2011年
08/10 親鸞の新たな直筆発見か 「西方指南抄」から紙片
共同通信より。
共同通信より。
東京国立博物館は18日、開催中の特別展「空海と密教美術」で16日から展示を予定していた重要文化財「両界曼荼羅図(血曼荼羅)」の一幅である「胎蔵界」(縦約4.2メートル、横約3.9メートル、平安時代 12世紀)の画面右下に長さ約5センチのしわができたと発表した。展示作業中に作品が落下したためで、展示を9月6〜25日に延期した。展示期間終了後に作品の裏に紙を当てる補強を施すとのこと。
毎日新聞より。「この曼荼羅図は平清盛が金剛峯寺に寄進したとされる」とのこと。
ゴッホ初期の油絵で、死後に大幅に加筆された「農民女性の頭部」の本来の色彩や筆致を探る調査が、岡山県の吉備国際大文化財総合研究センターで19日、始まったとのこと。紫外線やエックス線を当てて加筆箇所や絵の具の成分を調べ、加筆前の本当の顔を明らかにする。
所蔵するウッドワン美術館(広島県)によると、作品は1884〜85年の制作。1950年前後に2度修復され、髪や目、鼻の付近がオリジナルと違うことが加筆前の図版からわかっている。
同センターは、2008年にゴッホの「ドービニーの庭」を調査し、塗りつぶされて消された「黒猫」を発見した実績があり、同美術館が共同調査を持ちかけたとのこと。
読売新聞より。結果は来年3月に発表するとのこと。リンク先にある塗りつぶされた「黒猫」に関する記事:スクラップ2008年10月3日
共同通信より。大阪歴史博物館で10月3日まで展示されているとのこと。
松尾大社(京都市)は23日、同神社周辺の摂社、末社にまつられていた平安時代後期から鎌倉時代の神像17体が発見された、と発表した。平安後期の制作年代が記された神像もあり、研究者によると制作年代が分かる神像としては国内最古級という。
和歌山県立博物館の伊東史朗館長(日本美術史)が昨年から17体を調査し、いずれも高さ約30センチ〜50センチの木像で男神像7体、女神像7体のほか僧形像などがあったとのこと。平安時代後期が15体、鎌倉時代が2体と判明した。
このうち、櫟谷宗像神社(西京区)にまつられていた女神像1体の底には、墨書で制作年とみられる1143(康治2)年の文字があり、当時の同大社神主だった「秦頼親」の名も記されていたとのこと。またもう一体の女神像にも同じ内容とみられる記述があった。
701(大宝1)年創建の松尾大社には、一木彫りでは国内最古級とされる平安時代前期の神像3体(重要文化財)がある。
京都新聞より。
古美術・工芸などを多様なテーマで紹介してきた「日本の美術」(1966年創刊、至文堂編集、ぎょうせい発行)が9月12日発行の545号を最後に休刊することが分かった。
読売新聞より。
薬師寺(奈良市)は、平安時代後期に制作され、長く二天王像とされてきた重要文化財の2体(高さ各約1.1メートル)について、破損仏などから新たに2体を復元し、四天王像としたとのこと。
多聞天と、長く持国天とされていた重文の2体は寄せ木造りで、明治以前に破損したとされる。1904年の修理後、東京国立博物館で陳列されていた。
約10年前に2体が戻ってきたのを機に、寺が保管していた頭部と両腕のない破損仏を専門家が鑑定したところ、彩色や大きさ、彫り方の特徴が一致し、本来の持国天と判明。持国天とされてきた仏像は実は広目天で、しかも、右腕は増長天のものだったとみられる。
読売新聞より。「10月2日まで、岐阜市歴史博物館で開催中の「国宝薬師寺展」で初公開している」とのこと。
共同通信より。
1970年の大阪万博で「太陽の塔」の地下室に展示されたオブジェ「地底の太陽」を原寸大で再現した立体パネル(高さ3メートル、幅13メートル)が26日、報道関係者に公開されたとのこと。
地底の太陽は、塔の頭部にあたる「黄金の顔」、胴体にある「太陽の顔」、背面の「黒い太陽」に続く「第4の顔」と言われる。直径3メートルの太陽と幅13メートルに及ぶ左右に波打つコロナが表現される。万博後に兵庫県に寄贈され、その後、行方が分からなくなった。
読売新聞より。再現パネルは万博記念公園で開かれる「岡本太郎 地底の太陽」展で展示されるとのこと。8月27日から10月10日まで。
共同通信より。
藤田嗣治(1886〜1968)の、存在が知られていなかった油絵37点が新たに見つかったとのこと。ポーラ美術館が30日、発表した。
同館によると、作品は1956〜58年に制作されたとのこと。いずれも1辺が10〜30センチほど。子どもがパイプやたばこをくわえたり、職人に扮したりする姿が厚紙に描かれているとのこと。この作品群を藤田の遺族から買い求めた国内の収集家が今年6月、同館に寄贈を申し出て存在が明らかになった。もとは藤田のフランスのアトリエにあったとみられるという。似た絵柄としては58〜59年の連作「小さな職人たち」がすでに知られている。
朝日新聞より。見つかった作品は9月6日からポーラ美術館で展示されるとのこと。






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