2017年
03/03  クリムト風景画「農家の庭」に67億円 過去最高額で落札

産経新聞より。

テレビ東京の番組「開運!なんでも鑑定団」で、「曜変天目茶碗」と紹介された茶碗の鑑定結果を疑問視する陶芸家が、放送倫理・番組向上機構(BPO)に番組内容の審議を求める意見を寄せたことが、3日分かった。陶芸家は、愛知県瀬戸市在住で、曜変天目を長年研究している九代目長江惣吉さん。
番組は昨年12月20日に放送。徳島県の男性が所有する茶碗を取り上げ、古美術鑑定家が「曜変天目に間違いない」として2500万円の鑑定額を付けた。

毎日新聞より。スクラップ2017年2月28日「「曜変茶碗」 化学顔料ほぼ検出されず」(徳島新聞)の続報 関連記事:「テレビ東京なんでも鑑定団 「曜変天目茶碗」真贋論争 BPOは審議せず 「判定能力ない」」(2017.3.10付産経新聞)

AFPBB Newsより。

産経新聞より。

文化審議会は10日、平安時代後期を代表する装飾経として貴重な「法華経(久能寺経)」(個人所有)など7件を国宝に指定するよう文部科学相に答申した。他に国宝指定が答申されたのは、「銅造釈迦如来倚像」(東京・深大寺)▽「木造維摩居士坐像」(奈良・法華寺)▽「木造大日如来坐像・木造不動降三世明王坐像」(大阪・天野山金剛寺)▽「宋版一切経」(京都・醍醐寺)▽「平城宮跡出土木簡」(奈良文化財研究所)▽「奈良県東大寺山古墳出土品」(東京国立博物館)。
また重要文化財として、「東京地下鉄道一〇〇一号電車」(東京・地下鉄博物館)や、「日本丸」(横浜市)など37件を指定することも答申した。
登録有形文化財として、尻屋埼灯台(青森県東通村)、金剛寺本坊客殿ほか(大阪府河内長野市)、大隈重信記念館(佐賀市)など226件の建造物を答申した。
他の重文指定
 【絵画】紙本墨画鳥獣人物戯画甲巻断簡(東京国立博物館)▽紙本金地著色松図(同)▽絹本著色一休宗純像(奈良国立博物館)▽絹本著色兜率天曼荼羅図(岐阜・誓願寺)▽絹本著色日親像(京都・本法寺)▽絹本著色三十三観音図(京都・東福寺)▽絹本著色涅槃変相図(大阪・叡福寺)
 【彫刻】木造千手観音坐像(宮城・お薬師様文化財保存会)▽木造不動明王立像(東京・恵明寺)▽木造阿弥陀如来及両脇侍坐像(京都・廬山寺)▽木造神像・木造随身立像(広島・南宮神社)
 【工芸品】黒紅綸子地菊水文様小袖(国立歴史民俗博物館)▽割高台茶碗(東京・畠山記念館)▽白磁蝶牡丹浮文大瓶(東京国立博物館)▽花鳥蒔絵螺鈿酒器(京都国立博物館)▽三彩●(じ)●(ごう)(じこう)形香炉(京都・建仁寺)
 【書跡・典籍】万葉集〈紀州本〉(愛知・昭和美術館)▽密要鈔(京都・仁和寺)▽高麗版一切経(長崎・多久頭魂神社)
 【古文書】賀茂御祖神社絵図(京都国立博物館)▽中院一品記(東京大学史料編纂所)▽妙法院文書(京都・妙法院)▽勧修寺文書(京都・勧修寺)
 【考古資料】茨城県泉坂下遺跡出土品(常陸大宮市歴史民俗資料館)▽栃木県甲塚古墳出土品(下野市立しもつけ風土記の丘資料館)▽群馬県下宿遺跡出土品(太田市立新田荘歴史資料館)▽東京都野毛大塚古墳出土品(東京国立博物館)▽石棒(東京・くにたち郷土文化館)▽福岡県博多遺跡群出土品(福岡市埋蔵文化財センター)▽熊本県方保田東原遺跡出土品(山鹿市出土文化財管理センター)
 【歴史資料】陸奥国仙台領元禄国絵図関係資料(宮城県図書館)▽明国箚付(東京大学史料編纂所)▽ナデ六一四一号電車(埼玉・鉄道博物館)▽大日本史編纂記録(京都大学総合博物館)▽犬追物関係資料〈島津家伝来〉(鹿児島・尚古集成館)

朝日新聞より。 関連記事:「国宝に指定へ 新たに2体 臼杵石仏」(追加指定 2017/03/10付大分合同新聞)

AFPBB Newsより。

藤田美術館(大阪市)が所蔵する中国美術30点以上が15日、米ニューヨークで競売商クリスティーズのオークションに掛けられ、中国宋代の画家・陳容による絵巻「六龍図巻」(13世紀)が4350万ドル(約49億円)で落札された。クリスティーズによると、美術館の改装や所蔵品の保全のため出品した。日本の美術館がこれだけの数の所蔵品を海外のオークションに出品するのは珍しい。
六龍図巻は、龍や風景の水墨画などが約5メートルにわたり描かれた作品。清朝の乾隆帝のコレクションの一つで、美術商の山中商会経由で藤田に渡った。
このほか、殷・周時代の青銅器などが出品され、1000万ドル(約11億円)以上での落札が相次いだ。手数料込みの総売り上げは約2億6300万ドル(約298億円)だった。

時事通信より。

AFPBB Newsより。

第42回(2016年度)「木村伊兵衛写真賞」の受賞者が原美樹子氏に決まりました。対象作は、「Change」(The Gould Collection)です。本賞は、故木村伊兵衛氏の業績を記念して1975年に創設され、各年にすぐれた作品を発表した新人写真家を対象としています。

dot.より。

徳島新聞より。

2016年度の日本芸術院賞に、小説家の高樹のぶ子さん(70)や歌舞伎の市川左団次さん(76)ら9人が選ばれたとのこと。このうち、書家の高木聖雨(せいう)さん(67)、評論家の渡辺保さん(81)、作曲家の一柳慧さん(84)は恩賜賞にも選ばれた。
受賞者と受賞対象
【恩賜賞・日本芸術院賞】書家・高木聖雨=「協戮(きょうりく)」▽評論家・渡辺保=演劇全般の長年にわたる評論の業績▽作曲家・一柳慧=幅広い作曲活動
【日本芸術院賞】日本画家・西田俊英(63)=「森の住人(すみびと)」▽洋画家・根岸右司(ゆうじ、79)=「古潭風声(こたんふうせい)」▽小説家・高樹のぶ子=様々な類型の人間関係を緻密に考察し、豊かな物語性を織り込んだ小説を造型▽能楽師(シテ方)・大槻文蔵(74)=優れた舞台成果、大阪能楽界の発展と後進育成▽歌舞伎俳優・市川左団次=「助六由縁江戸桜」の髭(ひげ)の意休(いきゅう)役、「仮名手本忠臣蔵」の高師直役と桃井若狭之助役の演技▽歌舞伎長唄唄方・鳥羽屋里長(りちょう、81)=長年にわたる歌舞伎長唄の業績

朝日新聞より。

産経新聞より。

京都・嵐山で、近現代日本画を中心とする民営美術館を2019年夏以降にオープンさせる計画があることが28日、分かった。計画地は多くの観光客が行き交う渡月橋北詰西側の料亭跡地(京都市右京区)。アイフル創業者の福田吉孝氏が建設する。
美術館の運営は、近くの文化観光施設「小倉百人一首殿堂 時雨殿」の改修にも関わる不動産管理会社が担う見通し。「嵯峨嵐山日本美術研究所」も立ち上げ、専門の学芸員も確保した。日本画の企画展示などで時雨殿との連携も図る考え。
美術館では福田氏が個人で収集した日本画数百点を展示する。

京都新聞より。