復活しました!走行体験記

                                        
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(スキルアップミーティング7/12 in ツインリングもてぎロードコース)前編    
     
皆様長らくお待たせ致しました?

iranekoP10がエンジンブローから2カ月余、ようやくコースに復活致しました。
これからも優しーく暖かーくとまでは申しません、
まあ適当に気が向いたらチラッと見守ってやってください。
          
           今後ともどうか宜しく御願いいたしまするー<__>(iraneko&iranekoP10)

           

さて、その折角の復活走行会に向かうiranekoは体調不良気味でした。泊まった都内の身内宅でナイトキャップ代わりにと密造酒、じゃない、、ホームメイドの果実酒をあれこれ何種類も飲みまくってしまい、目覚めは最悪!どよーん★としてました^^;

iranekoは体調が悪いと車線左寄りに走る傾向があります。高速でこれが顕著に出てしまい、大型トラックに警告のクラクションを鳴らされる始末!自分では車線の真ん中を走行しているつもりなのに、感覚が鈍っているらしく左に寄ってしまうようなのです。

ミラーで確認すると確かに右が大きく空いています。そこで暫くそれに気を付けながら走っていたら、首都高速の分岐点をミスコースして環状線の逆回りに乗ってしまっていて、途中下車して入り直しの羽目に・・ところが何とこれが結果オーライ、入り直したルートが混雑箇所をバイパスしていたのでスムースに常磐道に入れたのでした。
その常磐道でもどよーん★は続いていて、全然スピード出す気力も無く、終点までおとなしく真ん中の車線をオービスなんか全く怖くない速度で低速巡航走行してました^^

高速を降り、途中のコンビニに立ち寄って道に戻るとミラーにオレンジ色のポルシェが真後ろにピタリと付けているのが映りました。この車も今日の参加者かな?と思いつつ走っていましたが、前に建機を積んだトラックがまるで私の気分のようにどよーんとしたスピード(60km/h)で走っています。勿論対向車も来る狭い1本道なのでオーバーテークなんて無理、で、そのまま追走していましたが、後ろのポルシェさんはどうもイラついている様子です。そのうち角にコンビニがある交差点でポルシェさんは辛抱たまらん!とばかりコンビニの駐車場をショートカットして信号待ちを抜けて行かれました。普段なら私も同じ事をするかもしれませんが、時間もあったのでそのままトラックの後をどよーんと追走していました。あ、ポルシェ、後姿はボクスターでしたね。
ようやくトラックが外れてくれて、通常のスピードが出せるようになりました。視界にさっきのポルシェが入ってきました^^やっぱり。。一寸急いでもこうなるのよねー。

結局ゲートをくぐったのはポルシェと同じタイミングでした。
(あ、もう1枚使ってしまった^^;)

到着して受付を済ませて車に戻ると、既に周りの車がいません。みんなガレージに入っています。私も早速ガレージを探しましたが、いつもは余る筈なのに今日は一杯で、空いていません。どうにか割り込ませて貰いましたが、トランクの荷物を下ろしたもののどうも余り感じのいいお兄さんではなさそうだったので他を探しました。お隣が一寸空いていたので声を掛けたら了解してくださったのでそっちに移動しました。ガレージには赤いCIVICと白のType-R、青のポルシェが入っていました。

この日のイベントは会員向なのでブリーフィングは至極簡単で、アドヴァイザーの山野さんと日下さんが紹介されました。着替えを済ませ控えのピットにタイム計測用の機材とナンバーの紙を受け取って(29でした)ブローした時お世話になった山野さんと日下さんのテーブルにご挨拶に行くと、あの時大変お世話になったモータースポーツ課の方もいらして、あ、直ったんですか!と言われました。またガレージに戻る途中、私がブローした時のイベントでご一緒だったロータスエリーゼ乗りの方がいらしていて、直ったんですかぁ!と声を掛けてくださいました。色々な方々のお陰でこうして又乗れるようになって、本当に有難い事だと実感しました。

ナンバーを車に貼ったりしていると走行時間が迫ってきました。この日はAとBに分かれ、私達のガレージはみんなBグループなので同じ時間に出走します。

そうそう、この日のエントリー車種です。ポルシェ系7台、ロータスエリーゼ、コルベット98、スポール(ルノー)、NSX系4台、S2000系2台、GT-R、RX7、ランエボ-7、インテグラ-R、R33、180sx、トルネオ(ユーロ)、シビック-R2台、プレリュード、インプレッサ系2台、ロードスター、マーク2、シビック(完璧レース仕様車)、MR2、、、この後にプリメーラ1800って続けたらガックンと来そうですよね〜^0^;

ピットロードで並んでいると、ピット担当の若いお兄さんが2人、私の車を調べるように見ています。初めは何か不備でもあるのかと思いましたが、そうでもなさそうです。ははーン☆!と思って外に出て、‘どノーマルに見えるでしょ!?’と1人に尋ねると、‘そう思って見てたんですけど、01履いてるしィ、、、’と、このお兄さん方は、どうしてこんな一見ノーマル風の車が走りに来たのか不思議に思ったのでしょう、仕様を聞くと、‘やることは一応やってあるんですね、とちょっと安心した様子でした。前出のエントリー車種見たら、その心配も御もっともですよね。それにしてもなんだなぁ。。/^^;)

さて、ブロー以来の初走行です。暑さは別にして体調やはり余り良くないのですが、回転数と速度に気をつけて、不用意なシフトミスをしないようにいうことだけを念頭にコースインしました。兎に角この日はコースへのリハビリが目的で、タイム計測は全く目的の範疇外です。ブリーフィングで山野さんがおっしゃっていたアドヴァイス・・暑いので水温、油温だけには注意して、それにはなるべく回転を上げ過ぎない事です、はしっかり頭に入っていました。iranekoP10には油温計は付いていないのでともかく水温計だけは気をつけなくては・・。
恐る恐るといった感じで1周してみましたが、折角覚えた筈のコースの走り方を全く覚えていないことに気付きました。前の車の軌跡をフォローしてみてもなんとなくラインが頭の中で繋がらないのです。そのうち何台も後からスーパーヘビー級の車が現れては追い抜いて行きます。まるでコースで迷子になったかのように走っていました。V字でも進入を迷ってまた振られてしまいました。
そして問題のブロー現場、750mストレートのダウンヒルに差し掛かりました。その前のヘアピンは上手く回れたのですが、ここは慎重にアクセルを踏んで加速は120km程度で止めて100m看板で一旦ブレ-キングして3速にシフトダウン、それから更に踏んでコーナーの入り口で減速を確認して2速に落としました。替えたプロジェクトμのパッドはかなり効いてくれて減速は早いのですが、今までのパッドのタイミングに慣れていたのでまだよく掴めません。このパッドの特徴は成る程某カレストのお勧めのお兄さんが言った通り、踏んで直ぐにパッと効くというより踏み込んで効くというタイプのようです。勿論、未熟なヒールトゥなんて全く出てくる余裕はありません^^、はい。

水温計を注意しながら数周したら、フロントに貼ったナンバーの紙があおられて剥がれて来たので、オレンジが出るといけないと思い自主的にピットに戻って貼り直してまた出ました。とにかく乗らない走行で、ギアもちぐはぐになってしまい車もロールして得意の130RからS字にかけても滅茶苦茶なライン取りをしてしまい、縁石はおろか目印のマーシャル棟のありかさえ忘れてしまっていて、ブローする前はラインもきっちり覚えてギアも迷わなかったのに、、とちょっとナサケなくなってしまいました。でもまあ2カ月のブランクもあったし、取り敢えずは走れたのですから、欲張ってはいけませんね。というわけで、午前の走行を終えてガレージに戻りました。

ガレージに戻るとお隣の赤いシビックの前輪が外されモータースポーツ課のメカの方が修理ををしていました。前輪のロッドのギアのカヴァーみたいなゴムの部品が破損したらしく(なんでもブーツと呼んでいましたが)若いスタッフが部品を取り寄せに隣のインターまで行っているそうです。本当にもてぎの参加者へのケアは素晴らしいです。尚この赤のシビックの所有者のおじ様は歯医者さんだそうで、お仲間と思しき白のtypeRと青いポルシェの方には先生と呼ばれているんですと自己紹介されました。
シビックもtypeRも中はシートも無くがらんどうでロールバーが両サイドのドアに取り付けられているだけで、後部には突っ張り棒のタワーバーが1本入れられています。運転席の窓はオープンでメッシュのプロテクターがはまっていて前輪はBS、後輪はダンロップのSタイヤで、ホイールも前後違っていて、エンジンこそチューンしていないそうですがあとは全てレーシング仕様のパッケージに替わっています。ボディーにも鋲打ちがされていて後部のガラスハッチも掛け金仕様になっていました。
私のP10を珍しそうに^^;見に来られたので少しお話して、普段は何に乗ってらっしゃるのですか、とお聞きすると、いつもはステップワゴンに乗ってますよ、あ、‘時々NSX’にもね。だそうでした!根っからのホンダファンです。
ところでこの方はすんごい!方です。後で分かるのですが先に言っておくと、最後の走行に間に合って車が直って出走されたこのシビックで、ヘビーGT真っ青!の素晴らしいタイムを出されていました。何しろS字で走っている私の後ろから猛然と抜けて行かれ、前の何台かもごぼう抜きに遭ってました!!一瞬目が点でした。

「シビックレースなんて軽く見られるけど、実際に走ると前輪のロッドが1レースで1本ダメになってしまうんだよね」などと話されていたので、ひょっとしたらきっと過去にはレースに出られていたかもしれない年季の入った走り屋さんなんでしょうか?!

ランチの準備が出来たという放送が入りました。ピットのレストランでワンディッシュランチを受け取りこの日は1人で食べてました。隣のテーブルに山野さんと日下さんが来られて、先程は席を外されていた日下さんが、‘直ったんですか?’とお声を掛けて下さったので、月末のドラミとランアタに行きますので宜しく、とご挨拶しておきました(続編へ続く)