2009年
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05/01 仏様の着ぐるみ?内部空洞、のぞき穴も…大阪の大念佛寺
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大念佛寺の土蔵で、150年以上、安置されたままになっていた木造阿弥陀如来像の内部が空洞になっており、胸が「卍」字形にくりぬかれていることが市教委の調査でわかった。仏像としては極めて珍しい構造といい、同寺の伝統行事「万部(まんぶ)おねり」で、僧侶がかぶるように身に着け、胸の穴をのぞき窓にして練り歩いたとみられる。 阿弥陀如来像は高さ1.8メートルで、台座を外すと底板がなく、高さ1.5メートルにある胸の穴から外が見えるようになっていたとのこと。像の由緒や使い方は不明だったが、今回、構造や彫刻の技術から江戸前期の制作とわかり、江戸期に修理された跡も確認されたとのこと。 読売新聞。万部おねり:阿弥陀如来が来迎する様子を表現するため、25の菩薩の面をつけた僧侶らが本堂の周囲を歩く行事。
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共同通信より。
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朝日新聞より。
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ロイター通信より。
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文化庁は、全国の主な重要文化財の防火・防犯状況に関する初の緊急調査を行うことを決めた。相次ぐ歴史的建造物の火災、仏像の盗難を受けた対応で、調査結果に基づいて新たな対策を検討する方針とのこと。 緊急調査の対象は、〈1〉重要文化財の建造物〈2〉寺社などが持つ重要文化財の美術工芸品〈3〉古民家など重要有形民俗文化財の建造物。建造物は約4000棟、美術工芸品は約6000点に上る。アンケートでは、建造物の場合は、線香や囲炉裏など火気使用の有無や消防署からの距離、警備員の見回り体制を質問するとのこと。美術工芸品の場合は、保管場所の耐火性に応じ、施錠の種類や監視カメラの有無、警察との協力体制などを聞く。 読売新聞。「文化財の防災対策には、設備の整備費用の50〜85%を国が補助する制度があるが、どんな対策を取るかは所有者の判断に委ねられており、文化庁も詳細な実態は把握していない」そうです。
火災:「重文の旧住友家別邸が全焼」(スクラップ2009年3月15日)、盗難:「仏像窃盗容疑、社長を逮捕=建仁寺事件」(スクラップ2009年3月2日)
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サザビーズは6日、パブロ・ピカソの「ボートを持った芸術家の2歳半の娘」が5日にオークションにかけられたが、希望価格に達せず売買が成立しなかったことを明らかにした。サザビーズでは落札価格を1600万〜2400万ドル(約15億8000万〜23億7000万円)と予想していた。 出品された「ボートを持った芸術家の2歳半の娘」は1938年の作品で、ピカソと愛人との間に生まれた娘マヤの肖像画。ピカソが気に入り73年の死去まで自身で所有。その後個人が所蔵していたが、市場にはめったに出ない油絵の傑作で美術関係者の注目を集めていた。 産経新聞より。スクラップ2009年4月23日の続報です。
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共同通信より。
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共同通信より。
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朝日新聞より。
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約3万5000年前に彫られたとみられるビーナス像を、独チュービンゲン大学の研究チームが、同国南西部のホーレ・フェルス洞窟で発見したとのこと。マンモスの牙を彫ったもので、人類最古の彫像となる。 ビーナス像は高さ約6センチ、幅約3.5センチで重さ約33グラム。左肩と左腕の部分が欠けているが、ほぼ完全な姿で発掘されたとのこと。頭部はもともとなく、上端にひもを通す穴がある。当時欧州に進出していた現生人類(クロマニョン人)が作り、ペンダントにしていたとみられる。これまで最古の彫像は同じ洞窟で発見された3万〜3万3000年前の水鳥や馬の頭だった。 読売新聞。
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共同通信より。
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共同通信より。
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共同通信より。
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共同通信より。長谷川等伯展を行うにあたっての調査か何か?
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愛知県岡崎市教育委員会は27日、同市の天恩寺にある地蔵菩薩坐像(高さ46センチ)の頭部の中から、開祖の高僧「弥天永釈(みてんえいしゃく)」の名前が入った室町時代の地蔵菩薩画像や経文など22点が見つかったと発表した。市教委によると、画像は縦30センチ、横15センチ。薄い和紙の中央に墨で菩薩が描かれ、左側に「康暦元年」(1379年)「佛(仏)子永釈」と弥天永釈の名前が書かれていたとのこと。保存状態は良いという。 弥天永釈は臨済宗永源寺派総本山の永源寺(滋賀県東近江市)の2代目で、室町幕府の足利将軍家一門から土地の寄進を受け、1362年に天恩寺を開いたとされる。 産経新聞より。
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共同通信より。
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共同通信より。
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