関西本線

2011.7.1

名古屋駅関西線ホーム。
 新横浜からの新幹線各駅停車の旅は名古屋まで。ここからは久しぶりに関西本線で大阪方面へ向かう事にする。
 前に乗った時は非電化の国鉄時代、キハ35が迎えてくれたが、今回は313系のお迎えである。
名古屋駅
 民営化でJR各社がそれぞれの需要に合わせて独自の車両を走らせるようになったおかげで、各地区に看板車両ができている。この313系はJR東海の看板車両で、物凄い勢いで旧国鉄車を駆逐してきた。103系、113系、165系、117系を既に駆逐し、次は119系を追いやることが決まっている。残るは211系と213系のみだから、JRの中でも一番のスピードだ。それと言うのも東海道新幹線と言うドル箱を抱えているからこそなのだが。

四日市駅
 接続したのは四日市止まりの区間運転だが後続の亀山行きは「快速」なので、四日市まで先行した。

四日市駅
 やって来たのは同じく313系快速(四日市から先は各駅停車)だった。今はパンタグラフはみんなシングルアーム、これパンタグラフじゃないよね。

亀山駅
電化区間は亀山まで、そしてこの先はJR西日本の管轄となる。

亀山駅
213系5000番代が留置されていた。2ドアセミクロス。ローカル線にはこんな仕様の車両を走らせて貰いたいものだが、朝夕の通勤輸送が主体となるローカル線はそうもいかないのだろうな。この車両も119系に代わって飯田線へ転属となった。

亀山駅
 この先加茂までは非電化区間。キハ120と言うやや小型のディーゼルカーの2両編成のお世話になる。関、加太、中在家、柘植と、SL世代には懐かしい区間だ。本線とは名ばかりのローカル線に成り下がっている関西本線だが、駅設備などはそのままで、有効長の長いホームや構内配線に昔日の面影を残している。もはやこの線に長大編成の列車は走ることがないのだろうか。
 中在家の信号場は役目は終えているものの、スイッチバックはそのままに残されているのが確認出来た。しかし、あの大築堤は草が生えてあの頃の美しさはなかった。SL時代は火の粉の事もあり、草は刈り取っていたが無煙化された今は、もはやその必要がなくなったわけだ。全国各地の昔のお立ち台はどこも同じ様な運命にある様だ。

柘植
草津線は電化されている。JR西仕様の113系をのぞき見。

加茂
山里を走るこの区間の風景は昔と変わらずのんびりとしていた。なぜか加茂まで西から電化区間が延びているので、ここでまた乗換えである。

加茂
キハ120は到着後すぐに亀山行きとなって折り返して行く。この加茂・亀山間をひたすら往復しているのであった。

木津
加茂で出迎えてくれたのは大和路快速の221系。これにて木津まで進む。木津からJR難波まではまたの機会にと、ここで片町線に乗り換えることにする。
片町線へ続く

乗車記録と車輌
クモハ313-3026 名古屋→四日市
クモハ313-3017 四日市→亀山(快速)
キハ120-14 亀山→加茂
クモハ221-20 加茂→木津(快速)

名古屋−木津 126.9km