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        銀河列強種族である両生類種族、カエル人もゴンドワナでは珍しくない種族である。地球上では海底にアトランティス王国を築いており、ゴンドワナの覇権にはあまり興味はないものの海中では絶対の支配権を打ち立てている。 
       高度な科学技術を誇っており、各地に技術者や科学顧問として雇われることも多い。その一方で、科学への偏愛が過ぎるあまり歴史上悪名高い狂的科学者を多数輩出してきたことでも知られている。また、もっともよく知られるアトランティス科学の代表として、神秘の金属オリハルコンの精製技術を独占していることが挙げられよう。 
      パンダ人などはその秘密を得んと画策しているが、いまのところその試みは成功していない。 
       幼いカエル人を見ることは少ないが、幼少期はオタマジャクシであるがゆえに地上に出てくることが極めて希であることがその理由である。手足が生えて尻尾が無くなることでようやく一人前と見なされるカエル人であるが、半人前の尻尾をくっつけた少年少女を見ることはさほど珍しいことではない。 
       鉱脈や遺跡などを探す山師、王国にいられなくなった狂的科学者、王国の熾烈な学歴社会からドロップアウトした若者、雇われ科学者、水中での能力を買われた傭兵(フロッグマンと呼ばれる)、などなどがゴンドワナによくいるカエル人の代表として考えられる。 
        
       開拓者の拠点にしてゴンドワナ最大の都市キリマンジャロの支配者カルル・バトラーコス大公がもっともよく知られたカエル人であろう。その悪辣さとおそるべき食欲および肥満ぶりで有名であるが、アトランティスではお尋ね者であるという噂も強い。 
        
       イラストの山師が着ているのは防乾服。両生類である彼らにとって、身体が乾くことは死を意味する。ゴンドワナの宿屋にはカエル人用の水を満たした部屋などが常備してあるところも多い。 
       背中にはオリハルコンの三叉槍を担いでいるのが見て取れる。 
       カエル人の名前を考える際は、その鳴き声に由来するものを想像すればよいだろう。
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