知られざるマジック:ザ・ギャザリングのルール変更

2013年5月24日

 ※今回は「マジック:ザ・ギャザリング(M:tG)」をご存じの方向けの記事となっております。

 「マジック2014」導入に伴う、2013年7月13日発効のM:tGのルール変更が昨日発表されました。 ジャッジの方のものを含めかなりの数のM:tG系日記サイトがこのルール変更を記事にしていましたが、一つ奇妙に思えたことがありました。 今回変更されるルールの一つが単なる以前のルールへの回帰であることを、誰も指摘していないのです。

 該当の公式のルール変更記事を引用します。

 現時点では(この記事を読んでいるのがこれらのルール変更の発効日の7月13日より前だと仮定しています)、土地をプレイする時、複数のルールや効果によって土地をプレイできる場合にはどのルールや効果を使っているのか宣言しなければならない、ということを知っていましたか? 知らない人がほとんどでしょう。実際、例えば《ムル・ダヤの巫女》のようなものをコントロールしていて土地をプレイする場合、正しいプレイは「これは追加の土地だ」と宣言することでした。さらに、《ムル・ダヤの巫女》を手札に戻してもう一度唱えることができ、そうしたらさらに土地をプレイできたのです。そして最後にターンに1枚の土地をプレイする、と。奇妙な話です。

 「マジック2014」では、「土地プレイの数」に注目した土地のプレイのシステムを導入します。何であれ土地をプレイしたい場合、既にそのターンの土地プレイを使い切っていた場合には、その土地をプレイすることはできません。(略)

「マジック2014」に伴うルール変更|マジック:ザ・ギャザリング」より

 具体的にはこのルール、現在のルール文書のCR:305.2です(この項目は近々変更になるのでしょう)。

305.2 通常、プレイヤーは、自分のターンの間に土地を1つだけプレイすることができる。継続的効果によって、この数が増加することがありうる。その種の効果が存在する場合、プレイヤーはどの効果によって、あるいは効果によらずにこのルールによって、土地をプレイするかを宣言する。

総合ルールビューア - Wisdom Guild」より

 上記記事で『奇妙な話』と評された現在のルールですが、以前は違っていました。 以前は、追加の土地のプレイを許す効果は、単に土地のプレイの上限を変更するだけであり、「どの効果/ルールによる土地プレイか」などという概念はなかったのです。 今度導入される新ルールと同様に。

 1999年の「デュエリスト・ジャパンvol.6」のルール解説から引用します。

Q.《踏査/Exploration(UZ)》を《冬眠/Hibernation(UZ)》で戻し、もう一度《踏査》をプレイしたら土地をまた置くことができますか?(愛知県の白崎さん)
A.いいえ。《踏査》が場に出ていることで、本来に加えて1枚余分に土地を置くことができるというだけです。
Q.また、《踏査》が手札に戻った状態で土地を置く(《踏査》の効果)ことは可能ですか?(愛知県の白崎さん)
A.いいえ。《踏査》の効果は、《踏査》が場に出ていなければ発生しません。

HOBBY JAPAN「デュエリスト・ジャパンvol.6」P.104より

 以前のこのルールは、M:tG公式サイトでも個人のM:tG系日記サイトでも完全になかったことにされています。 いえ、それどころか、昔のルールについても普段は詳しく述べているはずの「MTG Wiki」ですら、 このルールが存在したことは現時点では全く触れられていません(参考:「踏査/Exploration - MTG Wiki」)。

 昔のルールですから、ご存じない方も無論多いのでしょう。しかし今回の別のルール変更で、 過去のルール(5版ルールという、同じく1999年頃のルール)で可能だったいわゆる「流し撃ち」に似た行為がまたできるようになることは、 多くのM:tG系日記サイトで触れられていたのですから、当時のことをご存じの方も相当数おられるはずです。
 なぜ、誰もが以前の土地のプレイについてのルールをなかったことにしているのでしょうか。私には不思議に思えます。

媒体を考えてコンテンツを作る

2013年5月24日

 先日、漫画家の希有馬様の「これからマンガブログはじめようと思ってる人に伝えたいこと」という一連のツイートが話題になっていて、その中にこういった言葉がありました。

4:白黒かカラーか、本気で考えること! webでは自在に色がつけられますが、印刷物でカラーはコストが跳ね上がります。つまり、本の値段が上がり出版社のリスクが上がります。多くの場合、カラーのブログは白黒に描き直されることになります。作業的に二度手間です。

Twitter / KEUMAYA: 4:白黒かカラーか、本気で考えること! webでは自在に色 ...」より

「カラーをモノクロにすればいいじゃん」と思うかもしれませんが、カラーマンガを機械的に白黒化するととんでもなく読みにくくなります。ゆえに、カラーを機械的にモノクロ化して売れた本はほぼありません。カラーかモノクロかは真剣に悩んだほうがいいです。

Twitter / KEUMAYA: 「カラーをモノクロにすればいいじゃん」と思うかもしれませんが ...」より

 参考になります。このサイトもいずれ書籍化は避けられないでしょうから、その時は白黒にすることを念頭に、色づけに頼ったデザインは避けていきたいと思います。

 ちなみに、この言葉で思い出したのが、以前山手線で人身事故があった時に配られていた振替輸送の案内図でした。

山手線振替輸送案内図

 本来カラーの路線図を白黒コピーしているようで、路線の区別がほんとどつきません。 つくのは、太線で書かれているJR、破線・点線で書かれている舎人ライナーと徒歩だけです。
 白黒コピーなら、それにふさわしい図を使って頂きたいのですが。

高確率で勝敗のつく「新じゃんけん」

2013年9月15日

 じゃんけんは、日本一有名なゲームかもしれません。 しかしこのゲームには、参加人数が増えれば増えるほど引き分けになりやすいという、大きな問題があります。

 この問題を解決するため、「少数派が勝ち」あるいは「多数派が勝ち」などの特殊ルールが採用されることもありますが、 これもいちいち人数を数える手間がかかったりして、いまいちです。そこで私は、参加人数が多ければ多いほど高い確率で勝敗がつき、 人数を数える手間もかからない新じゃんけんを開発しました。

 従来のじゃんけんは、次の5つのルールでできています。

 新じゃんけんでは、5番目のルールを次のように変えます。

 これが、新じゃんけんの全てです。たったこれだけで、じゃんけんは格段に勝敗のつきやすいゲームになります。

 これを見て、「グー最強じゃん、だったらみんなグーを使うよ」という方もおられるかも知れません。 しかし、もし本当に皆がそう考えるなら、そこにパーを出せば一人勝ちできます。 そうなるとグーを出さない選択肢も出てくるわけで、安易にグーを出せばいいというものでもないわけです。

 多人数でもじゃんけんで勝負を決めようとする人は多いです。そういう時にはこの新じゃんけんは如何でしょうか?
 きっと、簡単に決着がつくはずです。