(三)二の鳥居

(イメージ)     

縄文時代のお墓と現代のお墓を比べてみて下さい。文字が有るか無いかの違いを除けば、まったく同じような造りをしています。中央に石を立て、回りは小石で取り囲まれています。

仏教の曼陀羅に至っては巨大墓地であった環状列石に似ています。それどころか、十字架そっくりの土偶も発見されています。ところが残念なことに現代の宗教はとても窮屈なものになってしまっています。

人と犬や猫を分けたり、親子を別々に埋葬したり、この世に金持ちと貧乏人がいればあの世も天国と地獄に分けたりと、形は同じでも死者を悼む純粋な心はとかく失われてがちです。

あの世もこの世も自分の都合だけですっかり造り変えてしまいました。こんなことをしていたら、人類は滅んでしまいます。生あるものすべてを祝福し、平等に価値を認め、星晨の大行に則った調和のとれた世界を構築しましょう。