ヨコヤマよもやま情報

2002年4月号


 国民年金の保険料は、前年所得が285万円以下の場合には半額、164万円以下の場合には全額が、申請により免除となります。「未納」とは違い、免除の期間は国民年金を払った期間とみなされ、年金がもらえなくなるリスクを回避できます。また、10年以内であれば免除された保険料を追納でき、社会保険料控除ができるので、その年の節税効果にも役立ちます。自営業者やフリーター等、収入の波が激しい方にとって、この制度はとても便利です。


 判例クイズ(答えは下)   従業員か゛勤務時間中、会社のパソコンで私用メールを出しまくっているようです。注意しても否認するので、調査しても構わないでしょうか?


 安定した時代には大きいものが、激動の時代には小さなものが生き残る、という生物学の説があります。巨大な体の恐竜は約6,500年前に滅び、現在地球上の生命体の75%を占めているのは、小さな小さな昆虫たちです。激動の渦中の現在では、企業も小さければ小さいほど有利であり、その典型例が近年急増しているSOHO(スモールオフィス・ホームオフィス)です。小さい企業が「俊敏さ」を備えた時には、無限の可能性の扉が開きます。中小零細企業は胸を張って、自社の小ささを誇るべきです。

 



(答え)  業務中の私用メールは、職務専務義務違反、企業秩序違反行為となる。私物保管用の着替えロッカー等を調査するとプライバシーの侵害になるが、私用メールの確認の目的で、ファイルサーバーを調査したり、記録データーを入手して調べることは、プライバシー侵害には当たらない。(平成14年3月東京地裁)



報酬自由化キャンペーンのお知らせ

 社会保険労務士の報酬が自由化されました。これを受けて、当事務所では記念キャンペーンを行っています。





トップページへ