駅ベンチの歴史

次世代型
平成28年に登場した新たなタイプで、両側に肘掛けが設けられているのが特徴です。
新標準型の置き換えに向けて設置が進められており、駅により若干の配色違いがあります。

設置駅・学芸大学 自由が丘 武蔵小杉 大倉山 三軒茶屋 用賀 溝の口 南町田グランベリーパークなど
簡易型
次世代型と並行して設置が進められており、その形状からしっかり座るというよりは軽く腰掛ける程度の感覚です。

設置駅・渋谷 自由が丘 武蔵小杉 池尻大橋 駒沢大学 用賀 溝の口など
新標準型
平成19年に登場したコクヨ製です。平成後期の東急線を代表するベンチで、全盛期は8割の駅で見られました。
いくつかのカラーバリエーションが存在し、以降に設置された待合室ではこれベースとしたものが設置されています。次世代型や簡易型の登場により、平成28年以降置き換えが始まっています。

設置駅・鉄道線の殆どの駅(上記リンク先も参照のこと)
標準型
JR東日本など他社でも見られるコトブキ製で、下のリサイクル型よりコスト削減を目指して登場しました。
しかし、そう多くは普及せず、後続の新標準型に切り替わりました。

現存駅・ 横浜 目黒 長津田7番線 恩田 こどもの国 世田谷線各駅
リサイクル型(消滅)
使用済みの乗車券類をリサイクルして作られたもので、座版1枚につき、紙きっぷ25%~40%(1,500枚前後)、カード類10%~25%(320枚程度)に加え、廃プラスチック40%~60%が原料となっています。
当初は従来型の後続になるとも噂されましたが、リサイクル品ゆえにコストがかかるのか、少数に留まりました。
蛇足ながら、名鉄では今日でも多くの駅で見られるポピュラーな存在です。
汎用型(消滅)
東急線に限らず、他の鉄道駅でも見ることのできるコトブキ製のシェルチェアです。
当時の営団側が設置したのか、中目黒や(新)渋谷といった共同使用駅において見られました。
従来型
コトブキシーティング製で、かつては東急線各駅で広く見られたものでしたが、後述する新標準型への取り換えで淘汰されました。とりわけ冬場にベンチに触れると、静電気が走った方も多かったのではないでしょうか。
すでに消滅したとみられていましたが、恩田に標準型との合いの子の存在が確認されました。