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これから家を建てる方へ〜


● 監理と管理の違い(住宅を例として)


家を建てるという事は一生に何度も経験することでないだけに、いざとなると分からない事だらけです。色々な事を含めまずは相談となる訳ですが、選択肢としてどのような依頼先があるのでしょう。代表的なものを挙げてみました。

A : ハウスメ−カ− ( ○○ハウス・○○ホ−ムなど ) 現在、勢いがありますね
B : 工務店 ( ○○建築など ) 分かり易く、大工さんです
C : ゼネコン ( ○○建設・○○組など ) いわゆる総合建設業
D : 設計事務所 ( 施工会社の設計部とは違う専業のところ )


大きな違いとして D:設計事務所 以外は(設計・施工・監理・管理)をすべて自社で行います。
一般的に設計施工と言われている形態です。
私どもにお話頂いた場合は設計と監理は弊社で、施工と管理は請負者が行う分業制となります。
欧米では設計と施工は分業体制とするのが一般的です。では、 『 かんり 』 という業務とは?


・ 管理者・・・・・(くだかん)と言って使い分けています。
 (管理)    一般に言う現場監督さんです。現場では工程を計画し職人の手配、安全管理や
          工事写真の用意をします。公共工事など大きな現場では数名が担当します。
          元請施工会社の有資格者(施工管理技士)または経験者が務め、無駄を省いた
          工夫や現場の効率UP、利益率、順調な工期等は監督の裁量により変化します。

・監理者・・・・・(さらかん)と言って使い分けています。
 (監理)    図面のとおり施工されているか施主に代わってチェックします。
         工事後隠れてしまう部分や設計図で示す強度、寸法、仕様、その取付状況など
         おかしな所がないか専門の知識を活かしてその都度確認します。
         現場で起きた不具合や問題についての適切な指示や、その後の対応も検討します。
         打合せや指示事項については書面に記録しお客様に提出致します。



● 設計施工の場合の監理上の問題点 


管理者が監理者を兼ねる為、ダメ出しした分の利益損失、工期延長が自社(自分の評価)に直結してしまいます。その状況下で常にお客様の立場になって毅然とした態度を維持できるものでしょうか。ともあれ第三者不在のチェック体制のもと工事は進捗します。

設計図がわずか数枚だった場合も、工事費数千万円の仕様はその図面以外にはありません。実際と異なる内容の低下に誰が気付き、過失や欠陥については誰が指摘しますか。図面もなければ請負者一任で構いませんか。



● 設計事務所に支払う料金は余計?


設計施工と聞くと、その請負会社一社の見積だけを検討するよう想像します。お客様から声が掛かった請負会社が一社ならば、その会社が率先してどちらが安いか競争しようと他社に声を掛けるなど絶対ありません。また、提出された工事額についてもそれ相当なのか、安価ではあるが一部抜けている、など内容の精査を一般のお客様自身で行うとなると無理に等しいと思います。最終的には、総工事費から 『 あと幾ら 』 の値引折衝が一般的でしょう。当然、業者も値引に対してそのままの利益など確保できません。どこかにシワ寄せがあるのでは?もしくは最初から値引されてもいいように都合のいい見積だった?値引は不可能と言われたが本当に不可能なの?疑い始めればキリもありませんがお客様の心境からすれば請負会社にはできるだけのサ−ビスは期待したいけど・・・手抜きにならないか大丈夫?と心配な面もある、そんな心境ではないですか。


弊社設計事務所では詳細な設計図を用意の基、施工会社3社(程度)指名の競争見積りを行います。45坪程度の住宅でも400〜600万円位の金額の差が生じます。企業努力や考えは様々ですから、各社同じ図面で見積もっても当然といえば当然なのです。内容についての精査は弊社の仕事ですので落ちや間違いについて細かくチェックした上で、お客様と一緒に最良の請負者を決定することができます。



● 設計事務所に依頼するメリット          


・お客様の代弁者 ⇒ 請負者には言いにくい金額の調整、クレ−ムなどお客様に代わり折衝します。

・ご要望にこたえます ⇒ デザイン・予算・敷地条件・法的規制・必要な申請手続きなど納得いただけ
                る仕事を致します。

・詳細な設計図 ⇒ 数千万円の建物に見合った本来の設計図と考えます。この中には電気(照明器
             具・コンセント・配線・盤など)、設備(空調・上下水道・ガス・メ−タ−など)の図面
             も含まれています。見えない部分の配管経路や柱、梁、品番、仕様など建物に
             関する情報がまとめられています。増改築においても計画がよりスム−ズです。

・かしこく請負会社を選択 ⇒ 競争見積の採用、工事費の調整と折衝により工事費を抑えます。

・お客様に代わる厳しい目 ⇒ お客様に代わって現場監理(チェック)します。長年培ったノウハウを
                   生かし、安心を提供致します。



● 業務報酬/設計料


・当設計事務所の設計監理料は総工事費の8%を目安にご相談させて頂いております。





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