厚生年金保険


・厚生年金保険とは?

  高齢・障害・死亡に対する、国民年金の上乗せ給付です。
  厚生年金保険に加入すると、同時に国民年金保険にも、自動的に加入していることになります。



・担当役所
 
  社会保険事務所です。
  


厚生年金保険のメリット、デメリット


・会社にとってのメリット

 @保険料は全額損金なので、法人税を多く払っている企業にとっては、節税効果が高く、大きな福利厚生になる。
 A会社の信用度が増し、求人の際、優秀な人材を雇用するための大きな武器となるだけでなく、労働力の流出を抑えられる。
 B会社が従業員の福利厚生施設を建設する際に、低利の融資を受けられる。
 


・従業員にとってのメリット


 @ 将来の年金が増え、老後の安心感が増す。
 A 配偶者が被扶養者である場合、配偶者の国民年金保険料が無料となるため、多くの中堅サラリーマン世帯にとっては、国民年金保険料よりも、保険料が安くなる。
 B 物価スライド制が適用されているため、将来急激な物価上昇があったとしても、対応できる。
 C 国民年金よりも保障の範囲が広く、離婚した妻との間との子に遺族年金が支給される可能性などもある。
 D 教育費や小口資金、被保険者が家を建てる場合等、低利で融資を受けられる。
 E 厚生年金施設(保養所、スポーツ施設、健康センター、講座、教室、ホール、パーティー会場、文化施設、医療施設、健康管理施設等)を割安で利用できる。
 F 年末調整や確定申告の控除対象となり、節税対策になるだけでなく、現在の収入を将来の年金へと繰り延べする効果がある。





・会社にとってのデメリット

 @会社負担が大きいため、利益の少ない会社では、経営を圧迫する恐れがある。
 Aいったん、加入してしまうと、厚生年金保険を辞めることが、ほぼ不可能となる。
 B社会保険事務所には逮捕権がない分、保険料の取立ては、モノで持っていくと言われている。ときおり、社会問題となるように、かなり取り立てはキツいらしい。


厚生年金保険の保険料

 平成15年4月からは、報酬(賃金プラス通勤交通費)や賞与の額の13.58%です。
 これを会社と従業員と、折半するので、従業員さんは、報酬の6.79%をお給料から控除されます。

 毎月変化する、税金や雇用保険と違って、厚生年金保険料は、原則として年間を通じて変化しません。
 お給料が安くなったからといって、即座に保険料が下がったりはしないので、注意が必要です。




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報酬自由化キャンペーンのお知らせ

 社会保険労務士の報酬が自由化されました。これを受けて、当事務所では記念キャンペーンを行っています。





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 このホームページは千葉県千葉市花見川区幕張本郷で開業している30代後半の中堅社会保険労務士、横山和男のホームページです。社会保険労務士とは、労働保険や社会保険の書類作成や提出手続代行、就業規則の作成、助成金の申請、年金相談や人事労務経営相談などを行う国家資格者です。お気軽に御連絡ください。