2002年
12/02 村上隆氏の絵画5100万円で落札
美術家、村上隆氏の絵画作品「二重螺旋 目覚めたら、なつかしい声がする。」が米・クリスティーズ社のオークションに出され、42万7500ドル(約5100万円、手数料含む)で落札された。
落札額は今年5月、同社のオークションで「高額落札」として話題を呼んだ立体作品「Hiropon」と同額。ということなのですが、なぜか値段が違います(スクラップ2002年4月)。手数料含む、含まないの差でしょうか。
12/03 芸術院新会員に8人
日本芸術院は2日、今年度の新会員8人を発表した。15日付で文部科学相が発令する。
新会員は、日本画の上村淳之さん、同・那波多目功一さん、洋画の清原啓一さん、工芸の三谷吾一さん。(抜粋)
12/03 オランダの美術館でダイヤモンド盗難
2日 ロイターより。欧州の王室や他の美術館、個人から貸し出されたティアラやネックレスなど宝飾品を展示していたオランダの美術館が盗難に遭った。被害総額は不明だが、数百万ユーロに上るという。
同美術館では、ダイヤモンドのカッティングと宝飾品の製造をテーマにした展示を行っており、この中には歴史的な価値のある作品も数点あるという。
「盗まれた!」「高値で売れた!」という記事ばかり紹介してる気がします。
12/04 名画水着
絵画をプリントした女性用競泳水着「プールサイド・ミュージアム」が10日発売される。ミレーの「落穂拾い」、ゴッホの「星降る夜、アルル」、スーラの「サーカス」の3タイプ。
ミレー、ゴッホ、スーラとありましたので。ミズノより各8900円とのこと。
12/04 漢代の兵馬俑大量に確認
中国山東省中部・章丘市の農村で、2日までに、漢代の兵馬俑百体以上が埋まっているのが確認された。兵馬俑は、長さ約9.7m、幅約1.9m、深さ約70cmの大きさに掘られた穴に置かれていた。身分の高い人物の副葬品と見られている。
俑全体は、騎馬隊、車馬隊、歩兵隊で構成され、漢代の礼式どおりに配置されていた。保存状態は極めて良好で、彩色が残っているという。また、赤い花柄模様を描いた鼓など他の副葬品も、同時に発見された。
12/08 安藤忠雄さん設計のフォートワース現代美術館が完成
米・テキサス州ダラス近郊のフォートワースに完成、6日、オープニング・レセプションが行われた。14日から一般公開される。
--12/15 フォートワースその後の話・近代美術館、オープン
14日 ロイターより。安藤忠雄氏が設計したフォートワース近代美術館が、オープンした。
北米の近代美術館でも最大規模を誇る同美術館は、光が反射する人工池に囲まれた総ガラス張りの建物で、総工費6500万ドル(約78億円)。館外には、リチャード・セラが制作した20メートルを超える長い彫刻が置かれ、アクセントをつけている。
安藤の作品は大半が日本にあるが、近年はセントルイスのピュリツァー財団美術館やミラノのアルマーニテアトロなど、海外の作品が目立っている。
元の記事にそって紹介しています。しかし、「現代美術館」に「近代美術館」ですか。一体、どちらが適当な名称なのでしょう。
12/08 オランダでゴッホの名画2点盗まれる
7日 ロイターより。アムステルダムのゴッホ美術館で、ゴッホの作品2点が盗まれた。盗まれたのは「スヘフェニンゲンの海の眺め」と「ニューネンのプロテスタント教会を出る会衆」。
盗まれた2点の市場価格は設定されていないものの、同様の作品は数百万ユーロの価値があるという。
ゴッホ美術館からは1991年にも「ひまわり」を含むゴッホ作品数点が盗まれ、後に発見されている。
続報:スクラップ2003年12月17日
12/10 ミケランジェロ、実は大富豪だった?
晩年は貧困だったとされるルネサンス期のイタリアの芸術家ミケランジェロが、当時の王侯貴族も及ばない大富豪だったと、フィレンツェの大学教授が発表した。当時、最も高級とされた宮殿の評価額の5倍以上もの大金をため、農場や住宅などの不動産投資につぎ込んでいたことが、発見した銀行口座などから分かったという。
12/10 アムステルダムのスキポール空港、巨匠の名画を展示
9日 ロイターより。オランダ・アムステルダムのスキポール空港で、17世紀のオランダで活躍した巨匠の名画を展示する美術館がオープンした。
この美術館は、観光客の誘致を目指し、スキポール空港とアムステルダムの国立美術館が企画したもの。
メインターミナルに展示された10作品は、国立美術館の膨大な所蔵品の一部で、レンプラントによる妻の肖像画やヤン・ステーンの油彩画など。
美術館は、出発、到着あるいはトランジットの乗客限定で公開される。
フィルムセンターに映画専用展示室オープン
フィルムセンターチラシより。東京国立近代美術館フィルムセンターに11月27日、映画専門の展示室がオープンした。
展覧会「映画遺産」開催中。詳細は公式サイトで。
12/18 新国立美術施設の名称募集
京都新聞より。 文化庁は18日、2006年度に東京・六本木にオープンする国立の美術展示施設の名称を一般から募集すると発表した。募集期間は今月20日から来年1月24日まで。
この展示施設は、独立行政法人国立美術館が運営する5番目の施設になる。
応募方法など詳細は、文化庁のサイトに掲載されています。続報:スクラップ2003年6月20日
12/20 文化庁メディア芸術祭賞決まる
今年度の文化庁メディア芸術祭賞が19日決まった。
【デジタルアート】インタラクティブ部門 インスタレーション「SOCIAL MOBILES」(クリスピン・ジョーンズ=英国)、ノンインタラクティブ部門 CG静止画「TextArc print:Alice's Adventure in Wonderland」(W・ブラッドフォード・パーリー=米国)
【アニメーション】映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」(原恵一監督)
【マンガ】「セクシーボイス アンド ロボ」(黒田硫黄)
他、特別賞に4作品が選ばれた。
12/27 ハーブ・リッツ氏死去
26日 ロイターより。ファッション界、芸能界で活躍していた写真家のハーブ・リッツ氏が、亡くなった。50歳だった。
同氏は1980年に、「アメリカン・ジゴロ」に出演していた若き日のリチャード・ギアの写真で、商業写真家としてのキャリアをスタート。その後は、ファッションページやアフリカのマサイ族女性のヌード作品など、幅広い被写体を対象に独特のスタイルを確立。このほか、ポップ歌手マドンナやジャズトランペッターのディジー・ガレスピー、映画「バットマン」でジョーカーの衣装を着た俳優ジャック・ニコルソンらの作品で知られる。
12/28 中国の「国宝書画展」に複製品?
中国国内の至宝を集めて上海市博物館で開催されている「国宝書画展」の出展作の中に、複製品があるという説が流れている。
「原本が散逸した中で幸いに伝えられた複製の歴史的、芸術的価値は本物と同じ」と説明されているそうです。






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