■2001年8月■

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Flying Circus →


8/31
白木屋のCMで、なんで赤井秀和が槍を持ち上げてるんだろう、とぼんやり考えてたら、
ああ、「重い槍」なんですな。はふう。
今頃気づく速水も速水ですか。はふう。

もうすぐ終わるんで『ザ・トレンチ』観に行きました。
第一次大戦、ソンム攻勢前の塹壕の中の英軍兵士達を描いた地味な作品です。
一次大戦フェチの速水も満足。うう、イヤだイヤだ。
行きたくない戦場というのは数多くて、大体戦場なんかそもそも行きたかないんですが、
ソンム攻勢の第一派なんてモノはしみじみとイヤですのう。

制作費は安い映画でしたが(なんてったって舞台はみんな塹壕だ)、丁寧に作られた良い映画でした。
『バウンド』といい、安いけど丁寧な映画って好感が持てますよね。
デブの兵士が一番士気が高かったりするあたり定石破りだったり、
軍曹がやたらめったらかっこよかったり、
プライドだけで保っているような中尉に感情移入したり。
将校が兵士と明らかに階級が違う顔立ちにしてあったのも、それっぽかったですね。
しかし英軍のエンフィールドライフルは見るからにごつくて好きなんだけど、
塹壕では使いにくそうだなあ。

しかし、ホイッスルをくわえ、リボルバーを手にして腕時計を見つつ、
塹壕の壁に足をかけている将校というのはなんであんなに絵になりますか。

とりあえず、一次大戦ゲームがしたくなりました。うずうず。
8/29

H2A1号機が打ち上げ成功。ワー。
まずは関係者の方々、ご苦労様です。
これからもいろいろ多事多難だとは思いますが、応援しておりますよ。
有人、有人(囁)。

伝聞の伝聞というあやふやなアレではあるんですが、
とある知人が言ったという速水に対する発言にムキーとなりまして。
いや、その人は結構好きな人なんで、彼自身へのどうこうはないんですが、
しかし悔しいじゃござんせんか。

おお、おお、おのれ、ぎゃふんと言わせてやるわ。
嫉妬原動力生物たる速水のイグニッションに火をつけたことを後悔するが良いぞ。
ぬがががが。
8/28

『ザ・トレンチ』が今月いっぱいではないですか(焦)。

そういや、昨日は『パラダイス・トリガー』のリアクションが来ましたよ。
のほほんとしたキャラを送っていたのですが、さすがは軍事もの、
全然状況はのほほんとしてません。
次回はどうしよう。うう。
つーか、官僚主義なキャラの筈なのにわりと良識派になってきているような気もするし(笑)。
まあ、でも敗色濃い陣営の、それも中枢部で繰り広げられる権力闘争というのは
心躍るものがあるですね。

今月のSFマガジンはデイヴィッド・ブリン特集だったり。
速水のまわりには知性化シリーズスキーが多いので、喜んでるんだろうなあ。
あと『ソ連戦車のカムフラージュとマーキング』てな本を買ったり。
速水はモデラーでもなければとくに細かく戦車のことを研究しているわけでもないのに、
なんでこんなにソ連軍関係の資料は買っちゃうんでしょうね。
役に立つ日は来るんじゃろか。
つーか、絵を描くだけならもういらんじゃろうと思うのに(笑)。

8/27

ツクツクボウシが鳴いてますなあ(悲)。

JGCも終わったので、あとは秋まっしぐらです。
つうか、ギンギラに暑くて「夏だー!」という雰囲気だったのはやっぱ7月でしたねぇ。
あとはイベント続きで夏を満喫する余裕もなく。

って、まだ満喫してないよう(涙)。
ビヤガーデン行きたいよう(涙)。

世田谷の警官殺し、凶器がなんとククリではありませんか。
おっかねえ。ぶるぶる。

8/26

午前0時からは「柳川房彦のRPG百物語 第二夜」であります。
と言いつつ、柳川さんはお仕事で帰られたので、伊豆平成1号さんがバトンタッチで登場です。
こぢんまりしたトークショーなので、今夜はみんな車座になってお話ですよ。
お客さんの方にも自己紹介をお願いしたり、非常に楽しくありました。
ゲームショップの存在しない山形から来た人がいたりして、がんばってください。
あと、何故か愛知県から来た人が多かったり。
鈴木銀一郎先生も来ていただいてたのですが、はじめて遊んだゲームは百人一首だそうです(笑)。

で、トークショーも終わり深夜3時からまたフリープレイ会場でファースケープのセッションを。
朝8時に終了して、ええとチェックアウトが10時だから、少しは寝れるなと自室へゴー。

最終日は速水が参加せねばならない企画もあまりなく、フリープレイ会場で4回目の
ファースケープ卓を立てようと画策しますが全卓埋まっていてそれもならず(涙)。
おかげでランチバイキングをゆっくり楽しむことができました。

自分で卓を立てることはできなかったのですが、お友だちの荒井さんが『ピラミッド・ピラミッド』
というボードゲームの卓を立てていたのでプレイヤーとして参加させてもらいましたよ。
これは荒井さんのオリジナルゲームでして、ゲームフィールド大賞でも紹介されたなかなかに面白い作品なのです。
ピラミッド建設ものなので、公共工事がどうのとかピラミッド特定財源がどうのとかしゃべりつつ。
結果:2位
明らかな自分のケアレスミスで点数を減らしたのが痛恨で、ああッ、ああッ。
いくらがんばって2位でもそんなことでは価値はないわ(のたうち)。

15時半からはエンターブレイン新作発表会を見に行ったり。
鈴木一也先生の、『新世黙示録』紹介トークがずば抜けて面白かったんですけど。
あの風貌で、そして煽らず淡々とエーテルがどうの霊格がこうのと話されると宗教の講話にしか聞こえません。
ゼノスケープのサプリメント『カレイドスケープ』の発表もありました。よろしくお願いしますね(礼)。

そして閉会式は恒例の鈴木銀一郎先生「来年もまた会おうぜー」「おー!」でシメ。
いやあ、いいもんですね。うんうん。
その後、打ち上げ待ち中にバカカードを嗜んでみたり。
はやく雅号が欲しいなあ。
打ち上げのバイキングは、ランチバイキング突撃の後遺症が残っていたので満足に食べられなくてすごく残念(涙)。
そして打ち上げ会場でも始まるバカカード。バカですか。

はたまた疲労困憊して家路について、ひさびさに電車を乗り過ごしてみたりもしましたよ。

8/25

そしてトークショーは午前0時から。
会場では、その前に「ソードワールドコンベンション」て企画をやっていたのですが、
これが大盛況の様子で。こういう光景を眺めているとなんだかほっとするですね。
ソードワールドRPG……1989年に刊行が開始されたファンタジーTRPG。
国産RPGといえばまずソードワールドという時代がありまして。今年からまた新しい展開が始まりました。

んで、「柳川房彦のRPG百物語」であります。
新作RPG『特命転攻生』関連の話をいろいろと。
途中で「チャンピオンにおける番長漫画の系譜について云々」というネタも飛び交ったり。
会場に来た人には特命転攻生とゼノスケープのクロスオーバーデータをお土産で配布したり。
クロスオーバー大好きなんですよ。

で、トークショーが終わると「ゲームブックを語ろう」という企画を見物に行ったり。
雑誌『ウォーロック』とかゲームブックの話を安田均さんがにこやかに。
安田さんのトークは本人がえらく楽しそうでいいなあ(ほわわん)。

で、深夜3時からはいよいよフリープレイでファースケープのセッションですぞ。
そしてそのレポートはジャングル日和にゴーだ。
セッションが終わると自室に戻ってばたんきゅー。

12時前にごそごそ起き出して、海法さんと一緒に物販コーナーへ。
ゼノスケープはルールブックも小説も売れ行き好調の様子。ワーイ。
速水も混ざってサインなどごりごりさせて頂きますが、13時からまたファスケのセッションが迫っております。
レストランに駆け下り、JGCのなにが楽しみかってランチバイキングが一等の楽しみなので(ホテルのバイキング大好きー)
バイキングをがさがさと胃に投げ込み(涙)、ばたばたとフリープレイ会場へ。
まあ、その報告も別項で見てくださいよ。
18時にセッションを終了すると、今度は「井上純弌の未来型RPG宣言」見物にゴー。

まあ、FEARさん関連のゲームに関するトークショーでして。
前半は中島社長のアメリカはジェンコン話がいろいろと。アメリカは愉快そうじゃのう。

FEARゲームといえば『ドラゴンアームズ』というRPGが今回のJGCで先行発売されておりまして。
ファンタジーロボットもので、とある移動都市を舞台にしつつ、まわりは敵ばかりという「絶体絶命」な状況らしいのですが。
そこで速水の脳裏を駆けめぐった妄想は。
「やはり少年たちが徴兵されてフルメタルジャケットのよーなことに」
「変な歌をうたいつつ、教練場百周させられて、そのチェックも百回させてプレイヤーも疲労困憊なルールはどうだ」
「ロボット部隊に配属されたはいいが渡されたのは竹竿にくくりつけられた爆弾だったり」
「GMは『後退する者は射殺する』と絶叫したり」
「絵は小林源文でzbvみたいな悲惨な戦闘が」
「ううう、いつか殺してやる」
いや、そんなゲームではないようですが。

8/24

つうわけでJGCのはじまりです。
JGCというのはTRPGやTCG、ボードゲームといった無電源ゲームの宿泊イベントです。
8月は週末ごとにイベントがありやがりまして、JGCがいよいよトリですよ。

わりとギリギリまで仕事してたせいで準備がなってなく、あわてて荷造り。
SF大会のように重い荷物を抱えて這いずりまわるのはイヤなので、
持っていくものを極力減らすというヲタクらしからぬ方針で行ったり。ワーイ、ラクチン。

会場は一部のコミケ常連にはお馴染み晴海はホテル浦島。
17時半からの開会式間近に到着しつつ、速水はフリープレイ会場にファースケープセッションの卓取りにゴー。
そして盛り上がる開会式を横目に物販コーナーにご挨拶。
『ヴァルキリーズ・ギャンビット』を出した海法さんが、「著者サインいたします」と
大書された札を下げてまして、やる気満々です。
その後、いろんな企画が始まったばかりだというのに速水は部屋に引っ込んでセッションの準備。
と、思ったら「六畳和室東向き」のリエさんにご挨拶されたりして。ワーイ。
でかいイベントというのはいろんな人に会えるのがよいですねい。
ホテル浦島の部屋についてるユニットバスは相変わらず(?)狭苦しくて宇宙船の中みたいで嬉しくなったり。

準備を済ませてフリープレイ会場を覗いてみると、百木さんが早速ファースケープをしてますよ。
プレイヤーさんの反応も上々のようで、ウケてるウケてる。
その隣の卓ではTRPG.NET関連の知り合いがゴリゴリとキングスコートを遊んでいたり。
キングスコートとは、面白いウノみたいなゲームです(ひどい説明)。
ついでに速水のファースケープにお客さんは来るのかしらんと予約状況を見に行ったら、
はやくも予約用紙が引っ込められていて満席の様子。大人気じゃねえか。いいのか。

その後、ゼノスケチームでぞろぞろと食事にゴー。
ビールを飲みたかったのですが、このあといろいろ忙しくなるのでノンアルコールビールで代用。
いや、ビール一杯程度で支障をきたすわけはないのだけど、ノンアルコールビールは大脳食的な見地から
速水は実は相当好きだったりするわけで。
もっともらしい味がしながら、飲み下したあとの後味がなんともいえず代用臭く。
そういや去年も飲んでたな。

深夜に「柳川房彦のRPG百物語」というトークショーがありまして、
それにゼノスケープチームもお呼ばれしているのですが、その打ち合わせを喫茶店でしてみたり。
柳川さんは先に夕食を取ったそうですが、ここでもカレーを注文されて。
理由は「カレーが好きなもんで」。
ひとしきり食べ物話に。打ち合わせはどうした(笑)。

8/22

SF大会続報。
こんなことしたり、
こんなことしたり、
こんなこともしてみたり。
「懐かしいノリだ」とのコメントを頂きました。
インターナショナルが流れるSF大会というのも、はじめてじゃなかったかしら(笑)。

なんかいろいろと噂になってますが、黒磯の女児誘拐事件の犯人は同人屋って話で。
アーウー。

台風が来てますが、あまり景気良くなくてがっかり。
もっとこう雨がばんばか降って、風がびゅーびゅー吹いてだな。
盛り上げるだけ盛り上げといて、ちょっとがっかりしたぞオイ。

ファンロードをひさしぶりにじっくり眺めてみたり。
大体10年ぶりぐらい? ひゃー。
知らない人ばっか載ってるなかで六鹿文彦さんの漫画のネタはいちいち懐かしかったり。はふう。
おれはそれんへいだ
しかし、マイキャラのコーナー眺めてると絵を描きたくなりますね(おい)。
また投稿などしてみようかしらん(本気か)。

8/19

日が変わると「テーブルトークRPGの未来を語ろう!!」というトークショーがありまして。
会場に来ているデザイナーさん達による新作発表会みたいな感じになりました。
我々も『ゼノスケープ』サプリメントの話もできましたし、
あと『ファースケープ』の予告も好き勝手しゃべらせてもらった割にウケが大変良く、ワーイ。
ファスケは会場に来ていた秋津透さんにもウケが良かったのが嬉しかったです。ワーイ。

そのあとは深夜だろーがなんだろーが企画は続きます。
幸いに速水が立てた『ファースケープ』卓はあっという間に予約者が埋まりまして、ありがとうございます(礼)。
報告は近々ジャングル日和で書くとして、大変愉快なセッションができました。
ペンギン人のコックに恐竜をあやつる竜人に、大砲抱えたパンダ人にだんびら振り回す蛮人の4人とくれば、
楽しくないわけがありません。

まわりは特命転攻生やペンドラゴンのセッションや、『操り人形』の卓が立ったりして夜中でも元気です。
速水はGMして疲れてしまったのでぼーっとしてたり。
でも、ぼーっとするのもアレなので、ちょうど朝イチの企画で「ラジオ体操」てのがあるので行ってみましょう。
そこでえらくひさしぶりにラジオ体操第一などをやってみて、
ああいい気分だと思ってたら元気の良いお姐さん(お名前失念しました)の指導でごっつハードなのをやらされたり。

徹夜明けどころか、カラダがなまりきっているオタクども相手にアレは殺人行為だと思います。
気分は『1984年』の体操をするウィンストンそのまんまです。ギャー。
でも、お姐さんはカッチョ良かったなあ(惚れ)。
そんなこんなで、気分一新どころかへろへろになって戻った速水はしばし沈没。
あと、体操中に時計を落として動かなくなってしまったのが、アアッ、アアッ。
気に入ってたロシア製の時計なのにッ。
時計屋に持ってって修理しなきゃあ(がっくり)。

沈没から復帰して、またぞろ『BOOTHILL』の卓など準備してみますが客が来ません。
これ幸いと「宇宙開発の部屋」にかけ込みます。
いや、わざと客が来そうにないゲームを準備したんじゃないんですよ(涙)。
でも、「宇宙開発の部屋」はとにかく行きたかった企画でもあったのは確かなわけで。
大体速水も端くれの端くれとはいえ宇宙作家クラブに在籍しているわけで。

野田篤司さんをお迎えして、野尻抱介さんや松浦晋也さんや江藤巌さんが
日本の宇宙開発についていろいろ語るわけですが。
いやもう。
それはもう。
涙滂沱もので。
これだけのためにもSF大会に呼んで頂いたかいがあるってもんで。
速水も頑張ろう。
目標を持ってワンステップずつ具体的になにか行動すれば、いいことはあるのですよ。世の中。

感極まって頑張るモードになり、戻ってきた速水は『ギャラクシーエンジェル』のイベント
など眺めつつ、海法さんと萌えについて議論する始末で(へなへな)。

そんなこんなでSF大会も終了し、速水は重い荷物を抱えて帰宅。
ばたんきゅーと寝てしまったといいます。
金曜日からはJGCですか。忙しいなあ。

あ、トンデモ本大賞は『奇想天外SF兵器』(渓由葵夫、新紀元社)に決定したそうで。
ツッコミどころは多々ありますが、やはり「アーサー・C・クラークの『宇宙の戦士』」が
効果的だったのだと思われ。

8/18

SF大会に行って来ました。
百木さんの車に同乗させてもらうので、藤浪さん宅に集合。
藤浪さんはSF大会には行かれないんだけど、『ファースケープ』の受け渡しやらなにやらで。
速水は準備にかまけて寝坊してしまい、あわてることあわてること。
しかし、いくら車で行けるからといって、ロシア軍のサーベルやppsh41まで持っていくのはどうか。
おもーい。
で、百木さんのミニクーパーで幕張メッセへゴー。小さいクルマ大好き。ワー。

にぎやかな会場に着くと『アナログゲームを遊ぼう!!』に直行。
こういう場に来ると、いろんな人に会えるのがやっぱり良いですね。
ていとくさんとむしゅふしゅさん、IFCONでもよろしくお願いします。
コミケでお会いできなかった水城さんには梅崎さんなモーゼルを見せびらかし。
海洋堂の宇宙の戦士パワードスーツがお目当てだった五菱さんは入手に失敗した模様で(涙)。
あと、京都時代の顔見知りに続々と会えたのも懐かしかったですね。
つーか、人脈の方向性が狭すぎるんじゃないか速水(笑)。

マルチテーブルセッションに忙しい特命転攻生スタッフを後目に、空腹の速水は食事にゴー。
まだ準備が整ってなかったようで、長蛇の列がぞろぞろと。
速水の前に並んでいたあんちゃんなどキレかかる始末で。
でも、ソ連フェチであるところの速水は並ぶという行為はむしろ楽しいので平気です。便利ですね。
とはいえ売場のおばちゃんが愛想いいのが減点でしょうか(目をグルグルさせつつ)。

SF大会でRPGしに来る人なんかいないんじゃないの? と心ヒソカに思っていた速水の予想を裏切り、
特命にはお客さんがわんさか来てます。いやぁ良かった良かった(安堵)。
特命のルールブックは速水もちょろっと拝見しましたが、楽しげなルールブックというのは良いですね。うん。
近年はあまりないような気がするのですよ。
予想外にお客さんが来ているとはいえ、BOOT HILLを画策した速水は流石に無謀だったと見え、人が来ません。
かわりに松本富之さんに誘ってもらったのでドイツのトラック野郎な『アウフ・アクセ』など遊んでみたり。
しかし、マップにブリュッセルやらウィーンやらチューリヒやらトリエステやらミラノあたりまで入ってまして。
神聖ローマ帝国のトラック野郎と言った方がいいんじゃないのかなあ。

その後、何故か速水はソ連国旗を持参していたのでみんなしてインターナショナルなど歌いつつ
会場中央にあるモノリスを「解放」。
ウケてたウケてた(満足)。

その後徳岡さんのヴァンパイア&ワーウルフクロスオーバーセッションに参加してみたり(遊んでばかりだな速水)。
理想に燃えたソ連共産党員のPC達が日本に落ち延びてきて、ソ連再興を画策するも現実パワーはせちがらく。
高速増殖炉もんじゅ突入&小泉首相誘拐作戦という、革命なんだかテロなんだかを敢行しましたが
裏切りや保身のためパーティは瓦解。実に革命家らしい結末を迎えてしまったといいます。
いやぁ、人望のと現実的ビジョンのないリーダー(というか政治将校)は楽しいなぁ。

あッ、あと横っちょでテルミンのイベントがあったので、
生テルミンが聴けたのはとても嬉しかったですよ。
『戦闘妖精雪風』の製作発表もすぐとなりだったので、なまらカッチョエエ絵が拝めたし。

8/17

明日からSF大会ですよ。
「アナログゲームを遊ぼう!!」の盛況を祈りつつ。なむなむ。

「懐かしの飛行船ツェッペリン、64年ぶりに大空を舞う」という見出しでニュースを見て……
こんなのツェッペリンじゃないやい(涙)。
ガスをヘリウムに換えたのはまあ順当としても、ちっちゃすぎるやい(じたばた)。

『ツェッペリン』という映画があって、
一次大戦にイギリス軍の将校がツェッペリンの秘密を探るべくドイツに潜入するという筋書きで。
当然ドイツ軍が悪役なんだけど、どうも話が進むにつれドイツ軍に感情移入していくような展開に(笑)。
かーなり面白い映画なんだけど、ビデオを重ね取りして消してしまったと言います。
ぐっすん。
8/15

敗戦記念日であります。
靖国だなんだで世の中ざわざわしてましたね。
小泉首相が靖国参拝を決行したのは、中国の唐外相の「やめなさい発言」によるものであり、
参拝賛成派は唐外相に感謝すべきであるという唐沢俊一の意見に速水も賛成なのだけれども。

しかしなんだ、よく見に行っているTRPG系の掲示板で、
「日本人として靖国に行こう」とか英霊がうんちゃらとかみんな書き込んでいるのを見ると、やっぱ
ナンダカナーモーという気分になるわけで。
歴史勉強してっかお前ら? あ?

速水は靖国参拝にはシンプルな理由で反対です。
政教分離という問題は、まあ百歩譲って置いときましょうや。百歩。
A級戦犯に関する、東京裁判がどーたらいう問題もさて置こう。
一番の問題は、なぜ戦争にボロ負けした無能な指導者(A級戦犯含む)も一緒に拝まねばならんのかということで。

アジアを収奪したその責任に関しては多かれ少なかれどこもやっていることなので
一方的に責めるのもアレだという論法は一定の説得力があるかもしれないけど(免罪は出来ないぞ)、
戦略を持たずずるずる戦争し、いい加減な作戦を立て、前線の兵士を飢えさせ、それでも勝てば官軍で我慢できるところを
ボロボロの敗戦に追いやった、その無能な指導者をなんで崇め奉らにゃならんのよ。
会社を破産させた社長は尊敬されないでしょう。フツー。

そんな無能指導者たちも一緒に参拝される理由はただひとつ。
「負けおしみ」にほかなりません。
俺たちゃ正しかったんだ、という言い訳のための格好の殉教者に彼らは祭り上げられているのです。
悪い手本は悪い手本として徹底的に批判的に分析し、拝んだりなんぞしない。
そうでなきゃ、次の戦争は勝てませんぞ。

「国を守るために犠牲になった云々」たぁ美しい言葉です。
そして実際に祖国防衛の信念に燃えて死んでいった兵士は多いでしょうが(そうでない人も多かったでしょう)
そもそも勝てない戦争をおっぱじめたのは誰ですか。ア?

あと「彼らの犠牲の上に現代の日本は存在する」という論法もありますが、
じゃったら女工哀史な人々や高度成長期の過労死サラリーマンもどこかで参拝してあげなければなりますまい。

大体全国戦没者追悼式って立派なものが8月15日にありましょうに。

8/14
「杉並Fローズの会」というコンベンションにお邪魔してきました。
ここは規模も雰囲気も居心地良くて、いい気分でゲームが出来る好きなところです。

速水は『FARSCAPE』でもGMしようかという計画もあったのですが、
藤浪さんがファスケを立てたこともあって『BOOT HILL 1st Edition』に決定。
西部劇RPGでして、銃撃戦ルールしかないというシンプルかつスリリングなルールで大好きなのです。
銃を向けられておっかないRPGは、ほぼこれだけでありましょうぞ。

で、結果はPC4人中3人射殺に成功。バンザーイ。
PCの敗因がGMにとっては実に愉快で、
バッファローライフルというBOOT HILLでは長距離戦においてほぼ最強を誇る銃があるのだけど、
みんなよほどこれに惚れ込んだのか、パーティの主武装となりまして。
他のPCが持っていたライフルも旧式の銃で発射速度が遅く。
ゲームでの一番ポピュラーなライフルは、射程はそこそこなんですが連射性能に優れてるわけで。
で、PC側の銃は連射が不可能な銃ばかり。

結果は連発銃が単発銃を圧倒するという、
なんだかスーダンでの英国軍対マフディー軍といった雰囲気で。
実に19世紀後半的植民地戦争な様相を呈したのでありました。ワー。

皆さんお疲れさまでした。
また遊びましょう。殺しますよ。ぎらぎら。

8/13

先日、桂令夫さんちにお邪魔して『Rus'』なるマルチゲームをしてきました。
紀元前200年から16世紀までのロシア史を扱うというすさまじいゲームで、
テーマがテーマなのでお誘いいただいた次第。有り難うございます。ははー。

なにがすさまじいって、プレイヤー4人で32種類もの民族を扱うっちゅーんですからアアタ。
しかも、ロシア史に詳しい4人が集まってもよくわからない民族がいる始末。
民族解説が付いているので読んでみても、なにをしていたのか要領を得ない民族が続出。

最初のターンはBC200年。はるか地中海世界では共和制ローマが台頭しつつある時代のロシア。
って、なんですかそれは。皆さん文字って知ってますか。
黒海まわりにはスキタイ人が広大な地域を支配してて、
ユニットの絵も鎧を着てて他の民族に比べれば文明の香りが漂います。
スキタイとはさすがは紀元前、と感心していると、突如東方からサルマティア人が襲来。一掃されるスキタイ。
あっけない展開に愕然とする一同。
これはエスニック・クレンジングなゲームなのか!

なんせ1800年間を遊ぶゲームなので、まさに盛者必衰ただ風の前の塵に同じってもんなのです。
しかし、ロシアは民族の通り道ですか。
次から次から東方より騎馬民族が来るわ来るわ。
フン族が、マジャールが、アヴァールが、ハザールが、ペチェネーグが、ポロヴェッツが。
彼らが帝国を築いたと思う間もなく、次の民族に蹂躙されていく非情の歴史。
しまいにはかのモンゴルがやって来ますぞ。

で、この騎馬民族どもが強いのなんの。
足が早いわ戦闘に強いわ相手が騎兵なら自分の民族に吸収できるわ。
騎馬民族にあらずば人にあらずって感じでしたよ。
一方で北方の森の中には紀元前から地道に生き残ってる民族がいたりもするのだけれども。
そうこうしているうちに、ヴァイキングが黒海やカスピ海に大冒険を試みたり
キエフ・ルーシが勃興して燦然と威光を輝かせたり。
つーてもそれはあくまで世界史のど田舎ルーシでのお話で、資料を見てみるとキエフ大公スヴャトスラフ
てなおっさんはバロウズ書くところの蛮人とさして変わっておらぬのですが。

そしてポーランドが台頭してキエフを占領し、ノヴゴロドが北方の雄となり
ポロヴェッツが砂塵をまきあげステップに侵入し、
もうすぐ西方からチュートン騎士団がやってきて、さらに恐ろしい恐ろしいモンゴルの気配が漂ってきたところで時間切れ、
日をあらためて続きを遊ぶことになりました。

なんといいますか、西から東からいろんな民族がずかずかやってくる中を生きてきたスラヴ人というのは、
そりゃあものすごい連中なんだろうなあと感慨を深くしてしまったわけですよ。
速水はべらぼうに面白かったのだけれども、ロシア史を全然知らない人は果たしてどうなのかな(笑)。

とりあえず、『イーゴリ公遠征記』を読んでプロコフィエフやボロディンをBGMに遊ぶのがステキなゲームだと思われます。
8/12

簡易日記をずるずる続けてもそれだけで状況が劇的に改善されるわけでもないので(苦笑)、
仕事が一段落したわけではないのですが、普通日記に戻そうと思います。
んでも、引用はサボるかも。あれが一番時間食うので。つーかチョイスするのが結構手間だったり。

えらくまた涼しいコミケでしたね。実にもってらくちんでしたよ。
ボストーク通信社にもたくさんの人が来ていただき、本当に嬉しいです。有り難うございました。
差し入れもたくさん頂きましたし。果報者じゃのう速水は。

フランス人は愛す旗の光
ドイツ人はその歌うたう
モスコー伽藍に歌ひびき
シカゴに歌声高し

高く立て赤旗を
その影に死を誓う
卑怯者去らば去れ
我等は赤旗守る
「赤旗の歌」


8/8
新刊、出ますよー。
あと、WAKWAKへの引っ越し作業も淡々と。コミケ明けには移動すると思います。
そのついでにいろいろサボってる細かい更新もしちゃおう。
最近涼しいですね。エアコンつけずに済むのはやっぱ楽で。つけてもドライ程度なんだもんな。