Serial ATAUについて
S-ATA II は、現行の S-ATA 1.0 と互換性のある上位規格になります。
また一口に S-ATA II といっても 、
フェーズ1 (Phase 1) と
フェーズ2 (Phase 2) という
ふたつの規格があります。
第1段階(フェーズ1)では、NCQ(Native Command Queuing ネイティブ・コマンド・キューイング)などの
機能拡張による性能向上が計られますが、データ転送速度は S-ATA 1.0 の 150Mbytes/s と
同じとなります。
第2段階(フェーズ2)では、データ転送速度を S-ATA 1.0 の 150Mbytes/s から 300Mbytes/s へ2倍に
高速化することや、ドライブ接続数の拡張などが行われます。
S-ATA II フェーズ 1 は NCQ(Native Command Queuing) 等の機能をサポートします。
NCQ(Native Command Queuing)とは、ハードディスクのアクセスを最適化することにより性能を
向上させる新技術です。
複数のコマンドを効率のよい順序で処理し、全体的なアクセスを最適化します。
S-ATA II HDD はマザーボードの Serial ATA コントローラ側の対応と一体となって
パフォーマンスを発揮できるようになります。
「フェーズ2」と呼ばれる規格では S-ATA1.0 と同じケーブルおよびコネクタが使用されます。