ポスターを傷めずに天井に貼る方法2つ

2012年3月4日

 天井にポスターを貼りたい。そう思う方は結構おられるようです。 恐らくそのもっとも簡単な方法は、「ポスターを天井に貼りたいのですが・・・ | OKWave」で述べられているような、 ベニヤ板などにポスターを貼るやり方でしょう。

 しかし、そのようなポスターを傷めるやり方はしたくない、という方もおられるかと思います。 そこでここでは、私が行っている「ポスターを傷めずに天井に貼る方法」を2つご紹介します。

磁石を使う方法

 天井にスチールペーパー(紙状の金属)を貼り、そこに磁石でポスターを固定します。

写真1:A1サイズ(841mm×594mm)
献血者に配布されたポスター

写真2:変形A0サイズ(1195mm×770mm)
鬼頭えん様@床子屋から頂いたポスター1

 注意が必要なのは、この方法でポスターの四辺だけを磁石で固定しようとすると、 どうしても中央部分が自重でたわんでしまうことです。 写真1のA1ポスターではたわみはほぼありませんが、写真2のほぼA0のポスターではややたわみがでています。 この程度なら気にならないレベルかと思うのですが、 これ以上大きなポスターをこの方法で貼ろうとすればたわみは見栄えを悪くするレベルまで酷くなるかも知れません。
 また、たわみの問題だけでなく、磁石の吸着力の限界からいっても、 これ以上大きなポスターを四辺だけの磁石で固定するのは難しそうに思えています。

 そして、もっと大きいポスターでも天井に貼れるのが次の方法です。

額を宙に置く方法

 フックを使って天井にひもを張り巡らし、網状にして、そこに額を置きます。 この方法なら磁石を使う方法とは違い、ポスターのサイズに関係ありません。

写真3:A0サイズ(1189mm×841mm)
鬼頭えん様@床子屋から頂いたポスター2

写真4:B0サイズ(1456mm×1030mm)
鬼頭えん様@床子屋から頂いたポスター3

 ここで、「わざわざ額を網の上に置かなくても、額を水平に天井から吊るせば良いだけでは?」という方もおられるかと思います。 なぜ私がそうしていないかと言うと、その方法だと額のパネル面が自重でたわんで落ちてくる恐れがあるからです。
 実際に額を水平に天井から吊るした時、サイズが特に大きなB0サイズの方はいつパネル面が落ちてきてもおかしくない状態でした。 A0の方は多分大丈夫かとは思うのですが、地震が起きた時のことを考えるとやはり不安があります。

 額のパネル面はそれなりに重みがありますので落ちてくると危険ですし、折角のポスターが破れる恐れもあります。
 従って、大きな額を水平に吊るすのはやめておいた方が良い、というのが私の考えです。

おまけ……ポスター以外のものを天井に貼る方法

 ポスターは柔らかい紙なので天井に貼るには工夫が必要でしたが、ある程度の硬さがあるものならどうとでもできます。

 写真5は、スチレンボードをビニールロープで天井に固定しているところです。

写真5:A0サイズ(1189mm×841mm)
治島カロ様@奇人別働隊から頂いた顔出しパネル

 天井は、ポスター等の掲示スペースとして十分使用可能です。 天井をデッドスペースとしていた方は、是非挑戦してみて下さい。ただし自己責任で。

サイト運営者を取り巻く環境の変化

2012年10月13日

 ここ数年、私はサイトを運営していて周囲の反応が得にくくなったように感じています。 近年の私のサイトの更新が低調だといういう可能性もありますが、 たとえその仮定が正しいとしても反応が得にくくなっている原因はそれだけではないように思います。
 端的に言ってしまえば、ウェブの環境が変わり、全般的にサイト運営者が反応を得にくくなってきているように私には思えるのです。 なぜそう感じるのか、理由を考えてみます。

  1. 個人ニュースサイトや個人日記サイトからtwitterやFacebookやtumblrへの移行
  2. Google等の検索精度の低下
  3. 2ちゃんねる検索の不在
  4. 短縮URLの隆盛

個人ニュースサイトや個人日記サイトからtwitterやFacebookやtumblrへの移行

 数年前は、サイトを更新すると多数のニュースサイトに取り上げられ、数十、時には百以上の日記サイトで記事にして頂くことが珍しくありませんでした。 近年はそういった反応を見ることはまずありません。 その理由の一つは、そういった日記を書いていた人々の何割かかtwitterやFacebookやtumblrに移行したことなのではないかと考えています。 個人ニュースや日記とは違い、それらに取り上げられても、こちらとしては「反応があった」とは感じにくい……これが私が「反応がない」と感じる一因かも知れません。

 まずtwitterについて。たとえば一万のアクセスがあるニュースサイトにこのサイトの記事が取り上げられ、 その閲覧者の内10人が日記で私の記事を取り上げた場合、こちらとしては結構「反応があった」という印象を受けます。 しかし、たとえば一万人のフォロワーがいるtwitterで私の記事が取り上げられ、その内の10人がそれをリツイートしても、 全然「反応があった」という気がしないのです。 リツイートの場合は結局単なる紹介の転載で、その人のコメントがないからなのでしょうか。  たとえば先日、1万人を超えるフォロワーを持つ支倉凍砂様にtwitterで私の記事を取り上げて頂きました(「Twitter / i_hasekura: 入場規制解除後には……」)。 それ自体は有難い反応と感じたのですが、それが17名の方々にリツイートされても、私としては特に反応があったと感じることはできませんでした。
 なお正確に言うと、こういったリツイートの直後のツイートには私の記事への感想等がある場合があり、そういう時には「反応があった」と感じます。 ただ、そういった感想を探してその人の呟きを一々調べるのは手間がかかりますので、私は行っていません。 ですので結局、私としては「リツイートだと反応は得られない」という認識になってしまいます。

 次にFacebookですが、こちらの場合は全然状況が違います。 Facebookの場合、記事を取り上げられてもアクセスログは全てFacebookのトップページ(https://www.facebook.com/)からになり、 実際にどの記事で取り上げられたかはわかりません。 しかもFacebookには記事の検索機能も無いため、どのような記事で取り上げられたのか調べることもできません。 したがって、「Facebook内で記事が取り上げられた」ことは分かっても、 それ以上のことは分からないのです。これではやはり「反応があった」と感じることはできません。

 最後にtumblrですが、これは現在ほとんどが文章や写真の無断転載に使われていて、無断転載された記事の作者はフィードバックが得られないシステムになっています。 たとえば私の記事性善説と性悪説のよくある誤解はtumblrで1700人以上に転載されていますが(一例:「otsune tumblr まとめサイト 画像保管庫Q」)、 それらの転載記事から私のサイトへのアクセス等はほぼ皆無で、反応があったと感じることはできません。
 なお、無論これらの転載は犯罪ですので、私も運営者に抗議をしたりもしたのですが、今のところ状況は改善されていません。

Google等の検索精度の低下

 数年前は、Google等で私のサイトのURLを検索すると、その度に私のサイトの記事に言及している記事等を多数見つけることができ、 反応が得られている実感を持つことができました。 近年ではGoogleの検索結果には2ちゃんねるのスレッドを保存した同内容のサイトがずらりと並んだりし、 そのような検索結果を得ることは難しくなっています。

2ちゃんねる検索の不在

 2006年頃を境に「★2ちゃんねる検索★」といった2ちゃんねるの検索システムが実質的に全て休止か消滅し、 2ちゃんねるで私のサイトの記事が取り上げられたかどうかを調べられなくなっています(有料の検索システムは分かりませんが)。 このこともまた、「反応がない」という感覚につがなっているように思います。
 実際には、2ちゃんねるに取り上げられてもアクセス解析や他の検索システムで分かる場合もあるのですが(上で触れたGoogleの検索結果に2ちゃんねるのログを保存したサイトが多数ヒットするのもそれです)、 詳しく調べてみると相当数は分かっていないようです。

短縮URLの隆盛

 短縮URLとは、たとえば「http://t.co/fZNG2aU2」などの、通常のURLを短い文字列に置き換えたURLです。 ここ数年、リンクにこれが使われるケースが増えてきていますが、この場合アクセス解析をしてもURLを検索してもリンク元は調べられないので、 やはり反応がないという印象につながります。
 ただ、今のところ最も短縮URLを使っているのはtwitterであり、twitter上で使われた短縮URLは検索可能ですが。

 これらの理由から、サイトを運営していて反応が得にくくなったと感じているように思えます。
 つまり、サイトを運営していてあまり反応が得られないのは私のせいではなくウェブの変化のせいと言えるのではないでしょうか。

 そして、ここからは推測になりますが。
 こういった環境の変化から、サイト運営者はこれまでの「閲覧者の反応をモチベーションにする」という考え方から、 他のことをモチベーションにするようになってきているのかも知れないと考えています。それが、アフィリエイトです。
 数年前に比べて、アフィリエイトを前面に押し出したサイトの割合はかなり増えているように私には思えます。 この理由もいくつか考えられますが、一つには閲覧者の他の反応を得にくくなったサイト運営者が、 アフィリエイトに参加することでモチベーションを得ようとしている……そんな可能性もあるのではないでしょうか。

同姓同名がいるリスクいないリスク

2013年5月7日

 先日、近年の日本人の名前の付け方に関するニュースを見ました。 最近は、犯罪に巻き込まれるのを防ぐために同姓同名が複数いることを確認して名前をつける風潮があるのだそうです。

 名付けにあたって、今、つけようとしている名前をインターネットで検索。犯罪に巻き込まれないよう、あらかじめ、同姓同名が複数いることを確認してから決める人が増えているといいます。

 子ども向け商品の広告作りで、妊婦などにヒヤリングをしてきた電通の梅田悟司さんは、「名前が珍しいと、どこに住んでいるのか特定されてしまったり、犯罪に巻き込まれたりする恐れもあるので、同姓同名がいないことをリスクとして捉える傾向にあるようです」と分析してくれました。

NHK生活情報ブログ:子どもの名付け、最近はこんな配慮も・・・」より

 私はここで、「同姓同名がいないと何故住所が特定されたり、犯罪に巻き込まれたりする恐れがあるのか?」という疑問を持ちました。 単純に考えても犯罪の相手を名前で選ぶことはまずないのではないでしょうか。

 ……そう考えていた時、ある事件が思い浮かびました。例えば、次のような出来事があったらどうでしょうか?

想定ケース1:

ジョン・コナーを狙う殺し屋が未来からやって来た。
殺し屋は未来の世界のジョン・コナーが邪魔になり、過去の世界で彼を殺して歴史を改変しようとしているのだ。
殺し屋はジョン・コナーという名前の人間を片端から殺すことで、目的を果たそうとしている。危うし、ジョン・コナー!

 このケースでは同姓同名が一人もいなければ目標のジョン・コナーは殺されてしまう可能性が高いでしょうが、 同姓同名が100人いれば、目標となったジョン・コナーが殺される前に犯人が捕まるかも知れません。
 つまりこういうケースを想定するなら、同姓同名がいないよりもいた方が安全だということになります。

 ……と錯覚するかも知れませんが、実はこのケースでも同姓同名がいた方が安全とは言えません。 なぜなら、ジョン・コナーの同姓同名が100人いた場合、いない場合に比べてジョン・コナーを狙った殺し屋が来る確率は 100倍になり、人違いで殺される可能性が高くなるからです。

 では、次のような状況ではどうでしょうか?

想定ケース2:

手塚市に住む妻良内役の名前が、とある犯罪の容疑者として報道された。
この報道を見た人が、「この容疑者って近所に住んでるあの人? こんな犯罪をするなんて、許せない!」……と、ネットにその個人情報を書き込んだ。
それを見た一部のネットユーザーが、彼の自宅等に様々な嫌がらせを始めた。危うし、妻良内役!

 このケースでも一見、この人は同姓同名が100人いれば、近所の人に個人情報を晒されなかったように思えるかも知れません。 しかし、恐らく実際にはそうではないのではないでしょうか。 私にはこの近所の人は、同姓同名がいるかどうかなど調べずに妻良内役の個人情報を勝手に晒す可能性もあるように思えます。 実際に私が知る事件でも、事件関係者と同姓同名の人の個人情報が人違いでネットで晒されるケースがありました。

 また、イジメを黙認したとされる担任教師の顔写真が晒されたが、これも同姓同名の別人であった。 2ちゃんねるには、間違えられた人物の知人を名乗るユーザーが登場し、「まとめサイト等で、まだその方の写真が貼られています。 これは由々しき問題です。今後どのような対処をすれば、無関係のその方の写真がネットから削除されますか?」と書き込んでおり、 いわれなき中傷で実害が出ている可能性もありそうだ。

デヴィ夫人も参加した「大津市いじめ自殺」の“犯人吊し上げ” ニセ情報の拡散が止まらない!!? | ニコニコニュース」より

 つまり、同姓同名がいることには自分に何かあった時に自分だと特定されにくいというメリットがありますが、 同時に同姓同名の他者に何かあった時に人違いで自分も被害を受けやすいデメリットにもなりうるわけです。

 このように考えていくと、結局私には同姓同名がいないと本当に危険なのか、分かりませんでした。
 もしかすると同姓同名がいないと危ないというのは、一種の都市伝説なのではないでしょうか。

※2013年5月24日一部追記