自分というもの。その中には、いい所、好きな部分だけではありません。
「認めたくない自分」「嫌いな自分」「知られたくない自分」「許せない自分」も持っています。

嫌っている自分の部分を人に見せたくなくて、人間関係で壁を作ってしまったり、
いつも周りの人に合わせて自分じゃない自分を演技したり。
そしてそんな自分をまた責めたり・・・。
また、自分と向き合うことさえも、恐くなるかもしれません。
自分の存在さえも否定してしまうこともあります。

私達の社会には「常に反省し自分の間違いを指摘し、責め続けていないと正しい人間になれない」
という考え方があります。
でもそれはもともと持っている良いものを出にくくし、より良くなるためのエネルギーを消耗させがちです。
完全でない自分を許しながら、内に持っている「本当の自分の善」を引き出すことにエネルギーを使う方が、ずっとラクチンに楽しく自分を価値ある人間に育てられます。

「欠点を直そう」と思って、欠点と闘っていても欠点は消えていきません。
・・・クラくなってきます。それより「長所を表に現す」ことを考えます。
また欠点の裏側には長所が隠されています。いいところ、いいところと見ていくうちに、
自然に裏にあった長所が表に出てきて、欠点は裏に消えていくものです。

たとえば「私はグズだ。なんで物事をテキパキ出来ないんだろう(と自分を責める)
→「おっとりしている」「丁寧だ」「落ち着いている」などなど・・・。
変えていきたい所は「でももう少し○○出来るようにこれから頑張っていこうね。」と、
やさし〜く自分に声をかけてあげるのです。
  
<ネガティブな感情(落ち込んだり、イライラしたり、悪口を言ったり、自分や他人を否定したり、
嫉妬したり、クヨクヨしたり、憎んだり・・・)でいっぱいになったら>
マイナスの感情をもつことは人間として当たり前のこと。
まず、そういう自分の心の状態をあるがままに受け入れ認めるんです。
そういう自分から目をそらし、蓋をしてしまうと、「愛」までも感じられなくなるそうです。
(私の場合は、この感情を無くそうと長いこと戦いました!
そのおかげでこの感情はクローズアップされ、エネルギーはますます大きくなっていきました・・。)

その中にいつまでもどっぷりと浸るのはやめて、
ちょっと離れた所から「あぁ、私はまた怒っているな」とまず自分を受け入れます。
そして、ちょっと腹式呼吸をします。
それから自分に優しく、プラスの言葉をかけてあげます。
「怒るのも無理は無いよね。怒ってもいいんだよ。仕方ないよね。」と。
自分を受け入れ、許してあげるのです。
それから「でもだんだん怒らなくなるよ。私には自分を変えていく力があるから、大丈夫」と励まします。
不安でいっぱいになったら、「怖いよねー。仕方ないよね。怖いの当たり前だよね。・・・
でもちょっとやってみようか。」という風に。ネガティブくんの存在も認めてあげて、
優しく声をかけてあげて、でもちょっと休んでてね、って感じで自分の長所や楽しい事、
なりたい自分を思い浮かべます。

自分の価値も弱さも知り、あるがままの自分を丸ごと受け入れ愛することが出来た時、
他の人の価値も優れた点も、またあやまちも弱さもそのまま受けれて愛することができるようになるのではないでしょうか。


 「私は今のままの私の全てを愛しています。」


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