2006年
10/03 太陽の塔・スラムダンクなど「メディア芸術100選」
朝日新聞より。
10/03 高松塚古墳 石室解体に向け発掘調査開始
2日、来年3月の石室解体に向けた発掘調査が始まったとのこと。調査を統括する奈良文化財研究所の松村恵司・考古第一研究室長は「虫の侵入経路や墳丘の地割れなど壁画の劣化原因を明らかにしたい」と話した。
発掘調査は、同研究所と県立橿原考古学研究所、明日香村教委が合同で実施。12月初めまでかけて、石室の周囲を南北7.2メートル、東西6メートルの範囲で2.2メートル掘り下げるとのこと。年内に断熱覆屋を設置、年明けから1カ月がかりで石室を露出させ、2月いっぱいで石の組み方などを調べる。石室内では今月中に壁画の養生作業を始めるとのこと。
毎日新聞。
10/03 LVMHグループ、パリに美術館を建設へ
仏ファッショングループ最大手LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンは2日、同グループ傘下のブランドの伝統を伝えるため、美術館「Louis Vuitton Foundation for Creation」をパリに建設する予定であることを明らかにした。総工費1億ユーロ(約150億円)で、パリ西部のブーローニュの森に建設される予定。着工開始は来年で、2009年までに完了する見通しだという。設計を行ったカナダ系米国人の建築家フランク・ゲーリー氏は、雲を連想してデザインしたとしている。
3日付ロイター通信。やっぱり儲かっているのだな。という俗な感想しか出てきません。
10/04 山王曼荼羅、全国で180点確認
大津市歴史博物館は3日、比叡山延暦寺を守護する日吉大社の神々を描いた「山王曼荼羅」を全国で180点確認した、と発表した。山王曼荼羅は従来40点程度しか知られていなかったとのこと。
同館が、全国の都道府県教委や延暦寺、日吉大社の末寺、末社などに照会し、これまでほとんど知られていなかったものを含め20都府県で確認。時代区分では▽鎌倉・南北朝時代約30点▽室町時代約40点▽江戸時代約110点。
同博物館によると、山王曼荼羅は延暦寺が大きな力を持っていた中世、全国からあつい信仰を集め、その信仰を反映してつくられたもの。しかし、春日、熊野の曼荼羅に比べ実態調査が進んで来なかったという。
毎日新聞。約50点を7日から開く企画展「天台を護る神々 山王曼荼羅の諸相」で公開するとのこと。11月19日まで。 大津市歴史博物館
10/05 うっすら「唐風女性」、奈良〜平安期の板絵発見 島根
朝日新聞より。
10/06 キトラより200年古い白虎 写真をコンピューター処理で再現−奈良
奈良県明日香村の高松塚、キトラ両古墳(ともに7世紀末〜8世紀初頭)の約200年前に描かれた白虎の写真をコンピューター処理し、鮮やかによみがえらせた姿を6日、県立橿原考古学研究所付属博物館が公表したとのこと。
この白虎は1963年、同県橿原市川西の新沢126号墳(5世紀後半の方墳)から出土した木製の盆の漆膜に、朱雀や青竜とみられる絵とともに描かれていた。出土直後に写真撮影したが、フィルムが劣化しどんな絵か分かりにくくなっていた。このため写真の明暗、濃淡などをコンピューター処理、撮影直後と同様に再現した。
時事通信。
10/10 ポンピドー・センターが上海に分館
ポンピドー・センターが、中国の上海に分館を開設することを計画している。仏紙の報道によると、中国当局との間で議定書は既に整っており、シラク大統領が10月の最後の週に訪中する際に批准されると伝えている。
分館は上海のルーワン地区に建設されるとのこと。1908年に建てられた建物を来年末までに改修してオープンし、さらに2009年までに別の建物を建設する予定という。中国分館には、パリから20、21世紀の作品が一部移されるほか、中国館独特の美術品が展示される。
9日付時事通信。昨年は香港分館設立計画があったそうですが、そちらは上手くいかなかった模様。
10/12 メセナ大賞にベネッセと直島福武美術館財団
朝日新聞より。
10/13 高松塚古墳、頂上に多数の穴=虫や水の侵入経路か−文化庁
文化庁は13日、墳丘の頂上部分に多数の穴や亀裂が見つかったと発表した。壁画劣化の原因とみられる虫や水が石室内に入り込んだ経路の可能性があるとして、今後穴が石室まで続いているかなどを調べるとのこと。
時事通信。
10/14 横浜美術館など最高ランク6館、日経が「実力調査」
日本経済新聞社が全国の主要公立美術館を格付けする「美術館の実力調査」を実施したところ、最高ランクの「AAA」に、横浜美術館など6館が入ったとのこと。
調査の対象は主な都道府県立、市区立の134館。今年6月から8月に実施し、全館から回答を得た。これに美術評論家と利用者を対象に実施した調査の回答を加味し、(1)展覧会や収蔵品の充実度を表す学芸・企画力、(2)運営の安定度をはかる運営力、(3)学校や商業施設との連携をみる地域貢献力――の3点から総合的に実力を評価した。
日経新聞。6館のうち5館が謎という有様です。などは何?本紙にはちゃんと載っているのでしょうか。
10/14 850年ぶり、極彩色よみがえる  「舟底天井画」を復元
三千院(京都市左京区大原)は14日、平安時代末期に建立された往生極楽院(重文)の内陣天井にある「舟底型天井画」の実物大の模写を、報道機関に公開したとのこと。
実物は往生極楽院で公開されているが、加持祈祷などの油煙で黒ずみ、図柄は肉眼ではほとんど判別できない状態。
再現された天井画は、舟の底のような形をした天井部分(縦4.3メートル、横2.9メートル)に、群青色の空を舞う天女や、46体の菩薩が描かれているとのこと。また、往生極楽院の壁に描かれた両界種子曼荼羅図も甦った。
京都新聞。日本美術院院友の日本画家、馬場良治氏制作とのこと。17日から一般公開される新しい文化財収蔵庫「円融蔵」に常設展示されるそうです。
10/19 豊臣時代の大坂描いた屏風絵、オーストリアで発見
朝日新聞より。
10/20 ピカソの名画に穴、米カジノ王うっかりミス
ラスベガスの「カジノ王」スティーブ・ウィン氏が最近、所有するピカソの名画「夢」にうっかり穴を開けてしまっていたことが分かった。ロイター通信などが19日までに伝えた。1億3900万ドル(約165億円)で別の収集家に売却する予定だったが、ご破算となってしまったという。
同通信などによると、美術品の収集家としても知られるウィン氏は1997年、同作品を4840万ドルで購入。ラスベガスの事務所で知人らに作品を見せていた際、ひじがカンバスに当たり、直径数センチの穴を開けてしまったとのこと。作品は補修して同氏が所有するという。
日経新聞。 いっぱい買ってるカジノ王:スクラップ2003年5月7日5月8日7月10日
10/21 「正倉院宝物」国家珍宝帳・種々薬帳の著者は同一?
正倉院宝物のうち、これまで別人と考えられていた「国家珍宝帳」と「種々薬帳」の筆者は同一人物だとする説を、湯山賢一・奈良国立博物館長(古文書学)が打ち出したとのこと。
二つの文書が同じ筆者によると考えると、宝物の第一にあげられる「国家珍宝帳」と、薬の目録とが等しく重要に扱われたことを示す根拠となり、薬などで人々を救おうとした光明皇后の強い思いがうかがえる。24日から同館で始まる第58回正倉院展の図録の解説で公表されるとのこと。
読売新聞。「国家珍宝帳」:聖武天皇没後の四十九日法要で遺愛品を光明皇后が東大寺大仏に献納した際の目録。「種々薬帳」:光明皇后が献納した60種の薬物の目録。いずれも756年(天平勝宝8年)6月21日に献納されている。
10/24・27 高松塚古墳三題
「北斗七星の一部をはぎ取り 石室解体に向け」:天井の漆喰の浮き上がった部分計92片をはぎ取ったとのこと。石室解体に伴う天井石を持ち上げる作業で、浮き上がったしっくいがはがれ落ちないようにするのが狙いという。(10月24日付時事通信)
「天井石真上で大規模な地震地割れ確認」:石室天井石の真上約1メートルで、南海地震による大規模な地割れを確認したとのこと。今月19日には、石室北東隅から北東へ約1メートル離れた場所で地震による亀裂が見つかっているが、石室に直接影響する地割れが見つかったのは初めて。(10月27日付毎日新聞)
命名由来の「松」の根の跡確認」10月27日付朝日新聞より。
10/27 文化勲章、文化功労者発表
本年度の文化勲章受賞者5人と文化功労者15人が発表されたとのこと。
【文化勲章】大山忠作=日本画 【文化功労者】黒川紀章=建築、高木聖鶴=書(敬称略、抜粋)
読売新聞。
10/28 仏教美術史研究者の高田修さん死去
朝日新聞より。
10/28 重要文化財 建造物8件を答申 文化審議会
三浦家住宅8棟(秋田市)▽来迎院多宝塔(茨城県竜ケ崎市)▽名古屋市東山植物園温室前館(名古屋市)▽野村碧雲荘17棟(京都市)▽旧野崎家住宅12棟(岡山県倉敷市)▽旧片山家住宅5棟(岡山県高梁市)▽豊稔(ほうねん)池堰堤(えんてい)(香川県観音寺市)▽南河内橋(北九州市)
また、重要伝統的建造物群保存地区に湯浅町湯浅伝統的建造物群保存地区(和歌山県)を答申したとのこと。
毎日新聞。
10/31 いわさきちひろ 原画を発見
戦後の49年から52年ごろに掛けて描いた詩誌の表紙絵や挿絵などの原画18点が、長野市内の民家で見つかったとのこと。安曇野ちひろ美術館によると、ちひろが画家として自立したころの作品で、現存しているものは少ないという。
毎日新聞。よく知られている画風とは異なり、「少ない配色で力強いタッチで描いている」そうです。作品は来月8日に同美術館に寄託され、来年3月に公開される予定。






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