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マリア2  感想 Vol.3

【ネタバレあり】

「マリア2」でテーマとなっているDNAがどうだとか、遺伝子がどうだとか、そのテの話は個人的に大好き。話がそれるけど(いきなりかい)、小説や映画で話題になった「リング」「らせん」「ループ」にも夢中になったり。人間ができあがるしくみだとか、生命がどうだとか、妙に興味あり。自分は一体どこからやってきたのか、みたいなことが。アタシが「マリア2」の発売を心待ちにしていたのは、前作の「マリア」が気にいっていたからという理由以外にも、そういうわけがあったのよ。

「マリア2」の中で遺伝子やクローンについてのちょっと詳しい話なんかを知ることができて、すごく興味深い。亜門博士の話はすっかり聞き(読み?)入っちゃったよ。それ以降に出てくるクローンの話なんかは、ちょっと難しく感じるくらいで、一つ一つかみしめるように、理解できるまで読み直したりなんかして。

まあ、そんなわけで最初からいきなり感情移入モードに入ってたわけだけど、序盤からいきなりショッキングな事件が起こったわ。とは言っても、実は亜門博士の事件は体験版をプレイした時点で知ってたんだけど。アタシが大変なショックを受けたのは乱さんの事件。亜門博士の事件後、てっきり一緒に謎を解き明かし、解決すべく戦ってくれる人だとばかり思っていたのに。乱さんがいてくれたらめちゃくちゃ心強いと思って頼りにしてて・・・。なのに、その乱さんがまさか・・・!

そんなわけで真里亜になりきり、はりきっていた私の出鼻はくじかれたわけですな。

そ、そんな〜〜!  うえ〜〜ん。乱さあぁ〜〜ん!!(泣)

と、いつまでも放心しているわけにもいかず、研究所に一人で乗り込んでいくのだった。これが、プレイヤーが真里亜を操縦し、アイテムを探しつつ謎解きをするリアルタイムパートというやつね。ここでの真里亜はちょっとごつごつした顔。(笑)  2回、3回とプレイしたことあるなら別として、初めてリアルタイムパートをプレイする場合は、最初に亜門博士を取材したときの話をよく覚えておくこととか、景山に案内してもらったり話を聞いたりする選択肢をどう選ぶかで、謎を解くときの要領が違ってくるかも。暗証番号を解読したり、比奈子の作ったソフトで暗証番号を解析したりなど、その他にもおもしろいしかけがたくさんあって、これらを考えたスタッフの方の発想に驚かされたわ。 リアルタイムパートで真里亜の操作方法が「バイオハザード2」に似ているというのは「Vol.2」で書いたけれど、なんで「バイオハザード2」なのかと言うと、アタシがそのテのゲームは「バイオハザード2」しか知らないから。(笑)  もっといろいろ知ってる方なら、あれにもこれにも似てるじゃん、ということになるんだろうね。そして、ある部屋に入ったところ、「ヒューズ」が必要だと言われたときにゃ、ますます「バイオハザード2」だと思ってしまったわ。(笑)  研究所はかなり広く、謎を解くのに必要のないアイテムもあるのだけど、一応全部見ておきたいと思い、こつこつと全部の部屋を探し回ってしまった。これだけでめちゃくちゃ時間がかかるのだ。でもやめられない。そのときに、ふとイヤな予感が脳裏をよぎるのだった。「バイオハザード2」ではゾンビがわらわらと現れ、逃げられればいいけど、じゃなければ倒していかないといけないのよ。

「まさか、この研究所ではゾンビは出てこないでしょうね?」

なんだか、部屋の扉を開けるのにも、いちいちドキドキしてしまうアタシ。(笑)  廊下の壁をつきやぶってタイラントなんぞ出てきた日にゃイチコロ(死後?)だ!  ・・・とか、バカなことを考えながら廊下を走り、またさらにイヤな予感がした。要するに、アタシはどんくさいので操作が遅いばっかりにゲームオーバーになるようなのは苦手なのよ。だけど、ちゃんと取扱説明書に書いてあるのを確認したわよ。

『ゲームオーバーはありません』

そりゃーそうよね。まあ、「マリア2」に限っていきなり研究所の爆破装置が始動して時間内に脱出しないとゲームオーバーなんてことはないわよ。そんなことになったら、どんくさいアタシがいつまでたってもエンディングを見ることができないじゃないのよ。「バイオハザード2」で脱出できずに何度もゲームオーバーをむかえるはめになったあの頃を懐かしく思い出すアタシ。(遠い目)

長く感じたリアルタイムパートが終わり、またテキストアドベンチャーに戻ると、次から次へと新たな謎も出てきたりで、まだまだ先は長いことを思い知ったわ。でも、なんだかすごいボリュームがあるようで、とっても嬉しい!  そうそう簡単に謎が解けてしまってはつまらないわ。この先何があるのかますます楽しみよ!

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あるときはサウンドノベラー
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