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             ロングコースで初フリー走行! 前編

今回参加したのは、もてぎの走行会のイベントです。
数日前にツインリングのライセンスを取りに行って仮の会員証が交付されたばかりでした。

因みにツインリンク(TRMC)の会員になるには講習日を選んで申し込み、ライセンス講習を受けるだけです。勿論会費(1年、共済会込み¥37,000)は必要ですが、その場で仮会員カードが交付されます。講習はテキストを見ながらコース走行の規則や注意点、会員規約などが説明され、小一時間で終わります。ウイークデーのせいか私1人で、講師のお兄さんとマンツーマンだったので、雑談なども交えてお話を聞く、という感じでした。

その中で気になったのが、私が受けたトレーニングのコース走行のメニューで少し前にグラベルに突っ込んで横転した車があった、と聞いた事です。このメニューはトレーニングシリーズにも書いたように、インストラクターが先導してくれて、最大でも裏ストレートの直線(750m)を120乃至140km/m程度で走行するというものです。グラベルに突っ込むほどのスピードは出しませんし、どうしてはまってしまうのか判りません。その話をしたら、トレーニングでも年に2,3は人いるそうで、そんなに速度を出していなくてもはまってしまうとの事でした。尚、グラベルでは余計なステアリングを切ると横転してしまうのでグラベルに突っ込むときはそのまま真っ直ぐはまってください、と注意されます。私はトレーニングのコース走行の前のブリーフィングでその注意は聞かされていましたが、実際にあるとは思いませんでした。

ツインリングもてぎ主催のコース走行イベントは、HPにもありますが、会員向けと一般向けと、どちらも参加できる、という3種類があります。今回のドライビングミーティングは共に参加できるイベントです。尤も会員はかなり参加費が安くなります。

私は、いつものように2時間半の予定で、遅くなっても3時間あれば到着すると見ていたのですが、
この日は月曜だったせいなのか、家を出て直ぐの幹線道路から既に車が混んでいて、首都高に入る迄に相当の時間を要してしまいました。首都高に乗った途端ガラガラに空いていて助かったのですが、それでもそこまでにもう予定を1時間もオーバーしていたので、1分でも早く着きたいと思って、(本当はこういうのいけないんですけどね^^;;)高速道路をオービス設置個所だけは避けつつ、更に8ナンバーなどにお会いしないよう後ろに目をつけながらいつもより’多少’急いで行きました。こういった時程慌ててドジな事をやるもので、出口からの道を間違ってしまい、Uターンする羽目になってしまいました。

到着した時は、既にブリーフィングが終わって、コース毎に分かれているところでした。私はそそくさと受付を済ませ、北ショートコースに駆け込みました。係りの方に申し出ると、もう直ぐピットでミーティングがあるので、早く着替えてきて下さい、と言われ、荷物出しなどを手伝ってくださいました。それから車をどこに停めるのか聞くと、そのインテグラRの後ろに、とのお返事です。コースに入ってちらっと見た時、ピット脇にNSXが4,5台、インテグラRが4,5台並んでいたので、それもインテグラは全部白で、(そう言えば他の色は見たことが無い!)展示カーだろうか、、、と思っていましたが、これが全部参加者の車だったのです!私は一番後ろにP10を停めましたが、なんだか1台だけ色もグレイだし、NISSANだし、軽量級だしで、みにくいアヒルの子、状態でした^^;;)

トイレで大急ぎで着替えて出るともうみんなコース脇に集まっています。係りの方が、1人遅れてこられたので今日このコースは11人です、と言われました。そして参加者の前に立っているのはレーシングウエア姿の山野さんではないですか、、。あれっ、もう1つのコースはジムカーナだったけど、そっちの担当じゃなかったのかな、、と思いましたが、今日のこちらの走行技術コースの担当と紹介され、挨拶があった後早速走行開始です。11台なので、4台4台3台に分かれて走り、私は最後の3台のうちの1台です。持ち時間は8分で、3ターム走行します、タイムから行くと5,6周づつくらいですか、どのグループもはじめのタームの2周は山野さんが先導走行してくれます。

私達の番になって、山野さんの後をトレース走行して、ブレ-キングポイントやクリップポイントを確認します。今日も以前やったトレーニングの時と同じように、要所要所にパイロンが置かれていました。最初のNSXのグループから見ていると、今回の方々はみなさん腕に自信あり、といった方ばかりで、私達がトレーニングメニューで試行錯誤で走行したこのショートコースを難なくこなして行かれます。それにスピードも速いです。中にはS字に突っ込みすぎてテールを振ったりスピンするNSXもありましたが、NSXはミッドシップでコマのようで、車重の割にこうして簡単にスピンするのはトレーニングの時にもよく目にしていました。私の前のインテグラRの方は、前にもてぎのコースでよく走っていて、転勤でコースの無い県に移ったので暫く走っていないんです、と言われていましたが、流石に私より1コーナーだけ先にスタートしたはずなのに、最終ラップには半周近く離されてました^^;)でも、やはりトレーニングを受けてて良かった!前に走ったお蔭で、S字で多少ブレがあったものの、今までの個所はもうきちんと走行でき、問題は最終コーナーのヘアピンの膨らみだけでしたが、これは前のインテグラの方も、1速ですか?なんて聞いて来られ、やはり迷われているようでした。
私は2速1ギアでずっと通しましたが、直線で今まで殆ど出たことの無いレヴリミターに何度も当たりました。(前の講習でオーバルでのブレ-キングの時、無理矢理120km/h出す為に回した時は当たりましたが、、)、それだけ前の時より回して走れるようになったと言う事でしょう。NSXなんかはF1やFNの(減速時の)ギアチェンジャーのような音がして、山野さんが、あ、当たってる当たってる、と仰ってました。レヴリミターに当たった音ですが、只、私のP10はそんな音はしないと思いましたけど、、。
私の場合は3コーナーの寸前で1度当たるのでシフトアップの必要は無いのですが、山野さんは3回以上当たるようならシフトアップしたほうが効率が良い、と言われてました。P10はリミターが当たる前に7,500から8,000近く回ってくれて、お話を聞くとインテグラとそれほど回転は変わらないと思いました。尤もパワーや操縦性なんかが全然違うとは思います。でも、確かにプロのドライバーからコース走行OK、と評されるだけあって、回る車ではある事は確認できました。

インターバルの時に山野さんと少しお話する機会があったので、この時とばかり普段疑問に思っている事など伺ってみました。先ず、ロールバーは入れた方が良いでしょうか?と伺うと、プリメーラはそんなに剛性がない訳ではないし、必要無いですよ、車重が増えるだけですから、というお返事でした。只、車高調だけはあったほうが良いとの事で、iranekoP10は装備済みでよかった!どんな装備を付けても結局はドライバーが上手ければどんな車でも乗りこなせる、ということで、また、ドライヴィングは発見です(これはProfileに書きましたが)と仰って、成る程!と思いました。山野さんは、頑張ってください、と仰って握手をしてくださいました。私はもうそれで午後のプログラムに向けてバッチリ元気が出てきちゃいました♪^0^/  
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