走行体験レポート
買ったプリメーラ(photo speck)を少しスポーツ走行向けに改装したので、やはりコースで乗ってみたい!と 思い始めたのですが、初めから富士や筑波を走るのはあまりにも無謀というもの。そこで、まずはショートコース(それでも不安!)を走ってみようと、ネットで探すうち、丁度1週間後くらいに初心者もOK!という走行会があったので、これだ!と参加してみるこ事にしました。以下はそのコース初走行の体験記です
場所は埼玉県の桶川の河川敷にあって、かなり見つかりにくいところです。指定された当日、近くまで来ているのに私と同じようにウロウロするそれらしき車を何台も見かけました。私もミスコースした挙句、やっとコースらしきところの入り口にたどり着きました。 

プレハブの事務所で受付を済ませ、ゼッケンを書いた紙を受け取って外に出ると雨が小ぶりに降ってきていました車をピットレーンの外にある砂利地に止めて、テープでほかの人の見よう見真似でゼッケンを貼り、ライトをビニールテープでマスキングします。ところが途中でビニールテープが切れてしまい、たまたま入っていたガムテープを使いました。後で困る事になるとは露知らず、、。

ゼッケンといっしょに渡されたエントリー表を見ると、50台近くエントリーしています。私は1ケタの番号だったので最初のタームの走行です。開始の時間が迫っているのに、みんな結構のんびりしていて、タイヤを替えたり、友達同士で話をしたりしていて、ヘルメットやグローブを準備している人は見当たりません。でも、私の側に止めたロードスターのお兄さんが若葉マークを付けているので、きっと初めてかもしれないと番号も近かったので、彼を真似すればいいのだな、とチェックしていました。

15分前のアナウンスがあって、慣れない手つきでヘルメットとグローブを付け、4点のシートベルトを留めました。こういう準備をすると、なんとなくレースドライバー気分、、、はいいのだけど、一体ピットの入り口は何処なんだろう??移動する前の数台に付いて行くと、ピットロードに出ました。この最初の組だけがクリップ走行で、8台ほど。あとはみんなドリフト組です。プリメーラはFFなので、ブレーキ踏んでもテールは簡単に流れないので、ドリフト走行は出来ませんよね。初め数周はパレード走行してコースを覚えるのですが、方向ドオンチの私にはこんなコースですら頭に入らなくて、とにかく前の人と同じように走ればいいのだとしか思ってないわけです。

早速走行開始、まずピット前のストレートを加速して、左に外周コーナーを周り、半周してインフィールドに入る左コーナー、ゆるいシケイン風のS字からヘアピン、S字を抜け、もう一度左に切って最終コーナーからホームストレート、というのがこのショートコースのレイアウトですが、これがたった1kmにも満たないコースに詰まっているんです。まるで自動車教習所みたいに。前の人のブレーキポイントをなぞりながら大体同じような速度でコーナー1つ後ろについて走りました。ギアは一応ストレートで3速まで入れるのですが、入った途端にまた2速に戻す事になってしまうのです。それから、インフィールドの走り方が全くわからなくて、一応アウト-イン-アウトを実行しているつもりなのですがヘアピンを回る段階で既にトラクションが抜けてしまい、只ただS字ではアウトに膨らんでいくタイヤをイン側に戻すのが精一杯で、何度かブレ-キングポイントを変えたりしてみたのですが、全く状態は変わりません。とにかく、今まで切ったことが無いくらいステアリングを切らないとロールから抜けられないのです。

うーん!こんなに短いコースなのに、奥が深い!と感心しつつ最初の15分のラウンドを終えました。大体ストップ&ゴーで10周近く回ったようです。

 次ぎの組からはドリフト走行です。私は故意にドリフトさせる走りなんて見たこともなかったので、物珍しくて小雨の中をコース脇に立って見ていました。なんだか面白いようにみんなテールを振ってコーナリングしていきます。よく狙ったようにコーナーに沿って回るものだと感心しながら見ていました。勿論、中にはドリフトしそこなって、そのまままっすぐ普通に走っていく車もいました。

すると、1組目の走行開始間もなく、アナウンス(レースの実況みたいに入るんですねー)のお姉さんが、
『あーっつ、早くも一台突っ込みました!白のシルビアです、、!』、、 、と絶叫!見るとなるほどS字の出口付近イン側のドラム缶のバリアに一台頭を突っ込んでいます。

『今日はコースアウト早いですね、雨ですから滑るんでしょうか、、』と事も無げにアナウンスを続けています。(なるほど、こういうことはしょっちゅうあるんだ、、私も気をつけなくちゃ!)、とついわが身を按じてしまいました。幸いシルビアは自力で脱出できた様でした、

用意された昼食は定番のカレーライスでしたが、外では朝エントリーを募集していたランチタイムレースが始まりました。僅か5周なので私も出てみたい、と思ったのですが、初めてだし、雨だし、おまけにドリフト組との混走だというのでぶつけられでもしたら、、と遠慮しときました。初心者マークのロードスター君は果敢にもエントリーして無事完走していました。女性ドライバーも何人かエントリーしていて、紹介の時愛嬌もよろしく手を振るお姉さんもいましたが、残念ながら彼女は最下位でした。でも、拍手! 
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