健康保険


・健康保険とは?

  健康保険とは、通常は政府管掌健康保険をさします。

  似たような仲間では組合健康保険や、国民健康保険があります。
  かなり大雑把な分類をすると、
  普通の会社員が入っているものが、健康保険、
  一流大企業の社員が入っているものが組合健康保険
  それ以外が国民健康保険です。

  病院代が70%〜90%安くなります。



・担当役所
 
 健康保険の担当役所は、社会保険事務所です。
 組合健康保険の場合は、その組合です。
 国民健康保険は、市区町村役所です。
 


健康保険のメリット、デメリット


・会社にとってのメリット

 @保険料は全額損金なので、法人税を多く払っている企業にとって
  は、節税効果が高く、大きな福利厚生になる。
 A会社の信用度が増し、求人の際、優秀な人材を雇用するための
  大きな武器となる。
 


・従業員にとってのメリット


 @ 平成15年4月までは、病院代が、国民健康保険が3割負担であるのに対して2割負担で済む。
 A 人間ドッグや健康診断を割安で受けられる。
 B 高額な治療費が発生した場合、原則として月額63600円を超える部分について、高額療養費を受給できるだけでなく、その8割を無利子で借り入れる制度を使える。
 C 多くの国民健康保険にはない、私傷病での労務不能に対しての所得保障制度がある。(傷病手当金)
 D 女性の場合、出産に伴う所得保障もある(出産手当金)
 E 在宅介護機器のレンタル料金が7割引きになる。
 F 妻が専業主婦である場合、健康保険に加入したほうが、国民健康保険の場合と比べて、多くの場合、その世帯の保 険料は安くなる。




・会社にとってのデメリット

 @会社負担が大きいため、利益の少ない会社では、経営を圧迫する恐れがある。
 Aいったん、加入してしまうと、健康保険を辞めることが、ほぼ不可能となる。
 B社会保険事務所には逮捕権がない分、保険料の取立ては、モノで持っていくと言われている。ときおり、社会問題となるように、かなり取り立てはキツいらしい。


健康保険の保険料

 平成15年4月からは、報酬(賃金プラス通勤交通費)や賞与の額の8.2%です。
 これを会社と従業員と、折半するので、従業員さんは、報酬の4.1%をお給料から控除されます。

 毎月変化する、税金や雇用保険と違って、健康保険料は、原則として年間を通じて変化しません。
 お給料が安くなったからといって、即座に保険料が下がったりはしないので、注意が必要です。

 40歳以上65歳未満の従業員さんは、介護保険料が上乗せされるので、健康保険料は9.09%となります。



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