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東急線を始めとする鉄道系ファンサイト

東急7500系(TOQi)




車両データ
編成 検測・けん引用2両
車両性能 設計最高速度120km/h
加速度3.3km/h/s 減速度(常用)3.5km/h/s (非常)4.5km/h/s
集電装置 シングルアームパンタグラフ PT-7108B
台車 軽量ボルスタレス空気ばね台車 TS-1019B
駆動装置 中実軸平行カルダンTD板継手式
主電動機 SEA-427B 全閉かご形三相誘導電動機190kW
制御装置 IGBT-VVVFインバータ(東芝)
制動装置 全電気指令式電磁直通空気ブレーキ(回生ブレーキ付)
保安装置 ATC-P ATS
表示装置 前面種別表示機

形式概要

◆東急の新型検測車・けん引車
 東急では、1991年から活躍しているデヤ7200・デヤ7290(以下はデヤと表記します)が経年を迎えたことから、置き換えを行う運びとなりました。当時の計画では、運用を離脱した1000系を改造するという案も浮上していましたが、営業車と同様に新車で製造した方がローコストで済むとされた為、今回の新型車登場に至りました。東急向けとしては最後の東急車輛製造製となっているほか、主電動機には新機軸である全閉タイプを初めて採用しています。

 このような事業用車は普段目にすることが多くないのですが、東急では利用者や沿線住民に親しんでもらう事を目的に、登場に先立って2011年6月〜7月の間に愛称と車体ロゴの募集をしました。応募総数1,713件の中から社内選考が行われ、10月にTOQi(トークアイ)と決定されました。

 2012(平成24)年2月に、Y516Fの改造出場と共に甲種輸送が実施され、雪が降る中での東急線入線となりました。ロゴの貼り付けは長津田検車区にて行われ、暫くは上から白いステッカーを貼り付け隠している形でしたが、4月12日にはそれが剥がされ14日に東横線にてデビューを果たしました(当日はセレモニーと事前当選者による体験乗車を実施)。5月6日には田園都市線にて公開試運転が実施され、デビュー時のヘッドマークが提出されました。

 事業用車としての活躍は、5月16日に7906F入場に伴うけん引を筆頭に、6月12日の電気検測、7月25日からはサヤを組み込んだ総合検測が行われるなど、活躍の場を広げています。なお、サヤ7590は本系列の登場後も従来のデヤ塗色のまま残されており、今後のカラー変更も行われない見通しです。

関連形式

◆検測車
デヤ7200・デヤ7290