個人的メモです。未見、新刊など色々。文末()内は引用元です。
『石亭画談初編巻之上』 明治17年 1884年
├ 竹本正興「五百レ全 伊藤若冲」掲載
└ 『芸苑叢書』所収
『絵画叢誌21』 明治21年12月 1888
└ 「若冲の画幅献納」掲載
『若冲筆三十幅』 大阪朝日新聞 明治22年1月 1889
└ 1月6日付大阪朝日新聞掲載。動植綵絵について「過日九鬼宝物取調委員長が社寺の什宝点検ありし際に此画幅は新宮城の御饗宴所に用ふるには必適のものならんとて大に感賞ありし」。それがきっかけで、相国寺は京都府知事に献上を申し出た。ところが中途で「何か入込たる事」が起こり、献上はまだ延期されている。が、いったん聞き届けられたことを変えてはならないと関係筋に照会中。との記載あり。九鬼とは前年から近畿五府県で宝物調査を進めていた文化行政の大物、久鬼隆一のこと。(『若冲余話』より抜粋)
近藤徳太郎編『若冲画譜』 藤井孫兵衛 明治23年 1890
└ 2冊(1-4合本) ; 34cm
『國華19』 明治24年 1891
└ 「鯉魚図解説」掲載
駿河源之助編『若冲画譜』 玉鳴館 明治32年 1899
└ 1帖 ; 23cm
『國華129』 明治33年 1900
├ 「鶏図解説」掲載
└ 年記のあるもので最も早い作品「松樹番鶏図」(宝暦2・1752)のこと。こちらに掲載後、所在不明。
田島志一編『若冲名画集』 関西写真製版印刷 明治37年10月 1904
└ 図版30枚 ; 49cm
古作勝之助編『美術画報抜萃 : 古画』 画報社 明治38年 1905
└ 2冊(合本) ; 29cm 内容は「〔1〕 四条派之部 上,光琳派之部 上,浮世絵之部
上,南画之部 上,文人画之部 上 〔2〕 狩野派之部 上,土佐派之部 上,若冲画集,泰西画之部,古画
上 」とのこと。(国会図書館)
『若冲画帖』 芸艸堂 191?年
『日本美術167』 大正2年 1913
├ 古川修「若冲と蕭白」掲載
└ 上野寛「画傑蕭白と若冲」(芸術日本60 1941年)は、上記と同文章とのこと。(『曽我蕭白展より 蕭白評価の振幅について』 佐藤美貴)
貫名菘翁書/円山大迂刊『斗米庵若冲居士碑』 大正2年 1913
└ 検索で見つけました。石峰寺の筆塚関係と推測しておりますが、詳細は不明。
谷崎潤一郎『金色の死』 大正3年 1914
└ 「若冲の花鳥図にあるような爛漫たる百花の林を潜って孔雀や鸚鵡の逍遥して居る楽園のあたりにも導かれました」との記載あり。
『白樺』第5巻12号 大正3年12月 1914
├ 柳宗悦「我孫子から 通信一」掲載
└ 本文から「然し古日本の藝術家が此型状美に對して持つてゐた感覺の鋭さは、かの光悦等の作品によつて證明されてゐる。此秋上野に催された数多い展覧曾のうち只1つ自分を驚かせたのは日本美術院の主催にかゝる光悦、乾山、光琳、雪舟、若冲等の作品展覧曾だつた。」
『美術新報14巻4号』 大正4年 1915年2月
└ 小宮豊隆「若冲の絵」掲載
『美術画報546』 大正11年 1922
└ 竹内梅松「若冲と蕭白」掲載
後藤博山編『若冲傑作画集』 平安精華社 大正14年 1925
└ 図版25枚 ; 29×38cm
『中央美術126』 大正15年 1926
└ 石崎光瑤「西福寺の若冲襖絵」掲載
『美の国 第2巻第12号』 大正15年 1926
└ 石崎光瑤「若冲考」掲載
榎原好賢編『若冲遺筆金地襖絵』 西福寺 大正15年 1926
└ 図版10枚 ; 29×39cm
『西福寺画集』 平安精華社 大正15年6月 1926
└ 41cm 12枚
秋山光夫解説論文『御物若冲動植綵絵精影』 東京帝室博物館 大正15年11月
1926
├ 7枚 図30枚 ; 48cm
└ 「若冲の人と藝術」と改題し、『日本美術論攷』に収載 第一書房 昭和18年
1943
『美19-6』(芸艸堂/東洋芸術叢書7に所収?) 昭和2年12月 1927
└ 谷川徹三「若冲」掲載
『日本畫大成 第15巻 諸家』 東方書院 昭和7年7月 1932
├ 飯塚米雨「諸家概説」「図版解説」
├ 若冲他、計13名を収録。図版は「動植綵絵」30幅、「旭日白鶏図」、「梅竹鶏図双幅」(加藤英一蔵)、「鶏図双幅」(子爵
故秋元興朝旧蔵)、「雙鶏図」(橋本茂右衛門蔵)、「寒山拾得図」、「観音図」(村山龍平蔵)。一部、三色版、コロタイプ版にて掲載。「旭日白鶏図」は、「松樹番鶏図」(宝暦2・1752)でした。どれとはいわないが、怪しげな作品が若干。
└ 概説で、光琳〜宮崎友禅を引き合いに出しながら、若冲作品を論じている点が興味深かったです。「若冲は図案化の如くであって図案化ではないのが特色」とのこと。さらには、「若冲は客観描写を終極において理想化」し、「応挙は客観描写に終る(それが新しい表現方法)」とも。図版解説も詳しい。
『臨幸記念名家秘蔵品展覧会図録』 昭和8年 1933
└ 「釈迦十六羅漢図屏風」(八曲一隻/枡目画・府立大阪博物場旧蔵とされる/現在は所在不明)の掲載あり。
『國華657』 昭和21年12月 1946
└ 米澤嘉圃「伊藤若冲筆猿猴摘桃図解説」掲載
『國華』 昭和22年 1947
└ 梅津次郎「群鶏図解説」(西福寺)掲載
『芸術新潮 昭和30年9月号』 1955
└ 相見香雨「若冲の拓版画」掲載
『美術手帖122』 昭和32年3月 1957
└ 杉全直「若冲の「群鶏図」」(西福寺)掲載
『大法輪26-5』 昭和34年 1959
└ 吉井勇「若冲羅漢抄 −洛南石峰寺所見−」掲載
『美術手帖194』 昭和36年10月 1961
└ 鈴木進「伊藤若冲筆群鶏図」(動植綵絵)掲載
『世界美術全集十 日本江戸II』 角川書店 昭和38 1963
├ 辻惟雄「−芦雪、蕭白、若冲−」掲載
└ 若冲、蕭白、芦雪、写楽、白隠、北斎を「異端の画家たち」の項目へ収録しているとのこと。(『曽我蕭白展より 蕭白評価の振幅について』 佐藤美貴)
『國華859』 昭和38年10月 1963
└ 辻惟雄「伊藤若冲筆葡萄鶏図解説」掲載
『國華880』 昭和40年7月 1965
└ 辻惟雄「伊藤若冲筆紫陽花双鶏図解説」掲載
『三彩209』 昭和41年12月 1966
└ 中村溪男「伊藤若冲筆「貝甲図」所感」
『國華898』 昭和42年1月 1967
└ 辻惟雄「雪芦鴛鴦図解説」
『日本美術工芸342』 昭和42年3月 1967
├ 土居次義「若冲−西福寺の襖絵を中心に−」
└ 上記論考は『近世日本絵画の研究』所収
『茶道雑誌31-6』 昭和42年6月 1967
├ 土居次義「深草の伊藤若冲」
└ 上記論考は『近世日本絵画の研究』所収
『アート15-2』 昭和42年7月 1967
└ 土居次義「信行寺の天井絵と伊藤若冲」
『國華910』 昭和43年1月 1968
└ 小林忠「晩年期の若冲作品」 水尾比呂志「月夜白梅図解説」
『國華919』 昭和43年10月 1968
└ 水尾比呂志「鷲図解説」
『茶道雑誌33-8』 昭和44年8月 1969
├ 土居次義「若冲の蓮」
└ 上記論考は『近世日本絵画の研究』所収
『芸術新潮255』 昭和46年3月 1971
└ ジョー・D・プライス「私の若冲遍歴」
『國華932』 昭和46年4月 1971
└ 水尾比呂志「葡萄図解説」
『MUSEUM245 特集・若冲の芸術』 昭和46年 1971
└ 秋山光夫「若冲研究序説―資料拾遺―」 土居次義「信行寺の天井絵と金刀比羅宮の障壁画」 辻惟雄「若冲筆動植綵絵について」 小林忠「伊藤若冲の水墨画について―鹿苑寺障壁画など前期の作品を中心に―」
『美術グラフ20-11,12』 昭和46年11,12月 1971
└ 小林忠「凝視の画家若冲」上下
『國華944』 昭和47年3月 1972
└ 小林忠「晩年期若冲の作品―水墨略画を中心として―」
『國華948』 昭和47年8月 1972
└ 小林忠「絲瓜群蟲図解説」
『芸術新潮』 昭和47年 1972
└ 安岡章太郎「物について −日本美的再発見八・若冲−」
『國華955』 昭和48年2月 1973
└ 小林忠「樹下雄鶏図解説」
『芸術生活283』 昭和48年3月 1973
└ 坂崎乙郎「伊藤若冲(私的日本美術史3)」
『アート21-1』 昭和48月3年 1973
├ 土居次義「伊藤若冲の衝立絵」
└ 上記論考は『花鳥山水の美 桃山江戸美術の系譜』に収録
『淡交27-5』 昭和48年5月 1973
└ 赤井達郎「伊藤若冲(近世芸術家師友録5)」
『黄檗文化4・5』 昭和48,49年 1973,1974
└ 大槻幹郎「若冲画に賛記している黄檗僧」
土居次義『讃岐金刀比羅宮の障壁画』 マリア書房 昭和49年 1974
『同志社大学文化学年報23、24合併号』 昭和50年 1975
└ 今中寛司「『妙法院真仁親王御直日記』に現れた写生派絵師たち」
『若冲画譜』 美乃美 昭和51年9月 1976
├ 国立公文書館所蔵 五車楼藤井孫兵衛明治23年刊の複製とのこと
└ 大槻幹夫「伊藤若冲と『若冲画譜』」(別冊 4p 38cm)掲載
『学叢創刊号』 昭和54年3月31日発行 1979
└ 宮島新一「鶏頭に蟷螂図 伊藤若冲筆 桂州道倫賛 個人蔵」
真保亨編『日本の障壁画 江戸編』 毎日新聞社 昭和54年10月 1979
└ カラー図版にて「仙人掌群鶏図」(西福寺)、「奥書院花丸図」(金刀比羅宮)を掲載。モノクロ図版にて「鹿苑寺大書院障壁画」。図版解説(真保亨、佐々木丞平、宮島新一)に、西福寺本堂と鹿苑寺大書院の配置図あり。
『週刊朝日百科世界の美術129 江戸時代後期の絵画2 円山・四条派と若冲・蕭白』 朝日新聞社 昭和55年
1980
└ 山川武「江戸時代後期の絵画 若沖と蕭白」
『MUSEUM359』 昭和56年 1981
└ 小林忠「伊藤若冲独創の逸角描法について」
『MUSEUM364号』 昭和56年 1981
└ 佐藤康宏「若冲における模写の意義」
『國華1046』 昭和56年 1981
└ 土居次義「讃岐金刀比羅宮の伊藤若冲」
『芸術新潮 第0378号 1981年6月号』 昭和56年 1981
└ 瀬木慎一「宮中に収まった異端・若冲」 図版2点
『MUSEUM377』 昭和57年 1982
└ 小林忠「伊藤若冲の版画」
『みづゑ933 江戸のグランエキセントリック』 昭和59年 1984
└ 辻惟雄「不可思議世界のリアリティ―若冲の「動植綵絵」について」
『現代思想 昭和60年2月号 特集:博物学のすすめ 蒐められた物の世界像』
1985
└ 由良君美「伊藤若冲の夢を孕む《物たち》の世界」
『日本の美学17号』 平成3年 1991
└ 佐藤康宏「事物と幻想−若冲を中心に−」
『國華1196』 平成7年 1995
└ ヒロコ・ジョンソン「研究資料 若冲のモザイク風四作品について」
『國華1203』 平成8年 1996
└ 辻惟雄「伊藤若冲筆 鸚鵡図」
『國華1205』 平成8年4月 1996
└ 佐藤康宏「伊藤若冲筆 旭日松鶴図」
静岡県立美術館編『異彩の江戸美術−仮想の楽園−若冲をめぐる18世紀花鳥画の世界』 平成9年9月 1997
田中優子編『日本の名随筆 別巻94 江戸』 平成10年12月 1998 264p
└ 随筆アンソロジー。梅原猛「若沖・蕭白・春信―奇狂の価値」収録。
『芸術学学報6』 金沢美術工芸大学芸術学研究室・金沢芸術学研究会 平成11年 1999
└ 泉美穂「伊藤若冲の「枡目画」作品を再考する ―西陣織「正絵」との関係から―」
『古今第2号 特集「まこと」江戸の文人意識 若冲と竹田』 光琳社 平成11年3月 1999
『美術フォーラム21 創刊号 特集:日本美術史再考―江戸の美術はどのように語られてきたか』 平成11年11月
1999
└ 佐藤康宏「若冲という事件」(p.59-65)
中村真一郎『木村蒹葭堂のサロン』 新潮社 平成12年 2000
『ユリイカ』 青土社 平成13年1月 2001
└ 山下裕二「若冲・白隠・コンテンポラリー」
『日本の美学第32号』 平成13年4月 2001
└ 今橋理子「狗づくし」
『美術フォーラム21 第4号 特集:名品/巨匠?―日本美術史における規範形成』 平成13年6月
2001
└ ハンス・トムセン「<展覧会評> 若冲展」(p.131-135)
秋山亜由子『虫けら様』 青林工藝舎 平成14年 2002
└ 収録作「虫けら様(一)」の扉絵にて、動植綵絵「池辺群虫図」の摸写を行っているそうです。
高野澄(文) 永野一晃(写真)『歴史の京(みやこ)洛南を歩く』 淡交社 平成14年2月
2002
└ 検索で見つけました1。未見です。目次に「石峰寺―異才の画家・若冲の魂にふれる」とあります。
『静岡県立美術館紀要17』 平成14年3月 2002
└ 森充代「伊藤若冲の《白象群獣図》について」
『國華1290』 平成15年4月 2003
└ 狩野博幸「若冲 旭日雄鶏図」
梅原猛『梅原猛著作集12 人間の発見』 小学館 平成15年6月 2003 734p 4,800円
└ 「若冲―生の歓喜、孤独の生を描く」収録
松尾芳樹『墨絵京都ふたり旅 名画探訪』 日貿出版社 平成15年9月 2003
└ 検索で見つけました2。未見です。目次に「蘿蔔臥し紙に染み入る墨涅槃―伊藤若冲「果蔬涅槃図」(京都・京都国立博物館)」とあります。
『美術史論叢19』 平成15年 2003
├ 中村麗子「明治期から昭和初期における伊藤若冲の受容について −文献分析を中心に−」
└ 近代における若冲の評価について、とのこと。同著者「近代の琳派観、その周辺」(「琳派
Rimpa展」カタログ 平成16年 2004)にも、同じような観点で若冲が取り上げられていますが、中心はやはり琳派。
梅原猛監修・著『人間の美術 10 浮世と情念 江戸時代 2』 学研 平成16年3月
2004
└ 検索で見つけました3。未見です。目次に「第2章 京で生まれた奇矯の画家―大雅・若冲・蕭白」とあります。他に「第1章 奇人の系譜―売茶翁をとりまく芸術家たち」もあり。
『Meme No.9』 富士総合研究所 平成16年4月 2004
└ 茂木健一郎「天才の脳を解剖する:日本画の天才 伊藤若冲」
兼築清恵 / 高柳誠 / 矢部誠一郎『ことば・詩・江戸の絵画 日本文化の一面を探る』 玉川大学出版部 平成16年9月
2004
└ 検索で見つけました4。未見です。目次に、「伊藤若冲―生命への畏敬」とあります。181p
19cm 2,310円
伊藤大輔『アートセレクション 金刀比羅宮の美術 思いもよらぬ空間芸術』 小学館 平成16年11月
2004 1,995円
└ 奥書院「花丸図」の掲載あり。
井上靖監修『私の古寺巡礼2 京都II』 光文社 知恵の森文庫 平成16年11月
2004 700円
└ 『私の古寺巡礼 京都II』(淡交社/1987年刊)の文庫化。足立巻一「若冲と大典―相国寺」収録。
今橋理子『江戸の動物画 近世美術と文化の考古学』 東京大学出版会 平成16年12月 2004 6,000円
テレビ東京編『小林薫と訪ねる「美の巨人たち」』 日本経済新聞社 平成16年12月
2004 1,680円
└ 伊藤若冲「菜虫譜」という項あり。
菱川師宣記念館編『四季のうつろい−江戸の花鳥画』 平成16年12月 2004
『美学論究第19号』 関西学院大学文学部美学研究室 平成16年 2004年
└ 後藤健一郎「伊藤若冲制作の「拓版画」作品について ―《素絢帖》、《玄圃瑤華》を中心に―」
狩野博幸監修・本文『伊藤若冲 乗興舟 ベストオブアート 京都国立博物館 No.2』 京都国立博物館 平成17年2月
2005 1,200円
└ 原色図版、「乗興舟 一巻」「乗興舟のいま」「『乗興舟』版木出現」
澤田ふじ子『高札の顔 酒解神社・神灯日記』 徳間書店 平成17年2月 2005 1,800円
├ 小説「若冲灯籠」収録。若冲本人が登場します。初出「小説新潮」92年2月号
└ 2007年9月文庫化(徳間文庫)
府中市美術館編『百花の絵−館蔵の江戸時代絵画と関連の優品』 平成17年3月 2005
『週刊朝日百科 美術館を楽しむNo.28 宮内庁三の丸尚蔵館/出光美術館』 朝日新聞社 2005年5月1日号 560円
└ 太田彩「宮内庁三の丸尚蔵館「この一点」 伊藤若冲「動植綵絵」」、伊藤若冲鑑賞マップ、樺山紘一「■連載■マエストロの風景・28
伊藤若冲」、伊藤若冲のあゆみ/交遊録 表紙は「旭日鳳凰図」
『週刊朝日百科 美術館を楽しむNo.30 相國寺承天閣美術館/高野山霊宝館/春日大社宝物殿』 朝日新聞社 2005年5月15日号 560円
└ 表紙に名前が出ている割に、掲載は少ないです。山下裕二「若冲が見た中国絵画」収録。
板倉聖哲編『講座 日本美術史2 形態の伝承』 東京大学出版会 平成17年5月
2005 4410円
└ 佐藤康宏「形態の増殖――「一遍聖絵」・「彦根屏風」・「動植綵絵」」収録。
種村季弘『断片からの世界 美術稿集成』 平凡社 平成17年8月 2005 3800円
└ 「伊藤若冲―物好きの集合論」収録。初出:みづゑ 1971年9月号
安村敏信『すぐわかる 画家別 近世日本絵画の見かた』 東京美術 平成17年9月
2005 2100円 143P 21cm
└ 若冲の項あり。2P掲載の画家が主の中、4P使用され紹介。しかし、全体的に内容薄目。
『國華1320 特輯 泉屋博古館の江戸絵画』 平成17年10月 2005
└ 狩野博幸「伊藤若冲筆 海棠目白図」
『國華1322』 平成17年12月 2005
└ 佐藤康宏「伊藤若冲筆 賣茶翁像」
ウエンディ・リチャードソン、ジャック・リチャードソン編 若桑みどり日本語版監修 森泉文美訳『描かれた動物たち 名画のなかの世界10』 小峰書店 平成18年2月 2006 2,625円 47p 29cm
└ 「群鶏図」収録とのこと。こちらの本の再出版かと思われます。
千住博『原寸美術館 日本編 / 画家の息吹を伝える』 小学館 平成18年6月 2006 3,990円 A4判/160p
└ 内容「日本の名画28作品の一部分を原寸大で紹介。過去の有名画家が、千住博に“乗り移る”という設定で、作品一点一点の真相を語ります」。若冲の項あり。
『若冲画譜 (近代図案コレクション)』 芸艸堂 平成18年7月 2006 2,800円 24 x 23.8/99p
『BRUTUS 599号 2006年8/15号 若冲を見たか?』 マガジンハウス 平成18年8月 2006 580円
ジョー・D・プライス『ザ・プライス・コレクション』 小学館 平成18年8月 2006 73,500円 42.4
x 32.2 x 10.2/664p
└ 画集+プライス氏によるコレクション紹介DVD
『和楽 2006年9月号』 小学館 平成18年8月 2006 1,300円
└ 「帰ってきた若冲、知られざる江戸絵画」の記載あり。
山下裕二『伊藤若冲 鳥獣花木図屏風』 小学館 平成18年10月 2006 3,360円 29.4 x 21.2 x 1.8 cm/148p
└ テレビ番組「知るを楽しむ」のテキスト。「絵にしか描けない美しさ〜伊藤若冲」収録。『大切な人と行く京都秋冬―大人の京都はこう歩く』(毎日ムック) 毎日新聞社 平成18年10月 2006 1,500円 29.2
x 21 x 0.8 cm/128p
└ 目次に「動植物に「神」を見た男 −伊藤若冲−」とありました。
澁澤龍彦/澁澤龍子『澁澤龍彦の古寺巡礼』(コロナ・ブックス) 平凡社 平成18年11月 2006
├ 「世間が注目する前から作家が高く評価していた伊藤若冲ゆかりの「石峰寺」をはじめ、夫妻が訪ねた70カ寺を紙上散策」
└ http://www.heibonsha.co.jp/book/b159656.html
『國華1334:特輯 金刀比羅宮の絵画』 平成18年12月 2006
└ 辻惟雄「伊藤若冲筆 花丸図障壁画」 図版は「花丸図障壁画」に加え「飛燕図断片(愛媛県 定蓮寺)」もあり
『アート・トップ 2007年5月号』 芸術新聞社 平成19年4月 2007
└ 辻惟雄「若沖「動物綵絵」の謎」
巖谷國士 監修・文『澁澤龍彦 幻想美術館』 平凡社 平成19年4月 2007
『和樂 2007年6月号』 小学館 平成19年5月 2007
└ 特集「動植綵絵」、超絶技巧と美の極み
ジョー・プライス/山下 裕二『若冲になったアメリカ人 ジョー・D・プライス物語』 小学館 平成19年6月 2007 1,890円 19.2 x 13.8 x 2.6/274p
『週刊アーティスト・ジャパン020号 伊藤若冲 その生涯と作品と想像の源』 デアゴスティーニ 平成19年6月 2007 562円 32p
└ 1993年に出版された「週刊アーティスト・ジャパン 伊藤若冲」の改訂版。内容はほぼ同じです。執筆者も同じ。
『AERA 2007年9月3日号』 朝日新聞社 平成19年8月 2007 360円
└ 「美術 絢爛豪華な極彩色 若冲の幻視 東京芸大美術館で「金刀比羅宮」展」
榊原悟『江戸の絵画万華鏡 戯画の系譜 [大江戸カルチャーブックス] 』 青幻舎 平成19年10月 2007 1,800円 B5判/116p
└ 「若冲、芦雪、国吉、暁斎ら、名だたる絵師が描いた第一級の戯画を一挙掲載」
河野元昭監修『江戸絵画入門―驚くべき奇才たちの時代』 平凡社 別冊太陽 日本のこころ 150 平成19年11月 2007 2,730円 29 x 21.8 x 2.2 cm/203p
狩野 博幸・森村泰昌ほか『異能の画家伊藤若冲 (とんぼの本)』 新潮社 平成20年1月 2008 1,400円 21x 15/127p
静岡新聞社(本文監修/作例協力:原木光子)『若冲を塗ろう―あなたの手でよみがえる江戸の桝目画』 静岡新聞社 平成20年3月 2008 952円
29.4 x 20.8
└ 樹花鳥獣図屏風の塗絵本。「伊藤若冲基礎知識」、樹花鳥獣図屏風の図版あり。
内山淳一『動物奇想天外-江戸の動物百態〔大江戸カルチャーブックス〕』 青幻舎 平成20年3月 2008 1,890円 B5版/120p
秋篠宮文仁/西野 嘉章編『鳥学大全』 東京大学出版会 平成20年4月 2008 9500円 B5判/756p
└ 図譜・美術:佐藤康宏「若冲の鶏」
『美術フォーラム21 第17号』 醍醐書房 平成20年5月 2008 2,415円
└ 資料紹介:村田隆志「維明周奎の生涯とその画事――若冲らとの関わりを中心に」
日本経済新聞社編集『日曜日の随想〈2007〉』 日本経済新聞出版社 平成20年6月 2008 257p
└ 随想アンソロジー。梅原猛「米に息づく若冲の心」、小林忠「隔世の思い 若冲私感」、瀬戸内寂聴「天才若冲の怖ろしさと魅力」収録。
『『対決 ‐ 巨匠たちの日本美術』のすべてを楽しむ公式ガイドブック』 ぴあMOOK 平成20年7月 2008 1,200円 28 x 20.6 x 0.6 cm/103p
『日本の図像―鳥獣虫魚』 ピエ・ブックス 平成20年8月 2008 408p
安村敏信『江戸の絵師「暮らしと稼ぎ」』 小学館 平成20年8月 2008 2,940円 A5判/192p
└ 若冲に関するエピソードが所々に見られます。小学館の紹介ページ
『和樂2008年10月号』 小学館 平成20年9月 2008 1300円
└ 「江戸絵画は自然光で! プライス流、若冲の愛で方」、付録:「若冲と江戸絵画オリジナルDVD」(ジョー・D・プライス氏の肉声解説付き。とのこと。定期購読者対象?)
『國華1362』 平成21年4月 2009
└ 辻惟雄「伊藤若冲筆 象と鯨図屏風」 カラー図版:象と鯨図屏風(滋賀県
MIHO MUSEUM 紙本淡彩 掛幅 竪119.2cm 横52.6cm)
木村蒹葭堂(著) 水田紀久・野口隆・有坂道子(編著)『完本 蒹葭堂日記』 藝華書院 平成21年5月 2009
茂木健一郎『脳で旅する日本のクオリア』 小学館 平成21年7月 2009 1,575円 四六判/258p
└ 「若冲」で滋味のあるやさしさに触れる http://www.shogakukan.co.jp/qualia/
『日本の図像―神獣霊獣』(狩野博幸、湯本 豪一) ピエ・ブックス 平成21年7月 2009 392p
『集―古美術名品「集」(Vol.42)』 集出版社 平成21年9月 2009 129p
└ 特集「伊藤若冲」。昨年発見された「象と鯨図屏風」をはじめ、若冲の作品を掲載。
『ユリイカ2009年11月号 特集=若冲 〈動植綵絵〉・モザイク画・〈象と鯨図屏風〉…永遠に新しい絵師のすべて』 青土社 平成21年10月 2009 1,300円 221p
小泉 吉宏, 太田 彩『生きてる―伊藤若冲「池辺群虫図」より』 小学館 平成21年10月 2009 1,260円 18.8 x 14.8 x 1.6 cm
『芸術新潮2009年11月号』 新潮社 平成21年10月 2009
└ [連載]辻惟雄×村上隆 ニッポン絵合せ 【ニ番】伊藤若冲
『allora[アローラ] 2009 WINTER』(週刊朝日増刊) 朝日新聞出版 平成21年12月 2009 780円 A4変/150p
└ 第一特集「利休、若冲、長谷川等伯に見る「侘び」の京都 「飾る」京都」
辻惟雄『ギョッとする江戸の絵画』 羽鳥書店 平成22年1月 2010 2,940円 21.2
x 15.3 x 2.4 cm /209p
└ NHK番組テキスト「知るを楽しむ この人この世界 ギョッとする江戸の絵画」がベース
東京文化財研究所 (著, 編集), 宮内庁三の丸尚蔵館 (編集) 『伊藤若冲 動植綵絵 全三十幅』 小学館 平成22年1月 2010 52,500円 43.2 x 32 x 6.9 cm/432p
小林忠『江戸の絵画』 藝華書院 平成22年1月 2010
『芸術新潮2010年2月号』 新潮社 平成22年1月 2010
├ [連載]辻惟雄×村上隆 ニッポン絵合せ 【四番】ふたたび伊藤若冲
└ ジョー・プライス+辻惟雄+狩野博幸+村上隆 【座談会実況中継】オタク変じて辣腕実務家となる 新たなる若冲像の衝撃
連載+昨年MIHO MUSEUMにて行われた座談会。思っていたよりボリュームがありました。
『國華1372』 平成22年2月 2010
└ 辻惟雄「伊藤若冲筆 紫陽花雄鶏図」 カラー図版:紫陽花雄鶏図(絹本着色 掛幅 竪112.0cm 横50.4cm)
狩野博幸『若冲 ――広がり続ける宇宙 Kadokawa Art Selection』 角川書店 平成22年5月 2010 223p
安村敏信『ワイドで楽しむ奇想の屏風絵』 東京美術 平成22年9月 2010 80p
└ 「象と鯨図屏風」伊藤若冲、画家紹介「伊藤若冲」
狩野博幸『江戸絵画の不都合な真実』(筑摩選書0002) 筑摩書房 平成22年10月 2010 253p
└ 伊藤若冲 「畸人」の真面目
細見美術館監修『琳派・若冲と雅の世界』 青幻舎 平成22年10月 2010 228p
『若冲の衝撃 (和樂ムック)』 小学館 平成22年11月 2010 160p
『御物若冲集』 宇治屋
└ 25cm 1冊
『和歌山大学芸術学部紀要15』
└ 和高伸二「紀南草堂寺の伊藤若冲の絵画」
『郵趣研究56号』
├ 増田淳「日本の名票50選〔其の16〕 1973年国際文通週間50円/1998年グリーティング90円 −伊藤若冲の鳥たち−」
└ 切手ですが若冲ということで
2018/11/07