計画第1号艦 戦艦「大和」
ある日、仕事場の前の池でご老人とお孫さんが船のラジコンで遊んでいるのを見かけた。
ほほえましい光景だが、ラジコン自体はすごく本格的。
船体は遠洋漁船タイプで自作、動力はエンジンでスピードもかなり出ている。
見ていてなんだかすごく楽しそうだったので、自分も船のラジコンを作ってみたくなった。
が、知識も経験も機材も無いので、なにをどうすればラジコン艦船を楽しめるかわからない。
う〜む、どうしょうか・・・・・
まぁ、迷っていても仕方がない。ここは行動あるのみ!
とりあえず、低コストで最低限の無線コントロールが出来る事を目標にぶっつけ本番、現物あわせで作ってみよう。
一作目の艦はノウハウを蓄積するたの、試作艦とするのだ!
船体はプラモデルを流用しRC部品はTOYラジコンのものを移植してしまおう。コレが一番簡単に思われる。 早速、近所の模型屋をのぞいてみたが、艦船のプラモデルはウォーターラインシリーズばかりで、モーターライズできる手頃なプラモデルが無い。 それに僕自身、プラモデルなんて作ったことがないので本格的ものは最後まで完成できるかどうか怪しい。
悩んだ末に選んだのが、組み立ても簡単そうでお値段もお安いニチモの30cmシリーズ(800円)。
どの船を選んでも30cmになる不思議なシリーズだが、吃水や艦底の形は違うので一番幅広の船体を持つ戦艦大和を選択。RC部品はラジカンという車のTOYラジコンのものを流用。これを選んだ理由がトイザらスで約1,500円と安かったから。
しかし、結論から言うとこの組み合わせは初心者には難しすぎ!
船体が小さすぎて、RC部品を組み込むのが困難なのだ。 ラジカンのRCは3Vを要求するので、電池も小さいものに変えなくてはもともとの単3乾電池2本では重量オーバーで沈没必死だし、 あと、舵をどうするかも問題。
ラジカンのステアリング装置は大きすぎてそのままでは搭載不可能なのだ。
電池は、単5×2本(後にCR2×1)にすることで軽量化。
どうにか舵の方も、軽量化出来ないかと、ステアリング装置を分解してみると電磁石を使ってステアリングしていることがわかった。
そこで思いついたのが、この電磁石とピップエレキバンの小さな磁石を使った舵取り装置。
電磁石の極性を換えることで舵をきり、ニュートラルはエレキバンの磁石が電磁石の芯にに引き寄せられる力を利用して出すのだ。
超電磁力舵コントロール(大嘘)!
何はともあれ、これでコンパクトな舵取り装置を搭載することが出来ました。笑
舵棒に直接、エレキバン磁石を接着しています。
処女航海にて。 粗を隠すために逆光で撮影してます。笑
まるで雲に浮かんでいるようなシンメトリック大和
計画1号艦 戦艦「大和」 諸元
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スケール
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1/876 |
受信機
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タイヨー ラジカン流用
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全長
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300mm
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送信機
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タイヨー ラジカン流用
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全幅
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47mm
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モーター
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ラジカン流用130モーター
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装備重量
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133g
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バッテリー
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CR2リチウム電池×1
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備考・特徴
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・船体はニチモ 30cmシリーズ。
・電磁石による舵コントロールを装備。
・スタンチューブはボールペンの芯を使用。
・重量オーバーのため、喫水線がやや深い。
・無線到達距離が短い。15mぐらいか。 |
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