NSPコンサート チケット&レポート 10


    2004年の後半は、7本の公演があった NSP 秋のコンサートツアー
    ディナーコンサートを入れると、計8本のコンサートですが、果たしてチーコはこの中の何本の公演に
    行くのでしょうか? (秋コンだけで5本でした!)
    今回からは、行ったら直ぐのレポートを心掛けています(何とか継続中 笑)。

♪ 2004年(平成16年) 9月20日(月) 松山市民会館 大ホール

2004年 NSPコンサート 秋ツアー 松山市民会館
【第1部】 (NSP+キーボード)
 1.明日によせて
 2.白い椅子の陰
 3.ゆうやけ
 4.浮 雲
 5.都忘れ
 6.八十八夜
 7.線香花火
 8.ペンペン草
 9.さくら草
10.砂 浜
11.Rain

【第2部】 (NSP+キーボード+ドラム)
 1.冬の花火はおもいで花火
 2.雨は似合わない
 3.いわし雲
 4.五月雨
 5.水のせいだったんです
 6.ブルームーン
 7.祭りばやしが遠のくように
 8.夕暮れ時はさびしそう
 9.弥生つめたい風
10.シャツのほころび涙のかけら
11.八月の空へ翔べ
12.さようなら

【アンコール 1】
 1.赤い糸の伝説
 2.あ せ

【アンコール 2】
 3.記念樹
松山市民会館
入場の行列が出来た、松山市民会館


会場へ行くと、なが〜い行列が・・・。 しばらく見ていたけど、なかなか列が短くならない。
チケットをもぎる係りがふたりしかいない。 こんなんじゃ、開演時間になっちゃうよ〜と、少々焦り気味。
行列を見かねたのか、係員が増え、やっとスムースに流れるようになった。
会場へ入ると、1階はほぼ満席。 初日だもんね、ほっとした!

客席に座って気がついた。 中村クンのサブギターが違う。(アレ、何だろ?)
その横を見た。 何か立てかけてある。(アレ、何だろ?)

第1部〜
オープニング「明日によせて」。 思い出たっぷりのこの曲。
NSPの復活前、ネットを通じて知り合った仲間が集い、演奏した曲のひとつだ。 胸が熱くなるような思い。。。Keyも上がった? カポ2のEmになってる。
ゆうやけ」。 自分が参加するバンド“天中平”が前日にライブでやった曲! ん〜、サビが今までと違う!? コーラスにも厚みがかかってる。
それに天野クンのリード・ギターを聴いて気がついた。 ピンピンした音じゃない。 あれ? 今までのギターLL-55D と違う? Martin・・・かな?
浮雲」。 珍しく?平賀クンが歌詞を早々に間違える。 「あ・・・、あれ・・・、どうしよう・・・」と云わんばかりの表情がとても可笑しい。(失礼!) 終わった瞬間、笑いのツボにはまった中村クン。 次に唄う番なのに、大丈夫〜?(笑)
復活後初めて披露した「都忘れ」。 懐かしい〜!
チーコの大好きな「さくら草」も聴けたし、満足満足。
・・・と、ココで登場した、立てかけてあった不思議な細長い物体。 あれは、波の音を出す楽器? 平賀クンが手に、「砂浜」が始まる。(担当楽器が増えた!)
ベースの他に平賀クンの担当していた楽器といえば、フルート。 今回は吹いてくれなかったけど、久しぶりに
Rain」。 会場が「うわぁ〜〜」とざわめく。 人気のある曲なんだな!

第2部〜
ドラムが入って賑やかに、「冬の花火はおもいで花火」からスタート。
2部3曲目の「いわし雲」も久しぶりだな〜。 間奏のベースもちょっとアレンジ。
五月雨」。 この曲のサビも、コーラスがシンプルに変わってる。
今回のツアーでは、みんなが期待していた新曲の披露も。 まず1曲目は、仮のタイトル「水のせいだったんです」。
隣に座っていたさっちと思わず口にした言葉、「拓郎っぽいねぇ・・・」。 コード進行も今までの天野クンとはちと違うかな。 ギターのチューニングも1音下げたものだとか。 コレも今までとは違った面のNSP。
次の中村クンの新曲、「ブルームーン」。 ソロ時代の曲を手直しした曲らしい。 チーコ好みのボサノバっぽい曲! 中村クンらしい曲だな〜。(アレはご愛嬌だねっ!)
祭りばやしが遠のくように」のベース・ソロ。 もっと長く聴きたかったな。。。 いつものように手拍子モノで会場を乗せ、エンディングへ。

アンコールの2回目は、事情ある「記念樹」。
歌詞を書いた大きな紙をステージ上で広げ、平賀クンが1コーラスずつ捲る。 キーボード演奏でNSPのメンバーも楽器を持たず、会場全員で合唱してコンサートは終了した。

前回のツアーの時でも思ったこと。 キーボードの音が小さいような気がする。
2部では、ドラムが入るから余計感じるのかもしれないけど、もう少し大きくして欲しいな〜。

ツアー初日の松山は、「次の大分を短くしよう」から、「大分キャンセルかな」と天野クンが冗談をいうほどの長い長〜いコンサートでした。


 
♪ 2004年(平成16年)10月11日(月) 沼津市民文化センター 大ホール

2004年 NSPコンサート 秋ツアー 沼津市民文化センター
【第1部】 (NSP+キーボード)
 1.明日によせて
 2.白い椅子の陰
 3.ゆうやけ
 4.浮 雲
 5.都忘れ
 6.八十八夜
 7.線香花火
 8.ペンペン草
 9.バブル −Jに捧ぐ−
10.砂 浜
11.Rain

【第2部】 (NSP+キーボード+ドラム)
 1.冬の花火はおもいで花火
 2.雨は似合わない
 3.いわし雲
 4.五月雨
 5.水のせいだったんです
 6.ブルームーン
 7.祭りばやしが遠のくように
 8.夕暮れ時はさびしそう
 9.弥生つめたい風
10.シャツのほころび涙のかけら
11.八月の空へ翔べ
12.さようなら

【アンコール 1】
 1.赤い糸の伝説
 2.あ せ

【アンコール 2】
 3.記念樹
沼津市民文化センター
まだ人影もない、昼下がりの沼津市民文化センター

台風22号が2日前に通過した沼津。
各地で大きな被害をもたらしたこの台風。 静岡県下でも大暴れし、コンサート会場横のグランドの大木をなぎ倒して行った。
その様子は凄まじいものであったが、コンサート当日はそんな光景は想像出来ない程の、穏やかな秋の一日だった。

開演前、会場には長い列ができ、吸い込まれるようにホールに入っていく。
ホールは思っていたよりも広大で、左側には花道もある。
そんな会場での席は、幸運にも何と最前列!
ステージまでの距離がとても近く、メンバーの鼓動までが聞こえて来そうだ。

開演前から会場は盛り上がっており、自然と手拍子が広がる。 そして、メンバーの登場。
天野さんは「アンコールかと思ったよ!」と、興奮気味に第一声を口にした。

前々回の松山のレポから、天野さんのギターが変わったということで、自分的にはこのことでアタマが一杯だった(笑)。
果たしてMartinがどんな音を出すのか、興味津々。
それを確認出来たのは、3曲目の「ゆうやけ」だった。 リードギターの音色が、YAMAHAのLL-55Dとはかなり違う。
天野さんのリード奏法によって、LL-55Dの特長を限りなく出していた曲だが、ギターが変わることによってまた違った響きになっている。
Martinはどちらかというと、音が細く、繊細。
もちろん、ギターに取り付けてあるピックアップにもよるが、音的には優しい感じだね。

第1部では、松山の演奏曲と1曲だけ入れ替わっており、「さくら草」が「バブル」になった。
やはり、本物はコーラスが素敵だ!(当たり前ですね)
また、ボク的にライブでは初めて聴いた「明日によせて」、「都忘れ」、「Rain」の3曲は、とても新鮮。
どれもオフ会などで演奏したことがあり、思い入れも深い。

第2部では、1曲目から天野さんが歌詞をトチる。
それにしても今回はトチリが、やや多かったですね〜
冬の花火はおもいで花火」も、自分にとっては初ライブ。改めてライブ向きの曲と思った。
今回はps.NSPに収録されているように、3番の歌詞までの構成。
いわし雲」は季節的にピッタリの曲で、これも初ライブ。この曲、エレキギターのリードが欲しかったね〜

質問コーナーでは、野菜のないカレーライスの意味など、いろいろ。
その中の返答で興味深かったのは、ファーストアルバムの「ぼくの夏休み」のサビは平賀さんが主旋律を歌っているのに、ミキサーのミスでレコードには収録されていなかったお話。 そうなんだ〜と思った。 今だから話せることもあるんだね。

新曲の「水のせいだったんです」は、随所に入っているコーラスがとても覚えやすい。
1回聴いて、とても印象に残る。 ギターのチューニングは1音低くして、Emで演奏している。
キーはDmであるが、ギターコードの響きから、このような奏法にしたと言う。
Emだと6弦フルに弾けるし、Em以降のコード進行のフォームも考慮してでの判断だったのだろう。
独特なコードの響きがコレまた心地よかった。

中村さんの新曲は「ブルームーン」。
ボサノバ調で、今までのNSPには余りないパターンかも?
しかし、そこがいい。 中村さんの甘いボーカルがピッタリだった。
ガットギターでリズムを刻みたい感じだね。

全体的に音質はかなりよく、最前列でもバランスよく聴くことが出来た。
しかし、前回チーコがレポしているように、やはりキーボートの音が小さい。 音的にもっと前面に出してもいいと思う。
また、アレンジ的にはやはりエレキギターの音が欲しいと思った。 曲的にはいろいろな部分でエレキギターの聞かせどころがあったと思う。
NSPのバンドっぽさを、もう少しサウンドで強調してもよかったかな〜?


今回はKAZUKIのレポとなり、音楽的な?批評ばかりでしたが、コンサート自体はとてもリラックスして楽しめました。
今後、最終日までどの様に変わっていくか、とても楽しみです。 【 KAZUKI 記 】


 
♪ 2004年(平成16年)10月23日(土) メルパルクホール

2004年 NSPコンサート 秋ツアー メルパルクホール
【第1部】 (NSP+キーボード)
 1.明日によせて
 2.Rain
 3.ゆうやけ
 4.浮 雲
 5.都忘れ
 6.八十八夜
 7.線香花火
 8.ペンペン草
 9.バブル −Jに捧ぐ−
(途中で中断)
10.線香花火
(リベンジ)
11.バブル −Jに捧ぐ−
12.砂 浜
13.北北東の風

【第2部】 (NSP+キーボード+ドラム)
 1.冬の花火はおもいで花火
 2.雨は似合わない
 3.いわし雲
 4.五月雨
 5.水のせいだったんです
 6.ブルームーン
 7.祭りばやしが遠のくように
 8.夕暮れ時はさびしそう
 9.弥生つめたい風
10.シャツのほころび涙のかけら
11.八月の空へ翔べ
12.さようなら

【アンコール 1】
 1.赤い糸の伝説
 2.未 来

【アンコール 2】
 3.記念樹
メルパルクホール
開場直後のメルパルクホール正面玄関


本当に久しぶりの郵便貯金ホール。
ボクにとっても、青春時代の思い出の場所で、いろいろなアーティストをここで観てきた。
正面入口の佇まいは昔と何ら変わりなく、ホールの建屋には未だ「郵便貯金ホール」と大きなロゴがあったのには、
ちょっと嬉しかった。

座席は3列目のやや右側。ちょうど天野さんの真ん前だった。
引き込まれるような1曲目のあと、前回の沼津では1部のラストだった「Rain」が。。。
曲がだいぶ入れ替わっているのかな?と予感した。

今回、ステージ正面には有人のビデオカメラが設置されており、曲によって移動するなど、精力的に撮影している。
また、下手にはロボットアームにカメラが取り付けられ、自由自在に動いている。
天野さんからは「記録のためですよ。けど、よかったらDVDで発売するかも〜」のような話があった。
そのためか、メンバーの歌と演奏にも一段と力が入っているような気がした。

線香花火」では天野さんがまたまた歌詞をトチる。
最近は、「間違え」がMCネタにもなっているが、これもまた楽しい〜
しかし、「ぺんぺん草」では平賀さんが途中で鼻歌! 「何だ、平賀もかよ〜!」と笑いながら天野さん。
気を入れなおして、もう一度最初からやり直しとなった。

この「ぺんぺん草」の演奏中に、新潟県中越地震が発生した。
下から突き上げるような揺れ。 自分としては、大きい揺れと感じたものの、比較的短い時間に思えた。
ちょうど手拍子も入っていたので、強い揺れの前後は判らなかったのかも知れない。
チーコは長く感じたそうで、自分は曲に夢中だったのかな?
舞台上の照明機器がかなり揺れているが、メンバーは地震に気付いているのか? それとも...
しかし、この曲の終わりの頃からステージ上の照明が非常に激しく揺れ始め、次の曲「バブル」が始まってからは
揺れはひどくなるばかり。
多分、照明の重量からお互いに共振したのか?
その内、照明機器同士が音を立ててぶつかるようになり、スタッフが飛び出してきてコンサートが中断した。
もうその頃は揺れのピークで、照明ライトの前面につけるゼラチン(色を付けるカバー。最近はフィルターと言うそうな)の幾つかが落下してしまった!
緊急の休憩時間が設けられ、その間照明は全て降ろされて、スタッフによる点検が実施された。
時間にして10分位か、点検終了後、コンサートが再開された。

再開の時、天野さんから「線香花火をもう一度やりたい!」のお話があり、「線香花火」、「バブル」と続いた。
これも撮影のせいかな?
1部のラストは「北北東の風」。 曲数から見ると、「白い椅子の陰」がなくなり、この曲が入った計算となる。

1部と2部の間の休憩時間にも第二の地震があり、再び照明が激しく揺だした。
時間的には2部開始のブザーが鳴る直前だったと思う。 点検のため休憩時間が延長され、2部の開始も当然ながら遅れてしまった。
2部1曲目の前に天野さんが地震の情報を告げる。 新潟方面での大きな地震との事で、会場が一瞬どよめき、自分も不安になる。

そんな状況下で始まった、東京の第2部。 曲順は沼津と同じで、再び感動が蘇る。
質問コーナーから新曲へと続き、今回は「水のせいだったんです」の曲名の解説を少し。
天野さんは「難解かな〜?」と仰っていたが、なるほど、何となく、意味が判ったような気がした。
要は、水が人間の身体や心に与える影響のことだそうだ...う〜ん、やはり難しい。。。CDを買おう!(笑)

今回はこの時にマキシシングルのお話が出た。
シングルとしては「水のせいだったんです」を出し、カップリングは何と!「BIRTHDAY」。 この曲に対する天野さんの拘りが感じられる。
オマケとしてカラオケのトラックも入っているそうな。 とても楽しみ、楽しみ。

ラスト曲「さようなら」の前のMCの時、ステージ右袖から中にいるスタッフの声が響き渡る。 また緊急事態か!と
思ったが、何のことはなく、単なる打ち合わせだったようだ... もう少し、小さな声で話して欲しいな〜

アンコールでは、「あせ」の代わりに「未来」が演奏された。
曲調的にはラストにピッタリで、地震の影響も忘れてしまうくらい、最後は盛り上がった。


最後にギターのことを少し。。。(長くなるかな〜 笑)
今回のメルパルクでは、幸いにも天野さん、中村さんのギターがよく見える席だったので、それぞれのギターに
装填されているピックアップも、ほぼ確認出来た。

ちょっと自信があるのは(笑)中村さんのLL-36で、YAMAHAの純正ピックアップシステムではなく、FISHMAN の Rare Earth Blend 。
多分、間違いなし〜 しっかりと、あのコンデンサーマイクが見えた。
位置的には、サウンドホールのブリッジ側から音を拾っていた。

天野さんのHD-28Vも FISHMAN Rare Earth のマグネッティック・ピックアップは確認出来たが、シリーズ名までは
判らなかった。
恐らく、Rare Earth Humbucking か(Single Coil はまず使わない?)、Rare Earth Blend だと思われる。
コンデンサーマイクは、自分の位置から見えない場所にセッティングしてあったのかも知れない。
また、Humbucking のみをセットし、別のピエゾ・ピックアップとブレンドしているかも...
NSPのライブは外部マイクでもアコギの音を拾っているため、マグネッティック・ピックアップのみのサウンドが否か、
自分の耳では判断が出来なかったのが正直なお話。

尚、復活して暫く使用されていたYAMAHAのAG-Stompは今回のツアーでは使用されてなく(沼津でも一応確認)、
シールドは直にダイレクト・ボックスに入っているようだった。

最終日の新潟で、もう一度確認して来ますね! 【 KAZUKI 記 】


 
♪ 2004年(平成16年)11月21日(日) 長野市民会館

2004年 NSPコンサート 秋ツアー 長野市民会館
【第1部】 (NSP+キーボード)
 1.明日によせて
 2.Rain
 3.ゆうやけ
 4.浮 雲
 5.都忘れ
 6.八十八夜
 7.去年の夏
 8.ペンペン草
 9.バブル −Jに捧ぐ−
10.砂 浜
11.北北東の風

【第2部】 (NSP+キーボード+ドラム)
 1.冬の花火はおもいで花火
 2.雨は似合わない
 3.いわし雲
 4.五月雨
 5.水のせいだったんです
 6.ブルームーン
 7.祭りばやしが遠のくように
 8.夕暮れ時はさびしそう
 9.弥生つめたい風
10.シャツのほころび涙のかけら
11.八月の空へ翔べ
12.さようなら

【アンコール 1】
 1.赤い糸の伝説
 2.あ せ

【アンコール 2】
 3.記念樹
長野市民会館
晩秋の長野市民会館


東京の街並みが色づくのはこれから・・・というのに、ココ長野ではキレイに色づき葉っぱも落ち始めていた。
いつものように、小松原さんの曲が流れる中、会場入り。
かなり古い会館なのかな。 椅子のクッションがなく、座り心地があまり良くない。
会場のお客さんの入りは、2階席に少し入った・・・感じかな。 まぁまぁの入り。

今回のステージでは、ん? 天野クン、もしかして髭がある?
初めは影にも見えたんだけど、間違いない、はやしてる!
アゴにも薄っすらと髭があり、ちょっとビックリ〜。

第1部では復活後の初演奏として、何と「去年の夏」をやった! 超感動!!
この秋のツアーが始まる時、「去年の夏」をやってくれないかなぁと思ってた。
大好きな曲だけに、手を合わせ、うるうる状態で聴いていた。
エンディングのエレキギターのパートは、キーボードがソロ。
こうなると泣きのエレキがどうしても聴きたい!
この夏、我が『天中平』ライブでのラスト曲で、思い出深い曲。。。

第2部では、天野クンが帽子にサングラスと、怪しい?格好で出場。
髭についてはご本人も「あまのひげるです!」とジョークを飛ばしていた。
また、ニューアルバムについてもアナウンスがあった。
タイトルは「ラジオ・デイズ」で、発売日は平成17年2月2日だそうだ。
3人がメインで(ギターの音)、バックに少し音を入れる感じだそう。
キャンペーンも考えているらしく、意気込みを感じる!
マキシシングルも発売予定。 ますます楽しみ〜♪
C&K家も頑張って宣伝しちゃうもんねっ。

中村クンは、風邪引いているのかな? めずらしく声の調子が余りよくない。
熱もある? 特にお水をよく飲んでいた。

アンコールの拍手。
上手く表現出来ないけれど、ホントに凄かった!
3人が出て来てマイクの前に座った時に、押し寄せるような盛り上がる長い拍手。 とても感動的だった。
チーコが座っていたのは最前列の真ん中だったんだけど、2列後ろの席だったかな、「平賀さん!」「平賀さん!」と
一生懸命何度も呼ぶ可愛い声が聞こえた。(おそらく小さい子) でも拍手がすごくて平賀クン聞こえなかったんだろうな。 ちょっとその子が可哀想だった。

最後の退場の時、平賀クンは、被っていた帽子を、手で「おいで」と姉妹を呼び、投げてあげた。
あとで聞いた、ほんわか話・・・。
その姉妹はご両親と来ていたみたいなんだけど、会場の後ろの方が空席なのをとても気にしていたらしい。
なんて優しい姉妹!

それを見てか、天野クン。 一度袖に行きかけたのに戻って自分のピックを2枚客席に向かって投げた。
だけど、全然届かず・・・。ステージ下に落ちたピックをチーコの右隣の可愛い女性が取りに行った。(笑)
フェンダーの白いピックで、厚さはミディアム。(ふ〜〜ん)
もう1枚は、ステージ下の格子に入ってしまい、誰も取ることが出来ずじまい。 せっかくなのに〜!
中村クンも何か投げてよぉぉ〜!(笑) 

音的にやっぱりキーボードの音が小さい気がする。
もう少し上げてもらいたいな〜。でもこれも3人の音をメインに出す為なんだろうか。

コンサートが終わり、いい気分で帰ろうとしたら・・・。
出入り口付近で傍を通った人が一緒に来ていた人に一言。
「貼ってあったポスター、剥がしてきちゃった」 だって!
それってさぁ〜、やっていい事? 許せないなぁ。
ヤな気分が残ってしまった・・・。


さぁ、残すはラストの新潟県民会館。
どんな展開があるかな〜。



 
♪ 2004年(平成16年)11月23日(火) 新潟県民会館

2004年 NSPコンサート 秋ツアー 新潟県民会館
【第1部】 (NSP+キーボード)
 1.明日によせて
 2.Rain
 3.ゆうやけ
 4.浮 雲
 5.都忘れ
 6.八十八夜
 7.去年の夏
 8.ペンペン草
 9.バブル −Jに捧ぐ−
10.砂 浜
11.北北東の風

【第2部】 (NSP+キーボード+ドラム)
 1.冬の花火はおもいで花火
 2.雨は似合わない
 3.いわし雲
 4.五月雨
 5.水のせいだったんです
 6.ブルームーン
 7.祭りばやしが遠のくように
 8.夕暮れ時はさびしそう
 9.弥生つめたい風
10.シャツのほころび涙のかけら
11.八月の空へ翔べ
12.さようなら

【アンコール 1】
 1.赤い糸の伝説
 2.あ せ

【アンコール 2】
 3.記念樹
新潟県民会館
新潟県民会館。 当日は小春日和というより、汗ばむ位の陽気だった


2004年秋ツアーの千秋楽は新潟県民会館。 昨年の5月以来の訪問となった。
コンサート当日は、新潟県中越地震発生からちょうど1ヶ月。
その時もNSPは東京でのコンサートの最中だったが、その1ヶ月後が新潟公演で、しかもツアー最終日だったのだ。
コンサートが始まり、天野さんからもこのお話があった。
収益の一部は、義援金として寄付されるそうだ。

今回のコンサートは、2日前の長野公演と比べても曲順等の変化はなかった。
しかし最終日だからか、メンバーも気合が入っているようで、熱い熱気がひしひしと伝わって来る。

注目された天野さんの「髭」!
想像通りで、個人的にはミュージシャンぽくって似合っていると思う。
未だ「うっすら」状態だが、どこまで伸ばすのか、興味津々。

第1部。
平賀さんは自分の唄う曲目を間違える! 持ち歌、たくさんあるからね。 仕方ない仕方ない(笑)。
個人的によかった曲は、やはり「去年の夏」!
自分の大好きな曲でもあり、復活後も早く生で聴きたかったのだ。
長野公演から「線香花火」に替わって追加された選曲なので、アレンジ上の都合からか第1部での演奏となったが、
欲を言わせて貰えればやはりフルバンド構成で聴きたかった。

第2部、例の格好で天野さんが登場! やはりとても怪しい〜(笑)
サングラスはMCであったとおり、「ウルトラマンタロウ」のような形。
「(歌詞が)よく見えない〜」とのことで、2部の2曲目からはサングラスを外された。
中村さんはいつものようにニコニコ。 しかし、やはり調子が悪かったのかな〜?
平賀さんは、もうノリノリ! 過去の傾向から(笑)、最終日はベースを弾くアクションが凄い!

質問コーナーでは、「これからの季節、風邪などをひかぬよう、インフルエンザの注射を受けて下さい!」、「使用されているギターについて」、「16年のブランクを経ても、歌声が変わらない秘訣は?」の質疑があった。ギターの件については最後にレポしますね〜♪

ニューアルバムについてのMCもあったが、その中でビックリしたのは、リリースするレーベルが変わること。 何と「日本クラウン」へ移籍されたそうだ! 今回もてっきり ヤマハかと思っていたので、意外だった。 きっといろいろな事情があったのだろう...
マキシシングルはPV(プロモーション・ビデオ)付き。 要は、CDとDVDの2枚セットということで、PVは早く見てみたい! 天野さん曰く、「PVの撮影場所は秘密!」とのことだったが、実は前回の長野公演ではお話があったそうな〜?
《長野では千葉の某所で朝早くから撮ったと言っていました。 千葉に長く住んでいたチーコ。 PV見て、判るかな〜? チーコ談》

新曲の後は平賀さんボーカルの「祭りばやしが遠のくように」。 今回の間奏ベースソロは、最終日とあって平賀さんの気合が入っていたのか、すんごく長かった! ソロのラスト部ではドラムのチェリーさんとアイ・コンタクト。 ソロが終わり、3番へ入る合図なんだね。

2部ラストの「さようなら」では、天野さん感極まり、唄い出して「セミの子供は...」からあまのってしまった。
私もウルウル... 中村さんが即効でヘルプボーカル。 会場からは声援が多くかけられ、手拍子も始まった(「さようなら」での手拍子は初体験!)。
2回目のアンコールの「記念樹」でも天野さんはウルウル。 途中は唄えなかったようだ。 いろいろな想いが走馬灯のように蘇ってきたのだろうか。。。 この曲、小学校の音楽の教科書にも載っていて、卒業シーズンになるとよく歌われるそうで、涙する人もチラホラ...


さてさて、ギターのお話。
質問は新潟県内の男性で、「ギターが欲しいのですが。。。 メンバーの皆さんは、どんなギターをお使いですか?」という内容だった。

天野さん : 『ボクのギターは Martin HD-28 ナントか...("V" をお忘れになったのかな?) クロサワ楽器で買いました。定価45万円のモノをミュージシャン特価割引?で約4割引で購入(ズルイ〜)。弦もサービスしてもらったよ。』
中村さん : 『ボクのは YAMAHA LL-36。36万円かな? サブギターはエレアコで、安いギターです(笑)(実は、このギターは天野さんのCPX-15WA)。LL-36 の方が深く、やわらかい音がしますよ。』
天野さん : 『生ギターの HD-28 と LL-36には、FISHMAN の同じピックアップがついています。生ギターはソロの弾き語りやNSP編成向き。エレアコはバンド編成向きです。』
平賀さん : 『最終的には、ギターの音は弾き手によります!』

最後の平賀さんの言葉が身に沁みた。。。
ふむふむ、FISHMANのピックアップは同じモノを装着! そうか、天野さんのMartinも、Rare Earth Blend だったのかと勝手に解釈(笑)。
今回も中村さんのギターのサウンドホールからはシッカリとコンデンサーマイクが見えたが、天野さんのギターからは見えなかった。
AG-Stomp を使用していないことも再確認。 トータル的な音質は、外部マイクからの音もミックスして、ミキサー卓で調整しているだろう。


2004年のツアーも終わり、次回はいよいよニューアルバムを引っ提げてのコンサート。
おっと、その前にディナーコンサートがありますね。
天野さんの髭がどうなっているか、楽しみ、楽しみ。 【 KAZUKI 記 】




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