2017年
08/04  福岡で13年に盗難の木像3体、京都の寺で発見

福岡県添田町は3日、同町中元寺の薬師堂で2013年に盗まれた町指定文化財の木像3体が京都府内の寺で見つかったと発表した。3体は返還された。町によると、3体は「酉の神」と「戌の神」、「亥の神」(いずれも高さ約1・1メートル)。江戸時代前期の作とされる。京都の寺側の弁護士によると、3体は14年5月頃、寺側と面識のある男性から寄贈された。今年6月、寺が仏師に修復を依頼したところ、盗難品との指摘を受け2日、町職員らに引き渡したという。木像は一部が傷んでいたが、ほぼ完全な状態で返還された。

読売新聞より。

毎日新聞より。 京都国立博物館で開かれる開館120周年記念特別展覧会「国宝」で公開されるとのこと。展示期間は10月31日〜11月26日

産経新聞より。

東京都台東区の全生庵の「幽霊画展」で、鏑木清方(1878〜1972年)による幽霊図「茶を献ずるお菊さん」が公開されている。94年前の関東大震災で焼失したとみられていた“幻の作品”だが、このほど所在が確認され、東京都内の画廊・加島美術が入手した。
加島美術などによると、この作品は1906年、落語中興の祖、三遊亭円朝(1839〜1900年)の七回忌法要が営まれた際に絵はがきの図柄として使われた後、所在不明になっていた。

東京新聞より。 全生庵で開催中の「幽霊画展」で公開。

産経新聞より。 コレクションは島根県立美術館開館20周年を迎える平成31年3月に企画展を予定

朝日新聞より。

国の重要文化財のうち個人が所有する美術工芸品について、博物館や美術館に預けて公開することを条件に、相続税納付を猶予する仕組みの創設を文化庁が検討していることが24日分かった。2018年度の税制改正要望に盛り込むとのこと。
文化庁によると、国宝を含む個人所有の重文美術工芸品は全国に702件(5月時点)あるが、うち刀剣や書跡・典籍を中心とする約100件は相続時の売却などで所在不明になっている。公開に消極的な所有者も多い中、納税猶予で専門施設での適切な管理と公開を促す狙い。
11年度の税制改正でも同様の仕組みを要望したが認められなかった。(共同)

中日新聞より。

金沢市の西光寺が保管してきた銅製の立像が、鳥取県大山町の大山寺が所蔵する国の重要文化財「銅造十一面観音立像」と酷似していることが、帝塚山大(奈良市)の杉崎貴英准教授(仏教美術)らの調査で判明した。
西光寺の立像は、もともとは富山県にあったもの。それ以外の来歴は、はっきりしないようだ。立像が富山県に縁があることを知った富山考古学会が五月に調べ、その内容を杉崎氏に連絡したところ、外見が十一面観音立像に似ているという指摘を受けた。

中日新聞より。

時事通信より。

産経新聞より。美術館公式サイト

AFPBB Newsより。

時事通信より。スクラップ2010年3月23日「大阪で重文の仏像盗まれる 無人の寺」(共同通信)の続報