を中心に展示する。設計を担当したのは、イタリアの建築家レンゾ・ピアノ氏。総工費5600万ドル(約60億5000万円)の大半は、同市の富豪イーライ・ブロード氏の寄付で賄われた。 14日付時事通信。
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京都府与謝野町の旧家で昨年5月に見つかった江戸時代後期の画家岸駒(1749-1838)の屏風が、同町の町立江山文庫で初公開されているとのこと。 屏風は「雲龍・咆虎図」で、六曲一双(横3.63メートル、縦1.6メートル)。「天保9年」(1838年)と記されているとのこと。 京都新聞。公開は3月30日まで。「岸駒の弟子が描いた虎も展示されている」とのことです。江山文庫
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奈良・春日大社と興福寺の代表的な行事を、四季の風景とともに描いた珍しい江戸時代後期の屏風(六曲一双)が、見つかったとのこと。 高さ1.73メートル、幅3.6メートル。勅使が春日大社に参拝する春日祭(3月)や興福寺薪能(5月)、春日若宮おん祭(12月)の御湯立神事や紅葉を見て酒宴をする武士などが描かれているとのこと。 読売新聞。
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修理が予定されている法隆寺金堂(奈良県斑鳩町)から18日、本尊の釈迦三尊像(国宝)が運び出されたとのこと。2月から始まった堂内の全12体の搬出が完了し、金堂は12月まで拝観できなくなった。堂内のすべての仏像が搬出されるのは1954年以来。金堂では、須弥壇や壁のしっくいを修理するとのこと。 釈迦三尊像は、搬出済みの薬師如来像(国宝)とともに、上御堂に運ばれたとのこと。他の10体は奈良国立博物館や寺内の宝蔵院などに移動した。 毎日新聞。「上御堂は普段は拝観できないが、今月下旬から金堂の工事が終わる12月まで特別に拝観できる予定」とのことです。
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国の中央防災会議は18日、中部・近畿圏で震度6強以上の直下型地震が起きた場合、被災想定地域に国宝を含む重要文化財指定の建造物約580件があり、倒壊や焼失の恐れがあると発表した。国内にある重文建造物の25%に当たるとのこと。 京都市中心の直下を通る花折断層帯でマグニチュード7.4を想定。京都、滋賀、大阪の重文255件が損壊や焼失する可能性があるとした。うち51件が国宝で、清水寺本堂、二条城二の丸御殿、平等院鳳凰堂などが含まれるとのこと。奈良と大阪の境界近くを走る生駒断層帯でM7.5の地震が起きた場合は、重文222件が被災する恐れがある。国宝55件には法隆寺や東大寺などが含まれるとのこと。中部圏では猿投−高浜断層帯でM7.6の地震が起きれば、名古屋城二之丸大手二之門など国宝1件を含む重文18件が被災する恐れがあると分析した。 毎日新聞。
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故ロバート・メイプルソープ氏の写真集がわいせつ物に当たるかどうかが争われた訴訟の上告審判決で、最高裁第三小法廷は19日、わいせつ性を一部認めたが、「芸術性や表現手法など全体としてみれば輸入禁止のわいせつ物には当たらない」と判断。わいせつ性を認めた二審・東京高裁判決を破棄し、国内持ち込みを差し止めた東京税関の処分を取り消したとのこと。
日経新聞。
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朝日新聞より。スクラップ2008年2月11日「総額175億円の名画強奪」の続報です。
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高松塚古墳で文化庁は20日、石室入り口部にある「切石」を取り外したとのこと。切石については墓碑や礼拝石、供養台などとする説があるが決め手がなく、同庁は極彩色壁画を保管している修理施設に運び、詳しく調べる。 切石は縦横約60センチ、厚さ35センチの凝灰岩。1960年代、ショウガ貯蔵穴を掘っていた同村民が発見。72年に高松塚古墳を発掘して壁画を見つけるきっかけとなった。76年の旧保存施設の建設後は、石室入り口から約5メートル離れた発見時とほぼ同じ位置で、施設の床下に保管されていた。 日経新聞。
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朝日新聞より。
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米ニューヨークで3月18日にオークションにかけられる運慶作とみられる「木造大日如来坐像」を巡り、栃木県足利市は22日、像がかつて市内に安置されていた可能性が高いとして、海外流出を防ぐための対策を国に求める署名運動を始めることを決めた。文部科学省に提出する。 足利市教委文化課によると、この像は足利氏2代目の足利義兼が創設した樺崎寺(かばさきでら、同市樺崎町、廃寺となり現在は国指定史跡)に安置されていたとみられるという論文を04年、像を調査した当時の東京国立博物館教育普及室長が発表している。市の市民文化財団が所有者から購入しようとしたが、同博物館が買い取りの意向を示したため断念していた。また足利市文化財専門委員会は、市内の光得寺に保存されてきた国重要文化財の運慶作の大日如来坐像と、この像が酷似していると指摘し、「樺崎寺に安置されていた坐像の可能性が極めて高い」としている。 毎日新聞。スクラップ2008年2月11日「「運慶」、米で競売へ」の関連記事です。
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朝日新聞より。
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昨年に石室解体された高松塚古墳の「飛鳥美人」などの国宝壁画について、文化庁は25日、東京都内で開かれた同古墳壁画恒久保存対策検討会で、5月末に一般公開することを明らかにした。期間は1週間から10日程度という。壁画公開は昭和47年3月の発見以来初めて。 壁画は発見直後、一部の地元関係者や研究者らが石室の盗掘穴越しにのぞく形で見たが、その後は保存を理由に、同庁担当者による年数回の定期点検以外、研究者でさえ見ることはできなかった。 産経新聞。
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吉田博(1876-1950年)が約100年前に沖縄を訪れた際に描いた風景画が見つかったとのこと。 今回見つかった作品は油彩で手前に川と橋が描かれ、後方には赤瓦の住宅、緑の木々と丘が広がっているとのこと。橋や通りには頭に荷物を載せた人々が往来、岸辺には鳥がたたずむ。額縁の裏には「泊高橋」の文字があり、描かれた通りは現在の国道58号で、那覇方面から浦添向けを描いたとみられる。この作品はこれまで所在がはっきりしていなかった。画廊サエラ(那覇市)が今月、東京で購入したとのこと。 11年、吉田は当時の沖縄唯一の美術団体・丹青協会の招きで太平洋画会の画家と共に来県。約40日間の滞在中に制作活動を行い、丹青協会主催の展示会で約60点を展示したとのこと。 琉球新報。
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平常展示館の建て替えが新年度から本格的にスタートするとのこと。2008年度政府予算案に、現展示館の取り壊しや新館建設費用など17億円が盛り込まれた。12年度完成の予定。現展示館は8月末で閉館となり、館蔵品などを並べる平常展示は、特別展示館を利用して行うとのこと。 新展示館は地上4階、地下2階建て。展示室と収蔵庫の床に免震装置を取り付け、揺れを吸収するとのこと。また車いすでも観覧できるようバリアフリー構造にする。 京都新聞。以前、同じような記事(スクラップ2006年12月20日)を紹介しましたが改めて。
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