Team−Ukyo 主催 
那須MSランド 

ヴィッツレース
オーディション走行会


Team−Ukyoヴィッツでコース試走中の片山右京さん

Team−Ukyoのヴィッツレース参加候補車(者)のオーディション走行会があるというので見学がてら行って、
午前の4輪走行で先に密かにコースを走ってみようかと思っていたところ、
Team−Ukyo走行会のほうで走りませんか!とお誘いを受け、
私はオーディションに参加するわけではありませんが、そちらのプログラムで走る事になりました。

尚、このオーディションにはTeam−Ukyoのボス、ドライバーの片山右京さんも顔を見せられる事になっているらしいので、
どんな走行会になるのかワクワク♪!とーーっても楽しみにしていました。


当日7:30に東北道に乗った途端、何と!早朝5時過ぎに起こったという事故(レイによって大型貨物と乗用車らしい、、)の処理で、久喜までの13kmを2時間要するという大渋滞中! とても10:30の受付には間に合いそうも無く、携帯を入れると、既に前日から入ってコースでスタンバっているメンテのTORMさん側にも事態が伝わっているようで、時間は大丈夫ですから、気を付けて来てください、とのお返事です。
事故現場を通過しましたが、ガラスの破片がまだあちこちに点在、左フロントが大きくへこんだ大型貨物車が路肩にあるのを見たら、これから走りに行くのに、ブルーな気分になってしまいました。

結局コースに到着したのは11:00を回っていましたが、それでも迷わず行けたのは、買ったばかりのナビのおかげです!ナビ君に感謝感謝!!^0^

この時もまだ未到着の方が多くて、スタッフの方が、『受付を始めたのに誰も来ないんですよー^^;』、と仰ってました。
ブリーフィングで講師をされる筈の右京さんもこの渋滞に巻き込まれて遅れているとか、、
しばらしてようやく到着された右京さんは車をiranekoの車の隣に駐車されました^0^V。
ブリーフィングが始まったのはもう12時前だったでしょうか・・。 iranekoが予定通り午前の走行だったら、走れなかったかもしれません。


片山右京の「走り方教室」


参加者にコースと走り方を説明する右京講師

日参加されているのは、来年のヴィッツレースにTeam−Ukyoから出たいと応募された一般の走り屋さん達や次回もてぎで走るドライバーさん、既にヴィッツレースで走られているドライバーの方々、それとiranekoみたいなオマケのお客的走行者です。

右京さんはコントロールセンターの中にあるミーティングルームで、コース図を描いたWボードの前でコースのライン取りや諸注意、その他車のドライビングテクニックに関する説明などをかなり詳しく話されましたが、テクニック専門用語を駆使されるので、只でさえ車の挙動に鈍感なiranekoは???状態でした^0^;

大要は、余計な動きをさせないで、車の加重移動やタイヤからのインフォメーションをキッチリと体感して、それらを上手く使って車速を乗せたりコーナリングしたりするように、という事のようですが、(ベスモの黒沢元治氏と同じレクチャーですね!)言葉で聞くと簡単に聞こえますが、実際にその通りやるのはとぉぉぉっても難しいですよね/^^!

さて、外に出てヴィッツ参加候補者組のドライビングからスタートです。
といってもヴィッツに乗るのではなく、自分の持ち込み車での走行です。
GT−R MR2からアコード他ワゴン車などでも参加されているのは、普通の人でも気軽に楽しめるレースだからでしょう。。 TORMさん貸出のアコードには足にハンディのあるドライバーさんが乗られ、松葉杖をシートの横に置かれて運転席に座られていました。
『思い切り走っていいといったンだけど、貸りた車だからって気を遣って走ってるンですよ。』と、TORMさん。
その方はコースをゆっくりと遠慮がちにトレース走行されていました。右京さんも、障害のある方も結構あちこちで走られてますよ、と話されてました。ハンディのある方でもヴィッツレースに出られるといいのですがレギュレーションはどうなんでしょうか??。

コースの周囲は、車が走っていなければ(いても)秋の紅葉の公園のようです。インフィールドへの侵入は小山を回り込んでくるという洒落たレイアウトになっています。


ふと見ると
右京さん、乗って来られた常用車でコースをテスト走行されています。此処はかなり以前から走られているというコースなので、レーシングスーツではない普通の服装で、靴も皮の紐靴です。、、でも頭が黒く見えるのは一体何故でしょう。。^0^
右京講師、常用車で軽くテスト(下見)走行
GT−Rの方とMR2GTウイングの方は、インフィールドでやたらにスキール音が響いてテールを滑らせているので、最初は突っ込み過ぎてBが間に合わなかったのかと思っていたら、どうやらドリフト走行をされているようす、
そのパフォーマンスが周回毎にちょっとづつ大きくなってきているような・・。

さて、ようやくiranekoの走行タイムです。ヘアピンへの侵入
本格的なカメラを持っていらしていた女性の方に(後で聞いたらTeam−Ukyoスタッフさんの奥様だった^^;、、)VTRの撮影を図々しくお願いして乗車。
何しろ先導走行も何も無いので、ぶっつけ本番状態でとにかく走ってみるしかないのです。
幸い客演走行車は僅か3台で、2台はコース所有のマーチ(レース仕様)だったので、気楽に走れました。
でも2周目にインフィールドに入るちょっと大きなコーナーで、マーチがコースアウトして、黄旗が出ていました!
暫く走行してバックミラーに右京さんが同乗走行するヴィッツが走って来たので、ホームストレートでiranekoはラインを空けました^0^




iranekoHP10此処から登りの最終コーナーアプローチヘディング中

勿論此処はiranekoには初めてのコースで、全周2kmあって、ショートコースというよりはミドルっぽいコースでしょうか、ギアを迷って、(3速に入りそうな箇所もあるので)1500Rさんに聞くとストレート以外2速でOKです、と仰るのでその通り走りました。

レイアウトは画像の図で概ねお分かりいただけると思いますが、インフィールドコーナーはずっと下りになっていて、最終コーナーの手前からホームの侵入までが登りの複合コーナー(ブラインドです)、もてぎの最終コーナーを縮図にしたような感じです。

コース図は戴きましたが、コース図は所詮絵に描いたモチ、走ってみないとわからないので、殆ど見ていませんでした^^。
カートの公式コースだというので、ボードの図の印象では各コーナーが小さいのかと思っていましたが、実際走ってみるとそんなにタイトではなく、周回していて楽しいコースです。

直線、シケイン(S字)下りながらのブラインド高速コーナー、ヘアピン、、そして登りながらのブラインドコーナー、と結構イベントが多い割に、1kmそこそこのショートコースと違ってある程度速度も出せるので、周回速度も速いし、飽きずに走れます。上手くなったらきれいなライン取りで走っていけるコースかもしれません。難点は下りの細かいコーナーと登りの最終コーナーでトラクションが抜けることです。それと、登りブラインド複合、という最終コーナーのBPが全然分かりませんでした。

                                                                           ↓ここがキツイ!
そこで、ブリーフィングで右京さんが、何かあったらその辺にいるので掴まえて質問して下さい、と言われたので早速お聞きしてみました、車の基本的な挙動の話をされた後、iranekoのプリメーラを見られて、『あの車はコースで走らせるのには難しい車かもしれないなぁ。。時間があったら後で乗ってみてあげるよ。』と仰って下さったのですが、そういった時間は全然無かったので実現には至りませんでした、、残念!

その後すっかり観客化してコースを見学していたら2走目をうっかり外してしまいましたが^^;右京さん運転のヴィッツを同乗走行させて頂けるというので、ヘルメットを持ってピットで待機。iranekoの前の方を乗せると、窓から、『あのGT−R速いよぉお!悔しいなぁ、、このヴィッツ、ターボにしてよ、、』なんて仰ってます^0^!そして、iranekoの番になって、『ちょっと待ってて、』と仰って、何故かTORM仕様のヴィッツに乗り換えられました。

「宜しくお願いしまーす」とご挨拶していよいよコースイン!

どんな風に走られるのかと思ったら、もう言葉では到底説明できません!が、敢えて書くと以下のような状況でした。

1.2コーナーを回った後、シケインまでの直線を一気に走り抜け、その速度のまま真っ直ぐシケインに入るんですかぁああああ!!。あ“――っっつ!横のパイロンにぶつかるぅぅ、と思った途端シケインを抜けていて/^^;高速コーナーは3速まで上げながら、インフィールドを前にとてもBしたと感じられないような減速。コーナーはステアリングを切られているので、ギリギリまで侵入しながらテールを出させて頭が向いたと同時に即カウンターステア、というのは分かるのですが、その動きがもうめちゃめちゃ速い&正確!コースでジェットコースターに乗っている感じだといえばピッタリかもしれません。それもとてもヴィッツとは思えないほどのスピード感!!今までショートコースで乗せていただいたドライバーさんの中でもコーナーを抜けるのは一番速かったように思います。

その上単なる同乗走行なのにタイムアタックされているような気合の走りで、一度はシケインの先の縁石で一寸アンダーを出されましたが、それだけ真剣に走られているということでしょう。
『お手本になるように走ったつもりだったんだけど、ちょっとならないところもあったね^^』
と、苦笑いされてました。

iranekoが、走りが全然違うのでとても参考にはできません、と言うと、
『このくらい、ちょっと練習すれば誰でもすぐ出来るようになるから。。』
と仰いました、、が、「誰でも・すぐ」なんですかぁ。。右京さんだからじゃないのでしょうか、、と思って、はぁぁ・・・とため息が出そうでした^^;;本当に謙虚な方です!

最終コーナーのBPは一応しっかり見ていたのですが、3周して3回とも違う箇所で踏まれ、最後にピットに入る時に
『確かに最終コーナーのBPは見つけにくいね。。』
と仰ってました。片山右京をも惑わす那須MSランドの最終コーナーって!^^凄い

3走目でも大ドリドリを敢行したGT−R君とMR2君を見ながら、右京さんは
『あのコは今日はもう良いとか悪いとかは別として、とにかくストレス全部解消だね!』^^と言いながら笑われてました。『いるんだね、ああやってタイヤ屋さんを喜ばせてあげるコたちが、、ね!』そう仰っている右京さんの横にはちゃんとタイヤ屋さんだという方がいらっしゃいました(爆!)
↓!あ・・煽らないで〜^0^;(後は右京さんです)

その後iranekoの3走行目は1人だったのでB組さんとご一緒走行でした。さっきは折角右京さんの走りを体験させて戴いたので、気合を入れて走っていると、後から1500Rさんがヴィッツでコースインして来られ、iranekoの後に付かれたので、そそくさとピットインして逃げました^^。

パドックで走られた方達と雑談していて、明日から鈴鹿に走りに行くので今日は観光走行するつもりだったんですけどねぇ、、と言いかけたら、
『一旦コースに入ったらそれは無理でしょう^^!』
と、先を言われてしまい^^;1500Rさんにも、後のほう、ずいぶん攻めて走られてたじゃないですか!と、しっかり見られてました^^;

その1500Rさんはヴィッツレースに出るお仲間走行でタイムが一番遅かったとがっかりされていたので、ショートコースとは違うンだし、もてぎはもう庭でしょ!と言っておきましたが、これっ
て慰めになっていたでしょうか^^;;



終わりのミーティングでは右京さんは、みんな走りにメリハリが無いし、まだまだ走り込まないとダメだね、と仰って、右京走り方教室‘はこれからも続けてみんなを鍛える、と仰ってました。

こうして思い掛けなく走行会に混ぜていただいて、楽しく走れ、鈴鹿に行く前日でしたが今日本当に来てよかった!です。
安藤さんにご挨拶して、もてぎに1500Rさんを応援に行きますから、と言うと
『来て貰えるのなら、お手伝いに来て下さい。』
と仰られ、鈴鹿からもてぎに直行することに。。

しかし果たして体力は持つのでしょうか!??<自信はないのですが、ま、なんとかなるでしょう、、
って、やっぱし脳天気?σ^0^;

画像集はこちらです


*追記
今回お誘い下さったTORMの1500Rさんはレーシングスーツでヴィッツに乗ったり、メカニックウエアに着替えて
ヴィッツのメンテをされたりと大忙しの合間に、iranekoHP10の計測器の取り付けからタイヤ圧やサスペンションの調整などに来て下さって
またTORM代表Kさんにも色々お気遣いいただき1日が楽しく過ごせました。御礼申し上げます。<_>


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