ちょっと楽しい♪匿名希望Mark2さんのドライヴィングスクールレポートの続きです
MainManue       TOP INDEX
                    続:HDS 中級リスクシミュレーション編 其の弐

12:00〜13:00 昼食
 ツインリンクもてぎ内を走っているバスで移動し、メインスタンド上段にあるVIPルームでお弁当となりました。普通の人は入れない・見れない場所での食事ってのもいい感じ。 VIPルーム内は結構広く、入ってすぐがロビー(?)で丸テーブル・椅子が4〜5セットあり、奥にコースの見渡せるガラス張りで、学校にある様な階段状の長テーブル3列3段(かな?)・跳ね上げ式の椅子があります。私は、お弁当を持って真ん中の2列目に座って“ぺろり”。 暇になってしまったので、下にあるグッズショップを物色、もてぎグッツをゲットしました。
得した気分度 :★★★★

13:00〜13:30 ハイドロプレーニング現象体験 ハイドロ(雨での高速走行中、水溜まり等通過する際、タイヤの水掻き量を超えた水によってタイヤ が浮き上がる)体験ですが、コース内にワザと水溜まりを作り(低速でもおき易い様に深めです)、 一定速度・一定舵角で進入し切りましをするというものです。体験前、インストラクターが“ハンドルを切った時、予想以上に曲がらなかったらどうしますか?”と言われました。私は“ブレーキを踏むかな?”と思ったんですが…・それはハズレ! 多くの人は切りましをするそうです。確かに!そうかもと思いつつ、インストラクター運転のシビックに同乗します。
 まず低速で進入した場合、ハンドルを切っただけ曲がっていましたが、高速で進入した場合ハンドルを切っても真っ直ぐ進み(ハイドロ中です)、その後切りましをしました。水溜まりが薄くなってきたところで、急にグリップが回復し切り過ぎたハンドルによって車は巻き込み(アンダーも出てましたが)、その修正の為にハンドルを逆に切ってスピン。コースは広いので、巻き込んだまま走行は出来ましたが、一般道ならガードレールにささっているので上記の対応を行なった様です。恐いですよ結構。(^-^;
一通り同乗走行を終えたところで“希望者はどうぞ!やってみて下さい”と言われましたが、誰もいませんでした。本当はやろうかなと思ったんですが、誰も希望しなかったのと、ハイドロからのグリップ回復時のショックとハイドロし易くする為の深い水溜まりに進入する時のショックが、車にダメージを負いそうだったので考えていたら…・・終わってました。自分の車じゃなかったらやってたと思いますよ。(^-^;もし、ハイドロになってしまった場合の対応ですが、速度が落ちてグリップが回復するまで何もしないだそうです。太いタイヤや擦り減ったタイヤもなりやすいとの事です


勉強になる度 :★★★★ やればよかった度  :★★★★★   恐いかも度 ★★★★
      
13:30〜15:30 低ミュウ路ブレーキ・スキッドリカバリー 

低ミュウ路ブレーキですが、アスファルトより非常に滑りやすい濡れたタイル路面で行われました。午前のブレーキの様に強く踏むとすぐロックしてしまい、さらに「止まらない〜!」が体験できます。インストラクターから“ロックしない様に…”と指示が来ますが、それが難しいんですって! “もう少し強く踏んで下さい”とか“ロックしているのでもう少し緩めて下さい”等無線で指示(アドバイス)くれるんですけど、ベストな踏み方が出来たとしても私の右足くんは速効でわすれているので、また強かったり弱かったりと自分のテクなしには涙ちょちょぎれ(死語)(T-T) 余談ですが、別チームも別チャンネルで無線やってます。試しに、チャンネル切り替えて聞いてみました。別チームのインストラクターはベテランの方だったのですが、駆動方式による挙動の違い等を語っていました。私のいるチームのインストラクターは若い方だったので、トレーニングでいっぱいいっぱいと言う感じ、経験の差かなあ〜(^-^;
 そこで、私はコッソリ、でもチョクチョク別チャンネルの無線を聞いたりしてました。次に、スキッドリカバリーですが基本的に低ミュウ路で使用した路面を使用します。違いは装置上を通過する事です。この装置は、自分の車の後輪が乗った瞬間、左右どちらかにスライドします(かなりショックがあります)。すると、車はスピン方向に進むのでカウンターステアを当ててスピンしない様にします。加えて、噴水によって進むべきコースが出来るので、そこを通過出来るようにしなければならないのですが…・・まずスピンするかウォーターバリア(噴水で出来た壁)に突っ込みます。私もかなり苦戦しまくり!カウンター量間違えてお釣をもらい逆スピンとかカウンターを当てているのにブレーキを強く踏み過ぎてロックさせてしまい、そのままウォーターバリアに突っ込むとかやってました。“ロックしたらハンドル回しても聞かないのでブレーキを緩めて下さい”と無線で言われ、「ああ、低ミュウ路ブレーキってこの為でもあるのね」と思いつつ何回かやってると出来るようになりました。他のうまい方は早い段階で出来ていました…・・なんで?って思ってたら、ABSついてるからブレーキに気を使わなくてよかったみたいです。いや〜まいちんぐ(死語)って感じです。(^-^; あまり出来ない人が多いと、進入スピードを落とします。すると、とたんに皆が出来る様になります。たかが10km/hされど10km/hってとこでしょう。で、失敗する原因はインストラクターが教えてくれますし、余りにも失敗するようだとインストラクター運転のシビックでの同乗もしくは、インストラクターが横に同乗してのトレーニングとなるので安心です。
無線を聞いてて、失敗するパターンの上位は、『躊躇してしまいカウンターの遅れ』・『パニックになりカウンターとは逆方向に切った』・『カウンターのスピードが遅い』・『カウンターの戻し遅れによるお釣にてのスピン』等です。ある程度出来るようになった私は、調子に乗って更に進入スピードを上げて突っ込みましたがウォータバリア一直線でした。“そのスピードで進入したら私たちでも無理だよ”とインストラクターに突っ込まれてしまいました。う〜ん!調子に乗らない様にしましょう。(^-^;

むずい度
 ★★★★★  不甲斐なし度 ★★★★★  おもしろ度 ★★★★★         
15:30〜16:30 運転と反応、緊急回避

緊急回避は、パイロンが置いて有る場所からフルブレーキングをしながらハンドルを切って、前方のパイロンをひかないようにするトレーニングです。これも、如何にロックさせないで(ロックするとハンドルを切っても真っ直ぐしか進みません)ブレーキングするかです。レンタルシビックに乗っている方は前半ABS OFFでやってました。年中ABS OFFな私はいつも通りって感じで問題なかったんですが、ロックさせまくりでパイロンひく方もいました。さすがに後半のABS ONになると、急にサクサクこなしているのには笑えました。(^0^) しかし、ABS ONの車に比べて明らかに停止距離が長く、むむむ!
次に、運転と反応なんですが、“危険を発見してからブレーキを踏むまでには人間の伝達能力によってタイムラグがあります。その間、車は進んでいて停止距離が伸びます。これはどうしようもない事で、それを頭に入れた上で運転してほしい。”と、言うような事を前置きとしていった上で、どのくらい遅れるものなのかを体験するために50km/h(ぐらい)で進入、センサーの前を通過すると前方のサインライトが点灯する。その際、どこでブレーキを踏んだのか左側に5m間隔で 置かれたカラーパイロンの何色のときだったのを覚えておく。で、センサーからどのぐらい離れているかを確認するというものです。結果ですが、10〜15mは遅れてました。(^-^;これは恐い事なのですが、この間に飛び出されたらブレーキ・ハンドル操作はすでに間に合わない事を意味します。ブレーキだけに限定して言うと、停止するのにさらに15mぐらいかかるのでトータル25〜30mは停止するのにかかるって事です。身構えていてこれですから、ボオーッとしてたらもっといくでしょうね。う〜ん!皆さん気付けましょう(^-^;     
    考えさせられ度 :★★★★★  何故か笑い度  :★★☆☆☆ 怖さ無限大度  :★★★★ 

16:30〜17:00 走行説明

17:00〜のロードコースを体験走行するにあったってのチーム分けやコース説明・注意事項等です。今回は、MT/ATに別れ、更に2チームに分割されて計4チームでの走行となりました。インストラクターの後について走行する訳ですが、走行順も決め、私は2チーム目の6番目に決定!後方の人ほど遅れるそうで、自信のない人は前方へ自信のある人は後方へという方が良いそうです。で、準備が出来たらロードコースへ向けてレッツラゴー(古い)(T-T)

ドキドキ度 :★★★★★  わくわく度 ★★★★★          

17:00〜18:00 高速走行(Night Run)

この時間になると日も暮れて題目通りのNight Runとなりました。このトレーニングが最後であり、メインイベント(個人的に)でもあるし、一番期待していた事もあって、チョロッと緊張気味でした。(^-^; もちろんサーキット走行も初めてだったので…・・とは言え、コースについてはベストモ―タリング別冊インターナショナルサーキット攻略法EAST(ビデオマガジンを大量においてある書店じゃないとつらいです。)を何回も見て予習してます(^0^)/

まず、ピットロードで注意事項等を再度話し、自車の点検(タイヤの空気圧等)やヘルメット着用(貸してくれます。半キャップですけど)した後、ウォーミングアップとして、コースを一周走ります。ピットロードから本線に入る場合、左ウィンカーを点滅させ後方(本線後方)を確認して合流します。第1コーナー〜2コーナーまではインベタで進みます。その後はゆっくりしたペースで(とは言っても一般道よりはスピード出てます)インストラクターの通ったラインをトレースする様に指示が来ます。が、かなり後方なので前車のラインを当てにするしかなく妖しさ無限大です。そうこうしてる間に、ビクトリーコーナー手前のピットロード入り口からピットロードへ進入しウォームアップ終了です。再度、タイヤ・タイヤの空気圧・ブレーキ等をチェックして問題無ければトレーニングがスタートします。その後は2〜3周毎にピットに戻って来て、インストラクターが何か問題があるかをたずねて来ます。(ブレーキ・タイヤ等のクールダウン含む) 走行説明で言っていた通り、後方になるほど遅れだして来ました。それをストレート等でスピードを出してカバーするという展開になってくる頃には、インストラクターがスローダウンして調整を行ないました。

しかし、前車がコーナーでスピードを落とし過ぎる傾向にあった為、非常に走りずらくリズムに乗れない…・・う〜ん!で、遅れ気味となるんですが何とかついていく事は出来ましたが…・・後方の2人の方(本当は1人なのですが、ウォームアップ走行前にもたついていた人が最後方となり、5番目の走行となったのです)がかなり遅れ気味でした。特に、最後方のレンタルシビックの方がインターバル中に“どうしても遅れるんですけど”と言うような事を言っていました。“余りにも遅れるようなら、走行順を変えるなどしてその都度対応します。先ず、アクセルを踏み込んで目いっぱい回してみてください。”とアドバイスしていました。今回、私個人の目標は“レッドゾーンまでブン回す”だったのでガンガン回してみました。普段レッドゾーンに入れるなんてことないですからこの機会にと思ってたんです。しかし…・・レッドゾーンまで回してもトルクが落ち込んだ回転数となるのでメリット無しと判断し、その後はトルクが落ち込みそうになったらシフトチェンジしました。又、“ヒール&トゥが出来る人はやってみて下さい。”といわれたので、調子に乗ってやってみましたが…・・練習中の身の上である私に出来るわきゃないです。(T-T) 回転があってないので、1回しか吹かしてないのにブンブーンと2回唸り、恥ずかしすぎです。(*^-^*) 要練習ですね。あっという間に、1時間が経ってしまい『まだ走り足りないなあ』ってところで終了となりました。
 楽しすぎ度 :★★★★★ ダサダサ度 :★★★★★ レッドゾーン度 :☆☆☆☆ 
 もう終わり?度 :★★★★★       

18:00〜18:30 エバリュエーション
インストラクターのチョットした話しや、HDSを受講してのアンケート記入で終了です。以上が、HDSリスクシミュレーションの全貌?です。全てを通しての感想ですが、1番は楽しかったって事です。(^0^) 多少お金はかかりますが普段体験できない事を体験させてくれて、さらに“楽しい”って思わせてくれる事って少ないですから!  それに、その経験は今後に生きて来ますからね。最後に、ここまで付き合って下さって有り難う御座います。では、ご機嫌よろしゅう。m(___)m

 あ!次回は、iranekoさんと出会った上級ハードドライビングをお送りする予定です。よろしくね〜(^0^)/