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制作発表会レポート  Vol.1

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【 出発〜FMホール −ある企み− 】

『2002年2月26日 火曜日 曇り』

雨が降らなくてよかった。ちょっと風が冷たくて寒いけどね。東京の空はどんなかな。

そんなことを考えながらバスと新幹線を乗り継ぎ、3時間以上かけて東京に向かう。東京は初めてじゃないけど、それにしても何年ぶりかな。

2月上旬に、CRAZEのホームページ上で、5月に発売の赤川サウンドノベルの原作を当てようというキャンペーンが開始された。原作を当てた応募者のうち抽選で10名にプレゼントがあるという。その抽選に当たったことが、今日アタシがこうして東京に向かう理由だ。そのプレゼントというのが、今日、千代田区の「TOKYO FMホール」で開催される制作発表会に招待していただけるというものだった。

正確にはアタシは最初の抽選にはもれてしまった。その後、制作発表会に参加できない当選者が出たために二次募集があり、アタシはそっちのほうに当選したのだ。ところが今日、アタシが参加することは誰も知らない。だってアタシは何日か前、自分のホームページとショウさんのホームページ「ゲームの洞穴」の掲示板に『参加できなくなってしまいました』と、宣言してしまったのだから。二次募集での当選者は明かされていないので、他には誰が来るのかわからなくても当然なんだけど、当選したことを名乗り出ている方もいて、お互いに会場で会えることを楽しみにしていた。だけど、『参加しない宣言』をしたアタシが来ることはまずありえない、と誰もが思っているはず。

驚かしてやろうっと。ふふ。(´∇`)

いっそのこと最後まで名乗らず、

あれは一体誰だったんだろう

という謎だけ残すことも考えたけど、みんながお互いに自己紹介する中で自分だけ名乗らないのも失礼だ。でも、ふつーに名乗っても面白くない。びっくりはするだろうけどね。もうちょっとインパクトが欲しいな。思案したあげくに、名刺を用意することにする。名乗らず黙って名刺を渡すことにしよう。今まで何度かオフには参加してきたけど、いつも名刺を渡す習慣があったのだ。その都度作るので、毎度名刺のデザインが変わったりする。

さて、あんなに迷子になることを恐がっていた私が、さほど迷うこともなく半蔵門駅まで来ることができた。何年か前に東京に来たときには、家に帰ろうとして、新幹線乗り場の場所を新宿駅で駅員さんに尋ねてしまったのは秘密だ。(^-^;)

受け付けは2時からだけど、半蔵門駅を降りたのは12時45分くらいだった。受け付けがまだでも、外で他の参加者が早めに来ているかもしれないので、13時40分にはFMホールに行ってみることにしよう。半蔵門駅の一番出口から出て、裏に回ればドトールがあることはあらかじめ地図で調べてある。時間をつぶす場合はここでコーヒーを飲む予定にしていた。

ドトールでコーヒーとパンを一つ注文する。そういえば朝から何も食べていないのだった。でもおなかがすくどころか、胸がいっぱいでパンの味もわからない。苺ジャムとミルククリームのたっぷり入ったパンだった。普段はがぶりと食いつくけど、ここは東京。田舎者であることがバレないようにおしゃれに食べないと。指で小さくちぎり、口に運ぶことにする。が、うまくちぎれない。

うわ、へんな風にちぎれた。ジャムが出てきた。こぼれた。手についた!

ここは東京。田舎者であることがバレないように表情には決して出さないが、心はパニック状態。これ以上ひどい状態になって、服については困る。しかたなく大きな口を開けてパクっと食いつく。おかげで口の周りもべたべたになってしまった。化粧を直そう。もうそろそろ行かないといけないし、会場で誰かに会う前に、一通り身だしなみのチェックだ。ドトールのお手洗いで鏡に向かう。

ヘアスタイルよし。化粧よし。服装よし。きれいなパンツよし。

指差し確認が終わっていよいよ会場へ。

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あるときはサウンドノベラー
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